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第15話 誤解と勘違い。 (王妃 * 陛下の視点)
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なんてステキなの……!
彼を前にして、胸が大きく高鳴った。
真っ白なジュストコールは、その王族らしい細身の引き締まった身体によく似合っていた。中のレイヤードには、金糸で刺繍が施されている。胸元に結ばれたクラヴァットは、瞳と同じ深い青色。
馬車に乗りこむため、そっと手を差し伸べられ、微笑みかけられる。
もう、それだけでドキドキしてどうにかなりそう。
「最高に、キレイだ」
馬車が走り出すと同時に、耳元で彼が囁いた。
そうかしら。わたくし、キレイかしら。
ほめられればうれしい。彼からほめられれば、それだけで自分に自信が持てる。
恥ずかしくってうつむくと、この日のためにと選んだ、青いドレスが目に入った。
陛下の瞳の色を意識して選んだドレス。最後まで悩んでいたけど、今はこのドレスにしてよかったと思う。
馬車は、王宮を抜け、沿道で国王夫妻を待ちわびる民衆の中へと走っていく。
われんばかりの歓声。沿道だけじゃない。その両側にある建物からも、人々が身を乗り出し、わたくしたちを一目見ようと頑張っている。
無蓋馬車の上、その歓声に応えるように手を振り、笑顔をみせる。
時折、陛下と視線を交わし、微笑み合う。明るい太陽の日差しを浴びて、陛下の髪が黄金に輝く。
わたくし、この日のことを生涯忘れないわ。
この国の王妃として、国母となる者として必ず責務を果たすわ。この国の平和と幸福が永遠に続くように。子を成し、この国を陛下とともに守り立てていくと誓うわ。
「マリアローザ、どうした?」
陛下が、私に顔を寄せる。泣いていたことに気づいたのは、そっと涙を拭われたからだ。
「なんでも、ありません。わたくし、うれしくて……。こんなに受け入れていただけるとは、思ってもいませんでしたから」
成金女、身分を金で買った卑しい女と陰口をたたかれるのではないか。
たいした血筋でもないのに、王妃に収まった、ずうずうしい女。
だから、陛下をはじめ、誰にも愛されないと思っていた。
それが、昨夜は思いがけず、女の幸せ、愛される悦びを陛下に教えられた。子を成すために交わるのではなく、愛し合うために交わった。
そして、今、こうして国民から歓び迎え入れられている。
もう、幸せすぎてどうにかなりそう。今、この世界に、わたくし以上に幸せな人などいないのではないか。そんなふうにすら思えてくる。
「マリア……」
陛下が、わたくしの肩をグッと抱き寄せた。
そのはずみに、たまった涙がまたこぼれ落ちて……。
「あっ……」
コプンと、なにかが排泄された感覚が、下肢から伝わる。月のものに似た、それ。
思わず、その感覚に身体を震わす。
陛下は気づかずに、そのまま肩を抱きながら、沿道の歓声に応えている。
あっ、あっ、やっ、あ……。
馬車の振動に合わせて、トロトロと流れ落ちてくる。朝も感じたけど、自分の意志とは関係ない排泄感に、背筋がビクビクする。
海綿で押さえているけど、これ、あふれちゃったらどうしよう……。
ドレスにへんなシミを作ってないかしら。どれだけあふれてしまうか、月のものと違うから想定が出来ない。
それに、せっかくの子種が……。
そのことを考えて、意識してしまうと、もう沿道に手を振る余裕なんてなかった。
笑顔だけはどうにか顔に張りつくけど。それ以外はちょっと……。
気がつけば、馬車は王宮の中庭に到着していた。衛兵たちがズラッと居並び、宮殿までの道を作り出す。
先に馬車から降りた陛下が、私の手を取る。
おそるおそる降りるけれど、やはり出るのを止められない。
あっ、やあっ……。
クポンと膣から吐き出される感覚に、ピクンと背筋が反応する。脚に伝ってきてないから大丈夫だとは思うけど、この感覚、気持ち悪い以外の何ものでもない。
「マリア……」
陛下が、歩きながら私を抱き寄せる。
「今夜、アナタの寝所に行ってもいいだろうか」
「ええ、お待ちしております」
とりあえず、そう言ったけど。
今の私はそれどころじゃないの。
早く、着替えて湯あみしたい。夜なんて、正直どうでもいいわ。
* * * *
やはり、この女は美しい。
パレードに出るため、中庭で待っていたオレの前に現れた、マリア。
深い青のドレス。繊細な白いレースでおおわれたそれは、派手な中にも上品さをにじませている。新妻らしく控え目に露出したデコルテ。白いうなじは、見ているだけで口づけしたくなってくる。あの鎖骨のあたりを吸ってやれば、どんな声をあげるのか。
やってみたい。やってみようか。
そんな衝動をグッとこらえて、馬車へと導く。
「最高に、キレイだ」
言葉にウソはない。
パレードの最中、沿道に手を振りながら、彼女を観察する。
よくくびれた腰。ドレスを押し上げている、豊満な胸。結婚式のときはわからなかったが、この女、本当にいい身体をしている。
品よく結い上げられた黒髪には真珠の髪飾りがあしらわれ、ゆるやかに毛先がカールしながら背中にむけて流れる。
その初々しい髪型も悪くない。
好ましい。いや、好きだとハッキリ断言できる。
この髪を大いに乱して、その赤い唇を貪りたい。息すら呑み込む勢いで口づけ、その細い腰を抱き寄せ、ドレスを脱がす。
ドレスに隠された豊満な胸、細くくびれた腰の先にある、あの秘めやかな場所。
処女を失ったばかりの彼女のそこはまだ狭く、挿れるのに少し苦労するが、挿れてしまえば、こちらの形を覚えようとするかのように、大きく蠢く。奥へと誘われるような、うねるような動き。その中で果てるのは、何度だって味わいたい、素晴らしい感覚だった。
マズいな。
ヘンなことを考えていたせいか、キュロットの下の、陰茎が張り詰めだした。
「マリアローザ、どうした?」
気づけば、隣でマリアが泣いていた。
しまった、オレの考えていたことがバレてしまったか? そう思ったが、それは杞憂だったらしい。
「なんでも、ありません。わたくし、うれしくて……。こんなに受け入れていただけるとは、思ってもいませんでしたから」
マリアは、涙の理由をそう話した。
そうか。不安だったんだな。
この国に来て、自分がどう思われるか。
成金女。金で王妃に成り上がった女。
そんなウワサがあることは承知している。オレだって、最初はそう思っていた。
だが、今は違う。
「マリア……」
お前は、オレにとって最高の妻だ。
「あっ……」
肩を抱き寄せると、マリアがその身体をかすかに震わせた。
馬車の振動でわかりにくいが、時折、ビクン、ビクンと身体を震わせる。
なんだ? 抱き寄せただけで感じているのか?
少し強張った身体。笑顔ではあるけれど、どこかぎこちない。心なしか、頬も赤い。
その様子に、オレの陰茎もさらに膨らみ始める。
「マリア……」
王宮に戻ってからも、歩きながら、その愛おしい身体を抱き寄せる。
「今夜、アナタの寝所に行ってもいいだろうか」
本当は、このまま寝所になだれこみたいところだが、さすがに今からはマズいだろう。パレードで疲れているだろうし、お楽しみは取っておいた方がいい。
グッと理性を働かせる。
「ええ、お待ちしております」
恥ずかしいのか、視線を合わせないままマリアが答えた。
本当に、こういう控え目な態度の彼女はもっと抱いていたいほど愛らしい。
彼を前にして、胸が大きく高鳴った。
真っ白なジュストコールは、その王族らしい細身の引き締まった身体によく似合っていた。中のレイヤードには、金糸で刺繍が施されている。胸元に結ばれたクラヴァットは、瞳と同じ深い青色。
馬車に乗りこむため、そっと手を差し伸べられ、微笑みかけられる。
もう、それだけでドキドキしてどうにかなりそう。
「最高に、キレイだ」
馬車が走り出すと同時に、耳元で彼が囁いた。
そうかしら。わたくし、キレイかしら。
ほめられればうれしい。彼からほめられれば、それだけで自分に自信が持てる。
恥ずかしくってうつむくと、この日のためにと選んだ、青いドレスが目に入った。
陛下の瞳の色を意識して選んだドレス。最後まで悩んでいたけど、今はこのドレスにしてよかったと思う。
馬車は、王宮を抜け、沿道で国王夫妻を待ちわびる民衆の中へと走っていく。
われんばかりの歓声。沿道だけじゃない。その両側にある建物からも、人々が身を乗り出し、わたくしたちを一目見ようと頑張っている。
無蓋馬車の上、その歓声に応えるように手を振り、笑顔をみせる。
時折、陛下と視線を交わし、微笑み合う。明るい太陽の日差しを浴びて、陛下の髪が黄金に輝く。
わたくし、この日のことを生涯忘れないわ。
この国の王妃として、国母となる者として必ず責務を果たすわ。この国の平和と幸福が永遠に続くように。子を成し、この国を陛下とともに守り立てていくと誓うわ。
「マリアローザ、どうした?」
陛下が、私に顔を寄せる。泣いていたことに気づいたのは、そっと涙を拭われたからだ。
「なんでも、ありません。わたくし、うれしくて……。こんなに受け入れていただけるとは、思ってもいませんでしたから」
成金女、身分を金で買った卑しい女と陰口をたたかれるのではないか。
たいした血筋でもないのに、王妃に収まった、ずうずうしい女。
だから、陛下をはじめ、誰にも愛されないと思っていた。
それが、昨夜は思いがけず、女の幸せ、愛される悦びを陛下に教えられた。子を成すために交わるのではなく、愛し合うために交わった。
そして、今、こうして国民から歓び迎え入れられている。
もう、幸せすぎてどうにかなりそう。今、この世界に、わたくし以上に幸せな人などいないのではないか。そんなふうにすら思えてくる。
「マリア……」
陛下が、わたくしの肩をグッと抱き寄せた。
そのはずみに、たまった涙がまたこぼれ落ちて……。
「あっ……」
コプンと、なにかが排泄された感覚が、下肢から伝わる。月のものに似た、それ。
思わず、その感覚に身体を震わす。
陛下は気づかずに、そのまま肩を抱きながら、沿道の歓声に応えている。
あっ、あっ、やっ、あ……。
馬車の振動に合わせて、トロトロと流れ落ちてくる。朝も感じたけど、自分の意志とは関係ない排泄感に、背筋がビクビクする。
海綿で押さえているけど、これ、あふれちゃったらどうしよう……。
ドレスにへんなシミを作ってないかしら。どれだけあふれてしまうか、月のものと違うから想定が出来ない。
それに、せっかくの子種が……。
そのことを考えて、意識してしまうと、もう沿道に手を振る余裕なんてなかった。
笑顔だけはどうにか顔に張りつくけど。それ以外はちょっと……。
気がつけば、馬車は王宮の中庭に到着していた。衛兵たちがズラッと居並び、宮殿までの道を作り出す。
先に馬車から降りた陛下が、私の手を取る。
おそるおそる降りるけれど、やはり出るのを止められない。
あっ、やあっ……。
クポンと膣から吐き出される感覚に、ピクンと背筋が反応する。脚に伝ってきてないから大丈夫だとは思うけど、この感覚、気持ち悪い以外の何ものでもない。
「マリア……」
陛下が、歩きながら私を抱き寄せる。
「今夜、アナタの寝所に行ってもいいだろうか」
「ええ、お待ちしております」
とりあえず、そう言ったけど。
今の私はそれどころじゃないの。
早く、着替えて湯あみしたい。夜なんて、正直どうでもいいわ。
* * * *
やはり、この女は美しい。
パレードに出るため、中庭で待っていたオレの前に現れた、マリア。
深い青のドレス。繊細な白いレースでおおわれたそれは、派手な中にも上品さをにじませている。新妻らしく控え目に露出したデコルテ。白いうなじは、見ているだけで口づけしたくなってくる。あの鎖骨のあたりを吸ってやれば、どんな声をあげるのか。
やってみたい。やってみようか。
そんな衝動をグッとこらえて、馬車へと導く。
「最高に、キレイだ」
言葉にウソはない。
パレードの最中、沿道に手を振りながら、彼女を観察する。
よくくびれた腰。ドレスを押し上げている、豊満な胸。結婚式のときはわからなかったが、この女、本当にいい身体をしている。
品よく結い上げられた黒髪には真珠の髪飾りがあしらわれ、ゆるやかに毛先がカールしながら背中にむけて流れる。
その初々しい髪型も悪くない。
好ましい。いや、好きだとハッキリ断言できる。
この髪を大いに乱して、その赤い唇を貪りたい。息すら呑み込む勢いで口づけ、その細い腰を抱き寄せ、ドレスを脱がす。
ドレスに隠された豊満な胸、細くくびれた腰の先にある、あの秘めやかな場所。
処女を失ったばかりの彼女のそこはまだ狭く、挿れるのに少し苦労するが、挿れてしまえば、こちらの形を覚えようとするかのように、大きく蠢く。奥へと誘われるような、うねるような動き。その中で果てるのは、何度だって味わいたい、素晴らしい感覚だった。
マズいな。
ヘンなことを考えていたせいか、キュロットの下の、陰茎が張り詰めだした。
「マリアローザ、どうした?」
気づけば、隣でマリアが泣いていた。
しまった、オレの考えていたことがバレてしまったか? そう思ったが、それは杞憂だったらしい。
「なんでも、ありません。わたくし、うれしくて……。こんなに受け入れていただけるとは、思ってもいませんでしたから」
マリアは、涙の理由をそう話した。
そうか。不安だったんだな。
この国に来て、自分がどう思われるか。
成金女。金で王妃に成り上がった女。
そんなウワサがあることは承知している。オレだって、最初はそう思っていた。
だが、今は違う。
「マリア……」
お前は、オレにとって最高の妻だ。
「あっ……」
肩を抱き寄せると、マリアがその身体をかすかに震わせた。
馬車の振動でわかりにくいが、時折、ビクン、ビクンと身体を震わせる。
なんだ? 抱き寄せただけで感じているのか?
少し強張った身体。笑顔ではあるけれど、どこかぎこちない。心なしか、頬も赤い。
その様子に、オレの陰茎もさらに膨らみ始める。
「マリア……」
王宮に戻ってからも、歩きながら、その愛おしい身体を抱き寄せる。
「今夜、アナタの寝所に行ってもいいだろうか」
本当は、このまま寝所になだれこみたいところだが、さすがに今からはマズいだろう。パレードで疲れているだろうし、お楽しみは取っておいた方がいい。
グッと理性を働かせる。
「ええ、お待ちしております」
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