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前編 空手馬鹿、異世界転生!〜チート発動!?〜
第二話 ここは異世界RPG?
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俺は見知らぬベッドの上で目を覚ました。
(あれ?ここはどこだ?見た事もない部屋だ……)
「ノ、ノエル!ノエル!目を覚ましたのね、良かった!母さん心配したんだから!」
(ん?誰だ?……)ノエルはキョトンとした。
「ノエル!良かった!」母さんと言った女性は泣き出した。
「ノエル!本当に良かった!奇跡だ!」見知らぬ男性が満身の笑顔で手を組み合わせて天井を仰いでいた。
(???ノエルって誰だ?俺は羅門、五里羅門だぞ??)と、ノエルは思いつつ、やはりキョトンとするしか出来なかった。
「す、すんません、あ、あの……誰っすか?あんたも?」ノエルは恐る恐る口を開いた。
「お、おい、ノエル!母さんと父さんを忘れたのか??それになんだその変な言葉使いは!」
(えっ?俺のお袋、親父ってこんなやつらじゃねぇぞ!!誰だお前ら?だいたい顔だって服装だって違うし)
(それに、どう見たって俺よりも歳下じゃねぇか!)と、ノエルは思った。
そしてノエルは自分の手のひらを見た。
「おぉぉ!お、俺の手小さくなっていない??」
(どうしてだ?俺の手はゴツゴツしたグローブみたいだったはずなのに……なぜか柔らかい小さな手になっている……)と、ノエルは神妙に考え込む。
「ノエルどうしたの?母さんと父さんがわからないの?手が小さくなったってどういう事?」セリア(母)は喜んだのも束の間、心配そうな面持ちで泣きながらノエルの顔を覗き込んだ。
「セリア心配するな、確かに変だがあれだけの事があったんだ、ノエルも混乱しているだけだろう……少し寝かせてやらないとな」
「そ、そうよねあなた……ノエルごめんなさい、温かいスープを作ってくるからもう少し眠りなさい!」
**バタン** 扉が閉まる音がした。
セリアとオスカー(父)は部屋を後にし、階段を下る足音がする。
「さて、ここはどこだ?」ノエルは呟いた。
部屋の作りは木造だが日本ではなくヨーロッパやウエスタンカントリー風。
いやそれだけじゃなく現代とは違うだいぶ昔、よくいう異世界RPGにでも出てくるような作りの簡素な部屋だ。
「まるで異世界転生物語のようだ……俺は夢でもみているのか?」
「俺は確か……そうだ嫌な残業で遅くなって、横断歩道を渡っていたらダンプカーに跳ねられて……そのまま異世界まで吹っ飛ばされたってか?」
「あっ!あの時、毎日マートで買ったプレミアムデラックスイチゴショートケーキも一緒に吹っ飛んだんだ!高くて買うのに勇気がいったのに……」
「あぁぁ、俺の残業のご褒美が……」
「美味かっただろうなぁ、北海道産プレミアム生クリームとあまおうイチゴのコラボレーション……」
「おっと、そんな事はどうでもいい!ここは本当に夢の中なのか?」ノエルはベッドを抜けて部屋にあった鏡で全身を写した。
「うぉぉぉぉぉ!どう見ても子供だろ!!顔立ちも日本人じゃない!!」
ノエルは慌てて窓を開けた。
二階の窓から見える街の風景は、木造か石やレンガの家ばかり。通り過ぎる人々も中世のヨーロッパではないかと思わせる服装。
どう見ても冒険者のいそうなRPGの世界だった。
「世界が違う……俺は本当に転生したのか……」
**ガタン** 扉が開いた。
「ノエル、温かいスープよ!お腹空いたでしょう?三日間も寝ていたんだから……」
「三日!!俺は三日間も寝ていたのか?」
**ズズズッ** ノエルはスープをすすった。
「うめぇ!こんなうまいスープは初めてだっ!」
「そ、そう……良かったわ……でもノエルはマツール茸のスープは好きだったわよね?忘れちゃったの?」(この子ってこんなに食べ方汚かったかしら……汗)セレナは頭の中で一抹の不安がよぎる。
「えっ?あっ?その……なんだか記憶になくて……」(ヤバい!異世界転生なら転生者ってバレないようにしないと!)と、ノエルは咄嗟に思った。
「覚えていないの?……ノエル……そうなのね、可哀想に……きっと精霊獣ルナ・グリズリーに襲われた時に頭を打ったショックで記憶をなくしてしまったのね。あんなに大怪我をしたんだもん無理もないわ」セレナはまた泣き出し、ノエルを抱きしめた。
「温かい……母さん……」ノエルは思わず呟いた。
(あぁ、そうだ……俺の目の前で女の子たちがデカい熊みたいな獣に襲われていたんだった)
(それで俺も思わず加勢したんだっけ)
(そうしたら俺はその獣にはね飛ばされて、その後の記憶がない……)
(あの女の子たちはどうなったんだろう……?)
(俺はノエルって奴なのか?じゃあ羅門は?いや俺は死んだのか?何だか訳がわからない……)
俺は色々と考えていたが、激しい睡魔に襲われてまた眠りに落ちるのだった。
☆羅門(転生前)→ノエル(転生後)
(あれ?ここはどこだ?見た事もない部屋だ……)
「ノ、ノエル!ノエル!目を覚ましたのね、良かった!母さん心配したんだから!」
(ん?誰だ?……)ノエルはキョトンとした。
「ノエル!良かった!」母さんと言った女性は泣き出した。
「ノエル!本当に良かった!奇跡だ!」見知らぬ男性が満身の笑顔で手を組み合わせて天井を仰いでいた。
(???ノエルって誰だ?俺は羅門、五里羅門だぞ??)と、ノエルは思いつつ、やはりキョトンとするしか出来なかった。
「す、すんません、あ、あの……誰っすか?あんたも?」ノエルは恐る恐る口を開いた。
「お、おい、ノエル!母さんと父さんを忘れたのか??それになんだその変な言葉使いは!」
(えっ?俺のお袋、親父ってこんなやつらじゃねぇぞ!!誰だお前ら?だいたい顔だって服装だって違うし)
(それに、どう見たって俺よりも歳下じゃねぇか!)と、ノエルは思った。
そしてノエルは自分の手のひらを見た。
「おぉぉ!お、俺の手小さくなっていない??」
(どうしてだ?俺の手はゴツゴツしたグローブみたいだったはずなのに……なぜか柔らかい小さな手になっている……)と、ノエルは神妙に考え込む。
「ノエルどうしたの?母さんと父さんがわからないの?手が小さくなったってどういう事?」セリア(母)は喜んだのも束の間、心配そうな面持ちで泣きながらノエルの顔を覗き込んだ。
「セリア心配するな、確かに変だがあれだけの事があったんだ、ノエルも混乱しているだけだろう……少し寝かせてやらないとな」
「そ、そうよねあなた……ノエルごめんなさい、温かいスープを作ってくるからもう少し眠りなさい!」
**バタン** 扉が閉まる音がした。
セリアとオスカー(父)は部屋を後にし、階段を下る足音がする。
「さて、ここはどこだ?」ノエルは呟いた。
部屋の作りは木造だが日本ではなくヨーロッパやウエスタンカントリー風。
いやそれだけじゃなく現代とは違うだいぶ昔、よくいう異世界RPGにでも出てくるような作りの簡素な部屋だ。
「まるで異世界転生物語のようだ……俺は夢でもみているのか?」
「俺は確か……そうだ嫌な残業で遅くなって、横断歩道を渡っていたらダンプカーに跳ねられて……そのまま異世界まで吹っ飛ばされたってか?」
「あっ!あの時、毎日マートで買ったプレミアムデラックスイチゴショートケーキも一緒に吹っ飛んだんだ!高くて買うのに勇気がいったのに……」
「あぁぁ、俺の残業のご褒美が……」
「美味かっただろうなぁ、北海道産プレミアム生クリームとあまおうイチゴのコラボレーション……」
「おっと、そんな事はどうでもいい!ここは本当に夢の中なのか?」ノエルはベッドを抜けて部屋にあった鏡で全身を写した。
「うぉぉぉぉぉ!どう見ても子供だろ!!顔立ちも日本人じゃない!!」
ノエルは慌てて窓を開けた。
二階の窓から見える街の風景は、木造か石やレンガの家ばかり。通り過ぎる人々も中世のヨーロッパではないかと思わせる服装。
どう見ても冒険者のいそうなRPGの世界だった。
「世界が違う……俺は本当に転生したのか……」
**ガタン** 扉が開いた。
「ノエル、温かいスープよ!お腹空いたでしょう?三日間も寝ていたんだから……」
「三日!!俺は三日間も寝ていたのか?」
**ズズズッ** ノエルはスープをすすった。
「うめぇ!こんなうまいスープは初めてだっ!」
「そ、そう……良かったわ……でもノエルはマツール茸のスープは好きだったわよね?忘れちゃったの?」(この子ってこんなに食べ方汚かったかしら……汗)セレナは頭の中で一抹の不安がよぎる。
「えっ?あっ?その……なんだか記憶になくて……」(ヤバい!異世界転生なら転生者ってバレないようにしないと!)と、ノエルは咄嗟に思った。
「覚えていないの?……ノエル……そうなのね、可哀想に……きっと精霊獣ルナ・グリズリーに襲われた時に頭を打ったショックで記憶をなくしてしまったのね。あんなに大怪我をしたんだもん無理もないわ」セレナはまた泣き出し、ノエルを抱きしめた。
「温かい……母さん……」ノエルは思わず呟いた。
(あぁ、そうだ……俺の目の前で女の子たちがデカい熊みたいな獣に襲われていたんだった)
(それで俺も思わず加勢したんだっけ)
(そうしたら俺はその獣にはね飛ばされて、その後の記憶がない……)
(あの女の子たちはどうなったんだろう……?)
(俺はノエルって奴なのか?じゃあ羅門は?いや俺は死んだのか?何だか訳がわからない……)
俺は色々と考えていたが、激しい睡魔に襲われてまた眠りに落ちるのだった。
☆羅門(転生前)→ノエル(転生後)
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