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前編 新たなる世界
第十七話 念願のギルド
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「ニヤけてないでシャキッとして!さぁ行くわよ!」マリーベルに腕を引かれ、ノエルは重厚なギルドの扉ををくぐった。
「いらっしゃいませ。あらマリーベル、今日はどうしたのかしら?」カウンター越しに微笑んだのは、驚くほど美しい受付嬢だった。
(うおっ!凄い美人だ……!)前世の羅門の魂が十歳の少年の頬を赤く染め上げる。
「ボクはどうしてここに来たのかな?」
受付嬢はノエルに優しい問いかけをし、その声はノエルを完全にドギマギさせてしまった。
「あっ、あの……お、おっ、俺……ギ、ギルドにと、とう……登録」
「ノエル、何緊張してんのよ!」**パコーン** マリーベルはノエルの後頭部を叩く。
「あっ!」のぼせ上がったノエルの意識がようやく我に返る。
「だって……お姉さん凄く綺麗で!」
「ノエル……あんたまだ十歳でしょ!デレっとしちゃって……全くこれだから男って困るのよね」マリーベルは呆れる。
「いいのよ、ノエル君、本当のことだもの。うっふん!」受付嬢は甘い声をノエルにかけた。
**ボォォォォ!** ノエルは蒸気機関車のように頭から湯気を吹き出した。
「もうタミル、ノエルをからかわないで頂戴!……この子冒険者登録しに来たの、登録手続きしてくれないかしら?」マリーベルは膨れ面でサラッと要件をタミルに伝えた。
「了解したわ。じゃあノエル君、資質を確かめるからこの水晶の上に手を乗せてみてね」
(またこれをやるのか……)
ノエルは水晶に手を乗せると、空中に淡い光の画面(ホログラム)が浮かび上がった。
< ステータス >
・名前:ノエル・ブライトン
・年齢:10歳
・レベル:1
・クラス:未登録
・職業:治癒士(ヒーラー)(適性:極高)
・筋力:E(極弱)
・反射:E(極弱)
・耐久力:E(極弱)
・知力;B(秀)
・魔力:B(秀)
・スキル:回復魔法(D)
・スキル:体術空手(E)
「何だよ、やっぱり前と変わってねぇじゃん……」ノエルはガッカリした。
「ノエル!当たり前でしょ!そんなに簡単に上がらないわよ!私だってやっとレベル4になったんだから!」
「ん?あら凄いわ……!治癒士の適性が極高ですって!でもノエル君のステータスは面白いわね、体術空手ってのは初めて見たわ」タミルは微笑んだ。
「えっ?あぁぁぁっ!!本当だっ!気づかなかった!体術空手がEになってる!!前見た時は無効だったのに!」ノエルは思わず叫んだ。
(キタキタキタ!チートだチートだっ!ハアハアハァ!)ノエルはステータスを二度見、三度見し、ノエルの鼻息が荒くなる。
「お、お姉さん、このスキルってのは上がっていくのか?ハアハア」
「ええ。努力と経験で上がっていくわよ。ただね、職業(ジョブ)と相性の悪いスキルは上がりにくいから注意してね」
(職業との相性か……そう言えばイカルロス様も同じようなことを言っていたっけ……父ちゃんもショートソードスキルが高くないって言っていたのはこの事か……)
(でも上がる可能性はゼロじゃねぇ!道は繋がった!ウヒヒヒヒ……)
「……ノ、ノエル。その笑い方気持ち悪いわよ……汗)マリーベルはドン引きしているが、ノエルは止まらない。
「あらマリーベル!ノエル君は自然体で可愛いじゃない!うっふん!」タミルはカウンターに両肘をつき、手のひらに顎を乗せてノエルを見つめる。そして至近距離からの強烈なウィンクをノエルに向け放った。
**シュボーーッ!バタンッ!**ノエルの頭から今日一番の蒸気が立ち上がり、直立不動のまま後に倒れ込んだ。
「ちょっ、ちょっとタミル!からかい過ぎよ!……ノ、ノエル大丈夫?」マリーベルはノエルの元に駆け寄った。
「シュッシュッポッポッシュポー……」ノエルはうつろの目で天井を見つめ、謎の擬音をうわごとのように繰り返す。
かつての硬派で空手部主将だった頃の威厳は、異世界の、大人で美しい女性の魅力を前にして、跡形もなく砕かれてしまったのだった。
「いらっしゃいませ。あらマリーベル、今日はどうしたのかしら?」カウンター越しに微笑んだのは、驚くほど美しい受付嬢だった。
(うおっ!凄い美人だ……!)前世の羅門の魂が十歳の少年の頬を赤く染め上げる。
「ボクはどうしてここに来たのかな?」
受付嬢はノエルに優しい問いかけをし、その声はノエルを完全にドギマギさせてしまった。
「あっ、あの……お、おっ、俺……ギ、ギルドにと、とう……登録」
「ノエル、何緊張してんのよ!」**パコーン** マリーベルはノエルの後頭部を叩く。
「あっ!」のぼせ上がったノエルの意識がようやく我に返る。
「だって……お姉さん凄く綺麗で!」
「ノエル……あんたまだ十歳でしょ!デレっとしちゃって……全くこれだから男って困るのよね」マリーベルは呆れる。
「いいのよ、ノエル君、本当のことだもの。うっふん!」受付嬢は甘い声をノエルにかけた。
**ボォォォォ!** ノエルは蒸気機関車のように頭から湯気を吹き出した。
「もうタミル、ノエルをからかわないで頂戴!……この子冒険者登録しに来たの、登録手続きしてくれないかしら?」マリーベルは膨れ面でサラッと要件をタミルに伝えた。
「了解したわ。じゃあノエル君、資質を確かめるからこの水晶の上に手を乗せてみてね」
(またこれをやるのか……)
ノエルは水晶に手を乗せると、空中に淡い光の画面(ホログラム)が浮かび上がった。
< ステータス >
・名前:ノエル・ブライトン
・年齢:10歳
・レベル:1
・クラス:未登録
・職業:治癒士(ヒーラー)(適性:極高)
・筋力:E(極弱)
・反射:E(極弱)
・耐久力:E(極弱)
・知力;B(秀)
・魔力:B(秀)
・スキル:回復魔法(D)
・スキル:体術空手(E)
「何だよ、やっぱり前と変わってねぇじゃん……」ノエルはガッカリした。
「ノエル!当たり前でしょ!そんなに簡単に上がらないわよ!私だってやっとレベル4になったんだから!」
「ん?あら凄いわ……!治癒士の適性が極高ですって!でもノエル君のステータスは面白いわね、体術空手ってのは初めて見たわ」タミルは微笑んだ。
「えっ?あぁぁぁっ!!本当だっ!気づかなかった!体術空手がEになってる!!前見た時は無効だったのに!」ノエルは思わず叫んだ。
(キタキタキタ!チートだチートだっ!ハアハアハァ!)ノエルはステータスを二度見、三度見し、ノエルの鼻息が荒くなる。
「お、お姉さん、このスキルってのは上がっていくのか?ハアハア」
「ええ。努力と経験で上がっていくわよ。ただね、職業(ジョブ)と相性の悪いスキルは上がりにくいから注意してね」
(職業との相性か……そう言えばイカルロス様も同じようなことを言っていたっけ……父ちゃんもショートソードスキルが高くないって言っていたのはこの事か……)
(でも上がる可能性はゼロじゃねぇ!道は繋がった!ウヒヒヒヒ……)
「……ノ、ノエル。その笑い方気持ち悪いわよ……汗)マリーベルはドン引きしているが、ノエルは止まらない。
「あらマリーベル!ノエル君は自然体で可愛いじゃない!うっふん!」タミルはカウンターに両肘をつき、手のひらに顎を乗せてノエルを見つめる。そして至近距離からの強烈なウィンクをノエルに向け放った。
**シュボーーッ!バタンッ!**ノエルの頭から今日一番の蒸気が立ち上がり、直立不動のまま後に倒れ込んだ。
「ちょっ、ちょっとタミル!からかい過ぎよ!……ノ、ノエル大丈夫?」マリーベルはノエルの元に駆け寄った。
「シュッシュッポッポッシュポー……」ノエルはうつろの目で天井を見つめ、謎の擬音をうわごとのように繰り返す。
かつての硬派で空手部主将だった頃の威厳は、異世界の、大人で美しい女性の魅力を前にして、跡形もなく砕かれてしまったのだった。
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