家族連れ、犯された父親 第一巻「交差する野郎たち」 〜家族持ち40代ガチムチお父さんが男たちに次々と犯されていく物語〜

くまみ

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序章  再会

黒一点の家族 ①

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 相模和也は41歳、学生時代はラグビー部に所属。現在はラグビーはやっていないが、週に一度はジムに通っているがちむち体型。

 ビールと飯が好きで腹が出ているのは気になるところだ。

 仕事は営業マン。役職は課長。営業成績は良好で部下からの信頼も厚かった。

 和也は学生時代に先輩の槙田とであった。

 それは先輩と後輩を通り越した男同士の関係。いわゆる性的関係があったのだ。

 和也は学生時代に槙田との関係以外、他の男との性経験はなかった。

 つまりは槙田一筋だったのだ。

 和也の家族は嫁と子どもが二人、高校2年生と中学3年生の娘がいる。嫁は和也より2歳下で中学校の教員をしていている。

 典型的な共働き世帯である。

 東京都内にマイホームを構え、家族仲良く暮らしてると言いたいところだが、そこにはやや難がある。

 思春期を迎えた長女が友人とばかりつるむようになっており、休みの日には家にいないのがほとんどだ。

 嫁と次女は友人みたいに異常に仲が良い。いや長女も含めて基本的に女三人は仲が良い。

 娘たちは何かおねだりや相談がある時以外は和也の元には寄ってこない。

 最近では家族に対してそんな印象を和也は持っていた。

 和也だけが男で、黒一点の状態。和也は時々物寂ものさびしく、何となく孤独こどくを感じていた。

 もちろん側から見れば、きっと家族仲が悪い訳ではなく、和也は考え過ぎだと思うようにしていた。

 今日は日曜日、和也はデパートに嫁と次女とで午前中から買い物に来ていた。

 来週、娘たちの春休みに合わせて、福島県にある温泉付きリゾートホテルに家族旅行を予定していた。

 その旅行の前に嫁と次女は水着を新調したいからという理由で、和也はデパートに付き合う羽目はめになったのだ。

 高校2年生の長女は、今日の買い物には一緒に来なかった。

 「水着は友達と一緒に買いに行く!それに家族の前じゃ泳がないから!」長女はそう、かたくなだった。

 長女は年頃のせいなのか、家族旅行には行かず留守番すると言い張っていた。

 嫁は長女が言う通り、長女に留守番をさせるつもりだったが、和也は小遣いをチラつかせ長女をなだめた。

 結果、長女も家族旅行に参加することになった。

 和也が嫌がる長女を、小遣いをやることで家族旅行に参加承諾しょうだくをさせたことは、嫁はたいそう気に入らなかった。

 その為に夫婦でめることになった。

 「そうやって甘やかして、教育上駄目よ、嫌がったら小遣いもらえるなんて考えだしたらどうするのよ!」

 「家族で一緒に過ごす時間も大事じゃないか!」

 和也は嫁に反論したが、教育論は嫁の方が一枚も二枚も上手で所詮しょせんは言いくるめられてしまう。

 嫁は中学校の教員だけあって、常日頃、血気盛んな中学生たちを相手にしており、負けん気も強く、言うべきことはビシッと言われてしまうので和也もタジタジだった。

 会社では後輩から見ると、和也は貫禄もあり、たよ甲斐がいのある先輩、上司であるのだろうが、家庭では嫁に頭が上がらず肩身が狭い一面があった。

 「こう言うの、『かかあ天下』って言うんだろうな……」和也は呟いた。

 和也は、嫁と次女の水着の買い物は全く気乗りしていなかったが、渋々付き合った。

 嫁と次女の後ろをついて歩き、嫁や次女が何かを買い物したら荷物を持っていた。

 しかし嫁と次女は水着を買いに来たはずなのに、普通に好みの店舗やレディースフロアーを物色し、中々本命の水着コーナーにはたどり着けないでいた。

 「あ~寄り道ばかりして、これだから嫌なんだよなぁ、こいつらと買い物来るのって……」和也はぼやきながら嫁や次女の後をとぼとぼとついて歩く。

 「えぇっ?お父さん何か言った?よく聞こえなかったんだけど・・・」次女は振り返り和也の顔を見つめた。

 「いや、何も言ってないよ・・・」和也は慌ててその場をつくろった。

 ようやく女性物の水着コーナーに辿り着く三人、女性ものの水着コーナーにはよりどりみどり、ビキニからハイレグから様々な種類が華々はなばなしくディスプレイされていた。

 さすがに和也は恥ずかしくて、男性物の水着を見てくると、嫁と次女とは別行動をすることにした。

 男性の水着コーナーはフロアーが別で、メンズフロアーの中にあった。

 「へぇ最近の水着は色々あるんだな・・・」和也は感心しながら水着を見ていると、どこからか楽しそうな話し声が聞こえて来た。

 ふと、そちらの方に目をやると、がちむちで髪の毛を短く刈り上げた、何か激しいスポーツでもやっていそうなガタイの二人組が、意気揚々いきようようと楽しそうに水着を選んでいた。

 その二人が手に持っている水着は、体の大きなその二人にしては明らかに小さいサイズのように見えた。

 ちょっと派手な?いやいや「ど派手」なフロント部分が強調されたデザインの水着だった。

 「凄いなぁ、あ~いう水着を履くのか・・・すげぇ・・・チ◯コがクッキリモッコリしそうだ・・・俺には恥ずかしくてあんな水着、絶対に履けない・・・!!」和也は心の中で強く思った。

 和也はついそんな光景をマジマジト見ていると、和也の視線に気が付いた二人組みの内の一人が、和也を見てニコッと微笑んだような気がした・・・

 「ヤバいっ!」和也はそのがちむちから、焦って視線を背けた。

 「しかしあんなにガタイが良くて、あんなキワドイ水着を着るなんて・・・」和也は考えると、なぜだかわからないが心臓がバクバクしていた・・・

 少し場所を変えて和也は男性用水着を見ていると、またどこからか声が聞こえてきた。

 「キャァ~これ可愛いわ!あたしにピッタリ~!」

 「何言ってんのよ~!アンタみたいなブスには、そんな派手なの無理よ!こっちにしなさい!」

 「嫌よ、そんなダサイの!あんた履きなさいよ~!」

 野太い声、マッチョで短髪、ピチピチなTシャツとまだこの時期は寒いだろと思う短パンを履いた、さっきとは違う別の二人組の男性だった。

 和也は呆気あっけにとられ、ポカーンと口を開けたまま、その光景を眺めてしまった・・・

 和也の視線に気がついた、二人組の内の一人が和也をにらんで来た。

 「ちょっとあんた!何見てんのよ~!」喉太い低めの声を出しながら、和也の側に寄ってくる・・・

 その直後にマジマジと見定めるように食い入って和也を見つめるマッチョ男性・・・

 「あらぁ、ちょっとアンタいい男じゃな~い!あたしのタ・イ・プ・!」その喉太い声の男性は和也に更に迫ってきた・・・

 「し、失礼しました!」和也は頭を90度くらい下げて、スタスタとその場を離れた。

 「や、ヤバかった・・・怖かった・・・あ~いうのをオネェって言うのかな・・・」和也は息咳切いきせききらし、とにかく逃げるように歩いた。

 嫁と次女がいる女性用水着コーナーに戻ると、嫁と次女はまだ水着を楽しそうに選んでいた。

 買い物が終わり、家に戻ると和也は何故だか疲れてクタクタになっていた。

 「ただ車の運転をしただけなのに・・・荷物も別に重くなかったのに、凄い疲れたぁ・・・やっぱり気疲れか・・・」 

 和也はふと、男性用水着コーナーを物色していたマッチョたちのことを思い出した。

 「容姿は皆、男っぽいのに・・・何だろう、このギャップは・・・」

 「彼らはよっぽど体に自信があるのだろうなぁ・・・」

 和也は中年体型である自分の体型と比較して、あの喉太いマッチョたちの肉体美をうらやましくも感じた。

 「さて、いよいよ来週は家族旅行か、また家族サービスで疲れるんだろなぁ・・・」

 楽しみと言うよりは、憂鬱ゆううつを感じる和也だった。
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