7 / 10
聖女候補の育成編
07.初依頼の薬草採取と和食
しおりを挟む
薬草の自生地は、町から出て南の草原みたいだな。
(道案内は任せてよ、それよりお腹減りませんか)
そういえば昼飯食ってなかったな、あそこに屋台通りがあるから寄っていくか。
焼きイカや焼き魚なんてのもあるぞ、海が近くにあるって事かな。強くなったら行ってみたいな。
でもここは、リョウの好きそうな肉の串焼きにしとくか。
(ご主人様、野菜以外は何でも食べますよ。)
そうだったな、前世でも俺がおかずこぼしたら即効で食べてたもんな、薬を食べちゃったときは流石に驚いたけど。
串焼きは、1本小銅貨5枚か安いので多めに買っておくか、食いきれなかったらアイテムボックス(小)に入れておけば腐らないし小腹が空いたときに食べてもいいしな。
「親父さん、肉の串焼き20本くださいな」
リョウに食べやすいように串焼きの串をとって、2本分取り分けてやった。
うまそうに食べるなー。俺も食べてみるか。ジューシーなのに、肉の触感もしっかりとしてておいしかった。
昼食も終わって、門番のおじさんにギルドカードを見せて目的の草原地帯に着いたが、とにかくだだっ広いところだった。
ここから、薬草を探すのは大変だな。
(草原の一部を見て、鑑定と念じてみて下さい。)
言われた通り鑑定と、念じてみると【雑草】【雑草】【薬草】【雑草】【雑草】【薬草】と、表示されていく。
薬草の位置が的確にわかり、取り放題だった面白くて3時間も、採取してしまった。
薬草依頼3件分の本数を優に超え、200本近く余剰分が採れた。
その中に、傷物や形の悪いものが50本ほどあったが、ギルド掲示板の黄色い張り紙の事を思い出して、アイテムボックス(小)に入れて持って帰ることにした。
俺が採取中は、リョウが魔物の索敵を行ってくれていた。
何度か魔物の接近があったが、離れてやり過ごしたりして、事なきを得た。
帰りにギルドによって、依頼の報告をして余剰分の薬草も売ると依頼報酬を含め約銀貨250枚、つまり金貨25枚近くの売上になった。
兎耳受付嬢が、あまりの薬草の多さに目を白黒させているのが面白かったが、目立ちすぎたと反省した。
「流石エルザさんの紹介だ」と言う声も、ちらほらと聞こえてくる。
しかし、薬草は根こそぎ取っては駄目ですよ、次の採取の為に少しずつ残して、取って下さいねと言われた。
宿屋に帰り、エルザさんに、今日の出来事を全部話したらこう言われた。
「良かっただろ、なめられなくて」
「だけど、そんなに稼げるんなら特別割引は無しだよ。一泊銀貨3枚で犬の食事付きだ」
「それでいいです、追加で20泊分の銀貨60枚払っときます」
「そんなに気に入ってくれたなら、もう一つ助言を聞きな」
「明日の朝に、児童養護施設にその傷物薬草を売りに行ってやりな」
そういうと晩飯を食べろと言って、リョウを連れて奥に引っ込んでしまう。
可愛い猫耳ウエイトレスさんの、運んできてくれた晩ご飯はなんと魚の塩焼きだった。
パンを、スープに浸けながら魚を食べていると、やっぱりご飯が食べたいなと思う。
食堂が一段落して、お客さんがはけたあと、厨房で生活魔法の練習をさせてもらうことにした、コックのジムさんも火と水の生活魔法が使えるそうなので、ご教授をお願いした。
ジムさんに教わりながらやるのだが、薪に火をつけたり火力を微妙に調節したりと、案外難しい。
水の生活魔法の方が、強弱をつけるだけなので簡単だったし、飲んでも大丈夫だった。
すっかり仲良くなって、エールという酒を酌み交わして、ダメもとで和食の話をすると。
ジムさんが、言うには遠いエルンという島国には、醤油も味噌もお米まであるそうで、少しずつではあるが、輸入されているらしい。
食べたいというと、時間はかかるが今度食堂で出せるよう、努力してみるとの事だった。
(道案内は任せてよ、それよりお腹減りませんか)
そういえば昼飯食ってなかったな、あそこに屋台通りがあるから寄っていくか。
焼きイカや焼き魚なんてのもあるぞ、海が近くにあるって事かな。強くなったら行ってみたいな。
でもここは、リョウの好きそうな肉の串焼きにしとくか。
(ご主人様、野菜以外は何でも食べますよ。)
そうだったな、前世でも俺がおかずこぼしたら即効で食べてたもんな、薬を食べちゃったときは流石に驚いたけど。
串焼きは、1本小銅貨5枚か安いので多めに買っておくか、食いきれなかったらアイテムボックス(小)に入れておけば腐らないし小腹が空いたときに食べてもいいしな。
「親父さん、肉の串焼き20本くださいな」
リョウに食べやすいように串焼きの串をとって、2本分取り分けてやった。
うまそうに食べるなー。俺も食べてみるか。ジューシーなのに、肉の触感もしっかりとしてておいしかった。
昼食も終わって、門番のおじさんにギルドカードを見せて目的の草原地帯に着いたが、とにかくだだっ広いところだった。
ここから、薬草を探すのは大変だな。
(草原の一部を見て、鑑定と念じてみて下さい。)
言われた通り鑑定と、念じてみると【雑草】【雑草】【薬草】【雑草】【雑草】【薬草】と、表示されていく。
薬草の位置が的確にわかり、取り放題だった面白くて3時間も、採取してしまった。
薬草依頼3件分の本数を優に超え、200本近く余剰分が採れた。
その中に、傷物や形の悪いものが50本ほどあったが、ギルド掲示板の黄色い張り紙の事を思い出して、アイテムボックス(小)に入れて持って帰ることにした。
俺が採取中は、リョウが魔物の索敵を行ってくれていた。
何度か魔物の接近があったが、離れてやり過ごしたりして、事なきを得た。
帰りにギルドによって、依頼の報告をして余剰分の薬草も売ると依頼報酬を含め約銀貨250枚、つまり金貨25枚近くの売上になった。
兎耳受付嬢が、あまりの薬草の多さに目を白黒させているのが面白かったが、目立ちすぎたと反省した。
「流石エルザさんの紹介だ」と言う声も、ちらほらと聞こえてくる。
しかし、薬草は根こそぎ取っては駄目ですよ、次の採取の為に少しずつ残して、取って下さいねと言われた。
宿屋に帰り、エルザさんに、今日の出来事を全部話したらこう言われた。
「良かっただろ、なめられなくて」
「だけど、そんなに稼げるんなら特別割引は無しだよ。一泊銀貨3枚で犬の食事付きだ」
「それでいいです、追加で20泊分の銀貨60枚払っときます」
「そんなに気に入ってくれたなら、もう一つ助言を聞きな」
「明日の朝に、児童養護施設にその傷物薬草を売りに行ってやりな」
そういうと晩飯を食べろと言って、リョウを連れて奥に引っ込んでしまう。
可愛い猫耳ウエイトレスさんの、運んできてくれた晩ご飯はなんと魚の塩焼きだった。
パンを、スープに浸けながら魚を食べていると、やっぱりご飯が食べたいなと思う。
食堂が一段落して、お客さんがはけたあと、厨房で生活魔法の練習をさせてもらうことにした、コックのジムさんも火と水の生活魔法が使えるそうなので、ご教授をお願いした。
ジムさんに教わりながらやるのだが、薪に火をつけたり火力を微妙に調節したりと、案外難しい。
水の生活魔法の方が、強弱をつけるだけなので簡単だったし、飲んでも大丈夫だった。
すっかり仲良くなって、エールという酒を酌み交わして、ダメもとで和食の話をすると。
ジムさんが、言うには遠いエルンという島国には、醤油も味噌もお米まであるそうで、少しずつではあるが、輸入されているらしい。
食べたいというと、時間はかかるが今度食堂で出せるよう、努力してみるとの事だった。
1
あなたにおすすめの小説
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
戦えない魔法で追放された俺、家電の知識で異世界の生存率を塗り替える
yukataka
ファンタジー
安全を無視したコスト削減に反対した結果、
家電メーカーの開発エンジニア・三浦恒一は「価値がない」と切り捨てられた。
降格先の倉庫で事故に巻き込まれ、彼が辿り着いたのは――魔法がすべてを決める異世界だった。
この世界では、魔法は一人一つが常識。
そんな中で恒一が与えられたのは、
元の世界の“家電”しか召喚できない外れ魔法〈異界家電召喚〉。
戦えない。派手じゃない。評価もされない。
だが、召喚した家電に応じて発現する魔法は、
戦闘ではなく「生き延びるための正しい使い方」に特化していた。
保存、浄化、環境制御――
誰も見向きもしなかった力は、やがて人々の生活と命を静かに支え始める。
理解されず、切り捨てられてきた男が選ぶのは、
英雄になることではない。
事故を起こさず、仲間を死なせず、
“必要とされる仕事”を積み上げること。
これは、
才能ではなく使い方で世界を変える男の、
静かな成り上がりの物語。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
謎の最強師匠に弟子入りしたけれど、本当にこの師匠は何者なのだろう~最強を目指す少年が、謎の強すぎる師匠に弟子入りする話~
星上みかん(嬉野K)
ファンタジー
この作品は、
【カクヨム(完結済み)】
【ノベルアップ+】
【アルファポリス】
に投稿しております。
最強を目指す少年エトワールが町に行き着くと、メル・キュールという女性と出会う。
メルが道場主らしいという情報を仕入れたエトワールは、弟子入りを決意する。
それにしても、この師匠強すぎない?
タフなことだけが取り柄の少年が最強を目指すお話。
異世界帰りのハーレム王
ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。
で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか?
異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕!
異世界帰りのハーレム王
朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる