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再婚
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「私とエンバーのこと素晴らしい方だと言っていたと」
「そうか」
関わらないことは徹底していたが、メメリーらしいなと思った。
「あまり好かれていないとばかり…」
「それは絶対にない」
「そうですか」
リークスとローリアは何度か会い、後継者のことはハーライド伯爵家が責任を持つということで、二人は結婚を決めた。
奇しくも、カールスもメリーナとしてではあるがメメリーも、リークスも再婚をすることとなった。
そして、半年後にはローリアの妊娠が判明し、ファイナの耳に入って、なにかされるわけではないかもしれないが、無事に生まれるまで内密にした。
無事、男児が生まれて、一番ホッとしたのは、バイラだった。
エンバーに無理矢理、結婚して子供を作れとも言えなかったこともあるが、ハーライド伯爵家を継ぐのはカールスとメメリーの息子であるリークスでなければならないと思っていたからである。
子どものことはしなかったが、リークスのせいだったら、どうしようとずっと気を揉んでいた。
二人が仲違いするようになって、ファイナはリークスのせいだと言うことにはそうだったらと思うところもあって、腹を立てていたが、離縁も良かったとすら思った。
メリーナ様が亡くなったと聞き、カールスは飛び出して行ったが、メリーナは体が急激に冷え、腰が抜けていた。だが、エンバーに連絡しなければと、立ち上がって、緊急連絡を使わせて貰った。
棺で眠るメリーナ様を見ても、何かの間違いだと、嘘だと思うばかりだった。
その後、メリーナ様の死は心臓を悪くしてのことで、メメリー様の同じ病であったことをカールスから聞き、その場では涙を堪えたが、その夜ひとりで謝罪しながら泣くことしか出来なかった。
離縁したところで、カールスとメリーナが結婚することはなかっただろうが、代われるものなら変わるべきだったと、初めて思った。
孫を見るべきは、メリーナであったはずだ。
妻がローリアのおかげで、ごく自然にメリーナのお墓に孫を連れて行くことも出来た。カールスとバイラは、目頭が熱くなるのを、二人に気付かれないようにするのが精一杯であった。
『君の孫だよ…』
『メメリー様、メリーナ様…』
そんな言葉を、心の中で話しかけるくらいしか出来なかった。
ファイナ早々に再婚したが、今も妊娠することはなかった。
問題があったのはファイナだったわけではないかもしれないが、ハーライド伯爵家は何も言わなかったが、ファイナはわざわざ私のせいではないと言っていたこともあり、白い目で見られることになった。
エンバーは前を向こうと、言い寄られた相手と付き合ったりもしたが、誰とも長続きすることはなかった。
リークスとローリアにはさらに女児も生まれて、お互いを尊重する夫婦となった。ファイナは結局、また離縁されたようで、その後は姿を見ることはなかった。
それから月日が流れ、カールスはリークスに爵位を譲り、隠居していたが急に頭の痛みを感じ倒れて、そのまま帰らぬ人となった。
葬儀を終え、リークスがカールスの遺品を整理していると、ある手紙を見付けた。差出人の名前は聞いたこともない相手だったが、一枚だけ大事に取ってあることに興味を引いた。
開いて読み、最後の二つの名前に驚いた。
「これは何ですか…」
リークスがバイラに差し出した手紙は、メリーナの手紙であった。カールスはどうしても処分することが出来ないまま、大事にしまってあったのである。
差出人の名前は、メメリーの乳母の女性の名前にしてあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もお読みいただきありがとうございます。
やはり今月中に完結は難しく、
おそらく1日1話で、5月2日に完結できる予定です。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
「そうか」
関わらないことは徹底していたが、メメリーらしいなと思った。
「あまり好かれていないとばかり…」
「それは絶対にない」
「そうですか」
リークスとローリアは何度か会い、後継者のことはハーライド伯爵家が責任を持つということで、二人は結婚を決めた。
奇しくも、カールスもメリーナとしてではあるがメメリーも、リークスも再婚をすることとなった。
そして、半年後にはローリアの妊娠が判明し、ファイナの耳に入って、なにかされるわけではないかもしれないが、無事に生まれるまで内密にした。
無事、男児が生まれて、一番ホッとしたのは、バイラだった。
エンバーに無理矢理、結婚して子供を作れとも言えなかったこともあるが、ハーライド伯爵家を継ぐのはカールスとメメリーの息子であるリークスでなければならないと思っていたからである。
子どものことはしなかったが、リークスのせいだったら、どうしようとずっと気を揉んでいた。
二人が仲違いするようになって、ファイナはリークスのせいだと言うことにはそうだったらと思うところもあって、腹を立てていたが、離縁も良かったとすら思った。
メリーナ様が亡くなったと聞き、カールスは飛び出して行ったが、メリーナは体が急激に冷え、腰が抜けていた。だが、エンバーに連絡しなければと、立ち上がって、緊急連絡を使わせて貰った。
棺で眠るメリーナ様を見ても、何かの間違いだと、嘘だと思うばかりだった。
その後、メリーナ様の死は心臓を悪くしてのことで、メメリー様の同じ病であったことをカールスから聞き、その場では涙を堪えたが、その夜ひとりで謝罪しながら泣くことしか出来なかった。
離縁したところで、カールスとメリーナが結婚することはなかっただろうが、代われるものなら変わるべきだったと、初めて思った。
孫を見るべきは、メリーナであったはずだ。
妻がローリアのおかげで、ごく自然にメリーナのお墓に孫を連れて行くことも出来た。カールスとバイラは、目頭が熱くなるのを、二人に気付かれないようにするのが精一杯であった。
『君の孫だよ…』
『メメリー様、メリーナ様…』
そんな言葉を、心の中で話しかけるくらいしか出来なかった。
ファイナ早々に再婚したが、今も妊娠することはなかった。
問題があったのはファイナだったわけではないかもしれないが、ハーライド伯爵家は何も言わなかったが、ファイナはわざわざ私のせいではないと言っていたこともあり、白い目で見られることになった。
エンバーは前を向こうと、言い寄られた相手と付き合ったりもしたが、誰とも長続きすることはなかった。
リークスとローリアにはさらに女児も生まれて、お互いを尊重する夫婦となった。ファイナは結局、また離縁されたようで、その後は姿を見ることはなかった。
それから月日が流れ、カールスはリークスに爵位を譲り、隠居していたが急に頭の痛みを感じ倒れて、そのまま帰らぬ人となった。
葬儀を終え、リークスがカールスの遺品を整理していると、ある手紙を見付けた。差出人の名前は聞いたこともない相手だったが、一枚だけ大事に取ってあることに興味を引いた。
開いて読み、最後の二つの名前に驚いた。
「これは何ですか…」
リークスがバイラに差し出した手紙は、メリーナの手紙であった。カールスはどうしても処分することが出来ないまま、大事にしまってあったのである。
差出人の名前は、メメリーの乳母の女性の名前にしてあった。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
やはり今月中に完結は難しく、
おそらく1日1話で、5月2日に完結できる予定です。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
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