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【テイラー】罰5
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「ですから、関係ありません」
「クラードはやり兼ねないと言っておったぞ」
「あの子は何も分かっていないのです」
ペジリーはこの間にもどんどん心証を悪くしていることに、気付かない。
「分かっていないのはお前だろう!お前たちのせいで、エウオン伯爵家は終わるのだ!」
「…えっ、どういうことですか…なぜエウオン伯爵家が…」
「お取り潰しだ!そうならなくとも、クラードは爵位を返上するだろうがな」
「そんなこと、許しません」
今はローズミーにべったりであったが、以前はペジリーも守ってきた家であった。
だが、エウオン伯爵家がなくなることも許せなかったが、自分のせいでお取り潰しになることの方が耐えられなかった。
「許さないではない、お前たちがエウオン伯爵家を潰すことになる」
「そんなことになったら…親族に何と言われるか…困ります。違うと言っているではありませんか…自白なんて、私はしていません」
「親族のことで辛い目に遭うのは、クラードだろう。お前たちは全員、処刑が決まっている」
「…な、な、何ですって」
ペジリーも、さすがに動揺してプルプルと震え出した。ラオイはピクリとはしたが、既に覚悟していたのだろう。顔を上げることもなかった。
ローズミーはパサパサの薄毛を指で、くるくるとして手遊びをしていた。
「当然だろう、皇族殺しは処刑だと決まっている」
「ですから」
「もうデタラメはいい!お前は自白していると言っているだろうが!証拠はもう揃っている」
「そんなこと、ローズミーは妃ですよ」
「お前はもういい、相応しい牢に入れてやれ」
「お待ちください、こんなのおかしいです」
騎士たちがペジリーの両腕を持ったが、それでも叫び続けたが、認めたような部分もあったが、結局は認める様子も反省する言葉もないことから、これ以上、話しても無駄だと判断した。
「何もおかしくない。お前は罪人として名前を残すだけだ」
結局、ペジリーは処刑を待つ牢へと連れて行かれることになった。
「ラオイは何か言うことはあるか?」
「いいえ、申し訳ございませんでした」
「認めるのか?」
「はい…実家はどうなるのでしょうか」
「男爵家は同じように取り潰しだ。ご両親はお前に相応しい罰を与えて欲しいと申していた」
伯爵家が取り潰しになる以上、当然、男爵家も取り潰しとなる。
それほどのことを、三人は行ったのである。
「…とんでもないことをしました」
「だが、見付からなければ、言わなかったのだろう?」
「…はい、その通りです。私は処刑されて当然です。ですが、家族は、関係ありません。どうか、どうか」
「それは相談の上となる」
「……はい」
ラオイは、静かに牢に連れて行かれた。
残ったのは、理解が出来るかどうかが問題となるローズミーであった。
「ローズミー」
「はい!ようやく、私たちのお話ですのね」
ローズミーは皺だらけの顔を、さらにくしゃくしゃにして笑った。
「理解が出来ないかもしれないが、これから話すことをきちんと聞き、受け入れなくてもいいが、罰は変わらないと思いなさい」
「罰?」
「お前はアイルーン・デリア及び胎児を殺害により、処刑が決まった」
「処刑?」
「殺されると言うことだ」
「どうして!」
どこまで理解が出来るか分からないが、伝えたという事実が必要になる。
「皇族を殺したからだ」
「そんなことしていないわ」
「疑似番は分かるな?」
「えっ…」
疑似番のことは、さすがに知られたくないと思っているのか、ディオエルから急に視線を外した。
「全てペジリーが、お前のために、疑似番のために何をしたか話している」
「でも殺す気なんてなかったわ!私は関係ない。お母様が勝手にしたのよ!私は妃なのよ?」
「妃だからだよ、妃だから許されることではない。誰よりも罪は重いのだ」
さすが親子というべきか、ペジリーと同じ思考であった。
「クラードはやり兼ねないと言っておったぞ」
「あの子は何も分かっていないのです」
ペジリーはこの間にもどんどん心証を悪くしていることに、気付かない。
「分かっていないのはお前だろう!お前たちのせいで、エウオン伯爵家は終わるのだ!」
「…えっ、どういうことですか…なぜエウオン伯爵家が…」
「お取り潰しだ!そうならなくとも、クラードは爵位を返上するだろうがな」
「そんなこと、許しません」
今はローズミーにべったりであったが、以前はペジリーも守ってきた家であった。
だが、エウオン伯爵家がなくなることも許せなかったが、自分のせいでお取り潰しになることの方が耐えられなかった。
「許さないではない、お前たちがエウオン伯爵家を潰すことになる」
「そんなことになったら…親族に何と言われるか…困ります。違うと言っているではありませんか…自白なんて、私はしていません」
「親族のことで辛い目に遭うのは、クラードだろう。お前たちは全員、処刑が決まっている」
「…な、な、何ですって」
ペジリーも、さすがに動揺してプルプルと震え出した。ラオイはピクリとはしたが、既に覚悟していたのだろう。顔を上げることもなかった。
ローズミーはパサパサの薄毛を指で、くるくるとして手遊びをしていた。
「当然だろう、皇族殺しは処刑だと決まっている」
「ですから」
「もうデタラメはいい!お前は自白していると言っているだろうが!証拠はもう揃っている」
「そんなこと、ローズミーは妃ですよ」
「お前はもういい、相応しい牢に入れてやれ」
「お待ちください、こんなのおかしいです」
騎士たちがペジリーの両腕を持ったが、それでも叫び続けたが、認めたような部分もあったが、結局は認める様子も反省する言葉もないことから、これ以上、話しても無駄だと判断した。
「何もおかしくない。お前は罪人として名前を残すだけだ」
結局、ペジリーは処刑を待つ牢へと連れて行かれることになった。
「ラオイは何か言うことはあるか?」
「いいえ、申し訳ございませんでした」
「認めるのか?」
「はい…実家はどうなるのでしょうか」
「男爵家は同じように取り潰しだ。ご両親はお前に相応しい罰を与えて欲しいと申していた」
伯爵家が取り潰しになる以上、当然、男爵家も取り潰しとなる。
それほどのことを、三人は行ったのである。
「…とんでもないことをしました」
「だが、見付からなければ、言わなかったのだろう?」
「…はい、その通りです。私は処刑されて当然です。ですが、家族は、関係ありません。どうか、どうか」
「それは相談の上となる」
「……はい」
ラオイは、静かに牢に連れて行かれた。
残ったのは、理解が出来るかどうかが問題となるローズミーであった。
「ローズミー」
「はい!ようやく、私たちのお話ですのね」
ローズミーは皺だらけの顔を、さらにくしゃくしゃにして笑った。
「理解が出来ないかもしれないが、これから話すことをきちんと聞き、受け入れなくてもいいが、罰は変わらないと思いなさい」
「罰?」
「お前はアイルーン・デリア及び胎児を殺害により、処刑が決まった」
「処刑?」
「殺されると言うことだ」
「どうして!」
どこまで理解が出来るか分からないが、伝えたという事実が必要になる。
「皇族を殺したからだ」
「そんなことしていないわ」
「疑似番は分かるな?」
「えっ…」
疑似番のことは、さすがに知られたくないと思っているのか、ディオエルから急に視線を外した。
「全てペジリーが、お前のために、疑似番のために何をしたか話している」
「でも殺す気なんてなかったわ!私は関係ない。お母様が勝手にしたのよ!私は妃なのよ?」
「妃だからだよ、妃だから許されることではない。誰よりも罪は重いのだ」
さすが親子というべきか、ペジリーと同じ思考であった。
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