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【テイラー】ベースレイ家4
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「そう言うと思っていた」
「事実ではありませんか!だから、メロディは妊娠出来なかったのです」
おかしいと思っていた、まさかすり替えていた物をすり替えられていたとは、考えもしなかった。
「はあ…疑似番に関与した者は、禁固刑から終身刑、もしくは死刑とすると言ったはずだが、それを理解した上での発言か?」
「っ、それは」
「もっと重い罪を望むなら、それでも構わない」
ディオエルの鋭い瞳が、デビットとエリザを貫いていた。
「そのようなことは」
「いえ」
「ならば、罰を受け入れろ。明日には刑務所に移送する。連れて行ってくれ」
何かを言って、さらに罪が重くなることは不味いと思ったデビットとエリザは、大人しく牢に連れて行かれた。
次にオックスが呼ばれて、三人の刑期とベースレイ伯爵家の廃家が伝えられた。
両親や姉が何をしていたかは、発表で知っていたが、オックスは何が起きているのか、悪夢を見ているような気分であった。
「廃家ですか…」
「ああ、直接殺害をしたわけではないが、実行犯を唆し、計画をしたのはメロディ、当主であるデビット、エリザ、ヒリアだ」
「本当に行っていたのですか?」
「それはどういう意味だ?間違いだと疑っている解釈か?」
「いっ、いえ、違います。両親たちがそんな恐ろしいことを、本当にしていたのかと思ったものですから」
自白剤を使って、自白したと聞いている以上、誰かに陥れられた、騙されている、冤罪だということはないと、オックスも分かっている。
頭では分かってはいるが、そんなことをしていたことが信じられず、思わず口にしてしまった。
「お前は関与はしていないとは聞いている。だが、疑似番のことは聞いていたな?」
「…はい、祖母が研究していたことは聞いておりましたが、祖父がくだらぬと怒っていたので、やめたのかと思っておりました」
ベースレイ前伯爵に認められていなかった、バレないように研究を続けていたことは知っていたために、話は通っている。
「怪しんではいなかったのか?」
「申し訳ございません…」
「そうか…明日にはメロディも両親も刑務所に移送される。処刑と違い、面会も限られた日にはなるが、出来るから会いに行きたければ会いに行けばいい」
「…は、はい」
「男爵位を取ることはしない、エジト男爵となるか?」
ベースレイ伯爵が持っていたのは、曾祖母よりも前の夫人の持っていた男爵位のみであった。
「はい」
「領地は三分の二は没収する」
男爵となるのならば、伯爵の領地では大きすぎるために三分の一にし、貴族を辞めるのであれば、全てを没収するつもりであった。
「はい」
「詳しくは管理部から説明をさせる」
「承知いたしました」
オックスは帰って行き、当主が刑務所に行くことになったために、困惑も大きいとは思うが、あまりに頼りない姿であった。
「謝罪もしなかったな」
ディオエルは、側に控えていたライシードに声を掛けた。
「はい、領地は没収しても良かったように思いました」
「ああ、だが、関与していないからな」
「そうですね」
翌日、メロディ・ベースレイ、デビット・ベースレイ、エリザ・ベースレイの罰が発表され、ベースレイ伯爵家は廃家となることも発表された。
ヒリア・ベースレイはメロディと、モーラー・カヒスもロウスと存命であれば同じ罰になったが、死亡しているために刑の執行は不可能すると発表もされた。
メロディ、デビット、エリザは刑務所に移送された。
オックスはエジト男爵となり、領地は三分の一となったが、一からやり直すしかない。伯爵となるつもりで頑張っていたようだが、名前の変わらないドアソア家とは違って、ベースレイと名乗らなくていい。男爵家なら表舞台に多く出ることもない、丁度良かったのではないかと思われた。
そして、ロウスとメロディに関わった者たちの罰も言い渡されることになった。
「事実ではありませんか!だから、メロディは妊娠出来なかったのです」
おかしいと思っていた、まさかすり替えていた物をすり替えられていたとは、考えもしなかった。
「はあ…疑似番に関与した者は、禁固刑から終身刑、もしくは死刑とすると言ったはずだが、それを理解した上での発言か?」
「っ、それは」
「もっと重い罪を望むなら、それでも構わない」
ディオエルの鋭い瞳が、デビットとエリザを貫いていた。
「そのようなことは」
「いえ」
「ならば、罰を受け入れろ。明日には刑務所に移送する。連れて行ってくれ」
何かを言って、さらに罪が重くなることは不味いと思ったデビットとエリザは、大人しく牢に連れて行かれた。
次にオックスが呼ばれて、三人の刑期とベースレイ伯爵家の廃家が伝えられた。
両親や姉が何をしていたかは、発表で知っていたが、オックスは何が起きているのか、悪夢を見ているような気分であった。
「廃家ですか…」
「ああ、直接殺害をしたわけではないが、実行犯を唆し、計画をしたのはメロディ、当主であるデビット、エリザ、ヒリアだ」
「本当に行っていたのですか?」
「それはどういう意味だ?間違いだと疑っている解釈か?」
「いっ、いえ、違います。両親たちがそんな恐ろしいことを、本当にしていたのかと思ったものですから」
自白剤を使って、自白したと聞いている以上、誰かに陥れられた、騙されている、冤罪だということはないと、オックスも分かっている。
頭では分かってはいるが、そんなことをしていたことが信じられず、思わず口にしてしまった。
「お前は関与はしていないとは聞いている。だが、疑似番のことは聞いていたな?」
「…はい、祖母が研究していたことは聞いておりましたが、祖父がくだらぬと怒っていたので、やめたのかと思っておりました」
ベースレイ前伯爵に認められていなかった、バレないように研究を続けていたことは知っていたために、話は通っている。
「怪しんではいなかったのか?」
「申し訳ございません…」
「そうか…明日にはメロディも両親も刑務所に移送される。処刑と違い、面会も限られた日にはなるが、出来るから会いに行きたければ会いに行けばいい」
「…は、はい」
「男爵位を取ることはしない、エジト男爵となるか?」
ベースレイ伯爵が持っていたのは、曾祖母よりも前の夫人の持っていた男爵位のみであった。
「はい」
「領地は三分の二は没収する」
男爵となるのならば、伯爵の領地では大きすぎるために三分の一にし、貴族を辞めるのであれば、全てを没収するつもりであった。
「はい」
「詳しくは管理部から説明をさせる」
「承知いたしました」
オックスは帰って行き、当主が刑務所に行くことになったために、困惑も大きいとは思うが、あまりに頼りない姿であった。
「謝罪もしなかったな」
ディオエルは、側に控えていたライシードに声を掛けた。
「はい、領地は没収しても良かったように思いました」
「ああ、だが、関与していないからな」
「そうですね」
翌日、メロディ・ベースレイ、デビット・ベースレイ、エリザ・ベースレイの罰が発表され、ベースレイ伯爵家は廃家となることも発表された。
ヒリア・ベースレイはメロディと、モーラー・カヒスもロウスと存命であれば同じ罰になったが、死亡しているために刑の執行は不可能すると発表もされた。
メロディ、デビット、エリザは刑務所に移送された。
オックスはエジト男爵となり、領地は三分の一となったが、一からやり直すしかない。伯爵となるつもりで頑張っていたようだが、名前の変わらないドアソア家とは違って、ベースレイと名乗らなくていい。男爵家なら表舞台に多く出ることもない、丁度良かったのではないかと思われた。
そして、ロウスとメロディに関わった者たちの罰も言い渡されることになった。
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