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学園生活2
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「特別に扱ったつもりはなかったんだがな」
「だから、調子に乗ったということなのでしょうね」
ローズマリーが色恋はないと証言したのは、エルドールとカイロスが、ローズマリーに特別な思いはなさそうであること。オマリーも誰かひとりと特別親しいということがなかったからである。
だが、オマリーが生徒会に入り、皆に優しくされたことで、優越感を持っていることは、察することは出来た。
「先生が注意したのですよね?でしたら、弁えて行動をするべきですね。賢いのなら分かるでしょう。やり続けるのならば、状況が読めない、勉強が出来るだけの令嬢ということです」
「ローズマリー嬢は、手厳しいな」
「事実ですよ、口を出そうかとも思いましたが、私も伯爵令嬢ですから、特にオズラール公爵令嬢には絶対に、絶対に嫌われたくありませんから」
「怖いのか?」
ヨルレアンはどこか何を考えているか分からないところはあるが、怖いという認識はしていなかった。
「お人柄ということではありませんよ?」
「何を考えているか分からないからか?」
「次元が違うからですよ!何を考えているか分からないのではなく、考えてらっしゃることが、私には分からないのです。本来、私が何か言うことですらありません」
「そ、そうなのか…」
ローズマリーからヨルレアンのことを聞いたのは初めてであったが、今まで恐れ多くて口にしなかったとは思わなかった。
「当たり前ではありませんか!殿下も解読をご存知でしょう?」
「あっ、ああ」
「本当に何にも分かりませんでしたが、前にオズラール公爵令嬢のクラスに行った際に、見たこともないような文字と言うのか、文字と言っていいのかという机から落ちた紙を拾ったことがあったのです」
ローズマリーはエルドールと同じクラスで、ヨルレアンとジャスミンとオマリーと同じクラスではない。
「凄いよな…」
さすがに解読に向かってみて、身に染みたエルドールは、素直に凄いという語彙力のない表現しか出なかった。
「ええ、お礼を言われて…嘘でしょうと思いました。兄に聞いたら、考える部分自体が我々とは違うと言っていました」
「そういうことなのだろうな」
「殿下、兄から詳しくは聞いていませんが、オズラール公爵令嬢と何かあったのでしょう?」
「っあ、いや、その…」
「箝口令が敷かれているのでしょう?聞きませんから、心配しないでください」
箝口令となっているまでは知らなかったが、おそらく父上がエルドールのためではなく、ヨルレアンのために敷いたのだろうと思った。
「ですが、もし悪いことをされたのなら、しっかり謝ってください」
「ああ…分かっている」
エルドールはもう一度、会わせて貰えないかと相談しようと、母であるオーバン王妃を訪ねた。
「ヨルレアンに謝りたいので、会わせては貰えないでしょうか」
「謝りたいって言葉が出ただけ、良かったと思うべきなのでしょうね」
オーバンはため息交じりに、答えた。
「はい、申し訳ございませんでした」
「解読を続けているそうね」
「はい…どれだけ大変というよりは、何も分かっていなかったことが分かりました。オマリー嬢も異性にだけボディタッチをすることが分かったので、教師に注意して貰い、距離を取るようにしています」
「そうね、それがあなたのやるべきことだったわね」
その際も話は聞いたのだろうが、変な思い込みで、よりにもよってヨルレアンを糾弾したことは、大問題となった。
「はい…その通りです」
オーバンもさすがに反省をした様子のエルドールに、今ならば謝らせてもいいかとは思ってはいた。
「ただね、今は難しいわ」
「何をしているのでしょうか?」
「解読に決まっているじゃない」
「そ、そうなのですか…」
エルドールはてっきりしないと宣言したので、解読はしていないと思っていた。
「だから、調子に乗ったということなのでしょうね」
ローズマリーが色恋はないと証言したのは、エルドールとカイロスが、ローズマリーに特別な思いはなさそうであること。オマリーも誰かひとりと特別親しいということがなかったからである。
だが、オマリーが生徒会に入り、皆に優しくされたことで、優越感を持っていることは、察することは出来た。
「先生が注意したのですよね?でしたら、弁えて行動をするべきですね。賢いのなら分かるでしょう。やり続けるのならば、状況が読めない、勉強が出来るだけの令嬢ということです」
「ローズマリー嬢は、手厳しいな」
「事実ですよ、口を出そうかとも思いましたが、私も伯爵令嬢ですから、特にオズラール公爵令嬢には絶対に、絶対に嫌われたくありませんから」
「怖いのか?」
ヨルレアンはどこか何を考えているか分からないところはあるが、怖いという認識はしていなかった。
「お人柄ということではありませんよ?」
「何を考えているか分からないからか?」
「次元が違うからですよ!何を考えているか分からないのではなく、考えてらっしゃることが、私には分からないのです。本来、私が何か言うことですらありません」
「そ、そうなのか…」
ローズマリーからヨルレアンのことを聞いたのは初めてであったが、今まで恐れ多くて口にしなかったとは思わなかった。
「当たり前ではありませんか!殿下も解読をご存知でしょう?」
「あっ、ああ」
「本当に何にも分かりませんでしたが、前にオズラール公爵令嬢のクラスに行った際に、見たこともないような文字と言うのか、文字と言っていいのかという机から落ちた紙を拾ったことがあったのです」
ローズマリーはエルドールと同じクラスで、ヨルレアンとジャスミンとオマリーと同じクラスではない。
「凄いよな…」
さすがに解読に向かってみて、身に染みたエルドールは、素直に凄いという語彙力のない表現しか出なかった。
「ええ、お礼を言われて…嘘でしょうと思いました。兄に聞いたら、考える部分自体が我々とは違うと言っていました」
「そういうことなのだろうな」
「殿下、兄から詳しくは聞いていませんが、オズラール公爵令嬢と何かあったのでしょう?」
「っあ、いや、その…」
「箝口令が敷かれているのでしょう?聞きませんから、心配しないでください」
箝口令となっているまでは知らなかったが、おそらく父上がエルドールのためではなく、ヨルレアンのために敷いたのだろうと思った。
「ですが、もし悪いことをされたのなら、しっかり謝ってください」
「ああ…分かっている」
エルドールはもう一度、会わせて貰えないかと相談しようと、母であるオーバン王妃を訪ねた。
「ヨルレアンに謝りたいので、会わせては貰えないでしょうか」
「謝りたいって言葉が出ただけ、良かったと思うべきなのでしょうね」
オーバンはため息交じりに、答えた。
「はい、申し訳ございませんでした」
「解読を続けているそうね」
「はい…どれだけ大変というよりは、何も分かっていなかったことが分かりました。オマリー嬢も異性にだけボディタッチをすることが分かったので、教師に注意して貰い、距離を取るようにしています」
「そうね、それがあなたのやるべきことだったわね」
その際も話は聞いたのだろうが、変な思い込みで、よりにもよってヨルレアンを糾弾したことは、大問題となった。
「はい…その通りです」
オーバンもさすがに反省をした様子のエルドールに、今ならば謝らせてもいいかとは思ってはいた。
「ただね、今は難しいわ」
「何をしているのでしょうか?」
「解読に決まっているじゃない」
「そ、そうなのですか…」
エルドールはてっきりしないと宣言したので、解読はしていないと思っていた。
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