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あなたは誰?
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ヨルレアンとデザールは、エルドールがやって来た数日後に、解読していた名前がようやく判明した。
「まだ仮とはなりますが…オールエドリレット…もしくは、オールドリゥドレット」
「ああ、そうだね」
解読を進めていた文は、コーランド王国の国立美術館に展示されている、『振り返る女』というタイトルのその名の通り、振り返る女性が描かれた絵についてである。
見付かった文献から、『振り返る女』について書かれていることが分かり、デザールが解読を進めていた。
「やりましたね!」
「ヨルちゃんのおかげだよ」
「そんなことはありません!ここまで解読していたのは、デザールおじ様ではありませんか」
言葉なのか、名前なのか、分からない古代語から、ようやく名前を見つけ出したのである。
古代語と言っても、文明が発達していない時代だけの話ではない。コーランド王国を含めるカラード大陸は、言葉は早くから使われていたが、文字の発展が非常の遅かったのである。
しかも、定着していない時代であるために、書く人によって違いがあり、同じ人間が書いていれば続けて解読しやすいが、別の人間になると急に解読が出来なくなる。
ゆえにデザールが解読していたことで、ヨルレアンも解読が進め易かった。
「初めて聞く名前ですね、画家の名前でも聞いたことがありません」
「おそらくにはなるが、モデルの方の名前だろうね」
画家の名前の方が、知りたいところではあった。
この画家はおそらく他にも絵を残しており、そちらは専門家が調べている。
絵の裏に本人のサインはあるが、一文字だけで、どう解読すればいいのか、答えが出ないままで、作者の名前が未解読のまま展示されており、分かるかと思ったが、どうやら違うようである。
「手が掛かりを調べるのと、同時に続きの解読もしなくてはいけないな」
「ええ、画集なども調べてみましょう」
「そうだね」
おそらくモデルの名前であることは分かったが、誰なのか、どんな繋がりなのかも分からなかった。
他の資料からオールエドリレットを探すこともしながら、解読を進めれば分かるかもしれないと、同時進行で続けられることになった。
だが、学園をこのままというわけにはいかず、定期試験だけは受けることになったが、教室に戻れば色々と面倒であるために、別室で受けることになった。
王家にも伝えてあるので、エルドールも試験だけは受けに来ることは聞いており、昼食を一緒になんて思っていたが、ダズベルトに一日で10教科を受けるのだから邪魔をするなと言われて、大人しくしていた。
ヨルレアンが応接室で試験を受けるために向かっているのを、偶然見てしまったのが、オマリーであった。
オマリーは話し掛けようと急いだが、応接室に入ってしまい、休憩の度に応接室の辺りをうろうろしていたが、ヨルレアンは10教科を受けるので、タイミングよく出て来るはずもなく、教室に戻っていた。
ヨルレアンは良い点を取るつもりはないが、既にそれ以上の勉強を終えているような学力である。
「ふう…」
「お疲れ様でございました」
ヨルレアンは終わっては次、終わっては次と、どんどん試験を受けていた。
「ずっと解読しておりましたので、現代に慣れませんでしたわ」
「さ、さようですか」
もの凄いスピードと集中力で、解き続けており、慣れないように見えなかった。
「解読はいかがですか?」
話しているのは、勿論と言うべき学園長である。
「ええ、良いところまではいっているのですけど、なかなか難しいですわね…」
「そうですか」
学園長とはいえ、古代語は全く分からないが、解読をどのようにするかは知っている。時間と労力、そして類まれなる才能が必要であることも理解している。
試験も免除でいいと思っていたが、ヨルレアンの責任感を学園長も聞いていたので、受けに来て貰ったのである。
「まだ仮とはなりますが…オールエドリレット…もしくは、オールドリゥドレット」
「ああ、そうだね」
解読を進めていた文は、コーランド王国の国立美術館に展示されている、『振り返る女』というタイトルのその名の通り、振り返る女性が描かれた絵についてである。
見付かった文献から、『振り返る女』について書かれていることが分かり、デザールが解読を進めていた。
「やりましたね!」
「ヨルちゃんのおかげだよ」
「そんなことはありません!ここまで解読していたのは、デザールおじ様ではありませんか」
言葉なのか、名前なのか、分からない古代語から、ようやく名前を見つけ出したのである。
古代語と言っても、文明が発達していない時代だけの話ではない。コーランド王国を含めるカラード大陸は、言葉は早くから使われていたが、文字の発展が非常の遅かったのである。
しかも、定着していない時代であるために、書く人によって違いがあり、同じ人間が書いていれば続けて解読しやすいが、別の人間になると急に解読が出来なくなる。
ゆえにデザールが解読していたことで、ヨルレアンも解読が進め易かった。
「初めて聞く名前ですね、画家の名前でも聞いたことがありません」
「おそらくにはなるが、モデルの方の名前だろうね」
画家の名前の方が、知りたいところではあった。
この画家はおそらく他にも絵を残しており、そちらは専門家が調べている。
絵の裏に本人のサインはあるが、一文字だけで、どう解読すればいいのか、答えが出ないままで、作者の名前が未解読のまま展示されており、分かるかと思ったが、どうやら違うようである。
「手が掛かりを調べるのと、同時に続きの解読もしなくてはいけないな」
「ええ、画集なども調べてみましょう」
「そうだね」
おそらくモデルの名前であることは分かったが、誰なのか、どんな繋がりなのかも分からなかった。
他の資料からオールエドリレットを探すこともしながら、解読を進めれば分かるかもしれないと、同時進行で続けられることになった。
だが、学園をこのままというわけにはいかず、定期試験だけは受けることになったが、教室に戻れば色々と面倒であるために、別室で受けることになった。
王家にも伝えてあるので、エルドールも試験だけは受けに来ることは聞いており、昼食を一緒になんて思っていたが、ダズベルトに一日で10教科を受けるのだから邪魔をするなと言われて、大人しくしていた。
ヨルレアンが応接室で試験を受けるために向かっているのを、偶然見てしまったのが、オマリーであった。
オマリーは話し掛けようと急いだが、応接室に入ってしまい、休憩の度に応接室の辺りをうろうろしていたが、ヨルレアンは10教科を受けるので、タイミングよく出て来るはずもなく、教室に戻っていた。
ヨルレアンは良い点を取るつもりはないが、既にそれ以上の勉強を終えているような学力である。
「ふう…」
「お疲れ様でございました」
ヨルレアンは終わっては次、終わっては次と、どんどん試験を受けていた。
「ずっと解読しておりましたので、現代に慣れませんでしたわ」
「さ、さようですか」
もの凄いスピードと集中力で、解き続けており、慣れないように見えなかった。
「解読はいかがですか?」
話しているのは、勿論と言うべき学園長である。
「ええ、良いところまではいっているのですけど、なかなか難しいですわね…」
「そうですか」
学園長とはいえ、古代語は全く分からないが、解読をどのようにするかは知っている。時間と労力、そして類まれなる才能が必要であることも理解している。
試験も免除でいいと思っていたが、ヨルレアンの責任感を学園長も聞いていたので、受けに来て貰ったのである。
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