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執拗に食い下がる
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ヨルレアンとデザールも、オールエドリレットについて、何も手掛かりは見付かってはいなかった。
二人は解読の方を進めようと、続きに集中することした。この文献はおそらく画家の視点でオールエドリレットのことが書かれている。
エルドールも調べることを続けており、オマリーはその様子をソワソワした気持ちで、見ていた。そして、皆が帰り、エルドールとカイロスも帰ろうとしていると、残っていたオマリーが声を掛けた。
「あの、殿下」
「何だろうか?」
エルドールとカイロスも、話し掛けて来るのではないかと思っていた。
「まだ何か調べてらっしゃいますよね?やっぱり私が手伝えることあるのではないかと思うのです」
「それは断ったはずだが?」
「でも、力になりたいんです」
「ならば、別の者を手伝って欲しいと話しただろう?」
「殿下の手伝いをしたいんです」
またも同じ話をすることになり、エルドールは声を荒げそうになったが、目的を知るいい機会だと思い、グッと堪えた。
オマリーは生徒会の一員として、問題のない存在であった。だからこそ、非難された際に、口を出してしまったのだ。
「なぜだ?評価して、何か優遇して欲しいということか?」
「い、いえ、そんなつもりはありません」
いっそ、そう言ってくれた方が納得が出来たのだが、オマリーは違いますと、首を振っている。
「ではなぜだ?」
「ただ、手伝いたいと思ってはいけませんか?」
「これは君に手伝わせるものではない」
「資料は役に立ちませんでしたか?言ってくだされば、お調べします」
やってみろとやりたい気持ちはあったが、手伝わせることは出来ない。
「機密事項が含まれる言えば分かるか?」
「…そうなのですか。申し訳ありません。でも、オズラール公爵令嬢は手伝ってくれないのではありませんか?」
「なぜオズラール公爵令嬢が出て来る?」
「この前、学園に来ていらした際に話したんです」
「は?」
ヨルレアンは何も言っていなかったが、興味もなかったのだろう。それよりも、どうしてオマリーに話す必要があるのかと、眉間に皺を寄せた。
「そうしたら、とても冷たくて…」
それはそうだろう、話し掛けられて不愉快な顔を浮かべる姿しか想像が出来ない。
「もしかして、殿下のされていることは、オズラール公爵令嬢が手伝うべきことではないのですか?それなら、烏滸がましいですが、私でよければお手伝いしたいと思いまして」
見当違いも甚だしい言い分に、逆だと言いたかったが、オマリーに話すことは出来ない。
「そうではない。生徒会のことならともかく、個人的なことを君に頼むことはない」
「でも」
「オマリー嬢、いい加減にしなさい。殿下に何度同じことを言わすんだ!オズラール公爵令嬢にも、失礼だとは思わないのか」
エルドールは話に付き合っていたが、さすがにカイロスが声を荒げた。
「私は、殿下のためを思って」
「君が決めることではない!」
「ですが」
カイロスが睨み付けると、さすがにオマリーも黙り込んだ。
「君は自分の生徒会の仕事をしてくれればいい」
「…はい」
それからオマリーは言って来ることはなくなったが、エルドールの様子を気にしていることは、明らかであった。
エルドールがオマリーに気持ちの悪さを感じている頃、ヨルレアンは舞台という言葉がところどころに解読が出来た。
「舞台とあるから、歌い手か女優だったのでしょうか?画家の方はそういった方を描くこともありますね?」
「ああ、見られることに慣れているから、モデルにはなることは多いだろうね」
「でも観に行っただけ、裏方ということもありますわね」
「ああ」
思い込みは良くないが、仮説を立てて解読する場合もある。だが、ヨルレアンは色んな方向を考えながら、解読を進めていく独自の思考を持っていた。
二人は解読の方を進めようと、続きに集中することした。この文献はおそらく画家の視点でオールエドリレットのことが書かれている。
エルドールも調べることを続けており、オマリーはその様子をソワソワした気持ちで、見ていた。そして、皆が帰り、エルドールとカイロスも帰ろうとしていると、残っていたオマリーが声を掛けた。
「あの、殿下」
「何だろうか?」
エルドールとカイロスも、話し掛けて来るのではないかと思っていた。
「まだ何か調べてらっしゃいますよね?やっぱり私が手伝えることあるのではないかと思うのです」
「それは断ったはずだが?」
「でも、力になりたいんです」
「ならば、別の者を手伝って欲しいと話しただろう?」
「殿下の手伝いをしたいんです」
またも同じ話をすることになり、エルドールは声を荒げそうになったが、目的を知るいい機会だと思い、グッと堪えた。
オマリーは生徒会の一員として、問題のない存在であった。だからこそ、非難された際に、口を出してしまったのだ。
「なぜだ?評価して、何か優遇して欲しいということか?」
「い、いえ、そんなつもりはありません」
いっそ、そう言ってくれた方が納得が出来たのだが、オマリーは違いますと、首を振っている。
「ではなぜだ?」
「ただ、手伝いたいと思ってはいけませんか?」
「これは君に手伝わせるものではない」
「資料は役に立ちませんでしたか?言ってくだされば、お調べします」
やってみろとやりたい気持ちはあったが、手伝わせることは出来ない。
「機密事項が含まれる言えば分かるか?」
「…そうなのですか。申し訳ありません。でも、オズラール公爵令嬢は手伝ってくれないのではありませんか?」
「なぜオズラール公爵令嬢が出て来る?」
「この前、学園に来ていらした際に話したんです」
「は?」
ヨルレアンは何も言っていなかったが、興味もなかったのだろう。それよりも、どうしてオマリーに話す必要があるのかと、眉間に皺を寄せた。
「そうしたら、とても冷たくて…」
それはそうだろう、話し掛けられて不愉快な顔を浮かべる姿しか想像が出来ない。
「もしかして、殿下のされていることは、オズラール公爵令嬢が手伝うべきことではないのですか?それなら、烏滸がましいですが、私でよければお手伝いしたいと思いまして」
見当違いも甚だしい言い分に、逆だと言いたかったが、オマリーに話すことは出来ない。
「そうではない。生徒会のことならともかく、個人的なことを君に頼むことはない」
「でも」
「オマリー嬢、いい加減にしなさい。殿下に何度同じことを言わすんだ!オズラール公爵令嬢にも、失礼だとは思わないのか」
エルドールは話に付き合っていたが、さすがにカイロスが声を荒げた。
「私は、殿下のためを思って」
「君が決めることではない!」
「ですが」
カイロスが睨み付けると、さすがにオマリーも黙り込んだ。
「君は自分の生徒会の仕事をしてくれればいい」
「…はい」
それからオマリーは言って来ることはなくなったが、エルドールの様子を気にしていることは、明らかであった。
エルドールがオマリーに気持ちの悪さを感じている頃、ヨルレアンは舞台という言葉がところどころに解読が出来た。
「舞台とあるから、歌い手か女優だったのでしょうか?画家の方はそういった方を描くこともありますね?」
「ああ、見られることに慣れているから、モデルにはなることは多いだろうね」
「でも観に行っただけ、裏方ということもありますわね」
「ああ」
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