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トドック男爵令嬢1
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予想外にも、婚約を解消するという話にまでなり、驚いた。
オマリーは、もしかして私のためなのではないかと思い、殿下に今までよりも、多く話し掛けるようにした。
『殿下、お手伝いすることはありませんか?』
『今はない、ありがとう』
『いえ、いつでも言ってください』
だが、殿下との距離は変わらず、近付くことはなかった。
しかも、未だに解消をしたという話は聞かないまま、オズラール公爵令嬢は学園に来なくなってしまった。
『オズラール公爵令嬢がお休みになっているのですが、もしかして私のせいでしょうか?』
『いや、そうではない』
『責任を感じてしまって』
正直、少しは責任を感じたが、ざまあみろという気持ちの方が強かった。
時間が経つと、クラスにオズラール公爵令嬢がいないことが当たり前になり、強がっていたけど、来られないほど弱い。所詮、爵位だけが高い令嬢だと心の中で嘲笑うようになった。
シックス侯爵令嬢が、オズラール公爵令嬢は大事を取って休むことになったと言っているのを聞き、自分が暴言を吐いておきながら、自分が言われて傷付いて、逃げたのだと思った。
『オズラール公爵令嬢は、具合が悪いのですか?』
『ああ、しばらく休むそうだ』
『大丈夫なのでしょうか?』
『ああ、大丈夫だ』
オズラール公爵令嬢の様子を探るために何度か問い掛けたが、ディンジャー様に怒られてしまった。その様子に何か問題が起きているのかもしれないと、それ以上は聞くことは出来なかった。
腕を持つのも声が小さいからではなく、自分を一番に考えて、自分を中心にしてという意味で、腕を持っていた。
学園に入ってからは、同性のクラスメイトと話はするが、親しいという関係は築けなかった。
異性ならと思い、いつものように意識を向けるために腕を持っていた。
同性にもしたことがあったが、ふいに触らないでと言われて、同性にはしてはいけないと感じた。
だが、教師から注意を受けて、令嬢たちが訴えたのだと思った。腕を持つ時にその人に婚約者がいないことなど考えなくてはならないのか。
婚約者というだけで、全てが婚約者だけの者になるのか。
そんなのおかしい。
オズラール公爵令嬢を学園で見付けた時には絶対に話をしなくてはと思い、声を掛けたが、憶えてもない様子に唖然とした。
殿下に怒られている時は、顔色も悪かったのに、凛とした公爵令嬢らしい姿であった。その様子になぜか圧倒されて、何も言えなかった。
その後も、オズラール公爵令嬢は来ることはなく、退学でもしたのかと思ったが、机は今もクラスにあり、空席となっている。
そして、ある時から王太子殿下は、何か必死で調べ物をしている様子であった。
本当なら婚約者である、オズラール公爵令嬢が手伝うべきだろうが、気まずくなって、もしくは能力的に手伝えないのだと思った。
元々、公爵令嬢の癖に成績優秀者に入ってすらいないことを馬鹿にしていた。
『トドック嬢、今回も成績優秀者に入っているじゃないか』
『たまたま勉強をしたところが出ただけです』
『それでもだよ』
オズラール公爵令嬢は、発表の日も入っていないことが分かっているのか、見に行くこともなく、いつも通りであった。何か書いていることから、おそらく勉強しても、成績優秀者に入れない方なのだと思った。
もしかしたら、勉強は諦めて、小説でも書いているのかとすら考えた。だが、あの陰湿な様子の公爵令嬢の書いた小説なんて、絶対に面白くない。
成績優秀者の私の方が、公爵令嬢に相応しい。生まれて来ただけの令嬢なんかに価値があるのか。
オズラール公爵令嬢ではなく、私が手伝えばいい。そう思うようになった。
そうすれば、価値ある人間だと、王太子殿下に認めて貰い、私に相応しい縁談が手に入る。
オマリーは、もしかして私のためなのではないかと思い、殿下に今までよりも、多く話し掛けるようにした。
『殿下、お手伝いすることはありませんか?』
『今はない、ありがとう』
『いえ、いつでも言ってください』
だが、殿下との距離は変わらず、近付くことはなかった。
しかも、未だに解消をしたという話は聞かないまま、オズラール公爵令嬢は学園に来なくなってしまった。
『オズラール公爵令嬢がお休みになっているのですが、もしかして私のせいでしょうか?』
『いや、そうではない』
『責任を感じてしまって』
正直、少しは責任を感じたが、ざまあみろという気持ちの方が強かった。
時間が経つと、クラスにオズラール公爵令嬢がいないことが当たり前になり、強がっていたけど、来られないほど弱い。所詮、爵位だけが高い令嬢だと心の中で嘲笑うようになった。
シックス侯爵令嬢が、オズラール公爵令嬢は大事を取って休むことになったと言っているのを聞き、自分が暴言を吐いておきながら、自分が言われて傷付いて、逃げたのだと思った。
『オズラール公爵令嬢は、具合が悪いのですか?』
『ああ、しばらく休むそうだ』
『大丈夫なのでしょうか?』
『ああ、大丈夫だ』
オズラール公爵令嬢の様子を探るために何度か問い掛けたが、ディンジャー様に怒られてしまった。その様子に何か問題が起きているのかもしれないと、それ以上は聞くことは出来なかった。
腕を持つのも声が小さいからではなく、自分を一番に考えて、自分を中心にしてという意味で、腕を持っていた。
学園に入ってからは、同性のクラスメイトと話はするが、親しいという関係は築けなかった。
異性ならと思い、いつものように意識を向けるために腕を持っていた。
同性にもしたことがあったが、ふいに触らないでと言われて、同性にはしてはいけないと感じた。
だが、教師から注意を受けて、令嬢たちが訴えたのだと思った。腕を持つ時にその人に婚約者がいないことなど考えなくてはならないのか。
婚約者というだけで、全てが婚約者だけの者になるのか。
そんなのおかしい。
オズラール公爵令嬢を学園で見付けた時には絶対に話をしなくてはと思い、声を掛けたが、憶えてもない様子に唖然とした。
殿下に怒られている時は、顔色も悪かったのに、凛とした公爵令嬢らしい姿であった。その様子になぜか圧倒されて、何も言えなかった。
その後も、オズラール公爵令嬢は来ることはなく、退学でもしたのかと思ったが、机は今もクラスにあり、空席となっている。
そして、ある時から王太子殿下は、何か必死で調べ物をしている様子であった。
本当なら婚約者である、オズラール公爵令嬢が手伝うべきだろうが、気まずくなって、もしくは能力的に手伝えないのだと思った。
元々、公爵令嬢の癖に成績優秀者に入ってすらいないことを馬鹿にしていた。
『トドック嬢、今回も成績優秀者に入っているじゃないか』
『たまたま勉強をしたところが出ただけです』
『それでもだよ』
オズラール公爵令嬢は、発表の日も入っていないことが分かっているのか、見に行くこともなく、いつも通りであった。何か書いていることから、おそらく勉強しても、成績優秀者に入れない方なのだと思った。
もしかしたら、勉強は諦めて、小説でも書いているのかとすら考えた。だが、あの陰湿な様子の公爵令嬢の書いた小説なんて、絶対に面白くない。
成績優秀者の私の方が、公爵令嬢に相応しい。生まれて来ただけの令嬢なんかに価値があるのか。
オズラール公爵令嬢ではなく、私が手伝えばいい。そう思うようになった。
そうすれば、価値ある人間だと、王太子殿下に認めて貰い、私に相応しい縁談が手に入る。
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