男爵令嬢なのにくじ引きで王子のいる生徒会の役員になりました!

らな

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第103話 離宮にて

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離宮に来て2日目。
リアとジークフェルドは2人で夕食を取りながら、昼間の出来事について話をしていた。
リアがロイとの思い出を散々話したあと、ジークフェルドが真剣な表情で尋ねてきた。

「ところで、リアはあの3人を見てどう思った?」
「3人ともすごく格好いいですよね。顔立ちもなんですけど、身体も大きいし鍛えられてて、パッと見た時はビックリしました。イーリスから近衛は容姿も必要だって聞いていたので本当なんだなって思いました。」
ニコニコ笑うリアにジークフェルドは恐る恐る尋ねた。
「ライアンを見てどう思った?」
「ライアン?・・・左端にいた巻き毛の金髪の方ですか?俳優さんみたいですよね。白馬の王子様っぽいし、シンシアが見たら喜びそうだと思いましたけど。」
その言葉にジークフェルドはハアーと息をはいた。
「ライアンさんがどうかされたんですか?」
「いや、女の子はライアンを見ると皆あいつのことを好きになるから心配で・・・」
ジークフェルドが何を言いたかったか悟り、リアの顔が赤くなった。
「そんな、顔だけで人を好きになるわけじゃないです。」

しばらく2人で照れ合った後、ジークフェルドが別の話題を振ってきた。
「そういえば、明日クリスがここに来るらしい。」
「まあ、思ったより早いんですね。」
「クリスは休暇に入ってすぐ地方公務に出ただろう。それがアルノー北部の都市だったから、アルノーの王都に戻らずそのままリンドブルムに行くことにしたそうだ。」
「なるほど。」
「父上も東の離宮の客人の接待やらで忙しいみたいだし、クリスと合流してから3人で会おうかと思ってる。リアもその方がいいだろう?」
「はい。」
リアが頷いた。
国王陛下と会うにあたり、何かと気が付いてフォローしてくれるクリスがいた方がリアも安心だ。

                ※

夕食後、リアは自室のベッドの上に寝そべりながら先ほどの話を思い返していた。
ここに来る前は、ジークフェルドと2人きりで場が持つのかとか気まずくならないかとか心配だったし、クリスに早く合流して欲しいと思っていた。
しかし、今となっては2人で過ごすことが当たり前のようになって、むしろその時間が楽しかった。

クリス様が来るのか・・・

ちょっと残念な気持ちを感じつつリアは眠りについたのだった。

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