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問3 条件による分岐を辿れ
問3-6
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俺は「待て、俺は一人の時間が欲しいから束縛しないでくれ」と言えるほどに肝は座っていなかったし、一ヶ月くらいならいいかという気持ちもあった。
というか、左右の女性にこんな場で逆らうような愚を犯すほど馬鹿ではない。
結局その後は妙に緊張した雰囲気のまま質問コーナーになったのだが、会場の人々も初めは空気を読んで試合内容についての質問が多かった。
俺や彼女達への興味は一旦蓋をし、当初の目的であっただろう「俺のデッキと計画」へ興味の先を移したようだった。こういうところは、さすが皆ゲーマーだと思う。
なぜあの時ああしたのか、このカードは何の為に入っているのか、どういう方法でミューミューの行動を予測していたのか。
俺はときに答え、ときに適当にごまかした。本当に全ての手の内を明かす必要は無いだろう。
だが質問が続くにつれて会場にじわりと広がる空気は感じていた。
それはおそらく、落胆。
理由は想像がつく。ゲームの物理法則を利用した罠や、その他俺専用にチューンナップされたデッキは非常にピーキーで、ネタも割れてしまった今となっては皆が興味を示すほどの「素晴らしいデッキ」では無いことが分かったからだろう。
そうなると、さっき蓋をしたはずの興味がむくむくと持ち上がってきてしまったようだ。
質問は形を変え、俺とみずちの関係やそれに類する事、そしてついにミューミューへの失礼な質問へつながった。
ミューミューの返答は、完全な無言。
いや、蔑みの視線はあったかもしれない。
彼女は俺にサッとフレンド申請だけ飛ばすと、簡単な挨拶をしてあっという間に立ち去ってしまった。
壇上に取り残された俺とみずちは、ここらが潮時としっかり挨拶をして会を閉じた。
なんだかんだ盛り上がった「会見」だったが、終わり方はもやもやする感じになってしまった。
俺は居心地も悪かったので早々とその場を去った。
マイルームに戻り簡単なデッキ整理と今日得たデータを専用のフォルダに放り込んでいると、フレンド登録を許可したばかりのミューミューから連絡をもらったので、翌日のペアダンジョンの約束をすることになった。
俺は彼女の返事を確認すると、いつもより疲れた感覚に引きずられログアウトした。
これが昨日の顛末だ。
――そして今。
俺は合流したミューミューと腐れ縁2人と共にここに立っていた。
「ちょっとこっち手伝ってくれよ! 俺だけじゃ抑えきれない! おい! りょーちん! おい!!」
「あーーー!! 私の素材ーーーー!!! 逃げるなーーー!!!」
「シトラスさん! 火香さんが一人で、ちょっと! 待ってくださいってば! あー!! 危ない!!」
どうしてこうなった。
一人でエネミーの群れに突っ込んだみずちが、当然の事だが反撃を食らって包囲の外側にぶっ飛ばされる。
それをフォローしようとしたミューミューは横からの攻撃に気づいていなかったので、俺が間に入ろうと飛び込むと、同じ事を考えていたチョッキと肩をぶつけてしまい弾かれる。
そのせいで肝心の攻撃は弾かれた二人の肩の隙間を抜けて結局ミューミューに直撃してしまい、俺はというとバランスを崩してエネミーの中に背中から突っ込む形になってしまった。
まぁ、この辺でいいだろう。
パーティは瓦解し、エネミーに蹂躙され、そしてダンジョン入り口に全員で強制送還される事になった。
「「「「………………」」」」
4人分の沈黙。
星の瞬く夜空を背景に、大きな炎にまとわれ燃え上がりながらもそびえ立つ天守閣。
俺達はその正面、砂利を敷いた広場のような空間に戻された。
他のプレイヤーも大勢いるここで、お互い何もしゃべらずただ向かい合って疲れたように4人で座り込む。
何故だ。一人増えただけで何故こうなる。普通逆だろ、増えてるんだから。楽になるはずだろ。
既にボスにもたどり着けず、俺達にとってこれで3度目の全滅だった。
「――やっぱり、私のせい、ですよね?」
声に感情はあまり乗っていなかったが、少しだけ悲しそうな顔でミューミューが口を開いた。
「ううん! そんな事ないよ! 今のはカッチン来て突っ込んだ私が悪かった! ごめんね!」
みずちが慌てて取り繕う。
だが、残念ながらミューミューの言う通り、おそらく責任は彼女にあった。
全滅の原因はみずちが突っ込んだことだが、問題はそこではない。もっと前の段階だ。
「あのー、ミューミューちゃん?」
チョッキが意を決したように彼女に向き合った。
「もしかして……あー、ちょっと失礼な質問だったから聞きにくかったんだけどさ。……パーティプレイ、やったこと、無い感じの人?」
ミューミューはその言葉を聞くと、顔を伏せてしまった。
そして数秒後、小さくこくりとうなずいた。
あぁ、やっぱりか。
少しずつ臭っていた違和感だったが、もう3度目のさっきのダンジョンはおそらく他の2人もミューミューへの「もしかして」を感じていただろう。
1つ目の違和感は、合流して俺らがパーティ用に組んだ各人のデッキの最終確認をしている間、ミューミューはどこか慌てたような雰囲気だったところか。
彼女が持ってきたデッキはジョブデッキとしての何かのスタイルではなく、一人で全てをバランスよくこなせるソロプレイヤーっぽい内容だった。
その時の俺達はどういう状況でも適応出来るデッキならパーティーのバランスは崩れないだろうと深く考えてはいなかった。
2つ目の違和感は、今回のイベント「迦具土城を落とせ」によって生まれた巨大な天守閣ダンジョン、迦具土城へと足を踏み入れた1周目のことだ。
ソロならダンジョンは複雑な生成をせず、基本は一本道に近い形でバトルの連戦をするスタイルになる。
ゲームの性質上、デッキに含められるカードの種類数は決まっている。
コンクエストデッキはカードコストの制限はなくとも、デッキ上限は25枚から変わらないからだ。
そうなると、戦闘向きのカードとダンジョン探索向きのカードとどうしても用途が違うため、都合よく手札が来なければ探索にストレスがある。
なので、こういったダンジョンではソロの場合、攻略は省かれ戦闘に焦点が当たるようになっているのだ。
プレイヤーとしても、素材や目的のカードはしっかり集まり、実戦能力も鍛えられ、そしてストレスは少ないので悪くはない。
だが、パーティプレイでは話が変わってくる。
全体のカードの種類は増やせるため、よりダンジョンでは戦闘面以外での「攻略」に関するゲームプレイが重要視されてくる。
例えばダンジョンの名の通り、マップの迷宮化。
複数プレイヤーによる協力が必要なパズルや、罠など戦闘以外のイベントの増加。
戦闘面でもエリアボスと呼ばれる強敵だけではなく、先程の「ラッシュ」のように大群との戦闘があったりと手強さが格段に上がる。
ゲームとして楽しいのはパーティ、単なる収集の為の周回ならソロだ。
ちなみにペアはその中間くらいのバランスになっている。
彼女はそのパーティの「当たり前」をあまり知らないようだった。
迷宮化しているのに、正面の道をずんずん進んで罠に引っかかってみたり、敵の群れに大げさに驚いてみたり。
俺たちはしっかりして見えるミューミューにもおっちょこちょいな面もあるのかとその時は笑っていた。
1周目は強敵に急襲され、連携が上手く行かず盾役のチョッキが落ちた為全滅してしまった。
笑えなくなるのは、2周目からだった。
というか、左右の女性にこんな場で逆らうような愚を犯すほど馬鹿ではない。
結局その後は妙に緊張した雰囲気のまま質問コーナーになったのだが、会場の人々も初めは空気を読んで試合内容についての質問が多かった。
俺や彼女達への興味は一旦蓋をし、当初の目的であっただろう「俺のデッキと計画」へ興味の先を移したようだった。こういうところは、さすが皆ゲーマーだと思う。
なぜあの時ああしたのか、このカードは何の為に入っているのか、どういう方法でミューミューの行動を予測していたのか。
俺はときに答え、ときに適当にごまかした。本当に全ての手の内を明かす必要は無いだろう。
だが質問が続くにつれて会場にじわりと広がる空気は感じていた。
それはおそらく、落胆。
理由は想像がつく。ゲームの物理法則を利用した罠や、その他俺専用にチューンナップされたデッキは非常にピーキーで、ネタも割れてしまった今となっては皆が興味を示すほどの「素晴らしいデッキ」では無いことが分かったからだろう。
そうなると、さっき蓋をしたはずの興味がむくむくと持ち上がってきてしまったようだ。
質問は形を変え、俺とみずちの関係やそれに類する事、そしてついにミューミューへの失礼な質問へつながった。
ミューミューの返答は、完全な無言。
いや、蔑みの視線はあったかもしれない。
彼女は俺にサッとフレンド申請だけ飛ばすと、簡単な挨拶をしてあっという間に立ち去ってしまった。
壇上に取り残された俺とみずちは、ここらが潮時としっかり挨拶をして会を閉じた。
なんだかんだ盛り上がった「会見」だったが、終わり方はもやもやする感じになってしまった。
俺は居心地も悪かったので早々とその場を去った。
マイルームに戻り簡単なデッキ整理と今日得たデータを専用のフォルダに放り込んでいると、フレンド登録を許可したばかりのミューミューから連絡をもらったので、翌日のペアダンジョンの約束をすることになった。
俺は彼女の返事を確認すると、いつもより疲れた感覚に引きずられログアウトした。
これが昨日の顛末だ。
――そして今。
俺は合流したミューミューと腐れ縁2人と共にここに立っていた。
「ちょっとこっち手伝ってくれよ! 俺だけじゃ抑えきれない! おい! りょーちん! おい!!」
「あーーー!! 私の素材ーーーー!!! 逃げるなーーー!!!」
「シトラスさん! 火香さんが一人で、ちょっと! 待ってくださいってば! あー!! 危ない!!」
どうしてこうなった。
一人でエネミーの群れに突っ込んだみずちが、当然の事だが反撃を食らって包囲の外側にぶっ飛ばされる。
それをフォローしようとしたミューミューは横からの攻撃に気づいていなかったので、俺が間に入ろうと飛び込むと、同じ事を考えていたチョッキと肩をぶつけてしまい弾かれる。
そのせいで肝心の攻撃は弾かれた二人の肩の隙間を抜けて結局ミューミューに直撃してしまい、俺はというとバランスを崩してエネミーの中に背中から突っ込む形になってしまった。
まぁ、この辺でいいだろう。
パーティは瓦解し、エネミーに蹂躙され、そしてダンジョン入り口に全員で強制送還される事になった。
「「「「………………」」」」
4人分の沈黙。
星の瞬く夜空を背景に、大きな炎にまとわれ燃え上がりながらもそびえ立つ天守閣。
俺達はその正面、砂利を敷いた広場のような空間に戻された。
他のプレイヤーも大勢いるここで、お互い何もしゃべらずただ向かい合って疲れたように4人で座り込む。
何故だ。一人増えただけで何故こうなる。普通逆だろ、増えてるんだから。楽になるはずだろ。
既にボスにもたどり着けず、俺達にとってこれで3度目の全滅だった。
「――やっぱり、私のせい、ですよね?」
声に感情はあまり乗っていなかったが、少しだけ悲しそうな顔でミューミューが口を開いた。
「ううん! そんな事ないよ! 今のはカッチン来て突っ込んだ私が悪かった! ごめんね!」
みずちが慌てて取り繕う。
だが、残念ながらミューミューの言う通り、おそらく責任は彼女にあった。
全滅の原因はみずちが突っ込んだことだが、問題はそこではない。もっと前の段階だ。
「あのー、ミューミューちゃん?」
チョッキが意を決したように彼女に向き合った。
「もしかして……あー、ちょっと失礼な質問だったから聞きにくかったんだけどさ。……パーティプレイ、やったこと、無い感じの人?」
ミューミューはその言葉を聞くと、顔を伏せてしまった。
そして数秒後、小さくこくりとうなずいた。
あぁ、やっぱりか。
少しずつ臭っていた違和感だったが、もう3度目のさっきのダンジョンはおそらく他の2人もミューミューへの「もしかして」を感じていただろう。
1つ目の違和感は、合流して俺らがパーティ用に組んだ各人のデッキの最終確認をしている間、ミューミューはどこか慌てたような雰囲気だったところか。
彼女が持ってきたデッキはジョブデッキとしての何かのスタイルではなく、一人で全てをバランスよくこなせるソロプレイヤーっぽい内容だった。
その時の俺達はどういう状況でも適応出来るデッキならパーティーのバランスは崩れないだろうと深く考えてはいなかった。
2つ目の違和感は、今回のイベント「迦具土城を落とせ」によって生まれた巨大な天守閣ダンジョン、迦具土城へと足を踏み入れた1周目のことだ。
ソロならダンジョンは複雑な生成をせず、基本は一本道に近い形でバトルの連戦をするスタイルになる。
ゲームの性質上、デッキに含められるカードの種類数は決まっている。
コンクエストデッキはカードコストの制限はなくとも、デッキ上限は25枚から変わらないからだ。
そうなると、戦闘向きのカードとダンジョン探索向きのカードとどうしても用途が違うため、都合よく手札が来なければ探索にストレスがある。
なので、こういったダンジョンではソロの場合、攻略は省かれ戦闘に焦点が当たるようになっているのだ。
プレイヤーとしても、素材や目的のカードはしっかり集まり、実戦能力も鍛えられ、そしてストレスは少ないので悪くはない。
だが、パーティプレイでは話が変わってくる。
全体のカードの種類は増やせるため、よりダンジョンでは戦闘面以外での「攻略」に関するゲームプレイが重要視されてくる。
例えばダンジョンの名の通り、マップの迷宮化。
複数プレイヤーによる協力が必要なパズルや、罠など戦闘以外のイベントの増加。
戦闘面でもエリアボスと呼ばれる強敵だけではなく、先程の「ラッシュ」のように大群との戦闘があったりと手強さが格段に上がる。
ゲームとして楽しいのはパーティ、単なる収集の為の周回ならソロだ。
ちなみにペアはその中間くらいのバランスになっている。
彼女はそのパーティの「当たり前」をあまり知らないようだった。
迷宮化しているのに、正面の道をずんずん進んで罠に引っかかってみたり、敵の群れに大げさに驚いてみたり。
俺たちはしっかりして見えるミューミューにもおっちょこちょいな面もあるのかとその時は笑っていた。
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