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問5 面の表裏を同時に照らせ
答5-3
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海と、山と、森と、巨大な猫の像。
今この場所を第三者に簡潔に説明しろと言われれば、そう答える事になる。
単純なようで複雑に絡み合ったその区画は、とにかく広かった。
「広ォ……」
陳腐な感想だが、他に言い表しようがない。
もっと良い表現をしてくれるであろう、ボキャブラモンスターこと孤狼丸がここにいなかったのが悔やまれる。
「いくらでも使って下さい。我ら玻璃猫組、崇拝する主に使って頂けるなら本望でございます」
「あ、ありがとうございます……」
ミューミューはここに来てから恐縮しっぱなしだ。
丁寧に30度の角度でお辞儀をするスーツ姿の若い男は、玻璃猫組のリーダーこと「玻璃猫組のリーダー@玻璃猫組」だ。
名は体を表すとはよく言ったものだ。わざわざ一度アカウントデータを消し、新アカウントでこの名前にしたらしい。
「すごいを通り越してキモいも通り越してリーダーすげぇやってなったけど、もう一度冷静になって考えたらやっぱキモかった」とグループメンバー間でもしばしば話題に上がる、とは本人談だ。もう何がなんだか。
――だが、彼のミューミューに対する尊敬と仕草は全くもって隙のない紳士だった。
「『BUPPA!』の皆様も入室許可ユーザーには既に登録していますので、登録地点移動でいつでも入れます」
玻璃猫組のリーダーが俺にも笑顔を向ける。
ブッパ。
なんやかんや名前を決めるのに1時間くらいかかってしまった。
別にグループとして立ち上げるわけでもなく、ペア戦もチーム名を決めなければいけないというルールも無いので、もう何でも良いのでは? という雰囲気になり、「ロマン砲ぶっぱするんだから『ブッパ!』でどうよ」という俺の意見への反論が特に出なかった為、皆の消極的賛同により決定した。
俺らとはもちろん、シトラス&ミューミューペアにみずちとチョッキ、それに孤狼丸を加えた5人組だ。
たった5人。されど5人。
多すぎても収集がつかないし、調整は個人に合わせる必要もあるので、少ない事が一概に悪いと言い切る事もできない。
俺達2人を他の3人がバックアップし、意見交換やデッキ調整、研究や試合をこなしていく。
幸い、自分で言うのもなんだが質が高いメンバーだと思う。
10位内ランカー2人と、そこそこ動けるのが3人だ。当然全員のレベルはカンストの100。
そして練習での対戦役は、ペア以外の3人が時間が作れるメンツで回してくれる事に決まった。
これでおおよその方向性はまとまったが、肝心の練習場所の確保が必要だという話になった。
そこで俺がお願いし、それを受けたチョッキが提案したのが、チョッキの古巣で孤狼丸の現所属グループ、玻璃猫組だ。
大手のグループなら必ず練習場所を確保している。
フィールドでの対エネミー戦闘などは練習せずとも実戦を重ねればいいだけだが、対人戦となるとそうは行かない。お試しで組んだデッキが回るかどうか試すのに、いきなりランク戦ではたまったものではない。
別にランク戦対策というわけで無いのならば、野良試合という手段もある。
だがこれには大きな問題と弱点があった。一つは当然の事だが、2人、もしくは4人が必要だという事。俺が研究する時は大抵は外のフィールドでエネミーをいなしながらだったが、やはり非効率的な面は無視出来ない。
そしてもう一つが、フリーバトルのデータは闘技場で記録され、誰でも閲覧可能だということ。
オープンデータとして残るのは不味い。闘技場を借りて戦っているという設定なので、他のプレイヤーでも検索すれば過去1年間のゲーム内容はしっかりチェック出来てしまう。世間から隠れられないのだ。
そこで、対人でじっくり練習できる「プライベートフィールド」の出番というわけだ。
このプライベートフィールドというのはいくつかの入手条件があり、個人では難しい……というか無理だ。
100人以上が所属するグループにのみ所持許可が下り、その上で内部のオブジェクトを用意しようとすると目もくらむような大金を注ぎ込まなければならない。
その代わり、マイルームではアクション確認しか出来ないような大技の挙動を確認したり、試合とは違い時間を気にせずいくらでも一人でデッキを回す事が出来る。
外のフィールドと違って「リムーブ」も無効だ。
選んで引けるという練習に適したカードのドロー機能すらある。
俺からすれば、喉から手が出るほど欲しい空間だった。
そしてその場所を唯一提供できそうなメンバーはチョッキただ一人しか当てはまらない。
多くの人に慕われ、有名なグループを転々としていた彼なら伝手があるだろうという俺の目論見は正しかった。
しかし、その紹介先である玻璃猫組というグループは思っていた以上にデカかった。
登録メンバーは3万人。規模で言えば最大手と言っていい。
そのうち細かく内部派閥のようなものがあり、孤狼丸の「特攻隊長」という肩書は自称では無かったらしい。
チョッキと孤狼丸に招待されて着いたここ、玻璃猫組の本拠地「にゃんにゃんすたじあむ」に着いた途端、孤狼丸は数人のプレイヤーに連行されて行った。
罪状は「越権行為」だそうだ。
ミューミューは止めようとしたが、俺はその肩をつかんで首を横に振った。踏み込まない方が良い領域は、たしかにあるのだ。
結局孤狼丸は放っておいて5人でぞろぞろとフィールドの視察を始めた。
そして出てきた俺の感想は「広ォ……」だった。
「いろいろなフィールドの特徴をちょっとずつ踏まえていて、めちゃくちゃ良いプライベートフィールドですね」
「いつか玻璃猫様がここを使う時に備え、私が設計しました。苦節2年。ついに本懐を遂げました」
リーダーが目元を抑え、涙をこらえるような仕草をした。
「それは、なんとお礼を言えばいいか……私があげられるモノなんて、何にも……」
おどおどしているミューミューを、すっとリーダーの手が遮った。
「いいんです。お礼なんか。私たちは、玻璃猫様から、もっと多くの形無きモノを頂いてますから」
俺はリーダーの男っぷりに感心する。名前でオチている人かと思ったけど、なかなかどうしてカッコいい奴だ。
ミューミューもその言葉の真っ直ぐさに心を打たれたのか、静かに頭を下げた。
「あぁ! 頭をお上げ下さい!」
今度は逆にリーダーが慌てたが、チョッキがへらへらと笑いながらガシッとその肩を抱いた。
「俺のおかげだな!」
「はいチョッキさんのおかげです……! やはりあなたはこのグループを離れても、愛情は育んでいたんですね……!」
「もちろんだぜ、リーダー。俺はお前の顔も忘れた事は無いさ」
「チョッキさん!」
「リーダー!」
暑苦しい男二人が抱き合ってる。俺は途中から思考をシャットアウトしたので事なきを得た。
みずちはニコニコと見守っていた。精神強いなぁ。
「じゃあ、下見も終わったし、最初の約束から果たしたらどう?」
時間も遅くなってきたので、俺は話を進めた。
「おっ、早速か。でも、それならここじゃないほうがいいんじゃね?」
「それもそうですね。じゃあ、案内ありがとうございました。遠慮なくこれから使わせて頂きます」
ミューミューとリーダーは握手を交わし、その後はチョッキと二人で約束の「ガチバトル」をこなす為に闘技場に移動した。
残ったのは3人。
じゃあ早速みずちとフリーバトルでもするか、と思ったところで、明るい声がフィールド内に響いた。
「火香ちゃーん! どこですかー!?」
聞き覚えのある声だ。誰だっけ?
「えー!? ウソー!?」
みずちが嬉しそうに跳ねた。離れた場所から少しずつ大きくなる影は、ピンクに染まった頭の横の二対のしっぽを揺らしながら駆け寄ってきた。
ツインテ少女、再び。
謎の娘よ、君も玻璃猫組だったのか。
今この場所を第三者に簡潔に説明しろと言われれば、そう答える事になる。
単純なようで複雑に絡み合ったその区画は、とにかく広かった。
「広ォ……」
陳腐な感想だが、他に言い表しようがない。
もっと良い表現をしてくれるであろう、ボキャブラモンスターこと孤狼丸がここにいなかったのが悔やまれる。
「いくらでも使って下さい。我ら玻璃猫組、崇拝する主に使って頂けるなら本望でございます」
「あ、ありがとうございます……」
ミューミューはここに来てから恐縮しっぱなしだ。
丁寧に30度の角度でお辞儀をするスーツ姿の若い男は、玻璃猫組のリーダーこと「玻璃猫組のリーダー@玻璃猫組」だ。
名は体を表すとはよく言ったものだ。わざわざ一度アカウントデータを消し、新アカウントでこの名前にしたらしい。
「すごいを通り越してキモいも通り越してリーダーすげぇやってなったけど、もう一度冷静になって考えたらやっぱキモかった」とグループメンバー間でもしばしば話題に上がる、とは本人談だ。もう何がなんだか。
――だが、彼のミューミューに対する尊敬と仕草は全くもって隙のない紳士だった。
「『BUPPA!』の皆様も入室許可ユーザーには既に登録していますので、登録地点移動でいつでも入れます」
玻璃猫組のリーダーが俺にも笑顔を向ける。
ブッパ。
なんやかんや名前を決めるのに1時間くらいかかってしまった。
別にグループとして立ち上げるわけでもなく、ペア戦もチーム名を決めなければいけないというルールも無いので、もう何でも良いのでは? という雰囲気になり、「ロマン砲ぶっぱするんだから『ブッパ!』でどうよ」という俺の意見への反論が特に出なかった為、皆の消極的賛同により決定した。
俺らとはもちろん、シトラス&ミューミューペアにみずちとチョッキ、それに孤狼丸を加えた5人組だ。
たった5人。されど5人。
多すぎても収集がつかないし、調整は個人に合わせる必要もあるので、少ない事が一概に悪いと言い切る事もできない。
俺達2人を他の3人がバックアップし、意見交換やデッキ調整、研究や試合をこなしていく。
幸い、自分で言うのもなんだが質が高いメンバーだと思う。
10位内ランカー2人と、そこそこ動けるのが3人だ。当然全員のレベルはカンストの100。
そして練習での対戦役は、ペア以外の3人が時間が作れるメンツで回してくれる事に決まった。
これでおおよその方向性はまとまったが、肝心の練習場所の確保が必要だという話になった。
そこで俺がお願いし、それを受けたチョッキが提案したのが、チョッキの古巣で孤狼丸の現所属グループ、玻璃猫組だ。
大手のグループなら必ず練習場所を確保している。
フィールドでの対エネミー戦闘などは練習せずとも実戦を重ねればいいだけだが、対人戦となるとそうは行かない。お試しで組んだデッキが回るかどうか試すのに、いきなりランク戦ではたまったものではない。
別にランク戦対策というわけで無いのならば、野良試合という手段もある。
だがこれには大きな問題と弱点があった。一つは当然の事だが、2人、もしくは4人が必要だという事。俺が研究する時は大抵は外のフィールドでエネミーをいなしながらだったが、やはり非効率的な面は無視出来ない。
そしてもう一つが、フリーバトルのデータは闘技場で記録され、誰でも閲覧可能だということ。
オープンデータとして残るのは不味い。闘技場を借りて戦っているという設定なので、他のプレイヤーでも検索すれば過去1年間のゲーム内容はしっかりチェック出来てしまう。世間から隠れられないのだ。
そこで、対人でじっくり練習できる「プライベートフィールド」の出番というわけだ。
このプライベートフィールドというのはいくつかの入手条件があり、個人では難しい……というか無理だ。
100人以上が所属するグループにのみ所持許可が下り、その上で内部のオブジェクトを用意しようとすると目もくらむような大金を注ぎ込まなければならない。
その代わり、マイルームではアクション確認しか出来ないような大技の挙動を確認したり、試合とは違い時間を気にせずいくらでも一人でデッキを回す事が出来る。
外のフィールドと違って「リムーブ」も無効だ。
選んで引けるという練習に適したカードのドロー機能すらある。
俺からすれば、喉から手が出るほど欲しい空間だった。
そしてその場所を唯一提供できそうなメンバーはチョッキただ一人しか当てはまらない。
多くの人に慕われ、有名なグループを転々としていた彼なら伝手があるだろうという俺の目論見は正しかった。
しかし、その紹介先である玻璃猫組というグループは思っていた以上にデカかった。
登録メンバーは3万人。規模で言えば最大手と言っていい。
そのうち細かく内部派閥のようなものがあり、孤狼丸の「特攻隊長」という肩書は自称では無かったらしい。
チョッキと孤狼丸に招待されて着いたここ、玻璃猫組の本拠地「にゃんにゃんすたじあむ」に着いた途端、孤狼丸は数人のプレイヤーに連行されて行った。
罪状は「越権行為」だそうだ。
ミューミューは止めようとしたが、俺はその肩をつかんで首を横に振った。踏み込まない方が良い領域は、たしかにあるのだ。
結局孤狼丸は放っておいて5人でぞろぞろとフィールドの視察を始めた。
そして出てきた俺の感想は「広ォ……」だった。
「いろいろなフィールドの特徴をちょっとずつ踏まえていて、めちゃくちゃ良いプライベートフィールドですね」
「いつか玻璃猫様がここを使う時に備え、私が設計しました。苦節2年。ついに本懐を遂げました」
リーダーが目元を抑え、涙をこらえるような仕草をした。
「それは、なんとお礼を言えばいいか……私があげられるモノなんて、何にも……」
おどおどしているミューミューを、すっとリーダーの手が遮った。
「いいんです。お礼なんか。私たちは、玻璃猫様から、もっと多くの形無きモノを頂いてますから」
俺はリーダーの男っぷりに感心する。名前でオチている人かと思ったけど、なかなかどうしてカッコいい奴だ。
ミューミューもその言葉の真っ直ぐさに心を打たれたのか、静かに頭を下げた。
「あぁ! 頭をお上げ下さい!」
今度は逆にリーダーが慌てたが、チョッキがへらへらと笑いながらガシッとその肩を抱いた。
「俺のおかげだな!」
「はいチョッキさんのおかげです……! やはりあなたはこのグループを離れても、愛情は育んでいたんですね……!」
「もちろんだぜ、リーダー。俺はお前の顔も忘れた事は無いさ」
「チョッキさん!」
「リーダー!」
暑苦しい男二人が抱き合ってる。俺は途中から思考をシャットアウトしたので事なきを得た。
みずちはニコニコと見守っていた。精神強いなぁ。
「じゃあ、下見も終わったし、最初の約束から果たしたらどう?」
時間も遅くなってきたので、俺は話を進めた。
「おっ、早速か。でも、それならここじゃないほうがいいんじゃね?」
「それもそうですね。じゃあ、案内ありがとうございました。遠慮なくこれから使わせて頂きます」
ミューミューとリーダーは握手を交わし、その後はチョッキと二人で約束の「ガチバトル」をこなす為に闘技場に移動した。
残ったのは3人。
じゃあ早速みずちとフリーバトルでもするか、と思ったところで、明るい声がフィールド内に響いた。
「火香ちゃーん! どこですかー!?」
聞き覚えのある声だ。誰だっけ?
「えー!? ウソー!?」
みずちが嬉しそうに跳ねた。離れた場所から少しずつ大きくなる影は、ピンクに染まった頭の横の二対のしっぽを揺らしながら駆け寄ってきた。
ツインテ少女、再び。
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