9 / 16
オルデンブルク公爵家での生活
しおりを挟む
(緊張しますわね……)
ローザリンデは深呼吸をした。
この日はローザリンデとルートヴィヒの結婚式当日である。
「姉上、本当にオルデンブルク公爵家に嫁がれてしまうのですね」
寂しげな笑みを浮かべるイグナーツ。
現在部屋には純白のウェディングドレスを着たローザリンデの他に、イグナーツ、エーデルトラウト、ランプレヒトがいた。両親やユリウス、ティアナ、シルヴィア、クラリッサは少し前までいたが、それぞれ用事があり現在は部屋にいない。またすぐに戻るみたいだが。
「イグナーツ、会えなくなるわけではありませんわ。お手紙も書きますし」
ローザリンデは柔らかく微笑む。
「本当ですか!?」
パアッとイグナーツの表情が明るくなる。
「ええ」
「絶対にですよ! 約束です!」
「兄上、煩いです。絵に集中出来ません」
迷惑そうな表情のランプレヒト。ローザリンデと同じストロベリーブロンドの髪にアンバーの目で、やはり鼻から頬周りには薄らとそばかすがある。顔立ちはどちらかというとエマ似だ。ランプレヒトはウェディングドレス姿のローザリンデの絵を描いていた。
「ラミーはこんな時にも絵を描くのか」
そう苦笑するのはエーデルトラウト。髪色と目の色、そして薄らとしたそばかすもローザリンデと同じである。彼は目元はパトリック似、鼻と口元はエマ似だ。
「写真もありますが、折角ですし絵にもしておきたいのですよ」
少しムスッとするランプレヒト。
「ありがとうございます、ラミー。私は貴方の絵がとても好きですわ」
ローザリンデは嬉しそうにアンバーの目を細めた。
「本当に、ランプレヒトは絵の才能があるね。姉上がそこにいるみたいだ」
イグナーツはフッと笑う。
「僕も姉上の結婚式までに作曲を間に合わせたかったんですけどね」
エーデルトラウトは残念そうな表情だ。
「またエディが作った曲を聴かせてくださいね」
ローザリンデはふふっと微笑んだ。
「はい!」
エーデルトラウトは元気よく頷く。
ローザリンデは弟達と少し話したことにより、緊張がほぐれていた。
♚ ♕ ♛ ♔ ♚ ♕ ♛ ♔
慌ただしくはあったが、つつがなく結婚式を終えたローザリンデ。
(……少し疲れましたわ)
ローザリンデはふうっと息をつき、寝室のベッドにちょこんと座っていた。
オルデンブルク公爵家で用意された、真っ白でふわふわと肌触りがいいネグリジェ。入浴時にはオルデンブルク家の侍女達から肌を磨き上げられた。そして香油まで塗られ、ローザリンデは甘くエキゾチックで官能的なイランイランの香りを纏っている。また、髪の手入れもされたので、ストロベリーブロンドの髪は艶やかであった。
『これで若旦那様は更に若奥様に夢中になることでしょう』
オルデンブルク家の侍女達はワクワクし、張り切った様子でローザリンデを磨き上げていた。
(私はお飾りの妻でございますのに……。でも、オルデンブルク家の使用人の方々は全く悪意がない様子でしたし……)
うーん、とローザリンデは不思議そうに首を傾げる。
(一応新婚初夜ではございますが、オルデンブルク卿……旦那様とお呼びした方がいいのでしょうか? 旦那様はエーベルシュタイン女男爵閣下を愛していらっしゃるし、私との初夜は必要なのでしょうか? 閨教育は受けておりますが……実際にとなると少し怖いですわね)
ローザリンデは軽くため息をついた。
その時、扉がノックされ、ガチャリと開く。
「あ……」
ルートヴィヒはローザリンデの姿を見るなり、タンザナイトの目を零れ落ちそうなくらい見開く。顔はりんごのように真っ赤に染まり、まるで酸素が足りていない水槽内の魚のように口をパクパクとさせ絶句していた。
(まさかいらっしゃるとは思いませんでした)
ローザリンデは予想外だったので驚いていた。しかし、ルートヴィヒは恐る恐る後退りをする。
「む、無理だ……俺には無理だ!」
そのままルートヴィヒはバタンと扉を閉めて出て行くのであった。
(拒絶されてしまいましたわ……。やはり愛していない女性を抱くことは出来ないということでございますのね)
ローザリンデの方もまだ覚悟が出来ていなかったので、少しホッとしていた。
(白い結婚でも良いではありませんか。オルデンブルク公爵家との繋がりは有益ですし)
そう自分に言い聞かせるが、ローザリンデはほんの少し寂しさを感じるのであった。
♚ ♕ ♛ ♔ ♚ ♕ ♛ ♔
翌朝、ローザリンデがゆっくりと目を開けると、見慣れない天井が目に入る。
(そうですわ、ここはオルデンブルク公爵城でしたわね)
ランツベルク家にいた頃よりも早く目を覚ましたローザリンデだ。
もうこの年の社交シーズンに入っているが、ローザリンデとルートヴィヒはまだオルデンブルク公爵領にいた。ランツベルク辺境伯領とは違い、王都ネルビルからは近いので他家の王都の屋敷や王宮で開催される夜会には日帰りで参加が可能である。ちなみに、ルートヴィヒの両親であるオルデンブルク公爵と公爵夫人は王都の屋敷にいる。
その時、扉がノックされた。
ローザリンデが「どうぞ」と言うと、オルデンブルク家の侍女が入って来る。
「おはようございます、若奥様。あら……? 若旦那様はどちらに?」
侍女は怪訝そうな表情である。
「分かりませんわ」
ローザリンデはほんのり寂しそうな笑みだ。
(オルデンブルク卿……旦那様とお呼びしていいのかは分からないけれど、彼は私の顔も見たくないのでございますわね)
昨晩拒絶されたことを思い出したローザリンデ。
「まさか……若旦那様は昨晩からいらしてないのでしょうか?」
「そうなりますわね」
ローザリンデは何も感じていないように柔らかく微笑む。
「そんな……! まさか若旦那様がここまでヘタレだったとは……!」
侍女は絶句していた。後半のルートヴィヒに対する失礼な言葉は誰にも聞こえない程の小さな声だったが。
「改めまして、若奥様の身の回りのお世話を担当いたします、ヨランデと申します。何かございましたら遠慮なく私にお申し付けください。もちろん、若旦那様に関する不満や愚痴もお聞きいたします!」
ヨランデは最後の方は前のめりになっていた。ローザリンデは少し後ずさる。
「あ、ありがとうございます、ヨランデ。オルデンブルク公爵家の方々は使用人も含めて良くしてもらっておりますから、大丈夫ですわ」
その後、ローザリンデはヨランデにより身支度をされて朝食を済ます。その後はオルデンブルク公爵家の家政をこなすローザリンデ。
「若奥様、もう奥様に匹敵する出来でございます!」
「我々使用人のことまで考えていただけるとは……!」
オルデンブルク公爵家の使用人達はローザリンデの仕事ぶりに感動していた。
(これなら、家政の方は安心して出来ますわ)
緊張していたが、使用人達の反応により少し自信がついたローザリンデだ。
そして自室に戻る。お飾りの妻だから待遇には期待出来ないことも覚悟していたが、ローザリンデの為に用意された部屋はとても広く、上質な家具が揃えられていた。
その時、ローザリンデはテーブルの上にブーケが置かれていることに気付く。
(朝見たときにはございませんでしたわ)
ローザリンデは不思議に思い、ブーケを手に取る。白い薔薇と鈴蘭の可愛らしいブーケだ。メッセージカードも付いていた。ルートヴィヒからである。
『これを君に』
シンプルにそれだけ書かれていた。
(昨夜のお詫びでございましょうか……?)
ローザリンデは不思議そうに首を傾げていた。
その時、扉の向こう側から音が聞こえた。ローザリンデは気になって扉を開けると、そこにいたのはルートヴィヒ。
「あ……」
ルートヴィヒはタンザナイトの目を泳がせて挙動不審である。
「そ、それはっ!」
ルートヴィヒはローザリンデがブーケを持っていることに気付く。
「あの、旦那様」
ローザリンデは恐る恐るルートヴィヒに呼びかける。
「っ! 旦那様……だと!?」
ルートヴィヒはタンザナイトの目を見開いていた。
「申し訳ございません、そうお呼びしない方がよろしかったでしょうか?」
ローザリンデのアンバーの目は少し不安そうである。
「いや……君の好きに呼べばいい。それよりそのブーケ……」
「ええ。旦那様、素敵なブーケをありがとうございます。ですが、昨夜のことは気にしておりませんので、どうかお構いなく」
ローザリンデは柔らかに微笑む。
「そ、そういうわけにはいかない」
ルートヴィヒは頬をりんごのように赤く染め、そのまま立ち去った。
(……どういうことでしょう?)
ローザリンデの頭の中は疑問符でいっぱいだった。
その日以降、寝室を共にすることはないが、毎日ローザリンデの自室のテーブルにルートヴィヒからプレゼントが置かれていた。ある時はお菓子、ある時はアクセサリー、そして更には『既製品で申し訳ない。いずれ仕立て屋を呼んで君専用のドレスを作らせる』とメッセージ付きでドレスまで用意されていることもあった。
(旦那様……一体どういうおつもりなのでしょう?)
ルートヴィヒの意図が全く読めないローザリンデであった。
ローザリンデは深呼吸をした。
この日はローザリンデとルートヴィヒの結婚式当日である。
「姉上、本当にオルデンブルク公爵家に嫁がれてしまうのですね」
寂しげな笑みを浮かべるイグナーツ。
現在部屋には純白のウェディングドレスを着たローザリンデの他に、イグナーツ、エーデルトラウト、ランプレヒトがいた。両親やユリウス、ティアナ、シルヴィア、クラリッサは少し前までいたが、それぞれ用事があり現在は部屋にいない。またすぐに戻るみたいだが。
「イグナーツ、会えなくなるわけではありませんわ。お手紙も書きますし」
ローザリンデは柔らかく微笑む。
「本当ですか!?」
パアッとイグナーツの表情が明るくなる。
「ええ」
「絶対にですよ! 約束です!」
「兄上、煩いです。絵に集中出来ません」
迷惑そうな表情のランプレヒト。ローザリンデと同じストロベリーブロンドの髪にアンバーの目で、やはり鼻から頬周りには薄らとそばかすがある。顔立ちはどちらかというとエマ似だ。ランプレヒトはウェディングドレス姿のローザリンデの絵を描いていた。
「ラミーはこんな時にも絵を描くのか」
そう苦笑するのはエーデルトラウト。髪色と目の色、そして薄らとしたそばかすもローザリンデと同じである。彼は目元はパトリック似、鼻と口元はエマ似だ。
「写真もありますが、折角ですし絵にもしておきたいのですよ」
少しムスッとするランプレヒト。
「ありがとうございます、ラミー。私は貴方の絵がとても好きですわ」
ローザリンデは嬉しそうにアンバーの目を細めた。
「本当に、ランプレヒトは絵の才能があるね。姉上がそこにいるみたいだ」
イグナーツはフッと笑う。
「僕も姉上の結婚式までに作曲を間に合わせたかったんですけどね」
エーデルトラウトは残念そうな表情だ。
「またエディが作った曲を聴かせてくださいね」
ローザリンデはふふっと微笑んだ。
「はい!」
エーデルトラウトは元気よく頷く。
ローザリンデは弟達と少し話したことにより、緊張がほぐれていた。
♚ ♕ ♛ ♔ ♚ ♕ ♛ ♔
慌ただしくはあったが、つつがなく結婚式を終えたローザリンデ。
(……少し疲れましたわ)
ローザリンデはふうっと息をつき、寝室のベッドにちょこんと座っていた。
オルデンブルク公爵家で用意された、真っ白でふわふわと肌触りがいいネグリジェ。入浴時にはオルデンブルク家の侍女達から肌を磨き上げられた。そして香油まで塗られ、ローザリンデは甘くエキゾチックで官能的なイランイランの香りを纏っている。また、髪の手入れもされたので、ストロベリーブロンドの髪は艶やかであった。
『これで若旦那様は更に若奥様に夢中になることでしょう』
オルデンブルク家の侍女達はワクワクし、張り切った様子でローザリンデを磨き上げていた。
(私はお飾りの妻でございますのに……。でも、オルデンブルク家の使用人の方々は全く悪意がない様子でしたし……)
うーん、とローザリンデは不思議そうに首を傾げる。
(一応新婚初夜ではございますが、オルデンブルク卿……旦那様とお呼びした方がいいのでしょうか? 旦那様はエーベルシュタイン女男爵閣下を愛していらっしゃるし、私との初夜は必要なのでしょうか? 閨教育は受けておりますが……実際にとなると少し怖いですわね)
ローザリンデは軽くため息をついた。
その時、扉がノックされ、ガチャリと開く。
「あ……」
ルートヴィヒはローザリンデの姿を見るなり、タンザナイトの目を零れ落ちそうなくらい見開く。顔はりんごのように真っ赤に染まり、まるで酸素が足りていない水槽内の魚のように口をパクパクとさせ絶句していた。
(まさかいらっしゃるとは思いませんでした)
ローザリンデは予想外だったので驚いていた。しかし、ルートヴィヒは恐る恐る後退りをする。
「む、無理だ……俺には無理だ!」
そのままルートヴィヒはバタンと扉を閉めて出て行くのであった。
(拒絶されてしまいましたわ……。やはり愛していない女性を抱くことは出来ないということでございますのね)
ローザリンデの方もまだ覚悟が出来ていなかったので、少しホッとしていた。
(白い結婚でも良いではありませんか。オルデンブルク公爵家との繋がりは有益ですし)
そう自分に言い聞かせるが、ローザリンデはほんの少し寂しさを感じるのであった。
♚ ♕ ♛ ♔ ♚ ♕ ♛ ♔
翌朝、ローザリンデがゆっくりと目を開けると、見慣れない天井が目に入る。
(そうですわ、ここはオルデンブルク公爵城でしたわね)
ランツベルク家にいた頃よりも早く目を覚ましたローザリンデだ。
もうこの年の社交シーズンに入っているが、ローザリンデとルートヴィヒはまだオルデンブルク公爵領にいた。ランツベルク辺境伯領とは違い、王都ネルビルからは近いので他家の王都の屋敷や王宮で開催される夜会には日帰りで参加が可能である。ちなみに、ルートヴィヒの両親であるオルデンブルク公爵と公爵夫人は王都の屋敷にいる。
その時、扉がノックされた。
ローザリンデが「どうぞ」と言うと、オルデンブルク家の侍女が入って来る。
「おはようございます、若奥様。あら……? 若旦那様はどちらに?」
侍女は怪訝そうな表情である。
「分かりませんわ」
ローザリンデはほんのり寂しそうな笑みだ。
(オルデンブルク卿……旦那様とお呼びしていいのかは分からないけれど、彼は私の顔も見たくないのでございますわね)
昨晩拒絶されたことを思い出したローザリンデ。
「まさか……若旦那様は昨晩からいらしてないのでしょうか?」
「そうなりますわね」
ローザリンデは何も感じていないように柔らかく微笑む。
「そんな……! まさか若旦那様がここまでヘタレだったとは……!」
侍女は絶句していた。後半のルートヴィヒに対する失礼な言葉は誰にも聞こえない程の小さな声だったが。
「改めまして、若奥様の身の回りのお世話を担当いたします、ヨランデと申します。何かございましたら遠慮なく私にお申し付けください。もちろん、若旦那様に関する不満や愚痴もお聞きいたします!」
ヨランデは最後の方は前のめりになっていた。ローザリンデは少し後ずさる。
「あ、ありがとうございます、ヨランデ。オルデンブルク公爵家の方々は使用人も含めて良くしてもらっておりますから、大丈夫ですわ」
その後、ローザリンデはヨランデにより身支度をされて朝食を済ます。その後はオルデンブルク公爵家の家政をこなすローザリンデ。
「若奥様、もう奥様に匹敵する出来でございます!」
「我々使用人のことまで考えていただけるとは……!」
オルデンブルク公爵家の使用人達はローザリンデの仕事ぶりに感動していた。
(これなら、家政の方は安心して出来ますわ)
緊張していたが、使用人達の反応により少し自信がついたローザリンデだ。
そして自室に戻る。お飾りの妻だから待遇には期待出来ないことも覚悟していたが、ローザリンデの為に用意された部屋はとても広く、上質な家具が揃えられていた。
その時、ローザリンデはテーブルの上にブーケが置かれていることに気付く。
(朝見たときにはございませんでしたわ)
ローザリンデは不思議に思い、ブーケを手に取る。白い薔薇と鈴蘭の可愛らしいブーケだ。メッセージカードも付いていた。ルートヴィヒからである。
『これを君に』
シンプルにそれだけ書かれていた。
(昨夜のお詫びでございましょうか……?)
ローザリンデは不思議そうに首を傾げていた。
その時、扉の向こう側から音が聞こえた。ローザリンデは気になって扉を開けると、そこにいたのはルートヴィヒ。
「あ……」
ルートヴィヒはタンザナイトの目を泳がせて挙動不審である。
「そ、それはっ!」
ルートヴィヒはローザリンデがブーケを持っていることに気付く。
「あの、旦那様」
ローザリンデは恐る恐るルートヴィヒに呼びかける。
「っ! 旦那様……だと!?」
ルートヴィヒはタンザナイトの目を見開いていた。
「申し訳ございません、そうお呼びしない方がよろしかったでしょうか?」
ローザリンデのアンバーの目は少し不安そうである。
「いや……君の好きに呼べばいい。それよりそのブーケ……」
「ええ。旦那様、素敵なブーケをありがとうございます。ですが、昨夜のことは気にしておりませんので、どうかお構いなく」
ローザリンデは柔らかに微笑む。
「そ、そういうわけにはいかない」
ルートヴィヒは頬をりんごのように赤く染め、そのまま立ち去った。
(……どういうことでしょう?)
ローザリンデの頭の中は疑問符でいっぱいだった。
その日以降、寝室を共にすることはないが、毎日ローザリンデの自室のテーブルにルートヴィヒからプレゼントが置かれていた。ある時はお菓子、ある時はアクセサリー、そして更には『既製品で申し訳ない。いずれ仕立て屋を呼んで君専用のドレスを作らせる』とメッセージ付きでドレスまで用意されていることもあった。
(旦那様……一体どういうおつもりなのでしょう?)
ルートヴィヒの意図が全く読めないローザリンデであった。
20
あなたにおすすめの小説
【短編/完結】偽のプロフィールで始めたマッチング相手が運命の人でした
大森 樹
恋愛
お転婆な貴族令嬢のジェシカは、年上の紳士が好み。だけど父親からは年齢差のある恋は認められないと大反対されるので、マッチングサービスを使って秘密に相手を探すことにした。
しかし、実際に始めてみると若いジェシカの身体目当ての気持ち悪いおじさんからのメッセージしか来なくてうんざりしていた。
「あえて結婚適齢期を過ぎた年齢に設定すればいいよ」
弟的存在の二歳年下の美形な幼馴染チェスターに、そうアドバイスをされて偽のプロフィールを登録してみると……すぐに紳士で気の合う男性とマッチングすることができた。
だけど、いつになっても彼はジェシカに『逢いたい』と言ってくれなくて….!?
※完結&ハッピーエンド保証します。
「好き」の距離
饕餮
恋愛
ずっと貴方に片思いしていた。ただ単に笑ってほしかっただけなのに……。
伯爵令嬢と公爵子息の、勘違いとすれ違い(微妙にすれ違ってない)の恋のお話。
以前、某サイトに載せていたものを大幅に改稿・加筆したお話です。
一途な皇帝は心を閉ざした令嬢を望む
浅海 景
恋愛
幼い頃からの婚約者であった王太子より婚約解消を告げられたシャーロット。傷心の最中に心無い言葉を聞き、信じていたものが全て偽りだったと思い込み、絶望のあまり心を閉ざしてしまう。そんな中、帝国から皇帝との縁談がもたらされ、侯爵令嬢としての責任を果たすべく承諾する。
「もう誰も信じない。私はただ責務を果たすだけ」
一方、皇帝はシャーロットを愛していると告げると、言葉通りに溺愛してきてシャーロットの心を揺らす。
傷つくことに怯えて心を閉ざす令嬢と一途に想い続ける青年皇帝の物語
好きな人の好きな人
ぽぽ
恋愛
"私には何年も思い続ける初恋相手がいる。"
初恋相手に対しての執着と愛の重さは日々増していくばかりで、彼の1番近くにいれるの自分が当たり前だった。
恋人関係がなくても、隣にいれるだけで幸せ……。
そう思っていたのに、初恋相手に恋人兼婚約者がいたなんて聞いてません。
白詰草は一途に恋を秘め、朝露に濡れる
瀬月 ゆな
恋愛
ロゼリエッタは三歳年上の婚約者クロードに恋をしている。
だけど、その恋は決して叶わないものだと知っていた。
異性に対する愛情じゃないのだとしても、妹のような存在に対する感情なのだとしても、いつかは結婚して幸せな家庭を築ける。それだけを心の支えにしていたある日、クロードから一方的に婚約の解消を告げられてしまう。
失意に沈むロゼリエッタに、クロードが隣国で行方知れずになったと兄が告げる。
けれど賓客として訪れた隣国の王太子に付き従う仮面の騎士は過去も姿形も捨てて、別人として振る舞うクロードだった。
愛していると言えなかった騎士と、愛してくれているのか聞けなかった令嬢の、すれ違う初恋の物語。
他サイト様でも公開しております。
イラスト 灰梅 由雪(https://twitter.com/haiumeyoshiyuki)様
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
番は君なんだと言われ王宮で溺愛されています
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私ミーシャ・ラクリマ男爵令嬢は、家の借金の為コッソリと王宮でメイドとして働いています。基本は王宮内のお掃除ですが、人手が必要な時には色々な所へ行きお手伝いします。そんな中私を番だと言う人が現れた。えっ、あなたって!?
貧乏令嬢が番と幸せになるまでのすれ違いを書いていきます。
愛の花第2弾です。前の話を読んでいなくても、単体のお話として読んで頂けます。
これって政略結婚じゃないんですか? ー彼が指輪をしている理由ー
小田恒子
恋愛
この度、幼馴染とお見合いを経て政略結婚する事になりました。
でも、その彼の左手薬指には、指輪が輝いてます。
もしかして、これは本当に形だけの結婚でしょうか……?
表紙はぱくたそ様のフリー素材、フォントは簡単表紙メーカー様のものを使用しております。
全年齢作品です。
ベリーズカフェ公開日 2022/09/21
アルファポリス公開日 2025/06/19
作品の無断転載はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる