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7章 街で会った男の正体
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「イレネ、これはこの間の菓子のお礼です。気に入ってくれると嬉しいのですが」
玄関まで迎えに出たイレネが目にした物は、物凄い箱の数々だった。
「これは髪飾りとネックレスです。本当は服と合わせた方がいいのですが、取り敢えずこれらはイレネに似合いそうでしたので買って来ました。また今度ドレスに合わせて宝石を選びましょう。それとこれは香油です。香りには好みがありますからぜひ今晩色々と使ってみて下さい。それと……」
「旦那様、あの、先日もドレスや乗馬用の服を仕立てて頂いたばかりです。それなのにこんなに……」
タイストに言われ屋敷に職人を呼んでドレスを仕立てたのは五日程前の事だった。そして二十はあろうかという素敵な装飾の瓶を見つめ、イレネは立ち尽くしてしまった。
「あの、旦那様……非常に言い難いのですが、これだけの量を使い切るのは無理です。私がヌルヌルで滑って行ってしまっても宜しいのですか?」
さすがに苦言を呈すつもりで言ったが、タイストはただ笑っているだけだった。
「好きな香りだけを選んで下さい。それに今は香りの相性が良い物を混ぜて使用するのも流行っているようですよ。そうだ、もし宜しければ明日調香師を呼んでイレネに合う香水を作りませんか?」
「だ、旦那様! 香水も好きですけれどまずは折角お贈り下さった香油を使わせていただきますので、香水はまたの機会にお願い致します」
「そうですか。イレネがそういうなら分かりました。いつでも言って下さいね」
その瞬間、背景に土砂降りの雨が見える程に可哀想な顔をしてきた。様子を見ていたトルスティが頃合いを見てタイストに手紙を差し出した。
「ハララム様からでございます」
一瞬嫌な顔をしたタイストは手紙を受け取ると形の良い眉を顰めた。
「私達を家に招きたいそうですよ。……でも購入した宝石が役に立ちそうですね。ドレスが出来上がっていないのが残念ですが、ハララムに会いに行くのにわざわざ新調した物でなくてもいいでしょう」
「確認なのですが、旦那様とウェクスラー小侯爵様は仲の良いご友人なのですよね?」
「仲が良いかは分かりませんが、私は九歳から十五歳までの間、王都に住む叔父のアルヴィ・キュトラ子爵の屋敷でお世話になっていたんです。その時共に勉学に励んだのがハララムでした」
「よくエステラ様もご一緒におられましたよね」
懐かしむようにトルスティが言うと、少し離れて待機していたカティヤも首を縦に振って頷いていた。
「エステラ様と私は従姉なのです」
「エステラ様って、もしかして……」
「王妃様です。ちなみに国王陛下とは一時ですが共に騎士団で剣術を学んでおりました。と言っても入団した訳ではなく、騎士団長が合間に訓練を見て下さったんです」
「騎士団長が自らご指導だなんて凄い事ですね。それなら旦那様は多感な時期を王都の叔父様の元で過ごされていたのですか?」
「はい、叔父にはとてもお世話になりました」
「そういえば叔父様にはお会いした事がないように思いますが、もしかしてあまり記憶に残っていない結婚式でご挨拶していたでしょうか?」
タイストは小さく笑うと首を振った。
「まだ会っていません。叔父は仕事で各国を外遊しているのです。今もどこかへ出掛けているはずですから、会えるのはまだ先になるでしょうか」
「フフッ、楽しみです。タイスト様のもう一人のお父様ですもの」
するとタイストは少し驚いたような顔をし、真顔で頷いた。
✳✳✳✳✳
ウェクスラー小侯爵家への訪問にとタイストが選んでくれたドレスは、意外な程に地味な物だった。薄黄色のドレスに宝石は色を合わせてトパーズの耳飾りと首飾りをし、髪は横に流してリボンで巻いた。
「ようこそ! 我がウェクスラー家へ!」
元気一杯で出迎えてくれたのは、タイストとは真逆のような青年だった。栗毛の柔らかそうな髪は肩まで付くくらいで、少し垂れ目で大きな瞳は愛らしく見える。事前に年がタイストよりも一つ上だと聞いていなければ、自分と同じくらいだと思ってしまっただろう。あまりの陽気な雰囲気に押され気味になっていると、ハララムは驚いたような顔をしてこちらをじっと見てきた。
「君、もしかしてどこかで会った事ある?」
その瞬間、目の前がタイストの背中で埋め尽くされた。
「あ、こら! 遮るなよ! 奥さんが見えないじゃないか!」
しかしタイストの大きな背中は譲る気はないらしい。声だけのやり取りにおかしくなってしまい、吹き出していた。
「す、すみません!」
しおらしく避けると、ハララムはまたじっと顔を見つめてくる。するとタイストはハララムの目を手で押さえた。
「失礼だぞ。ハララム」
「確かに! ごめんね奥さん。えぇと、じゃなくてイレネちゃん」
「「イレネちゃんッ!?」」
その瞬間タイストと声がハモってしまった。
「人の妻に馴れ馴れしくするな! そういう気なら失礼する」
「分かった、ごめんて。別に誘おうと思った訳じゃないよ。ただこの間会った子に似ているなって」
ハララムと自然に目が合った瞬間、あの蜥蜴とバラの紙袋を持って娼館に入っていった青年を思い出した。
「娼館のお菓子の人だわ!」
「イレネ、どういう事ですか?」
最初から気が付いていたのかハララムは片目を瞑って合図を送ってくる。イレネは恐る恐るタイストを見上げた。
「今日は失礼する。ハララム、そんな風に人の妻にも愛嬌を振り撒くのなら今後お前との付き合いは考えなくてはいけなくなるな。行きましょう、イレネ」
腰をきつく抱かれてどんどん玄関から離れていく。ハララムはどこか楽しそうに手を降ってきていた。
「あの旦那様、一応ご説明させて頂いて宜しいでしょうか?」
馬車の中、返事はなくただ頷くだけ。まさかこんなに不機嫌になるとは思っていなかったイレネは、少し怯えながら言った。
「ウェクスラー小侯爵様とは偶然街でお会いしたんです」
イレネはあの日街で会った事を話した。聞き終ったタイストは短く息を吐き、納得したように頷いた。
「概ねカティヤからの報告と同じですね。よいですかイレネ、王都には結婚していようといまいと気に入った女性と親密になりたいと思う者達は多いのです。常に私がそばにいられるとは限りません。どうか危機感を持って過ごして下さい」
「申し訳ありませんでした。でも私は他の男性靡いたりしませんよ」
「どうして?」
「どうしてって、私には旦那様がいますから!」
すると何故か急に上機嫌になったタイストにがっちりと腰を掴まれてしまったイレネは、置物のように身動き一つ取れなかった。馬車の揺れで痛むお尻を動かせなかった為に、屋敷に着き馬車から降りる時はぎこちなさを知られないようにするのが精一杯だった。
「あ、この子!」
お尻が痛かったおかげで踏み出す足が遅かったのが幸いした。足元を一匹の青い蜥蜴が走っていく。そしてシュルシュルとタイストの足を上り、腕に乗ってしまった。
「旦那様平気ですか!?」
「大丈夫です。危害を加えられた事は一度もありませんから」
そう言ってそっと指で青い蜥蜴の背を撫でている。青い蜥蜴も満更でもない様子で丸い眼を半分閉じていた。
「これ、ブルージュエルですよね? この間庭園で見た個体と同じでしょうか?」
「……ブルーフェアリーというんです」
「へえ、そんな種類の蜥蜴もいたんですね。知らなかったです」
「そうではなくて……その、私が付けたんです。種類はブルージュエルですが、名前は妖精のように珍しくて小さくて可愛らしいと思いそう名付けました」
「ブルーフェアリー」
呟きながらタイストの腕の上にいる青い蜥蜴を見た。ぱちりと眼が合う。
「やはり変でしょうか」
「そんな事ありません。……凄く素敵です。ブルーフェアリー、ぴったりの名前です!」
顔を上げた瞬間、少し首を下げていたタイストの顔が間近にあり、互いに固まってしまった。
「あ、行っちゃった」
その瞬間、驚いたのか青い蜥蜴はスルスルと地面に下りどこかへ行ってしまった。
玄関まで迎えに出たイレネが目にした物は、物凄い箱の数々だった。
「これは髪飾りとネックレスです。本当は服と合わせた方がいいのですが、取り敢えずこれらはイレネに似合いそうでしたので買って来ました。また今度ドレスに合わせて宝石を選びましょう。それとこれは香油です。香りには好みがありますからぜひ今晩色々と使ってみて下さい。それと……」
「旦那様、あの、先日もドレスや乗馬用の服を仕立てて頂いたばかりです。それなのにこんなに……」
タイストに言われ屋敷に職人を呼んでドレスを仕立てたのは五日程前の事だった。そして二十はあろうかという素敵な装飾の瓶を見つめ、イレネは立ち尽くしてしまった。
「あの、旦那様……非常に言い難いのですが、これだけの量を使い切るのは無理です。私がヌルヌルで滑って行ってしまっても宜しいのですか?」
さすがに苦言を呈すつもりで言ったが、タイストはただ笑っているだけだった。
「好きな香りだけを選んで下さい。それに今は香りの相性が良い物を混ぜて使用するのも流行っているようですよ。そうだ、もし宜しければ明日調香師を呼んでイレネに合う香水を作りませんか?」
「だ、旦那様! 香水も好きですけれどまずは折角お贈り下さった香油を使わせていただきますので、香水はまたの機会にお願い致します」
「そうですか。イレネがそういうなら分かりました。いつでも言って下さいね」
その瞬間、背景に土砂降りの雨が見える程に可哀想な顔をしてきた。様子を見ていたトルスティが頃合いを見てタイストに手紙を差し出した。
「ハララム様からでございます」
一瞬嫌な顔をしたタイストは手紙を受け取ると形の良い眉を顰めた。
「私達を家に招きたいそうですよ。……でも購入した宝石が役に立ちそうですね。ドレスが出来上がっていないのが残念ですが、ハララムに会いに行くのにわざわざ新調した物でなくてもいいでしょう」
「確認なのですが、旦那様とウェクスラー小侯爵様は仲の良いご友人なのですよね?」
「仲が良いかは分かりませんが、私は九歳から十五歳までの間、王都に住む叔父のアルヴィ・キュトラ子爵の屋敷でお世話になっていたんです。その時共に勉学に励んだのがハララムでした」
「よくエステラ様もご一緒におられましたよね」
懐かしむようにトルスティが言うと、少し離れて待機していたカティヤも首を縦に振って頷いていた。
「エステラ様と私は従姉なのです」
「エステラ様って、もしかして……」
「王妃様です。ちなみに国王陛下とは一時ですが共に騎士団で剣術を学んでおりました。と言っても入団した訳ではなく、騎士団長が合間に訓練を見て下さったんです」
「騎士団長が自らご指導だなんて凄い事ですね。それなら旦那様は多感な時期を王都の叔父様の元で過ごされていたのですか?」
「はい、叔父にはとてもお世話になりました」
「そういえば叔父様にはお会いした事がないように思いますが、もしかしてあまり記憶に残っていない結婚式でご挨拶していたでしょうか?」
タイストは小さく笑うと首を振った。
「まだ会っていません。叔父は仕事で各国を外遊しているのです。今もどこかへ出掛けているはずですから、会えるのはまだ先になるでしょうか」
「フフッ、楽しみです。タイスト様のもう一人のお父様ですもの」
するとタイストは少し驚いたような顔をし、真顔で頷いた。
✳✳✳✳✳
ウェクスラー小侯爵家への訪問にとタイストが選んでくれたドレスは、意外な程に地味な物だった。薄黄色のドレスに宝石は色を合わせてトパーズの耳飾りと首飾りをし、髪は横に流してリボンで巻いた。
「ようこそ! 我がウェクスラー家へ!」
元気一杯で出迎えてくれたのは、タイストとは真逆のような青年だった。栗毛の柔らかそうな髪は肩まで付くくらいで、少し垂れ目で大きな瞳は愛らしく見える。事前に年がタイストよりも一つ上だと聞いていなければ、自分と同じくらいだと思ってしまっただろう。あまりの陽気な雰囲気に押され気味になっていると、ハララムは驚いたような顔をしてこちらをじっと見てきた。
「君、もしかしてどこかで会った事ある?」
その瞬間、目の前がタイストの背中で埋め尽くされた。
「あ、こら! 遮るなよ! 奥さんが見えないじゃないか!」
しかしタイストの大きな背中は譲る気はないらしい。声だけのやり取りにおかしくなってしまい、吹き出していた。
「す、すみません!」
しおらしく避けると、ハララムはまたじっと顔を見つめてくる。するとタイストはハララムの目を手で押さえた。
「失礼だぞ。ハララム」
「確かに! ごめんね奥さん。えぇと、じゃなくてイレネちゃん」
「「イレネちゃんッ!?」」
その瞬間タイストと声がハモってしまった。
「人の妻に馴れ馴れしくするな! そういう気なら失礼する」
「分かった、ごめんて。別に誘おうと思った訳じゃないよ。ただこの間会った子に似ているなって」
ハララムと自然に目が合った瞬間、あの蜥蜴とバラの紙袋を持って娼館に入っていった青年を思い出した。
「娼館のお菓子の人だわ!」
「イレネ、どういう事ですか?」
最初から気が付いていたのかハララムは片目を瞑って合図を送ってくる。イレネは恐る恐るタイストを見上げた。
「今日は失礼する。ハララム、そんな風に人の妻にも愛嬌を振り撒くのなら今後お前との付き合いは考えなくてはいけなくなるな。行きましょう、イレネ」
腰をきつく抱かれてどんどん玄関から離れていく。ハララムはどこか楽しそうに手を降ってきていた。
「あの旦那様、一応ご説明させて頂いて宜しいでしょうか?」
馬車の中、返事はなくただ頷くだけ。まさかこんなに不機嫌になるとは思っていなかったイレネは、少し怯えながら言った。
「ウェクスラー小侯爵様とは偶然街でお会いしたんです」
イレネはあの日街で会った事を話した。聞き終ったタイストは短く息を吐き、納得したように頷いた。
「概ねカティヤからの報告と同じですね。よいですかイレネ、王都には結婚していようといまいと気に入った女性と親密になりたいと思う者達は多いのです。常に私がそばにいられるとは限りません。どうか危機感を持って過ごして下さい」
「申し訳ありませんでした。でも私は他の男性靡いたりしませんよ」
「どうして?」
「どうしてって、私には旦那様がいますから!」
すると何故か急に上機嫌になったタイストにがっちりと腰を掴まれてしまったイレネは、置物のように身動き一つ取れなかった。馬車の揺れで痛むお尻を動かせなかった為に、屋敷に着き馬車から降りる時はぎこちなさを知られないようにするのが精一杯だった。
「あ、この子!」
お尻が痛かったおかげで踏み出す足が遅かったのが幸いした。足元を一匹の青い蜥蜴が走っていく。そしてシュルシュルとタイストの足を上り、腕に乗ってしまった。
「旦那様平気ですか!?」
「大丈夫です。危害を加えられた事は一度もありませんから」
そう言ってそっと指で青い蜥蜴の背を撫でている。青い蜥蜴も満更でもない様子で丸い眼を半分閉じていた。
「これ、ブルージュエルですよね? この間庭園で見た個体と同じでしょうか?」
「……ブルーフェアリーというんです」
「へえ、そんな種類の蜥蜴もいたんですね。知らなかったです」
「そうではなくて……その、私が付けたんです。種類はブルージュエルですが、名前は妖精のように珍しくて小さくて可愛らしいと思いそう名付けました」
「ブルーフェアリー」
呟きながらタイストの腕の上にいる青い蜥蜴を見た。ぱちりと眼が合う。
「やはり変でしょうか」
「そんな事ありません。……凄く素敵です。ブルーフェアリー、ぴったりの名前です!」
顔を上げた瞬間、少し首を下げていたタイストの顔が間近にあり、互いに固まってしまった。
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