26 / 118
光あれ
10
しおりを挟む
リヒトの可愛い寝顔から視線を引きはがし、ユリウスは気分を変えるべく紅茶をまたひと口飲んだ。
「胸の悪い話で本筋から外れてしまいました。すみません。話題を戻します。僕たちはリゼルという植物を入手するために、デァモントを出て再びノルメル村に立ち寄りました」
道行はゆっくりだった。ハーゼスが居たからだ。
栄養不足で弱り切っている子どもに負担を掛けないよう、幾度も休憩を挟みながら進んだ。
馬上ではゲルトがハーゼスを支えていた。子どもの体重は平均を大きく下回っていたけれど、それでも二人での騎乗は馬の負担になるため、様子を見ながらユリウスが途中で交代しつつ、しかし道中のほとんどはゲルトが世話していた。
ハーゼスのことはゲルトに任せていたユリウスだったが、唯一看過できなかったのが食事の世話だ。
ゲルトの手つきがあまりにたどたどしくて、ついつい口も手も出してしまう。
「ゲルト、そんな食べさせ方をしたらむせてしまうよ。ああ、ほら、違う違う。もっとこう……ちょっと代われ」
男を押しのけて子どもを抱き込むと、自分の膝に座りなおさせて、リヒトにするように小さな匙で食事をさせてやる。
手慣れてますねぇとハッシュが目を丸くするのを見て、ロンバードが横から笑いを滲ませた声をあげた。
「年季が違いますからねぇ、ユーリ様」
ユリウスは小さく鼻を鳴らして、男の揶揄を流した。
ユリウスとは対極に、ハーゼスに近寄ろうとしなかったのはクラウスだ。
食事のときも彼は、子どもから一番遠い席に座るのが常だった。
黙々と食べ進めている次兄は、しかしなにかを言いたげにチラチラとこちらを窺ってくる。
その視線が気になって、ユリウスは子どもの口に匙を運びながら、
「なんですか兄上」
と問いかけた。
クラウスは咳払いをして、なんでもないと答えたが、そんなはずはない。
なにか言いたいことがあるはずだと食い下がると、次兄は眉をしかめ、またチラとハーゼスを見た。
「いやなに……おまえが匂いにあまりに無頓着で驚いているだけだ」
「匂い? ああ、この子のオメガの匂いのことですか?」
子どもの口の端から零れたスープを、手布で拭って、ユリウスが呆れたように鼻を鳴らした。
「こんな子どもに誘惑なんてされませんよ」
かつて、ハーゼスよりももっと小さかったリヒトを、僕のオメガと呼んで片時も離そうとしなかったユリウスは、盛大な棚上げをして半眼で兄を見つめる。
「いや、ちょっと待った!」
割り込んできたのはロンバードだ。
「オメガ? このガキ……子どもはオメガなんですか?」
「なんだ。気づいてなかったのか」
「俺はアルファ様ほど鼻が利かないんでね。はぁ……オメガねぇ」
ロンバードが身を乗り出して、ユリウスの腕の中のハーゼスをまじまじと眺める。
「ハーゼはオメガじゃないとなれないって決まりでもあるんですかね?」
頑丈そうな顎をさすって首を捻った側近の言葉を聞いて、ユリウスも軽く首を傾げた。
「どうなんだ? ゲルト」
話題を振られたゲルトは「は」と頭を下げて、それから曖昧な口調で答えた。
「どうなのでしょう。デァモントではバース性は重要視されませんので、なんとも……」
「アルファだろうがオメガだろうが関係ないってことか?」
ロンバードの問いかけに、ゲルトは首肯で答えた。
「はい。信者たちは皆平等です。バース性による区別もありません。そもそも検査自体行っておりませんので、自分のバース性を知る者の方が少ないのです」
「なるほど。徹底してるね」
中々興味深い、とユリウスは新緑色の瞳を瞬かせた。
「ところで兄上はいったいなにをそんなに警戒してるんですか。こんな子どもの弱い誘惑香なんて、どうということもないでしょうに」
こちらを遠巻きにして一向に近寄って来ないクラウスに、まさか本当にこの程度の匂いで次兄の理性が揺らぎそうになっているのか、とユリウスが半信半疑で尋ねると、クラウスがしずかに首を横に振った。
「ユーリ、そういう意味で言ったんじゃない。おまえにそのオメガの匂いが移るぞ、と言ってるんだ」
それを指摘されて初めて、ユリウスは「ああ」と得心した。
そうだ。鼻が良いのはなにもアルファに限った話ではない。
オメガも、匂いには敏感だ。取り分け、つがいの匂いには。
「子どもとは言え、他のオメガの匂いをつけて帰ったら、エミールに申し訳がたたないからな」
そう言って苦笑する兄を、ユリウスは羨ましいような思いで見つめた。
嗅覚がうまく働いていないリヒトは、移り香どころかユリウス自身の匂いさえわからないから。
クラウスが言い渋っていたのも、恐らくはそれが理由だろう。
だけど、ユリウスはいまからリヒトの五感を取り戻す方法を探りにゆくのだ。
リヒトの嗅覚が戻ったとき、ユリウスはそういう……いままであまり頓着していなかったことに留意する必要があるのだと教えるために、次兄は敢えてそれを告げてきたのだった。
クラウスのその想いがわかるから、ユリウスは僻むこともなく、
「気をつけます」
と頭を下げることができた。
しかし、いま膝の上に居る子どもを放り出すわけにもいかない。
結局ユリウスは道中、食事や風呂、歯磨きや整容など、五感の弱いハーゼスの世話の焼き方をこと細かにゲルトへ教え込んでいくこととした。
デァモントから休み休み馬を進ませること二日。
ユリウスたち一行はノルメル村へと戻ってきた。
ハーゼスはゲルトとともに、教皇ヨハネスが反物を保管していた屋敷で休ませることとする。二人にとって、銀の髪に金の瞳の女たちが住まうあの館は、衝撃が強すぎるとユリウスは判断した。
彼らが勝手に屋敷から出ないよう、ハッシュを見張り兼護衛に残して、ユリウスはクラウス、ロンバード、エーリッヒを伴い、女の元を訪れた。
夕闇が迫る時刻に訪れた前回と違い、今回は昼日中だ。燦燦と注ぐ日射しはデァモント教団にまつわる一連の後ろ暗さとはあまりに不似合いで、あの女と出会ったことは幻だったのではないかと思えるほどだった。
女は先日同様、白いドレス姿でユリウスたちを出迎えた。
屋敷の中へ入ると、吹き抜けのホールの隅に少女たちの姿があった。全員が当然のように、銀の髪に金の瞳をしていた。
ユリウスは女へ、歴代教皇の手記に載っていた植物の絵を見せた。
「リゼルという植物を探しています。心当たりはありませんか?」
ユリウスの質問に、女があっさりと頷いた。
「その植物なら、温室にございましてよ」
「拝見してもよろしいでしょうか」
「ええ、お好きに」
女は相変わらず、どこか浮世離れした表情で抵抗も見せずにユリウスたちを温室へと案内した。
ガラス張りのその部屋は、広かった。
リヒトのためにユリウスが作った温室より面積はやや小さかったが、同じ形の鉢がぎっしりと並んでおり、圧巻だった。
鉢には、手記にあった絵と同じ形の葉を持つ植物が植えられている。
花の頃が近いのか、つぼみをつけた株も多く見られた。
「これが、リゼル……」
ユリウスの呟きを聞いた女が、
「名は知りません」
と応じた。
「なぜこれを育てているのですか」
「さぁ……それがわたくしたちの役目ですから」
「いつから育てているのですか」
「さぁ。存じ上げませんわ」
「この植物は、どういうものなのでしょうか」
「存じ上げません。そこにあるから、育てる。それだけですわ」
ユリウスは問いを重ねたが、女の返答はあやふやなものばかりであった。
「この鉢を、いくつか分けていただくことはできますか」
ユリウスは並べられた鉢植えを指さし、尋ねた。
女が、いま初めてユリウスを認識したかのように、目を丸くして。
それからうふふと笑った。
「あなたは先日から、不思議なことばかり仰るのね。それは黒髪の御方がわたくしたちに預けたもの。黒髪の御方を捕らえたのはあなた。それならばそれは、あなたの好きにして良いということじゃないかしら」
金の瞳がきれいな弧を描き、女はドレスの裾をふわりと広げて温室を見渡した。
「どうぞ、あなたのお好きなように」
「胸の悪い話で本筋から外れてしまいました。すみません。話題を戻します。僕たちはリゼルという植物を入手するために、デァモントを出て再びノルメル村に立ち寄りました」
道行はゆっくりだった。ハーゼスが居たからだ。
栄養不足で弱り切っている子どもに負担を掛けないよう、幾度も休憩を挟みながら進んだ。
馬上ではゲルトがハーゼスを支えていた。子どもの体重は平均を大きく下回っていたけれど、それでも二人での騎乗は馬の負担になるため、様子を見ながらユリウスが途中で交代しつつ、しかし道中のほとんどはゲルトが世話していた。
ハーゼスのことはゲルトに任せていたユリウスだったが、唯一看過できなかったのが食事の世話だ。
ゲルトの手つきがあまりにたどたどしくて、ついつい口も手も出してしまう。
「ゲルト、そんな食べさせ方をしたらむせてしまうよ。ああ、ほら、違う違う。もっとこう……ちょっと代われ」
男を押しのけて子どもを抱き込むと、自分の膝に座りなおさせて、リヒトにするように小さな匙で食事をさせてやる。
手慣れてますねぇとハッシュが目を丸くするのを見て、ロンバードが横から笑いを滲ませた声をあげた。
「年季が違いますからねぇ、ユーリ様」
ユリウスは小さく鼻を鳴らして、男の揶揄を流した。
ユリウスとは対極に、ハーゼスに近寄ろうとしなかったのはクラウスだ。
食事のときも彼は、子どもから一番遠い席に座るのが常だった。
黙々と食べ進めている次兄は、しかしなにかを言いたげにチラチラとこちらを窺ってくる。
その視線が気になって、ユリウスは子どもの口に匙を運びながら、
「なんですか兄上」
と問いかけた。
クラウスは咳払いをして、なんでもないと答えたが、そんなはずはない。
なにか言いたいことがあるはずだと食い下がると、次兄は眉をしかめ、またチラとハーゼスを見た。
「いやなに……おまえが匂いにあまりに無頓着で驚いているだけだ」
「匂い? ああ、この子のオメガの匂いのことですか?」
子どもの口の端から零れたスープを、手布で拭って、ユリウスが呆れたように鼻を鳴らした。
「こんな子どもに誘惑なんてされませんよ」
かつて、ハーゼスよりももっと小さかったリヒトを、僕のオメガと呼んで片時も離そうとしなかったユリウスは、盛大な棚上げをして半眼で兄を見つめる。
「いや、ちょっと待った!」
割り込んできたのはロンバードだ。
「オメガ? このガキ……子どもはオメガなんですか?」
「なんだ。気づいてなかったのか」
「俺はアルファ様ほど鼻が利かないんでね。はぁ……オメガねぇ」
ロンバードが身を乗り出して、ユリウスの腕の中のハーゼスをまじまじと眺める。
「ハーゼはオメガじゃないとなれないって決まりでもあるんですかね?」
頑丈そうな顎をさすって首を捻った側近の言葉を聞いて、ユリウスも軽く首を傾げた。
「どうなんだ? ゲルト」
話題を振られたゲルトは「は」と頭を下げて、それから曖昧な口調で答えた。
「どうなのでしょう。デァモントではバース性は重要視されませんので、なんとも……」
「アルファだろうがオメガだろうが関係ないってことか?」
ロンバードの問いかけに、ゲルトは首肯で答えた。
「はい。信者たちは皆平等です。バース性による区別もありません。そもそも検査自体行っておりませんので、自分のバース性を知る者の方が少ないのです」
「なるほど。徹底してるね」
中々興味深い、とユリウスは新緑色の瞳を瞬かせた。
「ところで兄上はいったいなにをそんなに警戒してるんですか。こんな子どもの弱い誘惑香なんて、どうということもないでしょうに」
こちらを遠巻きにして一向に近寄って来ないクラウスに、まさか本当にこの程度の匂いで次兄の理性が揺らぎそうになっているのか、とユリウスが半信半疑で尋ねると、クラウスがしずかに首を横に振った。
「ユーリ、そういう意味で言ったんじゃない。おまえにそのオメガの匂いが移るぞ、と言ってるんだ」
それを指摘されて初めて、ユリウスは「ああ」と得心した。
そうだ。鼻が良いのはなにもアルファに限った話ではない。
オメガも、匂いには敏感だ。取り分け、つがいの匂いには。
「子どもとは言え、他のオメガの匂いをつけて帰ったら、エミールに申し訳がたたないからな」
そう言って苦笑する兄を、ユリウスは羨ましいような思いで見つめた。
嗅覚がうまく働いていないリヒトは、移り香どころかユリウス自身の匂いさえわからないから。
クラウスが言い渋っていたのも、恐らくはそれが理由だろう。
だけど、ユリウスはいまからリヒトの五感を取り戻す方法を探りにゆくのだ。
リヒトの嗅覚が戻ったとき、ユリウスはそういう……いままであまり頓着していなかったことに留意する必要があるのだと教えるために、次兄は敢えてそれを告げてきたのだった。
クラウスのその想いがわかるから、ユリウスは僻むこともなく、
「気をつけます」
と頭を下げることができた。
しかし、いま膝の上に居る子どもを放り出すわけにもいかない。
結局ユリウスは道中、食事や風呂、歯磨きや整容など、五感の弱いハーゼスの世話の焼き方をこと細かにゲルトへ教え込んでいくこととした。
デァモントから休み休み馬を進ませること二日。
ユリウスたち一行はノルメル村へと戻ってきた。
ハーゼスはゲルトとともに、教皇ヨハネスが反物を保管していた屋敷で休ませることとする。二人にとって、銀の髪に金の瞳の女たちが住まうあの館は、衝撃が強すぎるとユリウスは判断した。
彼らが勝手に屋敷から出ないよう、ハッシュを見張り兼護衛に残して、ユリウスはクラウス、ロンバード、エーリッヒを伴い、女の元を訪れた。
夕闇が迫る時刻に訪れた前回と違い、今回は昼日中だ。燦燦と注ぐ日射しはデァモント教団にまつわる一連の後ろ暗さとはあまりに不似合いで、あの女と出会ったことは幻だったのではないかと思えるほどだった。
女は先日同様、白いドレス姿でユリウスたちを出迎えた。
屋敷の中へ入ると、吹き抜けのホールの隅に少女たちの姿があった。全員が当然のように、銀の髪に金の瞳をしていた。
ユリウスは女へ、歴代教皇の手記に載っていた植物の絵を見せた。
「リゼルという植物を探しています。心当たりはありませんか?」
ユリウスの質問に、女があっさりと頷いた。
「その植物なら、温室にございましてよ」
「拝見してもよろしいでしょうか」
「ええ、お好きに」
女は相変わらず、どこか浮世離れした表情で抵抗も見せずにユリウスたちを温室へと案内した。
ガラス張りのその部屋は、広かった。
リヒトのためにユリウスが作った温室より面積はやや小さかったが、同じ形の鉢がぎっしりと並んでおり、圧巻だった。
鉢には、手記にあった絵と同じ形の葉を持つ植物が植えられている。
花の頃が近いのか、つぼみをつけた株も多く見られた。
「これが、リゼル……」
ユリウスの呟きを聞いた女が、
「名は知りません」
と応じた。
「なぜこれを育てているのですか」
「さぁ……それがわたくしたちの役目ですから」
「いつから育てているのですか」
「さぁ。存じ上げませんわ」
「この植物は、どういうものなのでしょうか」
「存じ上げません。そこにあるから、育てる。それだけですわ」
ユリウスは問いを重ねたが、女の返答はあやふやなものばかりであった。
「この鉢を、いくつか分けていただくことはできますか」
ユリウスは並べられた鉢植えを指さし、尋ねた。
女が、いま初めてユリウスを認識したかのように、目を丸くして。
それからうふふと笑った。
「あなたは先日から、不思議なことばかり仰るのね。それは黒髪の御方がわたくしたちに預けたもの。黒髪の御方を捕らえたのはあなた。それならばそれは、あなたの好きにして良いということじゃないかしら」
金の瞳がきれいな弧を描き、女はドレスの裾をふわりと広げて温室を見渡した。
「どうぞ、あなたのお好きなように」
396
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
偽りベータの宮廷薬師は、氷の宰相に匂いを嗅がれ溺愛される
水凪しおん
BL
「お前の匂いがないと、私は息ができない」
宮廷薬師のルチアーノは、オメガであることを隠し、自作の抑制薬でベータと偽って生きてきた。
しかしある日、冷徹無比と恐れられる「氷の宰相」アレクセイにその秘密がバレてしまう。
処刑を覚悟したルチアーノだったが、アレクセイが求めたのは、ルチアーノの身体から香る「匂い」だった!?
強すぎる能力ゆえに感覚過敏に苦しむ宰相と、彼の唯一の安らぎとなった薬師。
秘密の共有から始まる、契約と執着のオメガバース・ロマンス!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。