131 / 553
御上千景(4)
しおりを挟む
「俺の!?」
「そ、そうです~。すみませんすみません、ぼくなんかがおこがましいことを言っているのはわかっているんですけど本人が目の前にいて眩しいし優しいし夢みたいだしこれは現実? っていうかぼくなんかに話しかけてくれるし名前も知っててくれるし色々限界でむむむむりなんです色々、本当にー! でも一緒にコラボユニットを組んで一緒にぼくの作曲した歌を歌おうっていうお誘いがあまりにも魅力的すぎて音無くんの眩しさも相まって抗うのが非常に難しくてぼくみたいなゴミ虫クソ隠キャが非常に分不相応なことをしている自覚はあるんですけど夢なら覚めないでほしいというか」
「落ち着いて」
オタク特有の早口。
ガチだ。
落ち着いて、と言ったはいいが、内心は淳もそれどころではなくなっている。
久しく、こんな感覚は味わっていない。
顔がどんどん、熱くなる。
「あ……ありがとう……」
ファンです、なんて面と向かって言われたことはない。
淳にとってアイドルは追いかけて愛するものだ。
でも目の前の彼が向けるのは、淳がアイドルに向ける感情。
(あ……ああ……そっか……俺……俺、アイドルに……なったんだっけ)
音無淳というアイドルは、アイドルを演じて形作られているものだ。
別にそれは間違っていない。
愛されるためのキャラ付けは、古今東西どのアイドルもやってきたこと。
あのCRYWNの前進Ri☆Threeは三人とも実際の性格と真逆のようなキャラ付けをしていたことで有名。
架空の、理想のアイドルを演じてなにも悪くない。
むしろ綾城や花崗のように比較的素の性格のままアイドルとして活動している方が、すごい。
素が、すでにアイドルらしいのだから。
でもそんな“量産型”のような、人が理想とする“アイドル像”を演じている淳を、純粋に選んでくれた。
「――でも、千景くんもアイドルだよ」
この学院にいるのは、ほとんどがアイドル。
卒業したらアイドルを辞めて、別の道を進む人ばかりだけれど。
少なくとも、今、この学院に通っている間は。
そう言うと唇を震わせながら見上げられた。
「…………………………カッコいい………………」
「え? なんて?」
顔を両手で覆い、後ろに仰け反りながらものすごく小さな声で淳には聞こえなかった。
困惑して聞き返すが覆っていた手を取った千景は涙を滲ませていて、深く突っ込むのが怖くなってしまう。
な、泣かせた?
「な、なんかもう、い、色々……テキパキ、決めていくところとか……す、すごい」
「あ、あー。色々、事務手続きのやり方やライブ準備のあれそれとかは声が出ない時に自分にできることを、って思って、先輩が教えてくれていたんだ。役に立ってよかったよ」
「ぐぅぁぁぁぁぁあ……カッコいい……」
「え? 千景くん? 本当にさっきからなに……? え?」
ものすごく小声すぎてなにか言ってるらしいのだが、淳にはちっとも聞こえない。
なにか不安なことがあるなら相談してほしいのだが。
正直淳も自分でコラボユニットを作ってライブをするのは初めてなので、不備があるかもしれない。
(うーん、一応書類と企画書は骨組みができた感じだけど……コラボユニット名がなぁ……)
当の千景はなんかよくわからないが泣きながら楽譜ノートを取り出して音符を書き始める始末。
先輩たちには「まだゆっくりしてきていいし、なんなら直帰して明日に備えて休んでもいいよ」とメッセージをもらったけれど。
ひとまず『勇士隊の一年生、御上千景くんとコラボユニットでライブしたいんですが、いいですか?』と星光騎士団のチャットルームにメッセージを入れる。
すぐに先輩ズから『え、いいねぇ』『おもろそうやん。やったれやったれ』『わからないことがあったらなんでも聞いてください。衣装とか手伝います』『いんじゃないのぉ? 仕事に支障が出ないら~』と全肯定。
うちの先輩ズ優しい。
魁星と周を誘おうと思っていたが、あの二人は既読すらつかない。
寝てるのかもしれないが、もう午後。
スマホを見ていない可能性もある。
「あ、あの……コ、コラボユニット名、なんですが……」
「なにか希望ある?」
「ス、『Stars born』はいかがでしょうか……う、産まれた星……という意味で……」
「『Stars born』、いいね! それで申請しておくね!」
「ええええええ!? ほ、本当にそれでいいんですか!?」
「え? なんで?」
提案したのは千景だ。
まさか淳が反対すると思ったんだろうか?
産まれた星、いいと思うのだが、普通に。
アイドルとして生まれたばかりの自分たちは、まさにそう呼ばれて相応しい。
「だ、だって、ぼ、ぼくが考えたんですよ……? だ、ダサくないですか?」
「ダサくないよ?」
「や、優しい……」
「千景くん自己評価低すぎない?」
「え、それはあの、じ、自分ずっとデブで眼鏡で臭くてキモイド底辺のゴミキモブタで……カースト最階位で生きてきていて……」
じわ、と涙を滲ませる千景。
一年生でトップクラスに顔面の綺麗な千景が?
正直申し訳がなくなるくらい信じられない。
「学校に行くのが嫌で、近くの公園にいた時……い……憩星矢さんが、声をかけてくれたんです……」
「十二代目勇士隊君主!」
「は、はい! 星光騎士団の十二代目、神野栄治さんや鶴城一晴さんが有名すぎて、今はもうアイドルを辞めてしまったそうですが……ぼく、あの人が放課後公園でいつも練習しているのを見ていて、たまに定期ライブを観に来いって言ってもらって……それで……定期ライブを観に行くようになって……」
*****
知っていると面白いかもしれない設定
東雲学院芸能科は男子校舎と女子校舎に分かれており、扱いは共学だが完全に男女分かれている。※普通科は同じ校舎で教室も男女混合。
これは芸能科の性質上、スキャンダルを避けたりファン層に余計な火種を与えないためだったり練習や仕事に集中させるためだったり、理由は様々。
校舎自体、普通科校舎を挟んだ正反対の場所に正門があったり高い外壁で囲まれて警備会社が入っていたりと非常に厳重。
しかし男子校舎・女子校舎の構造はほぼ同じで、校舎、室内プール付きでライブにも使える体育館、グラウンド、練習棟、ライブ会場にも使える大型講堂、温室、庭園、ガーデンテラスとそこに隣接するカフェ、野外大型ライブステージなどがある。
練習棟は基本的にアイドル活動をする専用の別棟。
古参の大手三グループはワンフロアが与えられている。
大手三大グループのフロアはレッスンスタジオが二つ、ロッカールーム、シャワールーム、PC室、収録スタジオ、仮眠室、給湯室と簡易キッチン、倉庫、視聴覚室、自習室、資料室、多目的個室が二つなど設備が非常に充実している。
それだけでなくエレベーターホールから監視カメラ、各部屋には24時間更新の『イースト・ホーム』発行パスワードが必須と警備も厳重。
なお、フロア分けは三階が星光騎士団、四階が魔王軍、五階が勇士隊。
一階、二階は中堅や新規グループの共有のレッスンスタジオが複数(※レンタル予約必須)や更衣室やロッカールーム、共同シャワールーム、共有キッチン、PC室完備。
グループ専用の個室は六階にレンタル料を支払うことで借りられる。※一室につき年間5000~10000円。グループ人数と広さによって選べる。
七階は共有倉庫、仮眠室。
女子校舎側も練習棟があり、構造も同じである。
「そ、そうです~。すみませんすみません、ぼくなんかがおこがましいことを言っているのはわかっているんですけど本人が目の前にいて眩しいし優しいし夢みたいだしこれは現実? っていうかぼくなんかに話しかけてくれるし名前も知っててくれるし色々限界でむむむむりなんです色々、本当にー! でも一緒にコラボユニットを組んで一緒にぼくの作曲した歌を歌おうっていうお誘いがあまりにも魅力的すぎて音無くんの眩しさも相まって抗うのが非常に難しくてぼくみたいなゴミ虫クソ隠キャが非常に分不相応なことをしている自覚はあるんですけど夢なら覚めないでほしいというか」
「落ち着いて」
オタク特有の早口。
ガチだ。
落ち着いて、と言ったはいいが、内心は淳もそれどころではなくなっている。
久しく、こんな感覚は味わっていない。
顔がどんどん、熱くなる。
「あ……ありがとう……」
ファンです、なんて面と向かって言われたことはない。
淳にとってアイドルは追いかけて愛するものだ。
でも目の前の彼が向けるのは、淳がアイドルに向ける感情。
(あ……ああ……そっか……俺……俺、アイドルに……なったんだっけ)
音無淳というアイドルは、アイドルを演じて形作られているものだ。
別にそれは間違っていない。
愛されるためのキャラ付けは、古今東西どのアイドルもやってきたこと。
あのCRYWNの前進Ri☆Threeは三人とも実際の性格と真逆のようなキャラ付けをしていたことで有名。
架空の、理想のアイドルを演じてなにも悪くない。
むしろ綾城や花崗のように比較的素の性格のままアイドルとして活動している方が、すごい。
素が、すでにアイドルらしいのだから。
でもそんな“量産型”のような、人が理想とする“アイドル像”を演じている淳を、純粋に選んでくれた。
「――でも、千景くんもアイドルだよ」
この学院にいるのは、ほとんどがアイドル。
卒業したらアイドルを辞めて、別の道を進む人ばかりだけれど。
少なくとも、今、この学院に通っている間は。
そう言うと唇を震わせながら見上げられた。
「…………………………カッコいい………………」
「え? なんて?」
顔を両手で覆い、後ろに仰け反りながらものすごく小さな声で淳には聞こえなかった。
困惑して聞き返すが覆っていた手を取った千景は涙を滲ませていて、深く突っ込むのが怖くなってしまう。
な、泣かせた?
「な、なんかもう、い、色々……テキパキ、決めていくところとか……す、すごい」
「あ、あー。色々、事務手続きのやり方やライブ準備のあれそれとかは声が出ない時に自分にできることを、って思って、先輩が教えてくれていたんだ。役に立ってよかったよ」
「ぐぅぁぁぁぁぁあ……カッコいい……」
「え? 千景くん? 本当にさっきからなに……? え?」
ものすごく小声すぎてなにか言ってるらしいのだが、淳にはちっとも聞こえない。
なにか不安なことがあるなら相談してほしいのだが。
正直淳も自分でコラボユニットを作ってライブをするのは初めてなので、不備があるかもしれない。
(うーん、一応書類と企画書は骨組みができた感じだけど……コラボユニット名がなぁ……)
当の千景はなんかよくわからないが泣きながら楽譜ノートを取り出して音符を書き始める始末。
先輩たちには「まだゆっくりしてきていいし、なんなら直帰して明日に備えて休んでもいいよ」とメッセージをもらったけれど。
ひとまず『勇士隊の一年生、御上千景くんとコラボユニットでライブしたいんですが、いいですか?』と星光騎士団のチャットルームにメッセージを入れる。
すぐに先輩ズから『え、いいねぇ』『おもろそうやん。やったれやったれ』『わからないことがあったらなんでも聞いてください。衣装とか手伝います』『いんじゃないのぉ? 仕事に支障が出ないら~』と全肯定。
うちの先輩ズ優しい。
魁星と周を誘おうと思っていたが、あの二人は既読すらつかない。
寝てるのかもしれないが、もう午後。
スマホを見ていない可能性もある。
「あ、あの……コ、コラボユニット名、なんですが……」
「なにか希望ある?」
「ス、『Stars born』はいかがでしょうか……う、産まれた星……という意味で……」
「『Stars born』、いいね! それで申請しておくね!」
「ええええええ!? ほ、本当にそれでいいんですか!?」
「え? なんで?」
提案したのは千景だ。
まさか淳が反対すると思ったんだろうか?
産まれた星、いいと思うのだが、普通に。
アイドルとして生まれたばかりの自分たちは、まさにそう呼ばれて相応しい。
「だ、だって、ぼ、ぼくが考えたんですよ……? だ、ダサくないですか?」
「ダサくないよ?」
「や、優しい……」
「千景くん自己評価低すぎない?」
「え、それはあの、じ、自分ずっとデブで眼鏡で臭くてキモイド底辺のゴミキモブタで……カースト最階位で生きてきていて……」
じわ、と涙を滲ませる千景。
一年生でトップクラスに顔面の綺麗な千景が?
正直申し訳がなくなるくらい信じられない。
「学校に行くのが嫌で、近くの公園にいた時……い……憩星矢さんが、声をかけてくれたんです……」
「十二代目勇士隊君主!」
「は、はい! 星光騎士団の十二代目、神野栄治さんや鶴城一晴さんが有名すぎて、今はもうアイドルを辞めてしまったそうですが……ぼく、あの人が放課後公園でいつも練習しているのを見ていて、たまに定期ライブを観に来いって言ってもらって……それで……定期ライブを観に行くようになって……」
*****
知っていると面白いかもしれない設定
東雲学院芸能科は男子校舎と女子校舎に分かれており、扱いは共学だが完全に男女分かれている。※普通科は同じ校舎で教室も男女混合。
これは芸能科の性質上、スキャンダルを避けたりファン層に余計な火種を与えないためだったり練習や仕事に集中させるためだったり、理由は様々。
校舎自体、普通科校舎を挟んだ正反対の場所に正門があったり高い外壁で囲まれて警備会社が入っていたりと非常に厳重。
しかし男子校舎・女子校舎の構造はほぼ同じで、校舎、室内プール付きでライブにも使える体育館、グラウンド、練習棟、ライブ会場にも使える大型講堂、温室、庭園、ガーデンテラスとそこに隣接するカフェ、野外大型ライブステージなどがある。
練習棟は基本的にアイドル活動をする専用の別棟。
古参の大手三グループはワンフロアが与えられている。
大手三大グループのフロアはレッスンスタジオが二つ、ロッカールーム、シャワールーム、PC室、収録スタジオ、仮眠室、給湯室と簡易キッチン、倉庫、視聴覚室、自習室、資料室、多目的個室が二つなど設備が非常に充実している。
それだけでなくエレベーターホールから監視カメラ、各部屋には24時間更新の『イースト・ホーム』発行パスワードが必須と警備も厳重。
なお、フロア分けは三階が星光騎士団、四階が魔王軍、五階が勇士隊。
一階、二階は中堅や新規グループの共有のレッスンスタジオが複数(※レンタル予約必須)や更衣室やロッカールーム、共同シャワールーム、共有キッチン、PC室完備。
グループ専用の個室は六階にレンタル料を支払うことで借りられる。※一室につき年間5000~10000円。グループ人数と広さによって選べる。
七階は共有倉庫、仮眠室。
女子校舎側も練習棟があり、構造も同じである。
95
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結】マジで婚約破棄される5秒前〜婚約破棄まであと5秒しかありませんが、じゃあ悪役令息は一体どうしろと?〜
明太子
BL
公爵令息ジェーン・アンテノールは初恋の人である婚約者のウィリアム王太子から冷遇されている。
その理由は彼が侯爵令息のリア・グラマシーと恋仲であるため。
ジェーンは婚約者の心が離れていることを寂しく思いながらも卒業パーティーに出席する。
しかし、その場で彼はひょんなことから自身がリアを主人公とした物語(BLゲーム)の悪役だと気付く。
そしてこの後すぐにウィリアムから婚約破棄されることも。
婚約破棄まであと5秒しかありませんが、じゃあ一体どうしろと?
シナリオから外れたジェーンの行動は登場人物たちに思わぬ影響を与えていくことに。
※小説家になろうにも掲載しております。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
「普通を探した彼の二年間の物語」
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
妹に婚約者を取られるなんてよくある話
龍の御寮さん
BL
ノエルは義母と妹をひいきする父の代わりに子爵家を支えていた。
そんなノエルの心のよりどころは婚約者のトマスだけだったが、仕事ばかりのノエルより明るくて甘え上手な妹キーラといるほうが楽しそうなトマス。
結婚したら搾取されるだけの家から出ていけると思っていたのに、父からトマスの婚約者は妹と交換すると告げられる。そしてノエルには父たちを養うためにずっと子爵家で働き続けることを求められた。
さすがのノエルもついに我慢できず、事業を片付け、資産を持って家出する。
家族と婚約者に見切りをつけたノエルを慌てて追いかける婚約者や家族。
いろんな事件に巻き込まれながらも幸せになっていくノエルの物語。
*ご都合主義です
*更新は不定期です。複数話更新する日とできない日との差がありますm(__)m
【完結済】俺のモノだと言わない彼氏
竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?!
■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる