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第三章 馬鹿王子、師を得る
第50話 冷血王妃、嫉妬する
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※五百年前のお話です。
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「ほら、アンジェリカ様にご挨拶なさい」
母親であるコリニー妃に促されて、今年五歳になるダリル王子は、精一杯行儀よく挨拶をした。
「あんじぇりかさま、ごきげんうるわしゅう」
「はいはい。ダリル王子もお元気そうで何よりです」
コリニー妃の、見下すような眼差しには気付かぬ体で、私は王子の頭を撫でてやった。
ガリアール様と三女傑の方たちが魔王メディアーチェを討ってから、早十七年。
王家の唯一の生き残りとして、ガリアール様の正室となった私も、すでに三十路を越えた。
その間に、ユグノリア様とロレイン様は二人ずつ、アンジュ様も一人子を為され、それ以外の側室たちも、長男であるダリル王子を産んだコリニー=キースを筆頭に、合わせて四人の子を産んでいる。
正室でありながらいまだ子を為せぬ私に対して、子をもうけた側室たちはことあるごとに自分たちの優位を示そうとしてくる。
それは腹立たしい限りではあるが、旧王国時代からの名門であり魔王戦争の際にも勇戦したキース伯爵家をはじめ、側室たちの実家をおろそかにするわけにはいかなかった。
不快な気分にさせられることがわかっていながら、こうして妃たちに挨拶回りをするのも、正室たる私のつとめの一つだ。
自室に戻り、椅子に深々と腰かけて、私は大きな溜め息を吐いた。
本当に気が滅入る。
けれど、王妃としてこの国の舵を取るのは私のつとめ。
投げ出すことは許されない。
私、アンジェリカは、元々旧王国最後の王の姪に当たる。
王弟たる父上の末っ子、第十二女だ。
そんな私が何故、救国の英雄にして新王朝の初代国王たるガリアール様の妻となったかといえば、答えは単純。私以外皆死んでしまったからだ。
魔王メディアーチェは、単に強大な魔物などでは決してなく、人間にとって王家の血筋というものが持つ重要性を熟知しており、徹底的にこれを断とうとした。
私の従兄弟に当たる国王のお子たち、それに私の兄姉たちも、一人残らず殺された。
私自身、母と姉が自らを犠牲にして助けてくれていなければ、犠牲者の碑に名を連ねていたのは間違いない。
この手で皆の仇を討ちたいと、心からそう願ったが、悲しいことに私はあまりにも非力だった。
武芸の才は無く、魔法もせいぜい王家の一員として恥ずかしくはないという程度。
戦場に立とうものなら、たちまち命を落とすことになるのは火を見るよりも明らかだった。
おのれの無力さと未来への絶望に囚われていた私、そしてこの国の大多数の人々に、光を与えてくれたのは、他でもない。ガリアール、ユグノリア、ロレイン、アンジュの四英雄だった。
彼らは見事魔王を討ち果たし、そしてガリアール様は皆に推されて国王に即位なさった。
その隣に王妃として立つことになったのが、この私だ。
名ばかりの王族として中堅貴族あたりに嫁ぐはずだった私が、王妃だなんて面映ゆい。などと、乙女のようなことを考えていられたのは最初のうちだけだった。
ガリアール様は、心優しく、誠実で、大変に義理堅いお人柄だった。
それは、一人の人間としてはまぎれもない美徳だし、私自身大変好ましく思っている。
けれど、国王たるもの、それだけで務まるものではない。
むしろ、過度な優しさ、誠実さは、足枷とも言うべきものだ。
そんな彼を補佐し、時には泥水を被る。それこそが、私が生き延びた――母と姉に生かされた意味に違いない。
そう信じて、今日までやってきた。
マッシリア伯一族の粛清をはじめ、流してきた血の量も計り知れない。
そして、英雄としても人間としても尊敬する三女傑に対しても、その心を傷つけるようなことをしてきた。
彼女たちの功績はとてつもなく大きい。
もちろん、彼女たち当人は、権力を欲するような人たちではない。
そのことは百も承知している。
しかし、周囲の人間たちはそうはいかない。
ほとんど後ろ盾を持たないアンジュ様や、温厚篤実なだけが取り柄のアーデナー子爵――男爵から上ったのは、ひとえに娘の功績だ――はともかく、孤児だったユグノリア様を育てた聖教会。これは油断がならない。
魔王戦争において多くの神官を戦地に送り、多大な犠牲を払って勝利に貢献した聖教会に対し、もちろん私も敬意を抱いてはいる。
しかし、彼らは決して信心深く敬虔なだけの存在ではない。
国政への過度の介入を許さない、というのはまた別の話だ。
そのために、私は三人の立場を相対化するための策を取った。
旧王家の生き残り貴族たちの娘を、積極的にガリアール様の側室に入れる。
そうすることで、私を頂点とする後宮の秩序を確立する。
人からは、私が権力を独占しようとしているように見られただろう。
誰いうとなく、「冷血王妃」などという綽名が囁かれていることも知っている。
けれど、そんなことは構わない。
すべては、この国の復興のためだ。
けれど――。このやり方は、三女傑、特にアンジュ様の心を深く傷つけてしまった。
今から十三年前、アンジュ様は幼い娘を残して王宮を出奔され、二度と戻られなかった。
そして、市井で数多くの伝説を残した――ことになっているが、その八割方は、単なる噂話か、騙り物だ。
何故そう言い切れるのかというと、手の者に詳しく調べさせているからだが。
そうして得られた信憑性の高い情報の中に、とんでもないものが混じっていた。
アンジュ様が、吸血鬼と行動を共にしておられる、というものだ。
調べた限りでは、その吸血鬼は悪事らしいことは何もしておらず、逆に魔王軍の残党や盗賊団を退治して、人々から感謝されているという。
善良な吸血鬼、か。質の悪い冗談にしか思えないのだが。
無論、この件はガリアール様のお耳には入れていない。
アンジュ様が出て行かれた時のあの方の嘆きようは見るに堪えず、さすがの私も心が痛んだが、だからといって、彼女を連れ戻すなどと言い出されても困る。
きつい言い方になるが、アンジュ様は、ガリアール様の妻にはなれても、国王の妻にはなれぬお人だったのだ。
何人もの人たちを傷付け、嘆かせて、私は権力を握った。
そのはずだったのだが――。
自分自身が子を為せぬという可能性を想定していなかったのは、私の若さというべきだろうか。
このままでは、第一王子の実母であるコリニー妃、そしてその実家キース家に、権力を奪われる事態にもなりかねない。
たとえ人の道に外れようとも、しかるべき措置を取らざるを得ないか――。
そんなことを考えていて、私は不意に吐き気に襲われた。
侍女が慌てて盥を持って来てくれて、その中に嘔吐する。
「王妃様、もしや、おめでたなのではございませんか?」
おそるおそる侍女が尋ねる。
今頃になって? まさか……。
薬師を呼び、診てもらった結果、そのまさかだった。
「アンジェリカ、おめでとう!」
私の部屋を訪れたガリアール様に報告すると、心底嬉しそうにそう言ってくださった。
けれど――。
月は満ちて、私は無事出産した。
しかも男の子だ。
「よくやった、アンジェリカ! おお、よしよし、お父様だぞー」
生まれたばかりの赤子を抱き上げ、ガリアール様がはしゃいでおられる。
けれど――。
その満面の笑顔が、愛する女性との間に子を授かった喜びではなく、ようやく肩の荷が下りた安堵によるものだと、気付かないほど私は鈍感ではない。
あの三人が子を産み落とした時、彼はどんな表情を見せたのだろう――。
そんな益体もないことをふと考えて、私の胸はかすかに痛んだ。
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「ほら、アンジェリカ様にご挨拶なさい」
母親であるコリニー妃に促されて、今年五歳になるダリル王子は、精一杯行儀よく挨拶をした。
「あんじぇりかさま、ごきげんうるわしゅう」
「はいはい。ダリル王子もお元気そうで何よりです」
コリニー妃の、見下すような眼差しには気付かぬ体で、私は王子の頭を撫でてやった。
ガリアール様と三女傑の方たちが魔王メディアーチェを討ってから、早十七年。
王家の唯一の生き残りとして、ガリアール様の正室となった私も、すでに三十路を越えた。
その間に、ユグノリア様とロレイン様は二人ずつ、アンジュ様も一人子を為され、それ以外の側室たちも、長男であるダリル王子を産んだコリニー=キースを筆頭に、合わせて四人の子を産んでいる。
正室でありながらいまだ子を為せぬ私に対して、子をもうけた側室たちはことあるごとに自分たちの優位を示そうとしてくる。
それは腹立たしい限りではあるが、旧王国時代からの名門であり魔王戦争の際にも勇戦したキース伯爵家をはじめ、側室たちの実家をおろそかにするわけにはいかなかった。
不快な気分にさせられることがわかっていながら、こうして妃たちに挨拶回りをするのも、正室たる私のつとめの一つだ。
自室に戻り、椅子に深々と腰かけて、私は大きな溜め息を吐いた。
本当に気が滅入る。
けれど、王妃としてこの国の舵を取るのは私のつとめ。
投げ出すことは許されない。
私、アンジェリカは、元々旧王国最後の王の姪に当たる。
王弟たる父上の末っ子、第十二女だ。
そんな私が何故、救国の英雄にして新王朝の初代国王たるガリアール様の妻となったかといえば、答えは単純。私以外皆死んでしまったからだ。
魔王メディアーチェは、単に強大な魔物などでは決してなく、人間にとって王家の血筋というものが持つ重要性を熟知しており、徹底的にこれを断とうとした。
私の従兄弟に当たる国王のお子たち、それに私の兄姉たちも、一人残らず殺された。
私自身、母と姉が自らを犠牲にして助けてくれていなければ、犠牲者の碑に名を連ねていたのは間違いない。
この手で皆の仇を討ちたいと、心からそう願ったが、悲しいことに私はあまりにも非力だった。
武芸の才は無く、魔法もせいぜい王家の一員として恥ずかしくはないという程度。
戦場に立とうものなら、たちまち命を落とすことになるのは火を見るよりも明らかだった。
おのれの無力さと未来への絶望に囚われていた私、そしてこの国の大多数の人々に、光を与えてくれたのは、他でもない。ガリアール、ユグノリア、ロレイン、アンジュの四英雄だった。
彼らは見事魔王を討ち果たし、そしてガリアール様は皆に推されて国王に即位なさった。
その隣に王妃として立つことになったのが、この私だ。
名ばかりの王族として中堅貴族あたりに嫁ぐはずだった私が、王妃だなんて面映ゆい。などと、乙女のようなことを考えていられたのは最初のうちだけだった。
ガリアール様は、心優しく、誠実で、大変に義理堅いお人柄だった。
それは、一人の人間としてはまぎれもない美徳だし、私自身大変好ましく思っている。
けれど、国王たるもの、それだけで務まるものではない。
むしろ、過度な優しさ、誠実さは、足枷とも言うべきものだ。
そんな彼を補佐し、時には泥水を被る。それこそが、私が生き延びた――母と姉に生かされた意味に違いない。
そう信じて、今日までやってきた。
マッシリア伯一族の粛清をはじめ、流してきた血の量も計り知れない。
そして、英雄としても人間としても尊敬する三女傑に対しても、その心を傷つけるようなことをしてきた。
彼女たちの功績はとてつもなく大きい。
もちろん、彼女たち当人は、権力を欲するような人たちではない。
そのことは百も承知している。
しかし、周囲の人間たちはそうはいかない。
ほとんど後ろ盾を持たないアンジュ様や、温厚篤実なだけが取り柄のアーデナー子爵――男爵から上ったのは、ひとえに娘の功績だ――はともかく、孤児だったユグノリア様を育てた聖教会。これは油断がならない。
魔王戦争において多くの神官を戦地に送り、多大な犠牲を払って勝利に貢献した聖教会に対し、もちろん私も敬意を抱いてはいる。
しかし、彼らは決して信心深く敬虔なだけの存在ではない。
国政への過度の介入を許さない、というのはまた別の話だ。
そのために、私は三人の立場を相対化するための策を取った。
旧王家の生き残り貴族たちの娘を、積極的にガリアール様の側室に入れる。
そうすることで、私を頂点とする後宮の秩序を確立する。
人からは、私が権力を独占しようとしているように見られただろう。
誰いうとなく、「冷血王妃」などという綽名が囁かれていることも知っている。
けれど、そんなことは構わない。
すべては、この国の復興のためだ。
けれど――。このやり方は、三女傑、特にアンジュ様の心を深く傷つけてしまった。
今から十三年前、アンジュ様は幼い娘を残して王宮を出奔され、二度と戻られなかった。
そして、市井で数多くの伝説を残した――ことになっているが、その八割方は、単なる噂話か、騙り物だ。
何故そう言い切れるのかというと、手の者に詳しく調べさせているからだが。
そうして得られた信憑性の高い情報の中に、とんでもないものが混じっていた。
アンジュ様が、吸血鬼と行動を共にしておられる、というものだ。
調べた限りでは、その吸血鬼は悪事らしいことは何もしておらず、逆に魔王軍の残党や盗賊団を退治して、人々から感謝されているという。
善良な吸血鬼、か。質の悪い冗談にしか思えないのだが。
無論、この件はガリアール様のお耳には入れていない。
アンジュ様が出て行かれた時のあの方の嘆きようは見るに堪えず、さすがの私も心が痛んだが、だからといって、彼女を連れ戻すなどと言い出されても困る。
きつい言い方になるが、アンジュ様は、ガリアール様の妻にはなれても、国王の妻にはなれぬお人だったのだ。
何人もの人たちを傷付け、嘆かせて、私は権力を握った。
そのはずだったのだが――。
自分自身が子を為せぬという可能性を想定していなかったのは、私の若さというべきだろうか。
このままでは、第一王子の実母であるコリニー妃、そしてその実家キース家に、権力を奪われる事態にもなりかねない。
たとえ人の道に外れようとも、しかるべき措置を取らざるを得ないか――。
そんなことを考えていて、私は不意に吐き気に襲われた。
侍女が慌てて盥を持って来てくれて、その中に嘔吐する。
「王妃様、もしや、おめでたなのではございませんか?」
おそるおそる侍女が尋ねる。
今頃になって? まさか……。
薬師を呼び、診てもらった結果、そのまさかだった。
「アンジェリカ、おめでとう!」
私の部屋を訪れたガリアール様に報告すると、心底嬉しそうにそう言ってくださった。
けれど――。
月は満ちて、私は無事出産した。
しかも男の子だ。
「よくやった、アンジェリカ! おお、よしよし、お父様だぞー」
生まれたばかりの赤子を抱き上げ、ガリアール様がはしゃいでおられる。
けれど――。
その満面の笑顔が、愛する女性との間に子を授かった喜びではなく、ようやく肩の荷が下りた安堵によるものだと、気付かないほど私は鈍感ではない。
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