3 / 46
第一章 魔塔の主との契約結婚
2
しおりを挟む
「ええっ? 魔塔のトップにでも直談判するつもりかい?」
「それが一番効果的かと思うけれど」
「無駄だよ。魔塔のトップ――オルディル卿は血も通わない冷徹な魔導師として有名じゃないか。きっと目も通して貰えずに燃やされて終わりだよ」
サイラスは何を想像したのか、青い顔でブルリと身を震わせた。
彼の言う通り、魔塔の最高責任者であるルーカス・オルディルは最上階の研究室に篭って日夜研究に励んでいる。
他の階に顔を出すことは一切せず、シルファのような下っ端職員が顔を合わす機会なんて皆無である。
そんなルーカスには様々な噂が流れている。
どうにか王国一の魔導師の妻にならんとする令嬢たちが、果敢に彼の元に突撃するのだが、皆ことごとく玉砕し、顔面蒼白で目に涙を浮かべながら魔塔を去っていく。どれほど辛辣な言葉をかけられたのかと彼女たちに同情する声は後を絶たない。
ルーカスは最上階から一歩も外に出ないため、一部では彼は吸血鬼か何かなのでは? と臆測する者さえいるぐらいだ。
いつしかルーカスは血も涙もない冷徹魔導師と呼ばれるようになっていた。
「……まあ、普通に考えたら無理な話よね」
はあ、と息を吐きながら、シルファはウインナーにフォークを突き刺した。
本日の互いの奮闘を報告し合いつつ、弁当を平らげたシルファはグッと伸びをしてからメンテナンス対象の魔導具が並べられた棚の前に移動した。
今日の依頼は、ランプが二つ、浄水器、掃除機、それに疲労軽減の指輪だ。
まずはランプを一つ手に取り、作業台に置く。
点灯のボタンを押しても、ジジッと一瞬光を弾けさせてから萎むように光が消えてしまう。
シルファは両手で包むようにランプに触れ、ゆっくりと目を閉じた。
(結構年季が入っているし、回路が曲がっている箇所があるわね。そこを中心に魔力が滞っていてうまく循環できていないみたい)
探るように被疑箇所を特定したシルファは、ふうっと息を吐いてから手のひらに意識を集中させた。
(余分な魔力を吸い取るイメージで……)
ランプ内に滞留していた魔力が吸い寄せられるようにシルファの中に入ってくる。
お腹の底で練り上げた自身の魔力と、吸い取った魔力を混ぜ合わせて中和していく。
わずかに熱を持っていた余分な魔力はシルファの魔力に中和され、収束していく。
シルファは目を開けると、両手のひらを上にした。
中和した魔力がふわっと手のひらから立ち上がり、空気中に霧散していった。
「相変わらずすごいよね」
シルファの手が離れたランプをヒョイッと抱え上げ、まじまじとランプを観察しながらサイラスが微笑む。
「ありがとう。私にはこれしかできないから……」
シルファは困ったように眉を下げながら、サイラスの褒め言葉を複雑な気持ちで受け取った。
魔導具の回路を修復する前に、まずは魔導具内で滞留している魔力を取り除く必要がある。
過分な魔力が溜まってしまうと、最悪の場合魔導具が爆発してしまう恐れがあるからだ。
そしてその役割はシルファが担っている。
シルファは魔力を放出することができない体質であり、唯一できることといえば先ほどのように魔力を吸収して中和することだけ。
シルファが余分な魔力を除去し、魔力量は少ないものの緻密な魔力操作が得意なサイラスが回路の修復を担当する。
メンテナンス部はたった二人であるけれど、二人三脚で日々の業務をこなしている。
「やあ、調子はどうだい」
シルファが二つ目のランプをサイラスに渡し、浄水器の作業に着手しようとしたその時、重い鉄の扉がギィッと音を立てて開いた。
ひょっこりと顔を出したのは、メンテナンス部を統括するデイモン・スペンサーだった。
「部長、お疲れ様です。ご覧の通り、いつも通りですよ」
シルファが両手で魔導具たちを指し示すと、デイモンは頷きながら室内に入ってきた。
「ところで、今朝も君たちは他部署の雑務をこなしていたそうだね。君たちはもう少し断ることを覚えた方がいい」
そう言ってデイモンは渋面を作るが、魔塔におけるメンテナンス部の立ち位置を誰よりも理解していることもあり、続けて深いため息を吐いた。
「いや、すまない。僕がもう少し強く意見することができればいいのだが」
「いえ、部長にはいつも良くしていただいております」
デイモンは、品質管理室長が主務である。だが、人のいい彼は、体良くメンテナンス部の管理を押し付けられている。双方の管理を兼務している形となるが、業務量の違いは明白で、彼は一日のほとんどを品質管理室で過ごしている。だが、こうして仕事の合間を縫ってシルファたちの様子を確認しにきてくれる優しい上司なのだ。
デイモンはいつものようにシルファとサイラスから業務報告を受けながら、ゆっくりとシルファに近づいてきた。極力笑顔を保っているが、シルファはデスクの下でギュッと拳を握りしめた。
「それで、シルファくん。やはり実家の後ろ盾がないと色々不便ではないかい? そろそろ僕の提案に頷いてくれてもいい頃合いだと思うのだが」
「はは……ご冗談を。私は今の生活が気に入っておりますし、特段困ったことはありませんので」
はっきりと否定の言葉を述べられないのは、相手が伯爵位の貴族であるから。
もはや貴族ではないシルファが楯突いていい相手ではないのだ。
「そうかい? 無理をしてはいけないよ。困ったことがあったら真っ先に僕に相談するように」
デイモンはシルファを心配する素振りを見せながら、華奢な肩を労るようにやんわりと揉んだ。途端にシルファの背筋が泡立つが、引き攣りそうな笑顔を保ちながら耐える。
ここで反射的に拳を振るおうものなら、今度こそシルファは居場所を失ってしまう。
「じゃあ、僕は品質管理室に戻るから、急ぎの用件があったらすぐに来るように」
「はい」
「承知しました」
デイモンは人の良い笑顔を作りながら、シルファたちに手を振ってメンテナンス部から出ていった。
鉄の扉がバタンと完全に閉じられたことを確認してから、シルファは一気に脱力した。
「大丈夫?」
眼鏡の奥の優しげな薄茶色の瞳が心配そうにこちらを見ている。
「ええ……はああ、困ったことって言われても、あんたのことだよとは言えないものね」
デイモンは特殊な背景を持つシルファを配属当初から特段気にかけてくれていた。当初はありがたいことだと親切心を享受していたのだが、どこからか違和感を抱き始めた。
デイモンはどうやら、シルファを愛人として囲いたいらしい。
シルファの身分を保証するという大義名分を掲げてはいるが、善意の皮を被った好色親父の言いなりになるつもりは毛頭ない。
だが、相手は上司であり貴族。はっきりと拒絶をして、魔塔最下部のメンテナンス部からも追い出されてしまっては、それこそ雑用係としてしか生きていく術がなくなってしまう。いや、魔塔に残ることすら難しくなるかもしれない。
デイモンがしきりに庇護しようとしてくるのには、シルファの身の上が大きく関係している。だが、そればかりはシルファにはどうにもできない。
(どうしろっていうのよ……)
いつまでのらりくらりと躱せるだろうかと、シルファは気分を沈ませながら作業を再開した。
「それが一番効果的かと思うけれど」
「無駄だよ。魔塔のトップ――オルディル卿は血も通わない冷徹な魔導師として有名じゃないか。きっと目も通して貰えずに燃やされて終わりだよ」
サイラスは何を想像したのか、青い顔でブルリと身を震わせた。
彼の言う通り、魔塔の最高責任者であるルーカス・オルディルは最上階の研究室に篭って日夜研究に励んでいる。
他の階に顔を出すことは一切せず、シルファのような下っ端職員が顔を合わす機会なんて皆無である。
そんなルーカスには様々な噂が流れている。
どうにか王国一の魔導師の妻にならんとする令嬢たちが、果敢に彼の元に突撃するのだが、皆ことごとく玉砕し、顔面蒼白で目に涙を浮かべながら魔塔を去っていく。どれほど辛辣な言葉をかけられたのかと彼女たちに同情する声は後を絶たない。
ルーカスは最上階から一歩も外に出ないため、一部では彼は吸血鬼か何かなのでは? と臆測する者さえいるぐらいだ。
いつしかルーカスは血も涙もない冷徹魔導師と呼ばれるようになっていた。
「……まあ、普通に考えたら無理な話よね」
はあ、と息を吐きながら、シルファはウインナーにフォークを突き刺した。
本日の互いの奮闘を報告し合いつつ、弁当を平らげたシルファはグッと伸びをしてからメンテナンス対象の魔導具が並べられた棚の前に移動した。
今日の依頼は、ランプが二つ、浄水器、掃除機、それに疲労軽減の指輪だ。
まずはランプを一つ手に取り、作業台に置く。
点灯のボタンを押しても、ジジッと一瞬光を弾けさせてから萎むように光が消えてしまう。
シルファは両手で包むようにランプに触れ、ゆっくりと目を閉じた。
(結構年季が入っているし、回路が曲がっている箇所があるわね。そこを中心に魔力が滞っていてうまく循環できていないみたい)
探るように被疑箇所を特定したシルファは、ふうっと息を吐いてから手のひらに意識を集中させた。
(余分な魔力を吸い取るイメージで……)
ランプ内に滞留していた魔力が吸い寄せられるようにシルファの中に入ってくる。
お腹の底で練り上げた自身の魔力と、吸い取った魔力を混ぜ合わせて中和していく。
わずかに熱を持っていた余分な魔力はシルファの魔力に中和され、収束していく。
シルファは目を開けると、両手のひらを上にした。
中和した魔力がふわっと手のひらから立ち上がり、空気中に霧散していった。
「相変わらずすごいよね」
シルファの手が離れたランプをヒョイッと抱え上げ、まじまじとランプを観察しながらサイラスが微笑む。
「ありがとう。私にはこれしかできないから……」
シルファは困ったように眉を下げながら、サイラスの褒め言葉を複雑な気持ちで受け取った。
魔導具の回路を修復する前に、まずは魔導具内で滞留している魔力を取り除く必要がある。
過分な魔力が溜まってしまうと、最悪の場合魔導具が爆発してしまう恐れがあるからだ。
そしてその役割はシルファが担っている。
シルファは魔力を放出することができない体質であり、唯一できることといえば先ほどのように魔力を吸収して中和することだけ。
シルファが余分な魔力を除去し、魔力量は少ないものの緻密な魔力操作が得意なサイラスが回路の修復を担当する。
メンテナンス部はたった二人であるけれど、二人三脚で日々の業務をこなしている。
「やあ、調子はどうだい」
シルファが二つ目のランプをサイラスに渡し、浄水器の作業に着手しようとしたその時、重い鉄の扉がギィッと音を立てて開いた。
ひょっこりと顔を出したのは、メンテナンス部を統括するデイモン・スペンサーだった。
「部長、お疲れ様です。ご覧の通り、いつも通りですよ」
シルファが両手で魔導具たちを指し示すと、デイモンは頷きながら室内に入ってきた。
「ところで、今朝も君たちは他部署の雑務をこなしていたそうだね。君たちはもう少し断ることを覚えた方がいい」
そう言ってデイモンは渋面を作るが、魔塔におけるメンテナンス部の立ち位置を誰よりも理解していることもあり、続けて深いため息を吐いた。
「いや、すまない。僕がもう少し強く意見することができればいいのだが」
「いえ、部長にはいつも良くしていただいております」
デイモンは、品質管理室長が主務である。だが、人のいい彼は、体良くメンテナンス部の管理を押し付けられている。双方の管理を兼務している形となるが、業務量の違いは明白で、彼は一日のほとんどを品質管理室で過ごしている。だが、こうして仕事の合間を縫ってシルファたちの様子を確認しにきてくれる優しい上司なのだ。
デイモンはいつものようにシルファとサイラスから業務報告を受けながら、ゆっくりとシルファに近づいてきた。極力笑顔を保っているが、シルファはデスクの下でギュッと拳を握りしめた。
「それで、シルファくん。やはり実家の後ろ盾がないと色々不便ではないかい? そろそろ僕の提案に頷いてくれてもいい頃合いだと思うのだが」
「はは……ご冗談を。私は今の生活が気に入っておりますし、特段困ったことはありませんので」
はっきりと否定の言葉を述べられないのは、相手が伯爵位の貴族であるから。
もはや貴族ではないシルファが楯突いていい相手ではないのだ。
「そうかい? 無理をしてはいけないよ。困ったことがあったら真っ先に僕に相談するように」
デイモンはシルファを心配する素振りを見せながら、華奢な肩を労るようにやんわりと揉んだ。途端にシルファの背筋が泡立つが、引き攣りそうな笑顔を保ちながら耐える。
ここで反射的に拳を振るおうものなら、今度こそシルファは居場所を失ってしまう。
「じゃあ、僕は品質管理室に戻るから、急ぎの用件があったらすぐに来るように」
「はい」
「承知しました」
デイモンは人の良い笑顔を作りながら、シルファたちに手を振ってメンテナンス部から出ていった。
鉄の扉がバタンと完全に閉じられたことを確認してから、シルファは一気に脱力した。
「大丈夫?」
眼鏡の奥の優しげな薄茶色の瞳が心配そうにこちらを見ている。
「ええ……はああ、困ったことって言われても、あんたのことだよとは言えないものね」
デイモンは特殊な背景を持つシルファを配属当初から特段気にかけてくれていた。当初はありがたいことだと親切心を享受していたのだが、どこからか違和感を抱き始めた。
デイモンはどうやら、シルファを愛人として囲いたいらしい。
シルファの身分を保証するという大義名分を掲げてはいるが、善意の皮を被った好色親父の言いなりになるつもりは毛頭ない。
だが、相手は上司であり貴族。はっきりと拒絶をして、魔塔最下部のメンテナンス部からも追い出されてしまっては、それこそ雑用係としてしか生きていく術がなくなってしまう。いや、魔塔に残ることすら難しくなるかもしれない。
デイモンがしきりに庇護しようとしてくるのには、シルファの身の上が大きく関係している。だが、そればかりはシルファにはどうにもできない。
(どうしろっていうのよ……)
いつまでのらりくらりと躱せるだろうかと、シルファは気分を沈ませながら作業を再開した。
99
あなたにおすすめの小説
追放された無能才女の私、敵国最強と謳われた冷徹公爵に「お飾りの婚約者になれ」と命じられました ~彼の呪いを癒せるのは、世界で私だけみたい~
放浪人
恋愛
伯爵令嬢エリアーナは、治癒魔法が使えない『無能才女』として、家族からも婚約者の王子からも虐げられる日々を送っていた。
信じていたはずの妹の裏切りにより、謂れのない罪で婚約破棄され、雨の降る夜に家を追放されてしまう。
絶望の淵で倒れた彼女を拾ったのは、戦場で受けた呪いに蝕まれ、血も涙もないと噂される『冷徹公爵』クロード・フォン・ヴァレンシュタインだった。
「俺の“お飾り”の婚約者になれ。お前には拒否権はない」
――それは、互いの利益のための、心のない契約のはずだった。
しかし、エリアーナには誰にも言えない秘密があった。彼女の持つ力は、ただの治癒魔法ではない。あらゆる呪いを浄化する、伝説の*『聖癒の力』*。
その力が、公爵の抱える深い闇を癒やし始めた時、偽りの関係は、甘く切ない本物の愛へと変わっていく。
これは、全てを失った令嬢が自らの真の価値に目覚め、唯一無二の愛を手に入れるまでの、奇跡の物語。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
愛されないはずの契約花嫁は、なぜか今宵も溺愛されています!
香取鞠里
恋愛
マリアは子爵家の長女。
ある日、父親から
「すまないが、二人のどちらかにウインド公爵家に嫁いでもらう必要がある」
と告げられる。
伯爵家でありながら家は貧しく、父親が事業に失敗してしまった。
その借金返済をウインド公爵家に伯爵家の借金返済を肩代わりしてもらったことから、
伯爵家の姉妹のうちどちらかを公爵家の一人息子、ライアンの嫁にほしいと要求されたのだそうだ。
親に溺愛されるワガママな妹、デイジーが心底嫌がったことから、姉のマリアは必然的に自分が嫁ぐことに決まってしまう。
ライアンは、冷酷と噂されている。
さらには、借金返済の肩代わりをしてもらったことから決まった契約結婚だ。
決して愛されることはないと思っていたのに、なぜか溺愛されて──!?
そして、ライアンのマリアへの待遇が羨ましくなった妹のデイジーがライアンに突如アプローチをはじめて──!?
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
【完結】公爵令嬢の育て方~平民の私が殿下から溺愛されるいわれはないので、ポーション開発に励みます。
buchi
恋愛
ポーシャは、平民の特待生として貴族の学園に入学したが、容貌もパッとしなければ魔力もなさそうと蔑視の対象に。それなのに、入学早々、第二王子のルーカス殿下はポーシャのことを婚約者と呼んで付きまとう。デロ甘・辛辣・溺愛・鈍感コメディ(?)。殿下の一方通行がかわいそう。ポジティブで金儲けに熱心なポーシャは、殿下を無視して自分の道を突き進む。がんばれ、殿下! がんばれ、ポーシャ?
【完結】契約の花嫁だったはずなのに、無口な旦那様が逃がしてくれません
Rohdea
恋愛
──愛されない契約の花嫁だったはずなのに、何かがおかしい。
家の借金返済を肩代わりして貰った代わりに
“お飾りの妻が必要だ”
という謎の要求を受ける事になったロンディネ子爵家の姉妹。
ワガママな妹、シルヴィが泣いて嫌がった為、必然的に自分が嫁ぐ事に決まってしまった姉のミルフィ。
そんなミルフィの嫁ぎ先は、
社交界でも声を聞いた人が殆どいないと言うくらい無口と噂されるロイター侯爵家の嫡男、アドルフォ様。
……お飾りの妻という存在らしいので、愛される事は無い。
更には、用済みになったらポイ捨てされてしまうに違いない!
そんな覚悟で嫁いだのに、
旦那様となったアドルフォ様は確かに無口だったけど───……
一方、ミルフィのものを何でも欲しがる妹のシルヴィは……
【完結】令嬢憧れの騎士様に結婚を申し込まれました。でも利害一致の契約です。
稲垣桜
恋愛
「君と取引がしたい」
兄の上司である公爵家の嫡男が、私の前に座って開口一番そう告げた。
「取引……ですか?」
「ああ、私と結婚してほしい」
私の耳がおかしくなったのか、それとも幻聴だろうか……
ああ、そうだ。揶揄われているんだ。きっとそうだわ。
* * * * * * * * * * * *
青薔薇の騎士として有名なマクシミリアンから契約結婚を申し込まれた伯爵家令嬢のリディア。
最低限の役目をこなすことで自由な時間を得たリディアは、契約通り自由な生活を謳歌する。
リディアはマクシミリアンが契約結婚を申し出た理由を知っても気にしないと言い、逆にそれがマクシミリアンにとって棘のように胸に刺さり続け、ある夜会に参加してから二人の関係は変わっていく。
※ゆる〜い設定です。
※完結保証。
※エブリスタでは現代テーマの作品を公開してます。興味がある方は覗いてみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる