仮面の王子と優雅な従者

emanon

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後日談

帝国の日々①(※R18)

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♢幸福論♢



「······あぁっ、んッ」
 薄暗い室内に響く、甘い嬌声。
 淫らに重なる二つの影が、月明かりに照らされて蠢く。それはさながら一つの生き物のようで、夜の中でだけ息をする。

「······このままだと、明日になりそうだ」
 自分の上に跨る、荒い呼吸を繰り返すアルフォルトを、ライノアは苦笑いして見上げた。
「······ッだって、んっ、ぅ、うまく······入らなっ、」
 ライノアの肩に手を置き、膝立ちになって腰を落とそうとし──上手くライノアの昂りを飲み込めずに、アルフォルトはかぶりを振った。
 中は充分すぎる程に慣らされているが、力の抜き方がわからずに、アルフォルトは先程から身悶えている。
 涙目で必死にライノアのを受け入れようとする姿に嗜虐心を煽られ、目の前で悩ましげに揺れ動く胸の飾りに舌を這わせた。
「ひゃっ?!······ちょっと、やめ······んぁッ」
 ちゅくっと音を立てて吸い上げ、背筋を指先で撫で下ろすと、アルフォルトの身体は面白い位跳ねる。
「······ほら、頑張って下さい、アルフォルト······自分で言ったんですからね」
 わざと煽るように言えば、アルフォルトは唇を噛んで涙目で睨む。
 そんな可愛い顔をされても、少しも怖くないのだが──寧ろもっと虐めたくなるのをぐっと堪え、硬く尖った乳首に軽く歯を立てた。
 言質げんちをとられたアルフォルトは膝立ちのまま、身体を強ばらせている。
 先程までぐずぐずに甘やかされ、鳴かされ──いつもライノアに翻弄されてばかりなのが気に食わなかったのか、いざ挿入しようとしたライノアはアルフォルトに押し倒された。そして、馬乗りになったアルフォルトが「僕がいつまでもやられっぱなしだと思うなよ」と、なぜか闘志をむき出しにライノアを挑発的に睨んで──今の膠着状態に陥っている。
 一体貴方は何と戦っているのか、と思わなくも無いが、可愛い恋人の積極的な姿は中々にそそるものがあり、ライノアはされるがままに今の状況を楽しんでいた。
 しかし。
(──そろそろ辛い)
 下から思いっきり突き上げたい衝動を堪え、ライノアは悩ましげに眉を寄せるアルフォルトの尻を鷲掴みにして揉みあげた。
「ぁっ、う、ごかなぃ······で、」
 震える身体で、アルフォルトはライノアの肩にしがみつく。
 もどかしい刺激に限界を感じ始め、中途半端にライノアのものを飲み込んだ蕾の縁を指先で撫でると、アルフォルトの身体が跳ねた。
 その衝撃で身体を支えていた膝が崩れ、支えを失ったせいでアルフォルトの後孔は一気にライノアの昂りを全て飲み込んだ。
「やっ?!っひ、ぁぁあああッ────·····」
「っ······!!」
 アルフォルトは悲鳴を上げた。ライノアの性器を飲み込んだ胎が蠕動ぜんどうし、予期せぬ衝撃に目の前が白く明滅する。危うく持ってかれる所だったのをすんでの所で堪えた。
 あまりの衝撃で一瞬意識が飛び、ライノアの上に崩れ落ちたアルフォルトの身体を抱きとめる。
 堪えきれずにアルフォルトの昂りから爆ぜた白濁が、お互いの腹筋を濡らした。
「ルト、大丈夫ですか?」
「っ、はぁ、は、······ぁ、あッ」
 荒い呼吸を繰り返し、ビクビクと痙攣するアルフォルトの背中を撫でる。
 既に自力で身体を支えられなくなったアルフォルトは、ぐったりとライノアに撓垂れ掛かって涙目で見つめてきた。
(──流石に、少し虐めすぎたかもしれない)
 目尻にキスをして涙を拭い、唇にも触れるだけのキスをする。
 ようやく呼吸が落ちついたアルフォルトは、ライノアから視線をそらし、肩を震わせた。
「······っ、······ごめんなさ、」
 そのまましゃくりあげたアルフォルトに、ライノアは狼狽えた。
「アルフォルト!?っ、どこか痛みますか!?それとも怖かったですか!?」
慌てるライノアに、アルフォルトは首を振った。
「ちがっ······ぅ、うまく、できなくて、ごめッ」
 ボロボロと泣きだすアルフォルトを抱き締め、ライノアは背中を優しく撫でた。
「······そんな事、気にしてませんよ」
「でも」
 腕の中で不安そうに自分を見つめるアルフォルトがあまりにも健気で、ライノアは胸がぎゅっと締め付けられた。
「私も、いじわるが過ぎましたね。積極的な貴方が可愛いくてつい······すみません」
 自分の為に、と頑張るアルフォルトが愛おしくて、つい調子に乗ってしまった。
「っ、いつも······自分ばっかり、きもち良くして貰って、ライノアは気持ちいい、かなって、不安で······」
(え、今そんな可愛い事言いますか······)
 ライノアは、己の理性をフル稼働した。
 ──駄目だった。
 深く息を吐き出し、アルフォルトの腰を掴むと下から突き上げた。
「うぁッ?!······ら、ぃのあっ、ぁんっ」
「······上手く、とかそんな事気にしないで、貴方はただ感じてればいいんです」
 細い腰に、指が食い込む。アルフォルトはどうにか身体を支えようと、ライノアの腹筋に手を付き、突き上げられる衝撃に身悶えた。
「ちゃんと、私も気持ちいいから······不安になる事なんて何もないんですよ」
「やッ、だめっ、そんな強く······ぁああっ」
 再び傾いたアルフォルトの身体を抱きとめて、腰を持ち上げ──そのまま落とすと、アルフォルトの口から甘い悲鳴が上がる。自重でライノアの昂りを奥深くまで飲み込んた後孔に締め付けられ、ライノアは快楽に眉を寄せた。
 余計な事など考えられないくらい、快楽に溺れさせて、自分以外見えないようにしてしまえば、不安は消えるだろうか。
「っ······ねぇ、アルフォルト、どうしたら不安じゃなくなりますか?······はぁッ、私がちゃんと感じてると、っ、信じてくれますか?」
 激しく腰を穿つと、アルフォルトは目を見開いて何度も頷いた。
「ぁっ、し、しんじ、る······からぁっ、や、激し······もっと、ゆっくり、んんっ」
 ガクガクと揺さぶられ、アルフォルトの息が絶え絶えになる。
唇を塞ぎ舌を絡めると、紫の瞳が甘く蕩けて、ライノアをぼんやりとみつめた。
(ああ、滅茶苦茶にしてしまいたい)
 甘やかしたい、優しくしたいと思う反面、泣かせて滅茶苦茶にして快楽に溺れさせてしまいたいと思う。
 自力で身体を支えられなくなったアルフォルトをベッドに組み敷いて、上から覆いかぶさるように囲いこんだ。
 細くてしなやかな身体。宝石のような紫の瞳。夜のような艶やかな黒髪。
 その全てが自分だけのものだと思うと、幸福で堪らない。
「好きです、アルフォルト」
「ぼくも、好きだよ······」
 ライノアが囁けば、アルフォルトも嬉しそうに返してくれる。
 それが、ライノアには酷く幸せに思えた。
 でも。
 幸福感は、時に人の思考をを鈍らせる物だ。

 ──だから、ライノアは気付けなかった。
 アルフォルトが抱える不安が、何なのか。
 何に怯えているのか──。



♢♢♢
 


 アルフォルトがディオハルト帝国に来て、二ヶ月が過ぎた。
 ライノアの結婚の申し出を受け入れ、晴れて結婚──となれば良かったのだが、アルフォルトはまだ婚約者のままである。
 というのも、ライノアの実母である女帝が亡くなって一年と十ヶ月。ディオハルト帝国は国の頂に立つ者が亡くなった場合、王族は二年間喪に服す決まりがあり、その間はお祝い事が禁止されている。
 なので、アルフォルトとの結婚は早くても後二ヶ月経たないと出来ない上に、アルフォルトがライデン王国の王子だと言う事もあり、正式な発表も控えている。
 皇帝や一部の重鎮は勿論アルフォルトの存在を知っているが、ライノアの婚約者が隣国の王子だと公になれば、取り入ろうとする人間がいるのは目に見えている。最悪陰謀に巻き込まれかねない。アルフォルトを守るために、ベラディオやライノアの兄である皇帝エルドレッドとも話し合い、公表するのはもう少しだけ後にした。 
 ──本当は、喪が明けてから迎えに行くべきだったのだが、ライノアは待てなかった。
 あの日最後に「必ず迎えに来る」と約束し、形見のネックレスを託したから、アルフォルトは待っていてくれる筈だ。ベラディオにも話は通してある。渋られるかと思っていたが、ベラディオは嬉しそうに受け入れてくれた。そのかわり、アルフォルトが不自由なく暮らせるようになったら迎えに来ていい、と言われた。
 アルフォルトが他の誰かに奪われてしまわないかと、気が気じゃなかったライノアは、死に物狂いで帝国について学び、積極的に政務に携わり兄を支え、破竹の勢いで第二王子としての地位を築いた。
 喪が明けていない中、アルフォルトを迎え入れたい旨を兄に相談したら、意外にもあっさりと許可してくれた。 
 ライノアがその為に寝食削って勉強していたのを知っていたようで、苦笑いしつつも「お前の好きになさい」と言ってくれた。
 元々ライデン王国に恩義があるエルドレッドは、一度だけ会ったことのあるアルフォルトをとても気に入っていた。
 弟である自分を助け、匿っていた事も大きいだろう。
 こうしてアルフォルトを迎えいれたライノアは、ようやく落ち着いた日々を送るようになった。
 自分でも呆れる程、アルフォルトがいない生活が耐えられず、今思えばよく普通にお別れしようとしたものだ。
(······いや、きっとこれは執着だ)
 あの日、アルフォルトに「抱いて」と言われた時。
 ライノアは諦める事をやめた。
 肌を重ね、互いの熱を感じ、手放せなくなってしまったのだ。

 (だって、こんなにも愛おしい)
 隣で静かな寝息を立てるアルフォルトを見つめ、ライノアは微笑んだ。
 離れていた一年の間に、アルフォルトは随分大人びた。
 身長も伸び、あどけなさは残ったが、今では子供と間違われる事もない。
 以前のアルフォルトは天使のように清らかで愛らしい雰囲気だったが、成長したアルフォルトはそこに色気が追加され、男女問わず魅了するようになった。
 おかげで、以前よりもアルフォルトに懸想する人間が増えたのは頭が痛い。
 苦笑いしながら艶やかな黒髪を指先で梳いていると、アルフォルトの瞼が震えた。
 ぼんやりとした紫水晶の瞳がライノアを捉える。
「おはようございます、アルフォルト」
 軽いリップ音を立てて額に口付けると、アルフォルトはふわり、と幸せそうに微笑んだ。
「······おはよう、らいのあ」
 声が少し掠れていて、昨日の情事の激しさを思い出す。
 ずっとライノアの腕の中で鳴かされ続けたアルフォルトは、少し気怠げに欠伸をする。その挙動の一つ一つに鼓動が速まるのだから、自分は中々重症だと思う。
 肌寒さを感じたのか、ライノアの胸に擦り寄ってきたアルフォルトを抱きしめる。
 相変わらず猫のようで、ライノアは微笑んだ。
「昨日は無理をさせてすみません。もう少し寝てて大丈夫ですよ」
 囁くように言えば、アルフォルトは胸元から顔を上げ──恥ずかしそうに睨んできた。
「······ライノアは夜、意地悪になるよね」
「貴方が可愛いすぎて、つい。······あの、怖かったり嫌だったらすいません、気をつけます」
 恋人の乱れる姿に興奮し、ついたがが外れてしまうが、アルフォルトは元々性的な物にトラウマを抱えている。ライノアが相手なら問題ないが、それでも知らずに恐怖を与えていたかもしれない、とライノアは反省した。
 恐る恐るアルフォルトを見つめると、アルフォルトは腕の中で百面相していて、それから視線を彷徨わせて言った。
「······ライノアを怖いと思った事ないよ。確かに意地悪だし、その······は、激しいなって思うけどっ······本当に嫌がる事はしないし、僕の身体を気遣ってくれてるのもわかるから」
 ごにょごにょと、真っ赤になりながらアルフォルトは呟いた。
 ライノアは、アルフォルトを抱く時、決して身体を傷付けないように気をつけている。
 受け入れる側の負担が大きいのは知っている。だから、なるべく痛みがないようにぐずぐずに甘やかして理性も飛ぶくらい、充分に慣らしてから挿入するようにしている。
 本当に嫌がったら行為の途中でもやめるつもりでいるが、今の所本気で拒否されたことは無い。
「つまり、ルトは激しいのがお好き、と」
 ニヤリと笑ってからかえば、アルフォルトは目を見開いて顔をさらに真っ赤にした。
「なっ!?そ、そんな訳ないだろ!!馬鹿っ変態!!」
「じゃあ、もう意地悪しません······一回で、我慢します」
 わざと落ち込んで見せれば、アルフォルトは狼狽え······ライノアの寝間着の胸元を掴むと、恥ずかしそうに言った。
「······い、今まで通りで、いい。一回じゃなくて······沢山していい、から······」
耳まで真っ赤に、なったアルフォルトがあまりにも可愛いくて、ライノアは思わず、その身体を強く抱きしめた。
「可愛い、ルト。大好きです」
 額に口付け、頬に口付けると、アルフォルトも微笑んだ。
「僕も大好きだよ、ライノア」
 
 腕の中にある、あたたかな幸福。
 ライノアは、微かな違和感に気づけない程、幸せに溺れていた。
 


 
 
 
 




 

 


 
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