8 / 35
8 公爵令嬢としての最後
しおりを挟む
「あんたさ、いくらモニカが許してくれたからって、公爵令嬢に馴れ馴れし過ぎなんだよ。なんでモニカが丁寧語で話してんのに、あんたの方が偉そうにタメ口なんだ?」
「モ、モニカは優しい人ですもの……。私も甘え過ぎたかもしれませんが、私とモニカの仲だから許してくれたんです」
あわてふためくドロテアは、私が複数人に音を届けられるよう練習していた集音魔法で、会場に居る全ての人に会話を聞かせている事に気づいていない。
(風で空気を繊細に操るの、大分苦労したなぁ)
皆の頭は疑問符で一杯だ。「えっ、あんたたち仲良いの?」「虐げられていたんじゃないの?」って顔をしている。
(でも可笑しいわ。ユリアン様に対して、大き過ぎる態度のセオ兄様が言える事ではないのだけれどね)
私は可笑しくなってきてしまったのだが、兄様の怒りは収まらない。
「それに、何を勘違いして俺がモニカを好きだと思ったのか知らないけれど、モニカは大事な妹分だからな」
「そ、そうですよね。セオドア様がモニカを妹の様に大事に思っていると、ちゃんと分かっています」
「はあ? なら、俺が温厚な妹の代わりに、あんたに復讐しても構わないな?」
セオ兄様は、公爵令嬢として振る舞っていた私しか見ていない。逆冷水の刑やスライムまみれの刑に、苛めた人をその都度処してきたので少々居たたまれない。
が、このままセオ兄様が受けた被害の鬱憤を、エレナさんの分と合わせて晴らしてもらっても良いかもしれない。
「ここに居る奴等も、騙されていたとはいえしっかり反省しろ! 俺には好いた人がいる。まだ婚約の申し入れは出来ないが、ずっと想い続けてきた人だ。けして、こんな顔も性格も悪い女じゃない!」
「ううっ。セオドア様……」
泣くのを我慢するドロテアに、「恋人じゃないのか?」「嘘をついていたのね!」と騒めく人々。中には「顔も悪いのに性格も悪いって、どうしようもない奴だな」と吹き出す人もいる。
「自分で可愛いと思っているみたいだけれど、あんた別に可愛くないからな。むしろ醜悪さが顔から滲み出ているぞ?」
「セオドア様、止めてぇ」
「あのご令嬢、図々しい上最低だな」
「頭がお花畑では済まされませんわね」
状況を察した皆が、サッと手のひらを返しはじめた。コロッとドロテアに騙された人々も、その噂を鵜呑みにしていた人たちも、私からすると大差はないのだが。
(あ~。こんな人たちと、仲良くしたり婚約したりしなくて本当に良かった)
「あんたに名前を呼ばれるのも不愉快だ。あとさ、もう卒業したんだから、これからは俺やモニカは公爵家の人間だからな。二度と軽々しく声を掛けてくるな!」
「うあーん。ひどいよー」
公衆の面前で嘘がばれた上盛大に振られ、ドロテアは貴族令嬢として再起不能だろう。身から出た錆だから仕様が無い。
(やれやれ、やっと終わったかしら。一応女性だと思って、兄様が物理に出なくて良かったわ)
しかし、それで事態が集束するには至らなかった。セオ兄様と一緒に留学していた第二皇子のユリアン様も、卒業パーティー会場について来ていたらしい。
兄様からは、ユリアン様が学園の教師の体たらくや、生徒の質の低下を問題視していると聞いてはいたけれど、ここまでついて来るなんて。
「偽りに踊らされモニカ嬢を貶めるとは……。ドロテア嬢だけでなく、ここにいる皆さんも頭を冷やした方がよろしいですね」
ユリアン様の周囲を冷気が漂う。本能でこの人は危険だと察知する。同じように感じた人がホールの外に出ようとするが、鍵が開かないようだ。
「閉じ込められている!」
「貸してみろ! なっ、開かない!?」
混乱する会場内に、第二皇子得意の水魔法が炸裂。私が浴びせられてきた冷水よりも、さらに冷え冷えとした滝のような氷水を浴びる参加者御一同。
その時、私は見た。魔法を放った時、フワリと鼻先まで上がってしまったユリアン様のマスカレードマスクの下、美しく整った口元が妖しく弧を描いていたのを。
(これで悦に入るなんて、恐ろしい御方だわ)
私の周りには、モーガンさんが空気の層を張ってくれたので助かった。私が咄嗟に魔法を使えば、いつも皆にお返しして来た感じで、そのままユリアン様に氷水を跳ね返していただろう。
さすがに、ここまでするという話は聞いていなかったので面食らったが、すぐに気を取り直し、モーガンさんのコートと私のドレスの裾に少しだけかかった氷水を、柔らかな温風でさらりと乾かしておいた。
「おや? ありがとうございます、モニカ嬢」
「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、学園を一歩出れば、私は公爵家の人間だ。しかも皇族と公爵家の次期当主まで怒っている。自分たちがしでかした事の大きさにやっと気がついた人々は、氷水のせいだけではなく、違う意味でもガタガタ震えていた。
「さ、もうここに用はない。行こうか、モニカ」
「はい、兄様」
私はモーガンさんに再度礼をし、第二皇子のユリアン様には、学園内を騒がせた事とこの場を治めてくれた事への謝意を伝えた。
留学から戻ったばかりで申し訳ないことをしてしまった。改めて、機会があれば御礼をお伝えしよう。
「お待ちくださいモ、モニカ様! 私たち、何も知らなかったのです。本当に申し訳ございませんでした」
「すみませんでした、モニカ様」
今さらすり寄ってくる人間なんて信用出来ない。
ゾロゾロと周囲に集まりかけたので、これ以上面倒になる前に牽制する。
「謝罪だけは受け取りました。ただ今後は、ご自身の目で見て、心で感じて、物事を判断された方がよろしいですね。それでは皆様、ごきげんよう。さようなら」
こうして、私の学生時代が終わった。今まで公爵令嬢として品良く振る舞って生きてきたけれど、苛められたお陰で性格もたいぶ過激になってしまった。長所と短所は表裏一体。能動的になったと思えばいい。
「モニカ……、本当にこれで良かったのか?」
「良いのです、兄様。あそこにいる男性になんか、ちっとも惹かれませんでしたから」
「そうか……」
私はセオ兄様に送られて屋敷へと帰った。その日は上手く兄様が取り成してくれて、両親への諸々の説明は翌日以降となった。
「お父様、お母様ごめんなさい。私は婚約者どころか、今後親交を深めるお相手も見つけることが出来ませんでした」
翌日、まさかの事態に顔面蒼白になる両親に、更なる追い討ちをかけてしまうけれど、今後の生き方を伝える時が来ていた。合格通知が届いたのだ。
「ですから、お二人や弟には迷惑をかけないよう、職業婦人になります。官僚試験の合格通知です。私、官僚となり城勤めします」
「なぜ、モニカが城勤めなど……」
「どんな方を選ぶのか楽しみにしていたのに……」
オイオイと泣き続ける両親をなだめながらも、何とか荷物をまとめ、私は職員寮に引っ越した。このまま家から通っても、クラウスティン公爵家のお荷物になるだけだ。
これでいい。公爵令嬢のモニカはさようなら。私は一人の働く女として、華々しく社会人デビューするのだ――
「モ、モニカは優しい人ですもの……。私も甘え過ぎたかもしれませんが、私とモニカの仲だから許してくれたんです」
あわてふためくドロテアは、私が複数人に音を届けられるよう練習していた集音魔法で、会場に居る全ての人に会話を聞かせている事に気づいていない。
(風で空気を繊細に操るの、大分苦労したなぁ)
皆の頭は疑問符で一杯だ。「えっ、あんたたち仲良いの?」「虐げられていたんじゃないの?」って顔をしている。
(でも可笑しいわ。ユリアン様に対して、大き過ぎる態度のセオ兄様が言える事ではないのだけれどね)
私は可笑しくなってきてしまったのだが、兄様の怒りは収まらない。
「それに、何を勘違いして俺がモニカを好きだと思ったのか知らないけれど、モニカは大事な妹分だからな」
「そ、そうですよね。セオドア様がモニカを妹の様に大事に思っていると、ちゃんと分かっています」
「はあ? なら、俺が温厚な妹の代わりに、あんたに復讐しても構わないな?」
セオ兄様は、公爵令嬢として振る舞っていた私しか見ていない。逆冷水の刑やスライムまみれの刑に、苛めた人をその都度処してきたので少々居たたまれない。
が、このままセオ兄様が受けた被害の鬱憤を、エレナさんの分と合わせて晴らしてもらっても良いかもしれない。
「ここに居る奴等も、騙されていたとはいえしっかり反省しろ! 俺には好いた人がいる。まだ婚約の申し入れは出来ないが、ずっと想い続けてきた人だ。けして、こんな顔も性格も悪い女じゃない!」
「ううっ。セオドア様……」
泣くのを我慢するドロテアに、「恋人じゃないのか?」「嘘をついていたのね!」と騒めく人々。中には「顔も悪いのに性格も悪いって、どうしようもない奴だな」と吹き出す人もいる。
「自分で可愛いと思っているみたいだけれど、あんた別に可愛くないからな。むしろ醜悪さが顔から滲み出ているぞ?」
「セオドア様、止めてぇ」
「あのご令嬢、図々しい上最低だな」
「頭がお花畑では済まされませんわね」
状況を察した皆が、サッと手のひらを返しはじめた。コロッとドロテアに騙された人々も、その噂を鵜呑みにしていた人たちも、私からすると大差はないのだが。
(あ~。こんな人たちと、仲良くしたり婚約したりしなくて本当に良かった)
「あんたに名前を呼ばれるのも不愉快だ。あとさ、もう卒業したんだから、これからは俺やモニカは公爵家の人間だからな。二度と軽々しく声を掛けてくるな!」
「うあーん。ひどいよー」
公衆の面前で嘘がばれた上盛大に振られ、ドロテアは貴族令嬢として再起不能だろう。身から出た錆だから仕様が無い。
(やれやれ、やっと終わったかしら。一応女性だと思って、兄様が物理に出なくて良かったわ)
しかし、それで事態が集束するには至らなかった。セオ兄様と一緒に留学していた第二皇子のユリアン様も、卒業パーティー会場について来ていたらしい。
兄様からは、ユリアン様が学園の教師の体たらくや、生徒の質の低下を問題視していると聞いてはいたけれど、ここまでついて来るなんて。
「偽りに踊らされモニカ嬢を貶めるとは……。ドロテア嬢だけでなく、ここにいる皆さんも頭を冷やした方がよろしいですね」
ユリアン様の周囲を冷気が漂う。本能でこの人は危険だと察知する。同じように感じた人がホールの外に出ようとするが、鍵が開かないようだ。
「閉じ込められている!」
「貸してみろ! なっ、開かない!?」
混乱する会場内に、第二皇子得意の水魔法が炸裂。私が浴びせられてきた冷水よりも、さらに冷え冷えとした滝のような氷水を浴びる参加者御一同。
その時、私は見た。魔法を放った時、フワリと鼻先まで上がってしまったユリアン様のマスカレードマスクの下、美しく整った口元が妖しく弧を描いていたのを。
(これで悦に入るなんて、恐ろしい御方だわ)
私の周りには、モーガンさんが空気の層を張ってくれたので助かった。私が咄嗟に魔法を使えば、いつも皆にお返しして来た感じで、そのままユリアン様に氷水を跳ね返していただろう。
さすがに、ここまでするという話は聞いていなかったので面食らったが、すぐに気を取り直し、モーガンさんのコートと私のドレスの裾に少しだけかかった氷水を、柔らかな温風でさらりと乾かしておいた。
「おや? ありがとうございます、モニカ嬢」
「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、学園を一歩出れば、私は公爵家の人間だ。しかも皇族と公爵家の次期当主まで怒っている。自分たちがしでかした事の大きさにやっと気がついた人々は、氷水のせいだけではなく、違う意味でもガタガタ震えていた。
「さ、もうここに用はない。行こうか、モニカ」
「はい、兄様」
私はモーガンさんに再度礼をし、第二皇子のユリアン様には、学園内を騒がせた事とこの場を治めてくれた事への謝意を伝えた。
留学から戻ったばかりで申し訳ないことをしてしまった。改めて、機会があれば御礼をお伝えしよう。
「お待ちくださいモ、モニカ様! 私たち、何も知らなかったのです。本当に申し訳ございませんでした」
「すみませんでした、モニカ様」
今さらすり寄ってくる人間なんて信用出来ない。
ゾロゾロと周囲に集まりかけたので、これ以上面倒になる前に牽制する。
「謝罪だけは受け取りました。ただ今後は、ご自身の目で見て、心で感じて、物事を判断された方がよろしいですね。それでは皆様、ごきげんよう。さようなら」
こうして、私の学生時代が終わった。今まで公爵令嬢として品良く振る舞って生きてきたけれど、苛められたお陰で性格もたいぶ過激になってしまった。長所と短所は表裏一体。能動的になったと思えばいい。
「モニカ……、本当にこれで良かったのか?」
「良いのです、兄様。あそこにいる男性になんか、ちっとも惹かれませんでしたから」
「そうか……」
私はセオ兄様に送られて屋敷へと帰った。その日は上手く兄様が取り成してくれて、両親への諸々の説明は翌日以降となった。
「お父様、お母様ごめんなさい。私は婚約者どころか、今後親交を深めるお相手も見つけることが出来ませんでした」
翌日、まさかの事態に顔面蒼白になる両親に、更なる追い討ちをかけてしまうけれど、今後の生き方を伝える時が来ていた。合格通知が届いたのだ。
「ですから、お二人や弟には迷惑をかけないよう、職業婦人になります。官僚試験の合格通知です。私、官僚となり城勤めします」
「なぜ、モニカが城勤めなど……」
「どんな方を選ぶのか楽しみにしていたのに……」
オイオイと泣き続ける両親をなだめながらも、何とか荷物をまとめ、私は職員寮に引っ越した。このまま家から通っても、クラウスティン公爵家のお荷物になるだけだ。
これでいい。公爵令嬢のモニカはさようなら。私は一人の働く女として、華々しく社会人デビューするのだ――
86
あなたにおすすめの小説
転生先は推しの婚約者のご令嬢でした
真咲
恋愛
馬に蹴られた私エイミー・シュタットフェルトは前世の記憶を取り戻し、大好きな乙女ゲームの最推し第二王子のリチャード様の婚約者に転生したことに気が付いた。
ライバルキャラではあるけれど悪役令嬢ではない。
ざまぁもないし、行きつく先は円満な婚約解消。
推しが尊い。だからこそ幸せになってほしい。
ヒロインと恋をして幸せになるならその時は身を引く覚悟はできている。
けれども婚約解消のその時までは、推しの隣にいる事をどうか許してほしいのです。
※「小説家になろう」にも掲載中です
【完結】転生したぐうたら令嬢は王太子妃になんかになりたくない
金峯蓮華
恋愛
子供の頃から休みなく忙しくしていた貴子は公認会計士として独立するために会社を辞めた日に事故に遭い、死の間際に生まれ変わったらぐうたらしたい!と願った。気がついたら中世ヨーロッパのような世界の子供、ヴィヴィアンヌになっていた。何もしないお姫様のようなぐうたらライフを満喫していたが、突然、王太子に求婚された。王太子妃になんかなったらぐうたらできないじゃない!!ヴィヴィアンヌピンチ!
小説家になろうにも書いてます。
【完結】仕事のための結婚だと聞きましたが?~貧乏令嬢は次期宰相候補に求められる
仙桜可律
恋愛
「もったいないわね……」それがフローラ・ホトレイク伯爵令嬢の口癖だった。社交界では皆が華やかさを競うなかで、彼女の考え方は異端だった。嘲笑されることも多い。
清貧、質素、堅実なんていうのはまだ良いほうで、陰では貧乏くさい、地味だと言われていることもある。
でも、違う見方をすれば合理的で革新的。
彼女の経済観念に興味を示したのは次期宰相候補として名高いラルフ・バリーヤ侯爵令息。王太子の側近でもある。
「まるで雷に打たれたような」と彼は後に語る。
「フローラ嬢と話すとグラッ(価値観)ときてビーン!ときて(閃き)ゾクゾク湧くんです(政策が)」
「当代随一の頭脳を誇るラルフ様、どうなさったのですか(語彙力どうされたのかしら)もったいない……」
仕事のことしか頭にない冷徹眼鏡と無駄使いをすると体調が悪くなる病気(メイド談)にかかった令嬢の話。
助けた騎士団になつかれました。
藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。
しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。
一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。
☆本編完結しました。ありがとうございました!☆
番外編①~2020.03.11 終了
【長編版】孤独な少女が異世界転生した結果
下菊みこと
恋愛
身体は大人、頭脳は子供になっちゃった元悪役令嬢のお話の長編版です。
一話は短編そのまんまです。二話目から新しいお話が始まります。
純粋無垢な主人公テレーズが、年上の旦那様ボーモンと無自覚にイチャイチャしたり様々な問題を解決して活躍したりするお話です。
小説家になろう様でも投稿しています。
家族から邪魔者扱いされた私が契約婚した宰相閣下、実は完璧すぎるスパダリでした。仕事も家事も甘やかしも全部こなしてきます
さら
恋愛
家族から「邪魔者」扱いされ、行き場を失った伯爵令嬢レイナ。
望まぬ結婚から逃げ出したはずの彼女が出会ったのは――冷徹無比と恐れられる宰相閣下アルベルト。
「契約でいい。君を妻として迎える」
そう告げられ始まった仮初めの結婚生活。
けれど、彼は噂とはまるで違っていた。
政務を完璧にこなし、家事も器用に手伝い、そして――妻をとことん甘やかす完璧なスパダリだったのだ。
「君はもう“邪魔者”ではない。私の誇りだ」
契約から始まった関係は、やがて真実の絆へ。
陰謀や噂に立ち向かいながら、互いを支え合う二人は、次第に心から惹かれ合っていく。
これは、冷徹宰相×追放令嬢の“契約婚”からはじまる、甘々すぎる愛の物語。
指輪に誓う未来は――永遠の「夫婦」。
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
【完結】モブ令嬢としてひっそり生きたいのに、腹黒公爵に気に入られました
22時完結
恋愛
貴族の家に生まれたものの、特別な才能もなく、家の中でも空気のような存在だったセシリア。
華やかな社交界には興味もないし、政略結婚の道具にされるのも嫌。だからこそ、目立たず、慎ましく生きるのが一番——。
そう思っていたのに、なぜか冷酷無比と名高いディートハルト公爵に目をつけられてしまった!?
「……なぜ私なんですか?」
「君は実に興味深い。そんなふうにおとなしくしていると、余計に手を伸ばしたくなる」
ーーそんなこと言われても困ります!
目立たずモブとして生きたいのに、公爵様はなぜか私を執拗に追いかけてくる。
しかも、いつの間にか甘やかされ、独占欲丸出しで迫られる日々……!?
「君は俺のものだ。他の誰にも渡すつもりはない」
逃げても逃げても追いかけてくる腹黒公爵様から、私は無事にモブ人生を送れるのでしょうか……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる