21 / 35
21 ボルダン伯爵家の斜陽
しおりを挟む
モニカとユリアンが城へと戻り、ギクシャクした日々を送っている頃――
「なに!? また取引停止だと!」
ボルダン伯爵邸には、唾を飛ばしながら家令に詰め寄る伯爵の姿があった。
ボルダン伯爵家の命綱である商売で、辛うじて残っていた取引先から契約を解除され続けていた。
祖父と父が残してくれた繋がりが、自分の代で途切れているのだ。
ただでさえ逼迫していた財政事情に、いよいよ破綻という二文字が迫る。
「はい。契約を更新希望する所は現在ありません」
「今まで何をしていたのだ、この役立たずが! 焼け石に水だが、領地の木材と穀物への税率を上げろ! クソッ、帝国もあんな金にもならん土地を寄越しおって!」
時代に即した商売も出来ず、領地にある資源も活用出来ない自分が悪いのだが、都合の悪いことは人の所為。
机にあった書類やらカップやらを伯爵は癇癪を起こして盛大にぶちまけるが、長年仕えてきた家令はどこ吹く風だ。いつもの事と眉一つ動かさない。
その時、執務室の外からドタバタとうるさい足音が聞こえてきた。騒々しい音の犯人は、遠慮なく部屋に入って来る。
「パパぁー。聞いてよ! せっかく久しぶりにお茶会に誘われたと思ったら、ドタキャンしてきたのよ!」
「何だって! 色々と贈り物をして、やっと取り付けた誘いなのに」
ドロテアが家でギャアギャアとわめき散らすのも煩わしいので、伯爵は歳が近い娘のいる家に付け届けをし、ドロテアを茶会に誘って欲しいと頼み込んでいた。
当然ドロテアのためだけではない。第一皇子とドロテアを繋げるため、城に出仕する者がいる家限定にしていた。
中にはあまりの必死さを不憫に思い、招待してくれた家もあったのだが、どうやらそれも次々キャンセルされてしまったらしい。
「みんな頭が悪過ぎなのよ。未来の皇后にドタキャンするなんて!」
「そうだね、ドロテア。みな世の時流を知らないで、どうしようもない間抜けたちだね」
「皇后になったら、その家を必ず潰してやるわ!」
「ああ、ああ。そうした方がきっと世のためになるよ」
父娘の馬鹿馬鹿しいやり取りに耐えきれなくなったのか、家令が咳払いをし、話をぶったぎる。
「オホン。ご報告はまだあるのですが」
「なんだ、早く言え!」
「その領地に関してですが、領民たちが続々と領地を出ております」
「どいつもこいつもだな! だが、勝手にさせておけ! 領民の減少など些末な事だ。今はそれどころではない。可愛い娘を慰めなくてはいけないからな!」
「左様でございますか」
お互いプルプル揺れる頬を擦り寄せ、再び父娘は「それは辛かったね」「パパぁー」と抱きしめ合っている。勝手にやって欲しいが、家令にはもう一つ伝えねばならぬ件があった。
「それと……」
「なんだ、もったいぶりおって! 一度に話せ!」
いちいち遮るのは伯爵父娘なのだが……。
「使用人が全員、本日をもって退職します」
「はあ!? 何を言っている 今初めて聞いたぞ! そんなもの無効だ!」
「やだ! そしたら、誰が髪を結ってくれるのよ!?」
さすがに伯爵もドロテアも、身のまわりの世話をしてくれる者がいなくなるのは都合が悪いとすぐ実感出来るらしい。
短絡的な二人にとっては領民のことよりも、目先の日常生活に打撃を与えられる方が困るのだ。
「一月前には全員の退職届をその机の上に出しておりましたが? 確認されていなかったのですか?」
ボルダン伯爵が床に散らばっていた書類の山をガサガサと漁る。
「なっ!? 料理長にメイド頭、庭師に馬屋番まで」
「――さて、時間になりました。私もこれで解放されましたね。では、失礼いたします」
「おっ、お前も辞めるのか?」
「はい。ああ、未払いの給料に関してですが、使用人全員の連名で訴訟を起こしますので、よろしくお願いいたします。今度こそ、では――」
キョトンとするドロテアに、あんぐりと口を開けた伯爵。
「パ、パパ。今日のディナーはどうなるの?」
「……たまには二人で外に行こうか?」
ひと気のない屋敷を、父娘は二人で仲良く歩く。
「ところで、パパは馬車を操れるの?」
「くうっ。大丈夫だよ、ドロテア。パパはなんでも出来る男だからな」
「いや~。かの有名なクラウスティン公爵家で働けるなんて、夢のようだ」
「私だって、ヴェントゥル公爵家よ」
「ありがとう、トムさん。みんなトムさんのお陰だよ」
ボルダン伯爵家で酷使された挙げ句、最近は給料も未払いで不満が溜まっていた使用人たちは、口々に家令のトムに礼を言う。
「いえ、お礼は新しい主に言ってください」
「ところでトムさんは、これからどうするんだい?」
「私は皆さんとは別の主の元で働きますが、またお会いする機会もあるでしょう。互いに身体に気をつけ、今度こそ良い主の元で幸せになりましょうね」
これでボルダン伯爵家は、収益と領民と全ての使用人を失った。残ったのは多額の負債と、生産者を欠いた領地だけ。
クラウスティン公爵家とヴェントゥル公爵家を敵にしたこの家に、手を差しのべる者はいない。
若きクラウスティン公爵家の跡取りでモニカの弟ミカエルは、方々に手を回し、このようにしてボルダン伯爵家を追い詰めた。
(父上たちをなんとかなだめ、決闘沙汰になって命まで奪われなかったことに感謝して欲しいくらいだよ。大変だったんだから)
商売相手も領民も、売掛を度々焦げつかせ重税を課すボルダン伯爵に呆れ果てていたからこそ、そこに少しいい話を持ち掛けただけでバタバタと傾いた。労力を一番割いたのは、身内の怒りをなだめることだった程。
「貴方が我が家に仕えてくれないのは、本当に残念ですよ」
「ミカエル様よりも前に、お声がけいただいておりましたので。誠に申し訳ございません」
「いや、逆に安心したよ。その御方なら、貴方も姉上もきっといい方向に導いてくれるでしょう」
新たな主の元へと向かうトムを、ミカエルは心丈夫な気持ちで見送る。自分より先にボルダン伯爵家の家令のトムをひき入れていた手腕は、見事でしかない。
(姉上の先行きを案じていたが、きっと……)
だが、いくら流血沙汰を回避し包囲網を敷いたとはいえ、両公爵家の者たちの煮えくり返ったはらわたはこれで完全に治まらない。
愛する娘、姉、お嬢様のモニカが生涯一人で生きる覚悟をし、公爵令嬢から官僚になったのだ。その心中はさぞ辛かろうと、今も屋敷中から怒り悲しむ声が途切れる事は無い。
(命まで狙われたお姉様自身でケリをつけて欲しいし、皆の怒りはまだ治まらないよ。お前たちへの制裁は終わりじゃないからね)
復讐に燃える齢十のモニカの弟ミカエルは、すでに跡取りの素質充分である――
「なに!? また取引停止だと!」
ボルダン伯爵邸には、唾を飛ばしながら家令に詰め寄る伯爵の姿があった。
ボルダン伯爵家の命綱である商売で、辛うじて残っていた取引先から契約を解除され続けていた。
祖父と父が残してくれた繋がりが、自分の代で途切れているのだ。
ただでさえ逼迫していた財政事情に、いよいよ破綻という二文字が迫る。
「はい。契約を更新希望する所は現在ありません」
「今まで何をしていたのだ、この役立たずが! 焼け石に水だが、領地の木材と穀物への税率を上げろ! クソッ、帝国もあんな金にもならん土地を寄越しおって!」
時代に即した商売も出来ず、領地にある資源も活用出来ない自分が悪いのだが、都合の悪いことは人の所為。
机にあった書類やらカップやらを伯爵は癇癪を起こして盛大にぶちまけるが、長年仕えてきた家令はどこ吹く風だ。いつもの事と眉一つ動かさない。
その時、執務室の外からドタバタとうるさい足音が聞こえてきた。騒々しい音の犯人は、遠慮なく部屋に入って来る。
「パパぁー。聞いてよ! せっかく久しぶりにお茶会に誘われたと思ったら、ドタキャンしてきたのよ!」
「何だって! 色々と贈り物をして、やっと取り付けた誘いなのに」
ドロテアが家でギャアギャアとわめき散らすのも煩わしいので、伯爵は歳が近い娘のいる家に付け届けをし、ドロテアを茶会に誘って欲しいと頼み込んでいた。
当然ドロテアのためだけではない。第一皇子とドロテアを繋げるため、城に出仕する者がいる家限定にしていた。
中にはあまりの必死さを不憫に思い、招待してくれた家もあったのだが、どうやらそれも次々キャンセルされてしまったらしい。
「みんな頭が悪過ぎなのよ。未来の皇后にドタキャンするなんて!」
「そうだね、ドロテア。みな世の時流を知らないで、どうしようもない間抜けたちだね」
「皇后になったら、その家を必ず潰してやるわ!」
「ああ、ああ。そうした方がきっと世のためになるよ」
父娘の馬鹿馬鹿しいやり取りに耐えきれなくなったのか、家令が咳払いをし、話をぶったぎる。
「オホン。ご報告はまだあるのですが」
「なんだ、早く言え!」
「その領地に関してですが、領民たちが続々と領地を出ております」
「どいつもこいつもだな! だが、勝手にさせておけ! 領民の減少など些末な事だ。今はそれどころではない。可愛い娘を慰めなくてはいけないからな!」
「左様でございますか」
お互いプルプル揺れる頬を擦り寄せ、再び父娘は「それは辛かったね」「パパぁー」と抱きしめ合っている。勝手にやって欲しいが、家令にはもう一つ伝えねばならぬ件があった。
「それと……」
「なんだ、もったいぶりおって! 一度に話せ!」
いちいち遮るのは伯爵父娘なのだが……。
「使用人が全員、本日をもって退職します」
「はあ!? 何を言っている 今初めて聞いたぞ! そんなもの無効だ!」
「やだ! そしたら、誰が髪を結ってくれるのよ!?」
さすがに伯爵もドロテアも、身のまわりの世話をしてくれる者がいなくなるのは都合が悪いとすぐ実感出来るらしい。
短絡的な二人にとっては領民のことよりも、目先の日常生活に打撃を与えられる方が困るのだ。
「一月前には全員の退職届をその机の上に出しておりましたが? 確認されていなかったのですか?」
ボルダン伯爵が床に散らばっていた書類の山をガサガサと漁る。
「なっ!? 料理長にメイド頭、庭師に馬屋番まで」
「――さて、時間になりました。私もこれで解放されましたね。では、失礼いたします」
「おっ、お前も辞めるのか?」
「はい。ああ、未払いの給料に関してですが、使用人全員の連名で訴訟を起こしますので、よろしくお願いいたします。今度こそ、では――」
キョトンとするドロテアに、あんぐりと口を開けた伯爵。
「パ、パパ。今日のディナーはどうなるの?」
「……たまには二人で外に行こうか?」
ひと気のない屋敷を、父娘は二人で仲良く歩く。
「ところで、パパは馬車を操れるの?」
「くうっ。大丈夫だよ、ドロテア。パパはなんでも出来る男だからな」
「いや~。かの有名なクラウスティン公爵家で働けるなんて、夢のようだ」
「私だって、ヴェントゥル公爵家よ」
「ありがとう、トムさん。みんなトムさんのお陰だよ」
ボルダン伯爵家で酷使された挙げ句、最近は給料も未払いで不満が溜まっていた使用人たちは、口々に家令のトムに礼を言う。
「いえ、お礼は新しい主に言ってください」
「ところでトムさんは、これからどうするんだい?」
「私は皆さんとは別の主の元で働きますが、またお会いする機会もあるでしょう。互いに身体に気をつけ、今度こそ良い主の元で幸せになりましょうね」
これでボルダン伯爵家は、収益と領民と全ての使用人を失った。残ったのは多額の負債と、生産者を欠いた領地だけ。
クラウスティン公爵家とヴェントゥル公爵家を敵にしたこの家に、手を差しのべる者はいない。
若きクラウスティン公爵家の跡取りでモニカの弟ミカエルは、方々に手を回し、このようにしてボルダン伯爵家を追い詰めた。
(父上たちをなんとかなだめ、決闘沙汰になって命まで奪われなかったことに感謝して欲しいくらいだよ。大変だったんだから)
商売相手も領民も、売掛を度々焦げつかせ重税を課すボルダン伯爵に呆れ果てていたからこそ、そこに少しいい話を持ち掛けただけでバタバタと傾いた。労力を一番割いたのは、身内の怒りをなだめることだった程。
「貴方が我が家に仕えてくれないのは、本当に残念ですよ」
「ミカエル様よりも前に、お声がけいただいておりましたので。誠に申し訳ございません」
「いや、逆に安心したよ。その御方なら、貴方も姉上もきっといい方向に導いてくれるでしょう」
新たな主の元へと向かうトムを、ミカエルは心丈夫な気持ちで見送る。自分より先にボルダン伯爵家の家令のトムをひき入れていた手腕は、見事でしかない。
(姉上の先行きを案じていたが、きっと……)
だが、いくら流血沙汰を回避し包囲網を敷いたとはいえ、両公爵家の者たちの煮えくり返ったはらわたはこれで完全に治まらない。
愛する娘、姉、お嬢様のモニカが生涯一人で生きる覚悟をし、公爵令嬢から官僚になったのだ。その心中はさぞ辛かろうと、今も屋敷中から怒り悲しむ声が途切れる事は無い。
(命まで狙われたお姉様自身でケリをつけて欲しいし、皆の怒りはまだ治まらないよ。お前たちへの制裁は終わりじゃないからね)
復讐に燃える齢十のモニカの弟ミカエルは、すでに跡取りの素質充分である――
84
あなたにおすすめの小説
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】モブ令嬢としてひっそり生きたいのに、腹黒公爵に気に入られました
22時完結
恋愛
貴族の家に生まれたものの、特別な才能もなく、家の中でも空気のような存在だったセシリア。
華やかな社交界には興味もないし、政略結婚の道具にされるのも嫌。だからこそ、目立たず、慎ましく生きるのが一番——。
そう思っていたのに、なぜか冷酷無比と名高いディートハルト公爵に目をつけられてしまった!?
「……なぜ私なんですか?」
「君は実に興味深い。そんなふうにおとなしくしていると、余計に手を伸ばしたくなる」
ーーそんなこと言われても困ります!
目立たずモブとして生きたいのに、公爵様はなぜか私を執拗に追いかけてくる。
しかも、いつの間にか甘やかされ、独占欲丸出しで迫られる日々……!?
「君は俺のものだ。他の誰にも渡すつもりはない」
逃げても逃げても追いかけてくる腹黒公爵様から、私は無事にモブ人生を送れるのでしょうか……!?
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
【完結】公爵令嬢の育て方~平民の私が殿下から溺愛されるいわれはないので、ポーション開発に励みます。
buchi
恋愛
ポーシャは、平民の特待生として貴族の学園に入学したが、容貌もパッとしなければ魔力もなさそうと蔑視の対象に。それなのに、入学早々、第二王子のルーカス殿下はポーシャのことを婚約者と呼んで付きまとう。デロ甘・辛辣・溺愛・鈍感コメディ(?)。殿下の一方通行がかわいそう。ポジティブで金儲けに熱心なポーシャは、殿下を無視して自分の道を突き進む。がんばれ、殿下! がんばれ、ポーシャ?
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる