大好きな幼馴染

Riley

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幼馴染

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「レオ、大好き!」

いつの間にか口癖みたいになっていた言葉が、最近は喉につかえて、なかなか出てこなくなった。

伝えたときの、あの微妙な顔を見るのが辛くなったのは、いつからだろう。

幼い頃から少しずつ積み重ねてきたこの気持ちは、
もう伝えないことにした。
胸の奥に、そっとしまっておくーーー

ーーーーーーー

「レオ、起きて! もう学校行く時間だよ!」

早く会いたくて、毎朝こうして起こしに行くのが俺の役目。
寝ぼけてるレオの顔を見るのが、俺にとって最高の時間だ。

忙しいレオのお母さんに代わって、起こすだけじゃなく弁当も用意してる。
まるで愛妻弁当、なんて自分でもちょっと思ってしまう。

レオはベッドからのっそり立ち上がって、無言で支度を始めた。

「毎日来なくていいよ。俺、準備遅いし。」

低血圧のせいか、少し不機嫌そうな声。
でもここで食い下がるのはNG。

「わかった! じゃあ、遅刻すんなよ!」

この“引き時”を間違えると、レオの傍にはいられなくなる。
何人もの元カノや友達が、それで失敗してきたことを俺は知っている。

……そして、俺が“恋として”レオを好きなことは、誰にも知られていない。

ーーーーーーーー

「みんな知ってるぞ。お前がレオ好きだってこと。」

「えー!! なんで?!」

友達のナオから飛び出した衝撃の一言に、思わず声が裏返った。

「態度でバレバレ。まぁ、女の子たちは“応援組”と“アタック組”に分かれてるけどな。」

「……うそ。全然知らなかった。親友ポジでやれてると思ってたのに。」

「レオも分かってると思うけどな。モテ男だし。分かってないフリしてるってことは、脈ナシなんじゃね?」

「お前さぁ、人の心えぐるの得意だよな!」

ぐしゃぐしゃとナオの頭をかき回す。

「おい、やめろって! 正直なこと言っただけだろ!」

「おはよ。何話してんの?」

のんびりした声が教室に響く。
低血圧が落ち着いたのか、レオがいつもの穏やかな顔で入ってきた。

「お、おはよ! 別に、大したことじゃない! それより今日の弁当、レオの好きな鮭の塩焼き入れたよ!」

「嬉しい。ありがとう。」

微笑むレオ。その笑顔だけで、世界が一瞬で明るくなる。
胸の奥がじんわり熱くなるのを誤魔化すように、弁当を押し付ける。

「またね。」

短く言い残して、レオは隣の教室へと歩いていった。
その後ろ姿を目で追いながら、つい小さく息を吐く。

「お前、マジで毎日すげぇな。疲れねぇの?」

隣でナオが呆れたように笑う。

「別にー。好きでやってるだけだし。」

軽く返すけど、心のどこかがチクリとした。
ナオはそんな俺の心中なんて知らない顔で、不服そうに眉を寄せる。

「そんなに尽くしてばっかだと、振られたときキツいぞ~。」

その声は、俺にだけ届くように小さく。

告白すれば、たぶんこの関係は壊れる。
でも、このままでも苦しい。

言いたいけど言えない。
この突っかえる気持ちは、受け入れられないかもしれないという不安の塊なんだと思う。

ーーーーーー

「……っ、ぐす……」
声を出した瞬間、喉の奥が焼けるように痛かった。

俺がやってきたことは、やっぱり“うざかった”んだ。
そんな気はしてた。けど、実際に耳にすると、世界が色を失っていくみたいだった。

涙が止まらない。
足元がぐらぐらして、立っているのがやっとだった。

ーーー数時間前ーーー

「なぁ、正直ちょっと、きもくね?」

「え、誰のこと?」

「お前の幼なじみ。ノア、だっけ?」

「あー、あの子ね。確かに……」

「毎日一緒とかヤバいでしょ。しかも弁当まで?彼女かよって感じ」

「わかる~。なんか、あれ見てると引くよね」

放課後。
レオを待とうと教室の前を通りかかったとき、
ふいに聞こえた自分の名前に、思わず足が止まった。

「まぁ……毎日は、ちょっときついかもな」

心臓がきゅっと縮む。
レオの声だ。

「……だよね。あんなにベッタリされたら、重いよな」

その言葉を聞いた瞬間、胸がぎゅっと締め付けられた。
幼い頃からずっと、ずっと片思いをしてきた。
朝起こして、弁当を作って、笑顔を見て――
何度も何度も繰り返してきた日々。
それが、こんな風に“ただ面倒を見ているだけ”だと、思われていたなんて。

そして、レオの声が耳に入る。
「ていうか、弟みたいな存在だから……」

「あーなるほどね、それだったら可愛いかー」

――弟みたい。

その言葉が頭の中で何度も聞こえてくる。
信じたくないのに、耳が勝手に繰り返す。

その一言で収まる存在なのか、、そう思うと勝手に涙が溢れる。
気づかれなくてもいい……そう思ってたはずなのに。

胸の奥がぎゅうっと痛くなって、気づいたら校舎の外に走り出していた。


ーーーーーーー


「だから言ったじゃん、もう周りにはバレてるって」

「でも本人は“弟みたい”って……なんでこんな泣けてくるんだろ」

「もう、一か八かで告って振られて、受験に集中したらいいんじゃん?」

「……絶対振られる前提じゃんかぁ」

「弟に“恋愛として見てます”って言われても、俺でも気まずくなるな~」

「でしょ!?」

あーだこーだ言いながら、ナオに相談 ――いや、実質失恋話中。

「あー、十四年の片想いの終わりって、一瞬なんだなぁ……あ、また涙出てきた」

「まったく。……はいはい、よく頑張りましたね、よしよし」

「うー、カタコトだし、全然優しくない~」

「お前な、いつも相談乗ってやってただろ! こっちは受験で手一杯なんだよ」

そう、今年は受験の年だ。
実のところ、恋愛なんてしている場合ではない。
それに、実は――片想いこじらせの結果、レオと同じ大学を目指していたのだ。
頑張ってはいた。けれど、それももうやめることにした。

「ごめんな、ナオに甘えすぎてた。実はレオと同じ大学、もう目指してない。別の大学行く。自分のやりたいこと、やることにした」

「えっ、初耳なんだけど!」

「ごめん。言いそびれてた。……一週間くらい考えて、気持ち落ち着かせて決めた」

「まぁ、行きたくもない大学行くより、いいかもな」

たわいもない話を少しして、それぞれ勉強に戻った。

――俺、変わることにした。
もう、誰かのためじゃなく、自分のために生きていく。


ーーー数ヶ月後ーーー


 弁当の件は吹っ切れてからすぐ、レオのお母さんに「受験で忙しくなるから」と伝えて作るのをやめた。

「全然いいのよ~。こちらこそ朝のお世話にお弁当にって、面倒かけたわねぇ、ごめんなさいね」
「いいんです! 俺の分まで食材費ももらっちゃってましたし……。楽しくてやってただけなので。これからもよろしくお願いします」
「しっかりした子ねぇ。またお礼させてね。レオにも会っていく?」
「いえ、レオも受験で忙しいでしょうし。また学校で声かけときます。失礼します!」
「ありがとうね」

――これで、今までのことに区切りをつけた。
それでもやっぱり、ふとした瞬間に胸が痛む。でも、「レオを見ない・話さない・近づかない」。それだけで、少しずつ心が軽くなっていった。

レオがどんな顔をしているかも、もう知らない。

「ねぇ、なんで避けてるの?」

放課後。
居残り勉強を終えて帰ろうとしたその時、背後から声がした。

「わっ……レオ?!」
「俺、何か悪いことした?」

悲しげで、少し探るような視線。
心臓が跳ねる。久しぶりに会うと、嬉しさと切なさが同時に溢れた。

「どうしたの、レオ。別に避けてたわけじゃなくて……受験でお互い焦ってるだろ?だからちょっと、勉強に集中してただけだよ」
「俺、今までノアに教えてたよな? 急に避けられたら、俺の気持ちも考えるだろ」

ギクッ。……やっぱり、バレてたか。

「レオに迷惑ばっかりかけられないよ。自分で頑張りたいからさ。また、受験終わったら遊ぼう」
「ノアのご飯、また食べたい。……寂しい」

その一言で、顔が一気に真っ赤になった。

「ノア?」

寂しそうに呼ばれると、どうしても弱い。

「も~、そんな顔されたら俺が弱いの知ってるだろ。ごめんって!」

思わず抱きしめると、レオも抱きしめ返してきた。
幸せで、でもどこか切なくて、少し涙が出そうになる。

「たまーに作ってやるから、我慢して」
「はーい」

 ――それから、少し距離を置いた関係に戻った。避けすぎず、近づきすぎず。
 
そして俺は、反骨心でなんとか受験を乗り越え、ギリギリで合格を果たした。



「ノア? 俺と同じ大学行くんじゃなかったの?」

合格発表の日、レオは不機嫌そうに見つめてきた。

「やりたいことがあって、ちょっと変えたんだ」

「どうして教えてくれないの? そんなに俺のこと嫌?」

 頬をふくらませて不貞腐れる姿に、思わず頭を撫でながら謝る。

「ごめんって。独り立ちしないと、って思って」

「……本当に、離れたいってこと?」

悲しげな表情に、とうとう言葉がこぼれた。

「そういうこと! いつまでも兄弟みたいに近くにいたら、よくないだろ。……れ、恋愛もするかもしれないし」

「恋愛? ノア、もしかして彼女いるの? 一人暮らしでもするの?」

「なっ……!悪いかよ!レオだって恋愛するだろ!もう質問攻めやめてくれ!じゃあな!」

逃げるように学校を飛び出した。
俺もそろそろ、ちゃんと前を向こう。



 卒業式から大学デビューまでは、あっという間だった。
 ノアへの宣言どおり、俺はレオとは別の大学に入学した。
 忙しいけれど、自分の好きな分野で学べる日々は楽しい。

――ただひとつ、心残りがある。
あの日、レオと喧嘩別れしたまま、話すこともできずに終わったこと。


ーーーーーーーー

入学式の日、レオの姿を探さないようにしていた。
同じ大学じゃない、それだけで世界が少し広がったような気がした。
でも、広すぎた。

誰も俺を知らない。
誰も「レオの弟みたいな子」と呼ばない。
自由で、ちょっと怖い。

だから俺は、“大学デビュー”ってやつをやってみた。
髪を明るくして、周りに合わせて笑って。
……なのに、夜が来るたびに胸の奥がスカスカする。

ナオも別の大学に行った。レオは俺の知らない場所にいる。
そんなとき、大学で仲良くなった友達に誘われた。

「飲みサーの新歓、行かない?ノアくん、絶対モテるよ」

軽く笑って、断れなかった。
“モテたい”わけじゃない、“必要とされたい”だけだった。出来たら、彼に…。

初めての飲み会は、想像していたよりずっとうるさかった。
テーブルや手を叩く音、酔っ払いの大きな笑い声、甘いアルコールや煙草の匂い。
俺はその真ん中で、作り笑いを浮かべていた。

やっぱり自分には合わず、もう帰ろうかと思った時だった。

「なあ、ノアちゃんだよね?何だかきつそうだね、もう少し静かなところで2人で飲み直そうよ」

そう声をかけてきたのは、隣の席の男だった。
髪をかき上げる仕草が妙に慣れていて、少し警戒したけど、酔った勢いで「いいよ」と返してしまった。
――どこかで、誰かに優しくされたいと思ってたのかもしれない。

肩を抱かれて、夜風の中へ。
繁華街のネオンが、滲んで見えた。
心臓がドクドクと鳴るたび、後悔がひとつずつ積み重なっていく。
そんなときだった。

「ねぇ?何の冗談な訳?本当に、ムカつくんだけど?」

「え?え?ごめんな、さっ!」

一緒にいた男から俺を引き離し、久しぶりに会うレオに責め立てられる。

「絶対逃さないよ?何年待ったと思ってるの?俺以外好きになるなんて許さない」

高身長で今にも殴りかかりそうなレオに怯んだのか、気まずそうに一緒にいた男は離れていった。

「れ、お?…俺がレオのこと好きって、知って、、?」

「親に言われてたんだよ、絶対合意で高校卒業までは手を出すなって」

ため息を吐きながらレオは言う。
まさか、レオママにも知られてた?

ボン!!と顔は真っ赤に涙は溢れ落ちるのを感じる。

「お、おれ教室での話聞いちゃって、、辛くて、、大好きだけど、ぐすっ、、逃げちゃってごめん、、、ふっ、、ひっく」

「ノア、泣かないで、あの時の聴いちゃってたのか、、だからか、あれな、ノアが目立っちゃうと好かれちゃうだろ?嫌がらせされるのもキレちゃうから丁度いい塩梅の嘘ついたんだよ、ごめんね」

「守ってくれてたの?」

「ノアは俺だけ見てればいいし俺はノアしかみてないよ?愛し合いたいのに弟なんて思えないよ」

妖艶に微笑むレオにドキドキ胸が高鳴る。

「あ、う」

「それで?言い訳聞かせてもらえる?さっきの男とどこに行くつもりだったの?」

やばい、怒ってる、目に怒りの炎が見える

「違くて、その、えっと、ごめんなさい、、」

顔を今度は真っ青にさせて平謝りすると、唇に触れる感触を感じる。

「んんっ?!」

舌が絡み合って熱を帯びる。

「かわーいー、よく我慢したって褒めて?さてと、帰ってからお仕置きね?俺の家でいいよね?」

「ふぇ…?!」

恋人繋ぎで握られた手。触れ合った余韻でぼんやりしながらも、幸せに胸を高鳴らせている。
幸せだなぁ。

「レオ大好き!」

「知ってる、俺もノアだーいすき」

「へへっ!」

本当に幸せだ。

家に連れられ、もう二度と悪いことはしないと心に誓った。
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