この僕が、いろんな人に詰め寄られまくって困ってます!〜まだ無自覚編〜

小屋瀬

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なんか遊佐くんの周りには男が多い気がする。

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「えっ、ちょっ、まっ…!」

「あの、なんで逃げるんですか?」

「いやっ、だって、柏さんが…!!」

「……」

「ちょっ、まっ、」

川柳遊佐は、じりじりと柏朝日に追い詰められていった。
遊佐は朝日から逃げるため、後ろへと下がっていく。だが後ろには机があり、遊佐はもう後ろへと逃げれなくなった。そして朝日は、遊佐が逃げられないように、左右の逃げ道を両手で塞いだ。

「えっ、ちょっ、近いって!」

「まぁまぁ、」
「…遊佐ちゃん、僕、ずっとね、君が好きだったんだよ。」

「っ…、」
「ど、どういうことですかっ!?」

「…遊佐ちゃんは気づいてなかったんだね、」
「ま、確かに遊佐ちゃんはちょっと天然要素もあるからね。そこも可愛いんだけどさ、」

「えっ、ちょっ、何言ってるんですか、」
「可愛いとか、」

「ん?事実なんだけどなぁ、」
「…にしても、僕に追い詰められても逃げないなんて、もしかして、良いの?」

「なっ…!?」
「ちがっ!…だって!」
(柏さん、意外と力強いから、逃げ、らんない…!!)
(ど、どうしようっ!!)

「…」

(ち、近いっ!)
(このままじゃ、キ、キスしてしまうっ!)
「……!」

ガタッ

「「!!」」

「ん?あれ、鍵閉まってたのか、」


(!!)
(この声、幸崎先生!)
「あ、あの…!」
(で、でもここで助けを求めたら、柏さんは…)
「………」

「ふぅ、幸崎先生ですか……」
「…この状態で見つかったら、結構やばいですね、」

「な、なら、離れてくれませんか?」
「見つかりますよ、」

「……そうですね、」


ガタガタ

「ん?…あ、おっ!」

ガチャ

「ドアの前で、何してるんですか?」

「おぉ、柏先生!いやぁ、なんか鍵がかかってたみたいで、」

「あ、すみません、間違えて掛けてしまったのかも知れません、」

「まぁ、別に入れたからいいですけどねぇ、」
「にしても、荷物運んでくれてありがとうございました、いやぁ、助かりましたよ、」

「お易い御用ですよ、」

「…お、川柳じゃないか!こんなところで何してるんだ?」

「幸崎先生……」

「……」
「遊佐さんに荷物を運ぶのを手伝ってもらったんですよ、」

「なるほどなぁ、やるじゃねぇか、川柳」
「でも、もうすぐ授業始まるから、早く出た方がいいと思うぞ」

「!」
「は、はい!…それでは、柏先生、」

「……」

「柏先生は、確かこの後の俺の授業の見学するんですよね?」

「あぁ、はい。」
「よろしくお願いします。」

「…あんまり見つめんなよ、緊張するから」

「…何勘違いしてるんですか、、」

「えぇっ!?いやっ、冗談だって!」
「でもさぁ、あんなにメモ取られたら俺、緊張するよ、別に俺から学ぶことなんて何も無いよねぇ!?」

〔柏先生は結構ガチめに先生目指しているので、授業中の先生の仕草や対応などをメモで記録しています。そのメモには、幸崎先生だけでなく、いろんな先生についてのことがびっしりと書かれています。 By作者〕

ガララッ

「いやぁ、朝一番に科学って結構きつくね?」

「ほんとそれな、」

「え~、俺結構ラッキーって思ってるけど、」

「えっ、なんでだよ!?」

「俺科学得意だし。あと、C組は朝から英語連続だってよ、」

「うひゃー、俺D組で良かったわぁ、」

「でも数学連続じゃん、」

「それは大丈夫。俺数学得意だからさ、」

「お前ら、○○得意~、○○得意~って、得意な教科が体育という、脳筋みたいな俺はなんなんだよっ!!!」

「「笑」」


「…さ、まぁ、俺授業始めるからさ、手伝ってよ、準備」

「…分かりました、」

ニコッ



「………」

スタスタスタ

(!!!)
(…なんだったんだ、さっきのは。柏さんが、僕のこと…!?)
(え、いや、柏さんが…、)

「おっ!さく!やっと来たか~、早くしないと授業始まるぞー!」

「…!」
「う、うん…!」

「……なぁ、凌」

「?」
「どした?悠斗?」

「いや…」
(「あいつ、元気なくね?」って言おうとしてたけど、なんかそれ、俺があいつを心配してる感じがして…あれだな、なんか。うん、あれだな。)
「…なんでもないわ、」

「えぇー、聞かせてよ、気になるじゃん!」

「だからなんでもねぇって!!」
「っていうか、数学って宿題無かった?」

「えっ、うそ、まじ!?」
「やっば、やってない!」

「どんまい」

「……」
「悠斗ぉ、」

「うっ…!!」
「その目は反則だって!」

「お願い、写させてよー、今度なんか学食奢るからさー、」

「…しょうがないなぁ、はい、ちゃっちゃと終わらせちゃいなよ、」

「ありがとう!」

「……はぁ、」
(たくっ、俺は本当に凌に甘いなぁ、)

フッ

(まぁ、可愛いからいっか、)




【あとがき】
皆さん、こんにちは!
今日は頑張りましたよ、ほんと。
にしても、まぁ、やばかったですね、、

ということで、これからも「ぼくこま」をよろしくお願いします!
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