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第二章・リウ君のそこそこ平穏な日常
第14話 露見
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第14話 露見
「で? どうなんだ?」
「はっ、はひ」
マシス爺の一睨みでちょっと年配のお弟子さんがガタガタ震えながら変な声を上げたよ。完全なヤンキーだね。
ちなみにお弟子さん。ギアトロスさんという人で、一言で言うと爺ちゃんの高弟というやつらしい。高弟っていうのは弟子の中で特に優れた人たちのことね。
ただまあ、腕が良ければいいというものではないという感じ。
つまり研究バカなタイプみたい。
僕が連れてきた女の子はデアネィラという名前だった。五才だった。
そんでもって竜爺の曾孫なんだって。
そんで身分の高い貴族なんだって。
てことはつまり竜爺も貴族なわけだ。武術バカにしか見えないけど。自分より強い相手に会いに行っちゃうタイプ?
普通貴族ってドラゴンに喧嘩売らないだろ?
その竜爺がすっごく怒ってる。デアネィラちゃんのことをすっごくかわいがってたんだってさ。
でも貴族ってのは面倒くさいことがいろいろあって、溺愛していてもめったに会えないんだって。だからなおさら怒ってる。
マシス爺ちゃんに事情を説明して診察してもらった結果、日常的に暴力を振るわれていたらしいことが分かりました。
あざや打撲はもちろん、骨にひびが入っているところまで見つかった。
なので竜爺は怒り狂いました。
マシス爺も怒り狂いました。
僕も当然怒りました。でも押さえました。デアネィラちゃんがおびえたからね、とりあえず抱っこ。
そして、さあ、これからどうしようかと言っていたところに通りかかったのがギアトロスさん。間が悪い人だ。
圧迫面接の始まりです。
なぜならデアネィラちゃんのお家に診察に行っていたのが彼だったから。
なんでも公爵家だそうで、当然お抱えの医師とかもいるらしいんだけど、なんか特殊な家だそうで、年に2回、マシス爺ちゃんの高弟が診察に出向いていたんだそうな。
つまりこの子も本当は彼が診察して、虐待はとうに発見されていないといけなかったということ。
「その、エーリュシオン殿は毎回ちゃんと診察しておったのですが…姫様に関しましては、信頼できない医師の診察を嫌がるということで、公爵家の典医殿がちゃんと毎日診察をして問題ないからと…」
うん、ギアトロスさん、ただのダメな子ではなかった。最初はちょっとビビってたけど、落ち着いたらちゃんと状況を説明してます。
ぶっちゃけギアトロスさんの仕事はエーリュシオンという人の診察であって、これがメイン。他はおまけと言うと語弊があるけど、まあどうしてもというわけではない。
つまりそのエーリュシオン氏が監視対象なようだ。
となるとデアネィラちゃんを診てなかったというのは一概には責められない。
「ただ、迂闊の誹りはまぬかれないな、エーリュシオンの状況把握が確かにお前の仕事だがよ、周りの人間の健康も把握しておくべきだった。
まあ、話を聞くとその典医もグルだろうから、見せたくなかったんだろうが…となると…」
「どうせルーザー《あのくず》が手を回したのだろうよ!!」
竜爺激怒《げきおこ》! テーブルご臨終。
「だからわしは反対したのだ、あんな小物に!
だが、あれもあれだ!」
デアネィラちゃん、僕に抱き付いてねんこしちゃいました。
うるさくないように空気の振動を少し軽減しましょう。どうも周りがみんなエキサイトしているからね。
そしてさらにメンバーが増えた。
「マシスさま、フェネル・ルーザー公爵夫人が至急お会いしたいと…」
取次にきたお弟子さんの言葉はそこで途切れた。後ろから女の人が飛び込んで来たから。
かなり慌てているみたい。
「マシス殿、一大事です、娘が、デアネィラが、さらわれたと…お願いです、お力を貸してください」
かなりきれいなお姉さんだね。
髪の色は金色で、瞳の色はエメラルド。デアネイラちゃんと同じ色合いだね。
当然デアネイラちゃんのママなんだろうけど、この国のお母さんはみんな若いな。ちょっとおばさんとは言いにくい。
彼女はひたすらマシス爺ちゃんだけを見ていて他の人には注意が行ってない。すぐ近くで僕が当の本人を抱っこしているのに全然儀つかない。
というか活火山みたいに怒気を噴出している竜爺にも気が付かない。鈍いのか?
でもさすがにその人も…確かフェネルさんといったっけ?
空気がおかしいことに気が付いたみたい。爺ちゃんが呆れたような眼で見てたしね。
そんで周りを見回して、僕にというか僕が抱っこしている女の子に気が付いた。
はい、顔にいっぱい疑問符浮かんでますね。
「なんで? どうして? どういうことです?」
そう言ったかと思うと僕の方に突進。
もちろんそれを許したりはしないんだぜ。虐待の犯人が誰か判明《わ》かってないからね。
フェネルさんは水の塊にでも突っ込んだかのように思うように進めなくなって、そして『なんでどうして』と声を荒げる。
この状況に終止符を打ったのは竜爺だった。
「いいかげんにせんか! このバカ者が!!」
うん、雷が落ちるというのはこういうことを言うのだ。
「ふにゃ?」
さすがに消音結界もこの怒号は消せなかった。
デアネィラちゃんが目覚めました。
そして僕を見てにへっと笑う。
うん、かわいい。
あっ、フェネルさんも竜爺の拳骨を食らってうずくまってるね、これもちょっとかわいいかも。
女の子みたいなおばさんだ。
◇・◇・◇・◇
当然フェネルさんがデアネィラちゃんのママということは、竜爺の孫なわけだ。
〝おじいちゃん〟とか言ってたから間違いない。
そのフェネルさんは現在気絶中。
竜爺の拳固…のせいではなく、デアネィラちゃんの症状を知らされたショックで。
おでこに手を当てて『ふ~~~っ』とか言って倒れた。初めて見たよ。
マシス爺ちゃんがフェネルさんの前で、デアネィラちゃんの診察をして、治療もしたのだ。このために治療を先延ばしにしたらしい。
うーん、確かに必要なことなのかもしれないが…ちょっと厳しいね。
そして現在この部屋には他の人もいる。
デアネィラちゃんのお守をしていたおばさんと、護衛の騎士たちだ。
どういう状況だったかというと、彼らは入ってくるなり。
『こいつです、こいつが姫様をさらった犯人です』
とか叫んで飛び掛かってきた。
いやまあね、立場的にいろいろまずい状況なので、僕のことを捕まえなきゃと思ったのかもしれないけど、状況が全く見えてなかったね。
三人はあっという間にジジイ二人に軽くなでられて行動不能になりました。
何、こいつら、むっちゃ弱いんだけど。
さすがにこれ以上は子供の見るものじゃないということで僕とデアネィラちゃんは別の部屋に。仕方ないのでおとなしく退去しよう、表向きは。
『いけ、しーぽん、スパイ活動だ!』
《らじゃーですよー》
スパイ衛星しーぽんが起動した。
◇・◇・◇・◇
はい、こちらしーぽんですよー。状況を報告するですよー。
あっ、リウ太、ワチシに内緒で美味しいもの食べてるです。ずるいです。とっておくですよー。
おっと、状況が動いたです。
ママさん目を覚ましたです。ヒステリーです。たけり狂っているです。子守のおばさんが張り飛ばされたですよー。
「たわけたことを! 四六時中デアネィラのそばにいて、あの子の世話をしているそなたが気づかないはずがないでしょう!」
「おっ、奥方様、わたくしは本当に、あの子供です。あの子が姫様をさらったときにぼうりょくを……ひいっ!!!」
おばさんがリウ太に罪を擦り付けようとしたデス。
死刑確定デス!
この野郎ただじゃおかねえですよー、一丁やったるかーですよー…ひぃっ
竜爺からなんかものすごく恐ろしいオーラが漏れているですよー。超怖いですよー。
おばさんも一瞬で真っ青を通り越して真っ白になったですよー。しかもあっという間にやつれたようになったですよー。
「よう、ばばあ」
マシスジジイ(老人)にアラサーの女の人がばばあと呼ばれたです。何かが間違っているような気もするですよー。でもいいきみですよー。
ばばあにはもう抵抗する力は残って無かったですよー。
マシスジジイはチビお嬢(デアネィラ)に対するいじめを知っていたか聞いたです。
もう返事をする気力もなかったばばあはカクカクと頷くです。
ついでに後ろで巻き込まれた騎士たちもカクカク頷いたです。共犯ですよー。
「そんでよ」
ジジイが斜《はす》に構えてグラサンでぎろりとねめつけるです。かっこいいですよー。
「あんなチビ助に暴力ふるっていやがったクズ野郎はどこのどいつだ? ああん?」
でも今度はしゃべらなかったです。
より血の気が無くなって、ずん黙っているですよー。
「ははん、てめえら喋ると命がねえと思ってやがるな。
安心しろや、しゃべらなくても主君の姫君の虐待に加担したんだ、死罪は間違いねえ。
犯罪者として死刑台だあぜ、残された家族はさぞかし泣いて喜ぶだろうなあ…」
「ひいぃぃぃぃぃぃっ」
ジジイの精神攻撃炸裂ですよー、もっとやれやれですよー。
「お、お助けください、家族だけは、家族だけはーーーーっ。
ご当主様に黙っているように命じられたんです、子供の悪ふざけだからと…
姫様を殴っておいでだったのはエーリュシオン様ですーーーーーーーーっ」
わっと泣き崩れたです。身も世もない様子で地面にダイブですよー。
「そんなバカな…」
そしてもう一人、エーリュシオンという名前を聞いて驚いて立ち上がった人がいたです、ママさんです。
ママさんはしばらく地面に身を投げ嘆くばばあをみて、それが事実なのかもと認識したですよー。そして『ふうっ…』とまたぶっ倒れたです。
現実逃避ですよー。収拾がつかないですよー。
そもそもだれですよー? エーリュシオンって!
「で? どうなんだ?」
「はっ、はひ」
マシス爺の一睨みでちょっと年配のお弟子さんがガタガタ震えながら変な声を上げたよ。完全なヤンキーだね。
ちなみにお弟子さん。ギアトロスさんという人で、一言で言うと爺ちゃんの高弟というやつらしい。高弟っていうのは弟子の中で特に優れた人たちのことね。
ただまあ、腕が良ければいいというものではないという感じ。
つまり研究バカなタイプみたい。
僕が連れてきた女の子はデアネィラという名前だった。五才だった。
そんでもって竜爺の曾孫なんだって。
そんで身分の高い貴族なんだって。
てことはつまり竜爺も貴族なわけだ。武術バカにしか見えないけど。自分より強い相手に会いに行っちゃうタイプ?
普通貴族ってドラゴンに喧嘩売らないだろ?
その竜爺がすっごく怒ってる。デアネィラちゃんのことをすっごくかわいがってたんだってさ。
でも貴族ってのは面倒くさいことがいろいろあって、溺愛していてもめったに会えないんだって。だからなおさら怒ってる。
マシス爺ちゃんに事情を説明して診察してもらった結果、日常的に暴力を振るわれていたらしいことが分かりました。
あざや打撲はもちろん、骨にひびが入っているところまで見つかった。
なので竜爺は怒り狂いました。
マシス爺も怒り狂いました。
僕も当然怒りました。でも押さえました。デアネィラちゃんがおびえたからね、とりあえず抱っこ。
そして、さあ、これからどうしようかと言っていたところに通りかかったのがギアトロスさん。間が悪い人だ。
圧迫面接の始まりです。
なぜならデアネィラちゃんのお家に診察に行っていたのが彼だったから。
なんでも公爵家だそうで、当然お抱えの医師とかもいるらしいんだけど、なんか特殊な家だそうで、年に2回、マシス爺ちゃんの高弟が診察に出向いていたんだそうな。
つまりこの子も本当は彼が診察して、虐待はとうに発見されていないといけなかったということ。
「その、エーリュシオン殿は毎回ちゃんと診察しておったのですが…姫様に関しましては、信頼できない医師の診察を嫌がるということで、公爵家の典医殿がちゃんと毎日診察をして問題ないからと…」
うん、ギアトロスさん、ただのダメな子ではなかった。最初はちょっとビビってたけど、落ち着いたらちゃんと状況を説明してます。
ぶっちゃけギアトロスさんの仕事はエーリュシオンという人の診察であって、これがメイン。他はおまけと言うと語弊があるけど、まあどうしてもというわけではない。
つまりそのエーリュシオン氏が監視対象なようだ。
となるとデアネィラちゃんを診てなかったというのは一概には責められない。
「ただ、迂闊の誹りはまぬかれないな、エーリュシオンの状況把握が確かにお前の仕事だがよ、周りの人間の健康も把握しておくべきだった。
まあ、話を聞くとその典医もグルだろうから、見せたくなかったんだろうが…となると…」
「どうせルーザー《あのくず》が手を回したのだろうよ!!」
竜爺激怒《げきおこ》! テーブルご臨終。
「だからわしは反対したのだ、あんな小物に!
だが、あれもあれだ!」
デアネィラちゃん、僕に抱き付いてねんこしちゃいました。
うるさくないように空気の振動を少し軽減しましょう。どうも周りがみんなエキサイトしているからね。
そしてさらにメンバーが増えた。
「マシスさま、フェネル・ルーザー公爵夫人が至急お会いしたいと…」
取次にきたお弟子さんの言葉はそこで途切れた。後ろから女の人が飛び込んで来たから。
かなり慌てているみたい。
「マシス殿、一大事です、娘が、デアネィラが、さらわれたと…お願いです、お力を貸してください」
かなりきれいなお姉さんだね。
髪の色は金色で、瞳の色はエメラルド。デアネイラちゃんと同じ色合いだね。
当然デアネイラちゃんのママなんだろうけど、この国のお母さんはみんな若いな。ちょっとおばさんとは言いにくい。
彼女はひたすらマシス爺ちゃんだけを見ていて他の人には注意が行ってない。すぐ近くで僕が当の本人を抱っこしているのに全然儀つかない。
というか活火山みたいに怒気を噴出している竜爺にも気が付かない。鈍いのか?
でもさすがにその人も…確かフェネルさんといったっけ?
空気がおかしいことに気が付いたみたい。爺ちゃんが呆れたような眼で見てたしね。
そんで周りを見回して、僕にというか僕が抱っこしている女の子に気が付いた。
はい、顔にいっぱい疑問符浮かんでますね。
「なんで? どうして? どういうことです?」
そう言ったかと思うと僕の方に突進。
もちろんそれを許したりはしないんだぜ。虐待の犯人が誰か判明《わ》かってないからね。
フェネルさんは水の塊にでも突っ込んだかのように思うように進めなくなって、そして『なんでどうして』と声を荒げる。
この状況に終止符を打ったのは竜爺だった。
「いいかげんにせんか! このバカ者が!!」
うん、雷が落ちるというのはこういうことを言うのだ。
「ふにゃ?」
さすがに消音結界もこの怒号は消せなかった。
デアネィラちゃんが目覚めました。
そして僕を見てにへっと笑う。
うん、かわいい。
あっ、フェネルさんも竜爺の拳骨を食らってうずくまってるね、これもちょっとかわいいかも。
女の子みたいなおばさんだ。
◇・◇・◇・◇
当然フェネルさんがデアネィラちゃんのママということは、竜爺の孫なわけだ。
〝おじいちゃん〟とか言ってたから間違いない。
そのフェネルさんは現在気絶中。
竜爺の拳固…のせいではなく、デアネィラちゃんの症状を知らされたショックで。
おでこに手を当てて『ふ~~~っ』とか言って倒れた。初めて見たよ。
マシス爺ちゃんがフェネルさんの前で、デアネィラちゃんの診察をして、治療もしたのだ。このために治療を先延ばしにしたらしい。
うーん、確かに必要なことなのかもしれないが…ちょっと厳しいね。
そして現在この部屋には他の人もいる。
デアネィラちゃんのお守をしていたおばさんと、護衛の騎士たちだ。
どういう状況だったかというと、彼らは入ってくるなり。
『こいつです、こいつが姫様をさらった犯人です』
とか叫んで飛び掛かってきた。
いやまあね、立場的にいろいろまずい状況なので、僕のことを捕まえなきゃと思ったのかもしれないけど、状況が全く見えてなかったね。
三人はあっという間にジジイ二人に軽くなでられて行動不能になりました。
何、こいつら、むっちゃ弱いんだけど。
さすがにこれ以上は子供の見るものじゃないということで僕とデアネィラちゃんは別の部屋に。仕方ないのでおとなしく退去しよう、表向きは。
『いけ、しーぽん、スパイ活動だ!』
《らじゃーですよー》
スパイ衛星しーぽんが起動した。
◇・◇・◇・◇
はい、こちらしーぽんですよー。状況を報告するですよー。
あっ、リウ太、ワチシに内緒で美味しいもの食べてるです。ずるいです。とっておくですよー。
おっと、状況が動いたです。
ママさん目を覚ましたです。ヒステリーです。たけり狂っているです。子守のおばさんが張り飛ばされたですよー。
「たわけたことを! 四六時中デアネィラのそばにいて、あの子の世話をしているそなたが気づかないはずがないでしょう!」
「おっ、奥方様、わたくしは本当に、あの子供です。あの子が姫様をさらったときにぼうりょくを……ひいっ!!!」
おばさんがリウ太に罪を擦り付けようとしたデス。
死刑確定デス!
この野郎ただじゃおかねえですよー、一丁やったるかーですよー…ひぃっ
竜爺からなんかものすごく恐ろしいオーラが漏れているですよー。超怖いですよー。
おばさんも一瞬で真っ青を通り越して真っ白になったですよー。しかもあっという間にやつれたようになったですよー。
「よう、ばばあ」
マシスジジイ(老人)にアラサーの女の人がばばあと呼ばれたです。何かが間違っているような気もするですよー。でもいいきみですよー。
ばばあにはもう抵抗する力は残って無かったですよー。
マシスジジイはチビお嬢(デアネィラ)に対するいじめを知っていたか聞いたです。
もう返事をする気力もなかったばばあはカクカクと頷くです。
ついでに後ろで巻き込まれた騎士たちもカクカク頷いたです。共犯ですよー。
「そんでよ」
ジジイが斜《はす》に構えてグラサンでぎろりとねめつけるです。かっこいいですよー。
「あんなチビ助に暴力ふるっていやがったクズ野郎はどこのどいつだ? ああん?」
でも今度はしゃべらなかったです。
より血の気が無くなって、ずん黙っているですよー。
「ははん、てめえら喋ると命がねえと思ってやがるな。
安心しろや、しゃべらなくても主君の姫君の虐待に加担したんだ、死罪は間違いねえ。
犯罪者として死刑台だあぜ、残された家族はさぞかし泣いて喜ぶだろうなあ…」
「ひいぃぃぃぃぃぃっ」
ジジイの精神攻撃炸裂ですよー、もっとやれやれですよー。
「お、お助けください、家族だけは、家族だけはーーーーっ。
ご当主様に黙っているように命じられたんです、子供の悪ふざけだからと…
姫様を殴っておいでだったのはエーリュシオン様ですーーーーーーーーっ」
わっと泣き崩れたです。身も世もない様子で地面にダイブですよー。
「そんなバカな…」
そしてもう一人、エーリュシオンという名前を聞いて驚いて立ち上がった人がいたです、ママさんです。
ママさんはしばらく地面に身を投げ嘆くばばあをみて、それが事実なのかもと認識したですよー。そして『ふうっ…』とまたぶっ倒れたです。
現実逃避ですよー。収拾がつかないですよー。
そもそもだれですよー? エーリュシオンって!
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