水の巫女の助手になる

ぽとりひょん

文字の大きさ
21 / 144

第21話 退魔紀行7

しおりを挟む
 悪霊を退治した沙也加は思わぬところで臨時収入が入ってほくほく顔である。
 一方、たすくは、沙也加に欲情したと思われたと考え、ふさぎこんでいる。
 沙也加が聞く
 「たすく、あなた私のこと好きなの。」
 「それは、美人だし、あこがれてますけど。」
 「あこがれだけなの、残念。」
 「僕が好きならいいんですか。」
 「その方がいいわ。」
 「何で」
 「内緒、嫌われないようにするわね。」
たすくは考える、嫌われないようにするということは好かれるようにするということだろうか。
 今日も同じ部屋で沙也加と寝ることになる。
 どういう意味か分からず、なかなか寝付けそうにない。

 最終日になるタクシーで街を回る。
 記念公園に記念館など、たすくは沙也加と手をつないでまわるため多くの霊を見かけるが危なく感じるものは居なかった。
 沙也加も何も言わずに見て回っている。
 そして、無事に1日が過ぎる。
 帰りは来た時と同じように新幹線である。
 沙也加は新幹線の中で、大崎先生に提出する報告書をノートパソコンで書いている。
 たすくがボーッと外を見ていると沙也加が
 「肩に手を乗せて、そうしたら違う景色が見られるかもよ。」
と言う。
 たすくは右手を沙也加の左肩に乗せる。
 すると新幹線の窓には、禿げあがったおじさんの顔がある。
 たすくは沙也加の肩から手を放す。
 「どおだった。」
 「あまりいい景色ではありませんでした。」
沙也加は、クスクス笑う。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

終焉列島:ゾンビに沈む国

ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。 最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。 会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

処理中です...