37 / 144
第37話 戻らずの森2
しおりを挟む
沙也加とたすくは、テレビ局のアシスタントが運転する車で戻らずの森へ向かっている。
戻らずの森を危険と判断していた沙也加だったが、断れなかったのである。
2日前、沙也加の探偵事務所にテレビ局の局長が訪れる。
「我が局のディレクターが行方不明なのはご存じでしょうか。」
「はい、彼はここに訪れました、その後、あの森で行方不明になりました。」
「その通りです、彼はあなたを高く評価していました。」
「そうですか。」
「彼の行った森の調査をお願いしたいのです。」
「お断りします、あの森は危険です。」
「それを承知でお願いしています、先生をテレビに出すつもりはありません、報酬もそれに見合った額をお支払いします。」
沙也加は高額を吹っかけて断ることにする。
「このくらいなら考えてもよいですが・・・」
紙に金額を書いて見せる。
「分かりました前金でお支払いします。」
沙也加は意表を突かれる。
「お受けしますが、私の名は表に出さないでください。」
「分かりました、明後日、お迎えに上がります。」
沙也加は、戻らずの森の調査を引き受けることになったしまう。
彼女はたすくに
「今回は仕事に付いて来なくてもいいわ。」
と危険から遠ざける、しかし、たすくは
「危険なんでしょ、付いて行きますよ、僕も少しは力になれるかもしれません。」
彼は同行を譲らなかった。
森に入る前に森の近くの住民に森のことを聞いて回る。
しかし、何もめぼしい情報は無かった
「近くの住民は昔から森に入ることはない」
「森に入ると森から出られなくなる」
「心霊スポットになっていて、毎年、行方不明者を出している」
と住民に恐れられていることが分かる。
森の周りは、自然豊かな民家の点在する山村である。
森へ行く道はないが、捜索隊が捜索した時に分け入った跡をたどって森に近づく。
沙也加はたすくと手をつないでいる。
森の入り口に近づくと、多くの霊が並び行く手を塞ぐ。
「沙也加さんこれって、入るのをやめさせようとしているのですか。」
「言葉までは聞えないのね、帰れと言っているわ。」
2人の後ろを歩くアシスタントは訳が分からず
「何を話しているのですか?」
思わず質問する、たすくは
「霊たちが行く手を塞いでいます、森に行かせないようにしているようです。」
沙也加には霊たちの声が聞こえている
「帰れ~」
「森に入るな」
「来るな~」
霊は口々に言う、沙也加は
「忠告ありがとう、でもこの先に用があるの。」
そして気配を大きくする、彼女は舟戸沙姫の修行で力を増している。
霊たちは道を開ける、こうして3人は森の中に入って行く。
戻らずの森を危険と判断していた沙也加だったが、断れなかったのである。
2日前、沙也加の探偵事務所にテレビ局の局長が訪れる。
「我が局のディレクターが行方不明なのはご存じでしょうか。」
「はい、彼はここに訪れました、その後、あの森で行方不明になりました。」
「その通りです、彼はあなたを高く評価していました。」
「そうですか。」
「彼の行った森の調査をお願いしたいのです。」
「お断りします、あの森は危険です。」
「それを承知でお願いしています、先生をテレビに出すつもりはありません、報酬もそれに見合った額をお支払いします。」
沙也加は高額を吹っかけて断ることにする。
「このくらいなら考えてもよいですが・・・」
紙に金額を書いて見せる。
「分かりました前金でお支払いします。」
沙也加は意表を突かれる。
「お受けしますが、私の名は表に出さないでください。」
「分かりました、明後日、お迎えに上がります。」
沙也加は、戻らずの森の調査を引き受けることになったしまう。
彼女はたすくに
「今回は仕事に付いて来なくてもいいわ。」
と危険から遠ざける、しかし、たすくは
「危険なんでしょ、付いて行きますよ、僕も少しは力になれるかもしれません。」
彼は同行を譲らなかった。
森に入る前に森の近くの住民に森のことを聞いて回る。
しかし、何もめぼしい情報は無かった
「近くの住民は昔から森に入ることはない」
「森に入ると森から出られなくなる」
「心霊スポットになっていて、毎年、行方不明者を出している」
と住民に恐れられていることが分かる。
森の周りは、自然豊かな民家の点在する山村である。
森へ行く道はないが、捜索隊が捜索した時に分け入った跡をたどって森に近づく。
沙也加はたすくと手をつないでいる。
森の入り口に近づくと、多くの霊が並び行く手を塞ぐ。
「沙也加さんこれって、入るのをやめさせようとしているのですか。」
「言葉までは聞えないのね、帰れと言っているわ。」
2人の後ろを歩くアシスタントは訳が分からず
「何を話しているのですか?」
思わず質問する、たすくは
「霊たちが行く手を塞いでいます、森に行かせないようにしているようです。」
沙也加には霊たちの声が聞こえている
「帰れ~」
「森に入るな」
「来るな~」
霊は口々に言う、沙也加は
「忠告ありがとう、でもこの先に用があるの。」
そして気配を大きくする、彼女は舟戸沙姫の修行で力を増している。
霊たちは道を開ける、こうして3人は森の中に入って行く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
終焉列島:ゾンビに沈む国
ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。
最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。
会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる