41 / 144
第41話 戻らずの森6
しおりを挟む
異形の襲撃の後、アシスタントは沙也加に従い、大人しくしている。
3人は、三角の陣の中で静かにときを待っている。
沙也加は、空気中の水分を使って周囲の気配を探っていると1人こちらに向かってきているのに気づく。
「誰か近づいて来てるわ、声を出さないでね。」
しばらくすると狐の面を付けた人がやってくる。
しかし、陣のため沙也加たちが見えないらしく
「いるのは分かっています、姿を見せてください、あなた方の力になります。」
狐の面は男性である、敵意はしない。
沙也加たち3人は陣から出て姿を見せる。
狐の面は言う
「この前は娘を助けていただきありがとうございました。」
「この前の狐の面の親子の人ですよ。」
たすくが言う、沙也加は
「私たちが置かれた状況が分かるのですか。」
「はい、何かの拍子でこちらの世界に迷い込んでしまったのですね。」
「元の世界に戻れるのですか。」
「はい、ただしこちらの世界のものは持ち帰れません。」
「分かりました、みんな、拾った保存食を捨てて。」
3人は拾った缶詰などを捨てる。
沙也加はアシスタントを見る
「ビデオカメラはテレビ局の物です、離しませんよ。」
「そう、命より大事なの。」
「離しません。」
「忠告はしたわよ。」
アシスタントはビデオカメラを諦める様子はない。
沙也加が、狐の面に案内をお願いする。
4人は森の中を歩く、そして突然、森が開けるのが見える。
「ここを進めば、元の世界に出られます。」
「ありがとうございます。」
「二度と迷わないようにお願いします、続けるとそのうち戻れなくなりますよ。」
狐の面の男は、そう言って去って行った。
3人は、森の外に向かって歩き外に出る。
すると森の外ではなく、森の周りの村の中へ出る
「どうなっているんでしょう。」
たすくが沙也加に言う
「不思議ね・・・」
沙也加は途中で言葉を止める、アシスタントがいない、沙也加とたすく2人だけである。
沙也加は、テレビ局の局長に電話する
「先生ですか、この2週間どこに行っていたのですか。」
「2週間も経っているのですか、私たちは2日しか過ごしていないのですが・・・」
「全員無事ですか。」
「いいえ、こちらのお世界に戻るときアシスタントとはぐれました。」
「連絡はありませんか。」
「いいえ、ありません、取り合えず向かえをやりますのでどこですか。」
「森の近くの村の中です。」
迎えが来てテレビ局へ向かう、局に着くと局長自ら迎えに出る。
沙也加とたすくは応接室に通される
「アシスタントとは、連絡が着きましたか。」
「いいえ、携帯にも繋がりません。」
「そうですか、やはりビデオカメラのせいかしら。」
「というと。」
局長が事情を聴く、沙也加は簡単に説明する
「森の中で夜を過ごした時、異界に出てしまったこと」
「ディレクターの班が使っていたビデオカメラを見つけたこと」
「以前助けた狐の面の男に助けられたこと」
「狐の面の男が異界の物は持ち出せないと忠告したのにアシスタントはビデオカメラを手放さなかったこと」
「異界を出る寸前まで3人一緒にいたこと」
である、そして詳しくはレポートにして提出すると申し出た。
局長は、頭に手を当て首を振る
「にわかには信じがたい話ですが、そうするとアシスタントは異界のどこかに飛ばされた可能性が高いですね。」
「私もそう思います。」
沙也加たちディレクター捜索隊の話は、週刊誌の記事になったが沙也加たちの名前は伏せられた。
マスコミの間で駆け引きがあったのだろう。
3人は、三角の陣の中で静かにときを待っている。
沙也加は、空気中の水分を使って周囲の気配を探っていると1人こちらに向かってきているのに気づく。
「誰か近づいて来てるわ、声を出さないでね。」
しばらくすると狐の面を付けた人がやってくる。
しかし、陣のため沙也加たちが見えないらしく
「いるのは分かっています、姿を見せてください、あなた方の力になります。」
狐の面は男性である、敵意はしない。
沙也加たち3人は陣から出て姿を見せる。
狐の面は言う
「この前は娘を助けていただきありがとうございました。」
「この前の狐の面の親子の人ですよ。」
たすくが言う、沙也加は
「私たちが置かれた状況が分かるのですか。」
「はい、何かの拍子でこちらの世界に迷い込んでしまったのですね。」
「元の世界に戻れるのですか。」
「はい、ただしこちらの世界のものは持ち帰れません。」
「分かりました、みんな、拾った保存食を捨てて。」
3人は拾った缶詰などを捨てる。
沙也加はアシスタントを見る
「ビデオカメラはテレビ局の物です、離しませんよ。」
「そう、命より大事なの。」
「離しません。」
「忠告はしたわよ。」
アシスタントはビデオカメラを諦める様子はない。
沙也加が、狐の面に案内をお願いする。
4人は森の中を歩く、そして突然、森が開けるのが見える。
「ここを進めば、元の世界に出られます。」
「ありがとうございます。」
「二度と迷わないようにお願いします、続けるとそのうち戻れなくなりますよ。」
狐の面の男は、そう言って去って行った。
3人は、森の外に向かって歩き外に出る。
すると森の外ではなく、森の周りの村の中へ出る
「どうなっているんでしょう。」
たすくが沙也加に言う
「不思議ね・・・」
沙也加は途中で言葉を止める、アシスタントがいない、沙也加とたすく2人だけである。
沙也加は、テレビ局の局長に電話する
「先生ですか、この2週間どこに行っていたのですか。」
「2週間も経っているのですか、私たちは2日しか過ごしていないのですが・・・」
「全員無事ですか。」
「いいえ、こちらのお世界に戻るときアシスタントとはぐれました。」
「連絡はありませんか。」
「いいえ、ありません、取り合えず向かえをやりますのでどこですか。」
「森の近くの村の中です。」
迎えが来てテレビ局へ向かう、局に着くと局長自ら迎えに出る。
沙也加とたすくは応接室に通される
「アシスタントとは、連絡が着きましたか。」
「いいえ、携帯にも繋がりません。」
「そうですか、やはりビデオカメラのせいかしら。」
「というと。」
局長が事情を聴く、沙也加は簡単に説明する
「森の中で夜を過ごした時、異界に出てしまったこと」
「ディレクターの班が使っていたビデオカメラを見つけたこと」
「以前助けた狐の面の男に助けられたこと」
「狐の面の男が異界の物は持ち出せないと忠告したのにアシスタントはビデオカメラを手放さなかったこと」
「異界を出る寸前まで3人一緒にいたこと」
である、そして詳しくはレポートにして提出すると申し出た。
局長は、頭に手を当て首を振る
「にわかには信じがたい話ですが、そうするとアシスタントは異界のどこかに飛ばされた可能性が高いですね。」
「私もそう思います。」
沙也加たちディレクター捜索隊の話は、週刊誌の記事になったが沙也加たちの名前は伏せられた。
マスコミの間で駆け引きがあったのだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
終焉列島:ゾンビに沈む国
ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。
最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。
会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる