水の巫女の助手になる

ぽとりひょん

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第89話 座敷童

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 沙也加の探偵事務所に中年の男性が訪れる。
 「私は旅館を経営しておりまして、先生に相談があって来ました。」
 「どんな相談でしょうか。」
 「旅館には開かずの間が先代の頃よりありまして、この前お客さんがその間を開けてしまったんです。」
 「何か起こったんですね。」
 「はい、それから夜中に廊下が何かにさえぎられるように通れなくなったりするのです。」
 「怪我をした人とかいますか。」
 「いえ、ただ、従業員が怯えてしまって困っています。」
 「分かりました、それを調査すればいいのですね。」
 「はい、お願いします。」
沙也加とたすくは古い旅館へ行くことになる。
 2人は沙也加の愛車アルファロメオスパイダーで旅館に乗り付ける。
 旅館は木造3階建てで温泉旅館である。
 受付に行くと経営者の男が出てくる
 「先生、お待ちしていました、こちらへどうぞ。」
2人は事務室に通される。
 「問題は何階で起きているのでしょうか。」
 「開かずの間がある2階で起きています。」
 「分かりました。」
沙也加はさっそく2階を見ることにする。
 沙也加とたすくは旅館の2階を手をつないで歩く。
 しかし、霊は見当たらない。
 次に開かずの間へ行く
 「男が止める、ここを開けてはいけません。」
 「しかし、ここを開けたから問題が起こったのですね。」
 「そうですが。」
 「なら、調べる必要があります。」
沙也加は開かずの間を開ける。
 その部屋は部屋中に人形が所狭しとおかれており、窓は無く壁には不思議な文様が描かれている。
 「何を閉じ込めていたのですか。」
 「私は知りません。」
 「いいえ、先代から聞いているはずです。」
 「座敷童です。」
 「本当はこの部屋のことが大事だったんですね。」
 「はい。」
 「廊下の話は嘘ですか。」
 「はい、何も起きていません。」
 「道理で気配がないと思いました。」
 「座敷童は見えませんか。」
 「いいえ、いません、、また捕まえて閉じ込めたいのですね。」
 「はい、どうしたらいいのかわからなくて。」
 「そのような者の力に頼らない方がいいですよ。」
 「何も知らないで良く言えるな。」
 「私にはわかりません。」
沙也加の仕事は終わったようである。
 帰り道、沙也加はたすくに
 「久々に一泊旅行だと思ったのに残念だわ。」
 「座敷童を閉じ込めておいて祟りとかないのですか。」
 「分からないわ。」
 「何もなければいいですけど。」
 「座敷童が去ると衰退するというけど、あの人次第ね。」
沙也加には積極的にならないたすくとのチャンスを逃した方が大きい。
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