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第一章 異世界暮らし
第16話 強敵八本角
しおりを挟む何だよあれは、クマじゃないよな~と言うか、それ以上にデカいし………わけわからん?
「蒼字(そうじ)俺がおとりになる。ケリーと一緒に逃げてくれ!」
ジャンさんが悲痛な顔で指示を出す。
「なに言ってるの逃げるわよ!あんなのに勝てるわけないでしょ」
「だからだ、全員で逃げたらあっという間にあの角に刺されて死ぬ!せめておとりを作らないと隙なんて出来ないんだよ!」
確かに強そう、でもおとりになるなら俺だよな~二人共お幸せに………
俺はうさぎの左側に向かって走った。
「バカ!やめろー」
ジャンさんの叫び声が聞こえるけど、どう考えても死ぬなら俺でしょ~道中ラブラブだし、なんか俺がいたたまれない気分になっていたんだぞ~ なんていうのは置いといて、俺も死のうなんて思ってはいない。やってやる!
うさぎ野郎は低空でジャンプ、すごいスピードで飛んてきた。「よっと」俺は飛んで躱す。
うさぎ野郎も即座に反応、すぐに飛びかかってくる。しかしそれも躱した。
躱せないことはないな……
この時俺は少し油断していた。
角が光ったと思った瞬間激痛が走る。
「ガバ~」身体からシューと音と焦げた匂いがする。
「くっそ~」
お前はピ○チュウか~電撃を放って来やがった。
身体が上手く動かない。うさぎ野郎がトドメをささんと突撃してくる姿が見えた。
「ボン」火の玉がうさぎ野郎の顔側面に当たる。
うさぎ野郎は止まり飛んできた方向を見る。
「蒼字(そうじ)逃げろーー」
ジャンさんとケリーさんが足を震わせながら助けに来てくれた。
うさぎ野郎が標的を変えようと飛び上がった時、「こら~逃がすかボケ~」俺はうさぎ野郎の足元を墨の帯で結んでコケさせた。
まったくジャンさん達は無理して~、俺はあの二人には絶対に怪我をさせるもんかと気合を入れる。
「おい!うさぎ野郎。お前の相手は俺だ!こっちに来い!」
帯を引っ張りうさぎ野郎を、木に叩きつける。
しかし、まだ立ち上がり電撃を放ってきたので、『破魔のふで払い』電撃を消し去る。
もう油断なんて微塵もないからな!
…………『一文字 一閃』…………
血飛沫を飛ばしうさぎ野郎は倒れた。
「あ~しんど~」俺は腰を下ろし一息つく
(もちろん警戒しながら)
それからジャンさんには怒られたが、
その後めっちゃ感謝された。
………………▽
冒険者ギルドに戻る。正直今回はかなり疲れた。それに身体中が痛い。ここでみんなは思うかもしれないが、何故傷を治さないのかと、ここで大問題が発生した。……俺の術は他人は治せるのに自分は治せない事実が判明、なそのまま帰りリルに治して貰うことにした。
冒険者ギルドに到着
「大丈夫か、肩貸すぞ!」
「あ、いえ大丈夫です。動けない程ではないので」
「蒼字(そうじ)様お怪我をなさっているよう
ですが治療室の方へどうぞ!」
声をかけてくれたのはキャンベルさん
「あ、キャンベルさんこんにちは!」
「そんなこと言っている場合ではないのでは……」
「アハハハ、大丈夫ですよ!服がボロボロなんでそう感じますけど、思った程の怪我じゃないんです」
「本当ですか……」
心配そうな顔をする。
「あの~キャンベルさん丁度良かった!
イレギュラーです」
「ジャン様、それは本当ですか!」
キャンベルさんが物凄く険しい顔をする。
「もしそうであれば早く情報を展開する必要があります。すいませんがお話をお聞かせ下さい」
「あの~キャンベルさん実はですね~」
ケリーさんがうさぎ野郎について説明する。
それにしてもイレギュラーとは?
「そう言うことですか、すでに討伐済みと」
「そうなんです。ですので慌てなくても良いかと」
「そうですね。しかし同種の個体がまだいるかもしれませんので、ルルドの森の依頼は停止します」
こうして冒険者ギルドではちょっとした騒ぎになり素材と魔石の換金については後日となった。
「どうしたんですか、ボロボロじゃないですか」
「お~リル良かった。悪いんだけど『キュア』かけてくれるか、身体中痛くって」
「もう~なにがあったんです」
リルは慌てて回復魔法をかけてくれた。
その後、依頼で起きた内容をご飯を食べながら話しているとパンさんもリルも驚いていた。なんで?
その後、部屋に戻りステータスを確認
……………………………………………………………
『ソウジ サナダ』 Lv:1→6
種族:ヒト族
年齢:17
職業:冒険者 ランクE
称号:女神のうっかりの産物
∶霊能力者
∶筆使い
加護∶特になし
魔法:なし
HP:1500/2500→3500(+0)
MP∶985000/1000000→1010000(+0)
気力∶1500/2500→2800(+0)
魔力(霊力):15000→16000(+0)
筋力:1500→1650(+0)
耐久:2000→2200(+50)
敏捷:1800→2000(+20)
運 ∶100(+0)
スタミナ∶1200→1300(+0)
※( )は武器、防具、装飾品等による
数値向上分です。
技能:固有スキル『書道神級』
『霊との対話』Lv.8
『除霊』Lv.8
∶コモンスキル『剣術、槍術、体術等……』Lv.3
『言語理解』Lv.1
……………………………………………………………
レベルが5上がった!色々パラメータも上ってるぞ。
それにHPが結構下がってるな~かなり痛かったからな気力も結構減ってるぞ。なんでだ?
とにかく魔物を倒せばレベルが上がることが分かった。なんかやる気が出てきたかも
……………▽
次の日、換金の為にジャンさんと待ち合わせ、ちなみに今日はリルもついて来ている。
「おはようございます。ジャンさん、ケリーさん」
「おはようさん、身体大丈夫か?」
「身体は大丈夫!全快ですね!」
「見かけによらずタフだな~」
朝起きたらHPは全回復、ゲームと同じ仕様なのかな?
軽く挨拶をして冒険者ギルドへ向かう。
どうしようかな、昨日はキャンベルさんに話をしたしキャンベルさんに対応してもらおうかな……
「おい!お前ちょっといいか!」
うしろを向くと身長2メートル超えのガチムチのツルッパゲのオッチャンが居た。
「どちら様でしょうか?」
男はニヤリと笑うと、俺の首根っこを掴むとそのまま連れて行かれた。
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