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第二章 カオス!?姫と勇者とキャリーちゃん
第31話 雑貨店リル
しおりを挟むあの後シナさんに感謝されて店を
出たけど、根本的には解決してないんだ
よな~またあいつらが来そうだ。
なんとかしないと……
「あの~ずっと気になっていたんですけど!
その背中にある剣どうされたんですか?」
チーちゃん……やっぱり気になる。
ま~これでもだいぶマシだと思うんだけど…
エクスキャリバーことキャリーちゃんを
置いて行くことができずさらにサーヤ以外の
鞘を認めないと言われ苦渋の決断だった。
刃は剥き出しではあるが墨帯で結んで
背負えばなんとか持っていける。イメージは
FFのクラ◯ドだが大剣ではないので少し
カッコ悪いかも知れない。
「何よ!まだなにか文句でもあるわけ!」
「何も言っておりませんが?」
「顔がそう言ってるのよ!」
「キャリーちゃんからは見えないでしょ」
「何となく分かるのよ!」
「あの~蒼字(そうじ)さん大丈夫ですか?」
「へ?……あ!大丈夫だよ!全然問題ない」
あっぶね~変態扱いされるところだった。
キャリーちゃんの声は他の人には聞こえない
から俺一人でブツブツ言ってる変態になって
しまう。これは過去に幽霊の件で体験済み
だから気をつけないと。
「ただいま~……眩しい~~」
家に帰ると目の前から激しい光が、
前が前が見えね~
「お帰り~……どうどう目立ってるでしょ」
「こ、この声はレイチェルか、レイチェル
眩しいから一旦停めてくれ!」
光が徐々に収まっていく。
目の前にはレイチェル、リルの二人が居た。
全然見えなかった。
「レイチェル、これなに?」
何となくは分かるけど一応聞く。
目の前には看板が置かれていた。
看板には雑貨店リルと書かれている。
「これだけ光ってれば色んな人の目に
止まるよ!」
「凄いです!レイチェルさんこんな方法が
あったなんて」
二人はガシッと握手をして満足しているが、
これではダメだろう!せめてもう少し暗く
しようか。
「レイチェル、リルちょっといいかな」
俺は二人を呼びアドバイスをする。
発想は悪くないのでやり過ぎないようにだけ
注意した!
「それで例のやつ出来てたりする?
レイチェル」
「ハッハッハ、もちろんあのくらい朝飯前」
そう、俺が頼んでおいた⑤ヒット商品に
なる物、もちろん売ってみないと分からんが
これなら行けるだろう。
そして、俺達の情報をもとに他の商品に
ついても4人で話し合った。そして…数日後
勝負の時、店の開店だ!
……………▽
「なんかボクドキドキするよ!」
「私もです!こうやってみんなで考えてやる
のって楽しいですね!」
レイチェルとチーちゃんはワイワイして
楽しそうだが、
「リル……落ち着け」
「な、なにがです。なんか変ですか?」
うーん本人は気が付きにくいよな~こう
言うのって朝からため息が多いし、意味なく
ウロウロ歩く。食事をしててもなかなか食べ
られない。そしてなりより顔色が良くない。
昨日色々考えて寝れなかったな。
「リル、安心しろ俺達が付いているし、
それにこれがダメでも全然巻き返せる。
良いか!今はリルの夢に向って全力で
やれば良い」
「蒼字(そうじ)さん……そうですね!
私にはみんなが居る。いっぱい考えて
やるんです。私は悔いが残らないように全力
を尽くせば良いんですよね!」
「そうだ!みんな、やってやろうぜ!」
おーーと声をあげ仲間の結束力を上げた。
「レイチェルーー点灯だ!」
「アイアイサー」
看板が点灯キラキラと光っている。
あの後調整し出力を下げキラキラと
点滅点灯など制御をかけ、とっても目立って
いる。ちなみに光はこないだの雷の魔石を
使っています。
ヨシヨシこっちを見ているぞ!
やっぱり気になるよな!
どんどん近づいてくる。ちょっと多いかも!
「なんだ、あんまり見かけない店だな!」
「なにあれ見たことなーい」
客の食いつきは悪くない。攻めどころ
だぞリル
「いらっしゃいませ!とてもお役に立てる
商品を準備しておりますので是非手にとって
見ていって下さい」
「あのこれ何かしら?」
お目が高いぜ!⑤ヒット商品それは…
……『絆創膏(バンソウコウ)』
この絆創膏は一味違う。
絆創膏…『朱墨』、本当はキュアを付けた
かったけど何故かリルに強く反対されたので
これになった。効果は………
「どなたかお怪我をされている方は
おられませんか?」
そうすると女性の方が子供を連れてきて、
「すいません、この子が転んで擦り傷を
しているんですけど治して頂けるのですか?」
「はい、このくらいの怪我であれば
一瞬ですね」
子供の足に擦り傷があり、リルはそこに
絆創膏を貼り、10秒程して剥がすと
「あれ?痛くないよ!」
子供は母親にに嬉しそうに話をして、
母親が傷口を見ると、「あら…治ってる」
これがこの絆創膏の力、テープ機能の
部分はレイチェルに作ってもらい。治癒機能
は俺が付けた。絆創膏に『治癒の朱墨』を
使い定着させている。ただし効果は術に
比べて低い為大怪我は治せないがあの程度で
あれば10秒程で完治させることができる。
「すごい、実は私もちょっと怪我を
していて」
手に切り傷をしていたのでお試しでやると
わーっと声が上がる。さらに価格を
500リオンと一般家庭でも買えるので次々と
売れた。
そしてその他に用意したのは、
ホットパイプ、オセロ、皮むき器、
洗濯バサミ、粘着クリーナーの5点
この中でホットパイプが分からないと
思うので説明する。
これは簡単に言うと蛇口に鉄の管をつける
ことでお湯を出すことが出来る商品
鉄の管に火の魔石を付けて40℃くらいに
調整して出るように設計されている。
間違って温度が上がった場合でも安全装置で
魔石が自動で外れるように作られており、
ちなみに魔石は約10時間使ったら交換が必要
な為、定期的に火の魔石も売れる。
一時間程すると商品が無くなった。あれ?
「売れちゃいました………蒼字(そうじ)
さん?」
きっとリルはここまで売れる状況を想像
できていなかったのだろう。ぽけーっと
している。
「リル、喜べよ!これ以上ない
大成功だぜ!」
「や、やったーやりましたよ!
蒼字(そうじ)さーん」
リルは俺に抱きついて喜びを表現した。
俺も嬉しくって涙が出そうになっていると、
既にウルウルを通り越した二人が突っ込ん
できて4人でコケたけど、嬉しくてめっちゃ
笑った!これがみんなと協力して達成する
楽しさなんだな!
…………その後、成功の報告と祝勝会を兼ねて
猫耳食堂に向かう。
「シズク!」
ガンと机を叩く音が聞こえた。
まだ開店前で店員以外いないが、全員が
集まっていた。
俺達はただ事じゃないと思い走って向う。
「どうしたんですか?何かあったん
ですか?」
「あ!蒼字(そうじ)さん、チーちゃんに
リルちゃん……あのおの……」
シナさん前の雰囲気と全然違って動揺し
落ち着きがない。これはなにか大事が
起きている。
「落ち着いて!何があったんです!」
アワアワと口を動かし上手く喋れないことを
察して店員さんが手紙を俺に渡してくれた。
内容は………くそ~あの野郎!
中にはシナさんの娘を預かったと言う誘拐を
告げ、返して欲しければ店の権利書を渡せと
言うものだった。
「シナさん大丈夫です!ここに蒼字
(そうじ)さんがいますから!」
なんですと!リルが何故か自信満々に
答える。もちろん助けたい気持ちがあるが、
これって安易に答えてえ~の
「そうだよ!こんな奴ら許せない。蒼字
(そうじ)やってやろう!」
こっちはこっちで気持ちが盛り
上がってる。
「蒼字(そうじ)さ~ん」
チーちゃんに腕を捕まれ上目遣いで頼まれる。
断るつもりは無いけど、これは俺のやる気を
もっと上げねないとな!
「よっしゃー俺が絶対に助ける!」
どうするかは今から考えるけど……
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