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第二章 カオス!?姫と勇者とキャリーちゃん
第44話 衝撃の再会
しおりを挟む◆さくら視点
私達は4人で遊んでいると不思議な
力を感じ、何かが起こったと判断、
アルヴィア姫に先導されアルバート団長
に報告のため部屋を出るとそこには
黒ずくめの男が立っていた。
なにこの人、城の人じゃ…ないよね!
見た目が怪しすぎる。
「カチャ、あなた誰かしら怪しすぎる
んだけど!」
陽菜乃(ひなの)が銃を向け牽制
しながらアルヴィア姫を守る。
私も即座に移動し同じ様に前に立った。
男からは返事がない。
離れていて良く聞こえないけど
何かを話しているみたい。
でもそばには誰もいない
…………もしかしたら他にも
隠れてこちらの動きを伺っている
人が居るかもしれない。
「お母さん、他にも敵が隠れている
かもしれない警戒して」
「う……うん分かったわ……さくら」
何故かお母さんの反応が良くない。
けど今は目の前にいる男に集中
しないと!
◆一花(いちか)視点
せっかくさくらと楽しく遊んで
いたのに、何者かに邪魔をされた。
許せないわ!
アルヴィア姫に言われて慌てて
部屋の外に出るとかなり怪しい奴が居た。
何こいつ黒ずくめなんて悪いことする
時しかしないでしょうが、さくらは
もちろんの事ひなちゃんとアルヴィア姫
には手を出させないんだから!
私は改めてそいつを確認すると
違和感を感じた。
あれ?なんかこの感じ覚えがある………
それに敵意もぜんぜん感じないし何なの
こいつ?
さくらに言われて戦闘態勢には入ったけど
イマイチやる気が出ない。なんでかしら?
◆陽菜乃(ひなの)視点
あ~良かったわ!あのままやってたら
負けてた。アルヴィア姫頭良すぎ、
オセロはやるのは簡単だけどやれば奥が
深い遊び、上手い人には絶対に勝てない!
私も結構自信あったけど、少しでも気を
抜いたら負けるな~これは………
そんな呑気なことを考えていると
通路に黒ずくめの男が立っていた。
何この格好……………格好いい!
黒ずくめとかダークヒーローぽい!
いやいやいや、ダメよ!ワタシ、趣味が
合ってるだけで普通は怪しい人物、
みんなを守らないと!
私は自慢の二丁拳銃を構え、
アルヴィア姫の前に立つ。
………少しでも動いたら撃って牽制する。
◆アルヴィア姫視点
この気配は何でしょうか?悪い感じは
しませんが胸のあたりで何か込み上げてくる
ものがあります。一体これは何でしょうか?
私の反応に気がついた皆様が心配を
した目で私を見ていらっしゃる。ここは
王族として動揺をこれ以上見せてはいけ
ません。
とにかくこの異変をアルバート団長に
知らせなければなりません。
私は皆様に報告のためについて来る
よう指示を出し部屋の外へ出ました。
長い長い通路を歩いていると月明かりに
照らされヒラヒラと動く黒いマント、
そこには黒ずくめの男が立っていました。
城内に侵入者!衛兵達は何をやっている
のです!
私は警護のミスにややは興奮してしまい
ましたが、今は冷静に対処しなければ
なりません。
陽菜乃(ひなの)さんとさくらさんが
私を守るように前に出ました。しかし
黒ずくめの男は一向に動こうとはしません。
そして一つ気になるのは先程の波動は
この黒ずくめの男から?…一体何者なの?
◆蒼字(そうじ)視点
「ここかな、よっと」
窓から建物内に入ると、目の前に数人の
女性が、この中にアーサーさんの子孫、
王族の人がいるはず誰に渡せばいいんだ?
俺は女性達を見ていると、二人の女性が
一人の女性を守るように前に出てきた。
つまり守られた者が王族の可能性が高い
などと考えていると、そこに驚くべき
人物が居た。
「な、な、なんでここにさくらと陽菜乃
(ひなの)が居るんだ?
あ!よく見ると空中に浮いてるのは
一花(いちか)さん」※小声
突然のことに驚いてしまった。
もしかしたら勇者として二人共異世界転移
をされたのか?
あの駄女神~なんてことしてくれ
るんだよ!
「蒼字(そうじ)落ち着きなさ~い。
目の前にアーサーの子孫がいるわ!
あの子に渡せば爆発を止めることが
出来る」
そうだ!目的を忘れるな!今の最重要
事項はキャリーちゃんを渡すこと、これを
失敗すると国が滅ぶ。
俺は前を見る。状況からしてさくら達
とは敵対状態になってしまった。なんとか
上手く躱してキャリーちゃんを渡して
逃げる!
俺は懐から筆を出し、墨ブレードに
した。
「バン、バン」
俺の両足付近に弾丸が打たれ地面が
爆ぜる。
「今のはわざと外したわ。次に怪しい
動きをしたら当てるわよ!」
お!陽菜乃(ひなの)は二丁拳銃か
………格好いい!
いやいやダメだ!そんな事考えて
いる時か!
弾丸がかなり早いから気をつけない
とな!
「墨移動………『天羅(てんら)』」
俺は陽菜乃(ひなの)達に向って
直進する。
◆陽菜乃(ひなの)視点
も~うやっぱり止まらない。やるしか
ないじゃん!急所は外して足と腕に撃つ!
私は銃口を向けて銃を撃った。しかし
黒ずくめの男はヒュッと何かに引っ張
られる様に横へ移動し躱された。
「えーい」私は黒ずくめの男を追って
銃を連射!しかし弾は一向に当たる気配
がない。空中を縦横無尽に駆け回り
躱される。
縦方向横方向にこれだけ急加速して
移動されると狙いすらつけることが
出来ない!
「カタッ」
「えっ……」男は私の攻撃を巧みに躱し
目の前に降り立つ。
男は私に向って腕を伸ばす!
ヤバい……やられる!
◆さくら視点
何あれ!銃弾を躱しながら前進してる。
それに速い!
まるで空中を走るが如く移動、あまりの
動きに私は目を奪われ動きが止まっていた。
「あ!?陽菜乃(ひなの)!」
男が陽菜乃に手をあげようと
している………ダメ!
「お母さんーーー」
「ひなちゃんに手を出すなーーー」
黒ずくめの男は何かにぶつかったように
吹き飛んでいった!
◆蒼字視点
「グハァーー」
俺は吹っ飛びゴロゴロと何回転も回り
地面に倒れる。
「痛ってて~なんてパワーだ」
今のは一花(いちか)さんの
念動力………だな
前はこんな力はなかったのに
………これも異世界効果か?
「風太悪いけど、なんとかして陽菜乃
(ひなの)を抑えてくれ、俺はあの
念動力を止めてさくらと一花(いちか)
さんを縛る」
「了解だ!まずは力を頼む!」
俺は風太に触れ魔力(霊力)を送る。
その力を受けた風太は一回り大きく
変化した。
「それじゃー行きますかね!」
俺の声を聞いた風太は風を纏い
加速し走る。
迎え撃つのは陽菜乃(ひなの)、
銃を連射するが風太の周りには風の障壁
が展開され弾かれる。
陽菜乃(ひなの)は少し顔をゆがめ
銃弾を変え風太が走る少し前に撃った。
弾丸は地面に着弾後、爆ぜるように
地面からつららを発現させ風太を攻撃
した。しかし……その攻撃は一瞬で消し
飛ばされた。目にも止まらぬ牙による
攻撃で……
「その程度の攻撃では俺は止めら
れんぞ小娘」
風太はニヤリと笑い挑発する。
陽菜乃はイラッとした顔をして、
銃を連射させた。
風太良いぞ!陽菜乃(ひなの)の注意を
そのまま引きつけてくれよ。俺はこっちを
相手する!
俺はさくらと一花(いちか)さんの
前に立つ。
「お母さん注意して、さっきみたいな
動きをされたら追いきれない!」
「大丈夫よ!さくら、私がまとめて
吹き飛ばすんだから!」
二人から魔力が高まっていくのが分かる。
攻撃が来る!
「はーー!吹っ飛びなさーい」
ゴーーっと衝撃が走り吹き飛ばそうと
するが、二度目の攻撃を無策で受ける
つもりはない!
『破魔のふで払い』
念動力が霧散する。
「えっ!ちょっと!」
一花(いちか)さんは驚き、動きが
鈍くなっている。
俺はその瞬間に一気に接近し動きを
封じようとするが、
「お母さんに手を出させない!」
さくらが薙刀を振り攻撃してくる。
綺麗な体捌きで連続の斬撃を繰り出す。
さくらって素人じゃないのか?
上手すぎるだろう。
俺は驚きつつも墨ブレードで
斬撃をいなし
(ごめんさくら、ちょっと休んでて!)
さくらを切った!…………ように見える。
「あ!!!さぐらーーーー」
一花(いちか)の嘆きとともに
特大の念動力を放つ。
本当にすいません『破魔のふで払い』
俺は攻撃を防ぎ一花(いちか)さんに
接近して『縛筆』を使い動きを封じた。
「アルヴィア姫逃げて下さい!」
さくらが叫ぶように声を出す。
なるほど姫様ね!間違いなく子孫、
キャリーちゃんをお待たせしました~
俺は姫様のもとへと走る。
キャリーちゃんを渡そうと手を
かけた瞬間!二つの影が衝撃となって
現れた。
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