書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第四章 新たな仲間 

第66話 30階層 ゴブリン軍団との戦い

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 休憩中、30階層に降りる前に軽食を
取りつつ作戦会議をしていた。

「レイチェル、30階層のボスは
どんなヤツだ?」

「階層主はゴブリンだよ」

「は?ゴブリンって
あのちっこいヤツだよな」

「もちろん普通のゴブリンじゃないよ!
ゴブリンキングだから舐めてかかると
蹂躙されるよ」

 レイチェルの話によるとを敵は
ゴブリンキングを指揮官とした。
ゴブリン軍団、ホブゴブリン、
ゴブリンアーチャー、ゴブリンマジシャン、
ゴブリンプリースト、ゴブリンランナー等、
計100匹を超える数を
相手にしなければならない。

「前にレイチェル達は倒したんだよな!
どうやったんだ?」

「ん?え~~っとね!あんまり覚えて
ないな~ん~~~あ!分かった。
レビィが一撃ぶち込んで全部倒しちゃった
からあんまり覚えてないんだ~」

「レイチェル言っている意味がわからん」

「えっと簡単に説明するとレビィが
戦略級魔法をゴブリン軍団のど真ん中に
ぶち込んで、それで
ほとんど片付いちゃたから………アハハ」

「それってアハハで済む内容なのか?
そのレビィって人、相当強い魔法使い
なんだな!」

「うん、ま~ね!ただ魔法使いっていう
よりかは、レビィは魔術師かな」

「ん?何か違うのか」
 
「魔法を使うことには変わりないん
だけど、レビィは知識や技術を独自の
考えに基づいて魔法を発動する法則を
生み出したんだ。だから魔法の威力が
格段に上がるのに魔力(MP)は抑える
ことが出来るんだ!」

「凄いんだよな~たぶん戦略級魔法って
基本的に一人で使えない魔法だった
よな!」
 以前ギルドでキャンベルさんに
教えてもらった。魔法の基礎知識。

「レビィって有名な大魔術師レビィの
ことしら」
 セレーナ様がその人物をしているようだ。

「んっと私はダンジョンにずっと
こもってたから知らないけど、レビィは
大魔術師になるのが夢だったから
そうかもしれないかな!」

「それが本当なら凄いけど、さっきの
話は参考にならないな!一撃で片付けば
楽でいいんだけど……」
 戦略級魔法が使えない以上どうにも
ならん!

 これは一から考える必要がありそうだ、
敵が100匹以上に対してこっちは
4人だからな、相手の強さにもよるけど、
まともに戦ったら無謀も良いところ。
それなら作戦をしっかりと考えて挑もう。

「みんな、何でも良い意見を出してけれ、
どうすれば30階層を突破出来るのか!」
 その後4人で話し合い作戦は決まった。

「セレーナ様は無理しないで下さいよ」

「大丈夫、自分の身くらいは守れるわ。
蒼字(そうじ)は心配性ね~」
 今回はセレーナ様も参戦してもらう。
出来れば下がって欲しかったけど、
セレーナ様の魔法があれば勝率はかなり
上がる。みんなの生存率が上がるので
あればやるしかない。

「良し!階層主のゴブリンキングを
倒すぞ!」

「「「お~~」」」
 みんなの気合が上がった。

………………………▽

 30階層に入りまずは身を隠す。

「風太、来い!」
 風に巻かれ一匹の犬が召喚された。

「なんだ……今眠いんだがな~」
 前足で器用に目を擦る風太、
パット見かなり可愛いが、
かなり年上のおっさんなので
そんな事は言わない。

「レイチェル、風太に例の物を」

「はいはーい」

「なんだ……この変な形の人形は?」
 風太は眉間にシワを寄せ嫌がっている。
気持ちは分かる。不気味だもんこれ!

「ふっふっふ~これは私が作った
呪いの人形なのだ」
「バカ野郎!そんなもん近づけんな!」
 風太は全力で後方に移動した。

「ま!そうだよな~そんなもんに
関わりたくないわな。
しか~し、風太の今回の任務は
これを持ってゴブリン達の
後方に待機することなのだ~残念!」

「何が残念だアホが!……まったく、
自分でやれーと言いたいところだが
手伝ってやる。ただ本当に
大丈夫かこれ?」

「大丈夫だよ!これは何回か作って
上手く動いているから問題なく使える。
でも壊さないでね!キズが付くだけでも
呪いが漏れるから」

「まったくお前は危険な物を作るな。
いつか死ぬぞ」

「実験に危険はつきものなんだぜ!」
 
「風太、言うだけ無駄だぞ!
レイチェルはそういうやつだ」
 俺はやや呆れながら言うと
「ひどいぞ!」っと
レイチェルから抗議された。

 風太は文句を言うがなんやかんや
やってくれる。気配を消して走って
いった。

「さてと、レイチェルもう一つの
アイテムも宜しく」

「はいは~い」
 レイチェルが出したのは種

「これを仕掛けるんだな。面倒だけど
さっさとやろう」
 俺達はその種を地面にまく。

「あとは待ちますか!」
 それから近くの岩に座っていると
一匹のゴブリンが俺達を見つけて
雄叫びをあげる。

「ドドドドー」地鳴りのような
足音が聞こえてきた。

「ん?これは……多くない?」
 パッと見ではあるが数百匹はいる。

「思いの外多いけどレイチェル
発動だーー」
 俺の号令を合図に水玉が投げられ
地面に落ちると破裂水が大量に撒かれた。
すると「ニョキニョキニョキー」っと
ツタが伸び、近くにいるゴブリン達に
巻き付き始めた。
「ギャーギャー」と鳴き声が聞こえる。

『作戦その1∶相手の動きを制限する』
 ……成功

 俺とリルは離れた位置で攻撃、
俺は一文字、リルは近場にあった
石を投げ、次々とゴブリンを倒していく。

「ギャギャギョエー」
 雄叫びをあげながらツタを躱し接近
してくる数匹のゴブリンランナー、
機動力がかなり高いようだな。

 俺は墨帯を飛ばしゴブリンランナー達
の足に巻き付け、

「オリャー………リルー頼んだ!」
 墨帯をブン回しゴブリンランナー達を
リルの方向に飛ばすとリルは次々と
カウンターパンチで倒す。

『作戦その2∶出来るだけ数を減らす』
 ………成功?

 作戦通りの動きは出来ているが
予定より数が多い。


『作戦その2予備∶セレーナ様宜しく
パワーアップ』

「セレーナ様、お願いしまーす」

「いくわよ!
 流れよ!聖なる息吹『ウィンドアップ』」

 リルの腕と脚に風の魔法の効果が
付与され、走り出すと風の如くスピードを
上げ、風の力を纏った拳がゴブリン達を
攻撃、みるみるゴブリンの数を減らして
いく。

「ギョキェキャキャ」 
 離れた位置から魔法を放つ
ゴブリンマジシャン火球、かまいたち、
岩等様々な魔法がリルに向けて
飛んでいく。

『ホーリーシールド』
 セレーナ様はリルの周りに聖なる結界を
張り攻撃を防ぐ。

「セレーナ様、ありがとうございます!」
 セレーナ様は手を軽く振り合図を送る。

 そろそろだな。「風太!やってくれー」

「ホイッ」
 風太は口に咥えていた。人形を
ゴブリンマジシャンに投げて、風の刃で
切断、人形から黒いモヤが湧き出てくる。

「ギョギェーーー」
 ゴブリンマジシャンは首を抑え
倒れて動かなくなった。

 俺は遠くから眺めて
「あんな物どうやって手に入れたんだ?
呪いが湧き出る泉でも見つけたのかよ」
 俺は半分呆れ、半分心配でレイチェルに
声をかける。

「あれは今から行く階層で発生している
毒みたいな呪い。私達じゃ~どうにも
ならなかったイレギュラーがいるんだ。
きっと後で会うことになるよ」
 レイチェルはやや意味深な言い方をする。

「蒼字(そうじ)そろそろ出てくるよ!」
 レイチェルが指を差した先を見ると
ゴブリン達が整列してその間を見越しの
ように担ぎ上げられた椅子の
上に座っているゴブリンキングが現れた。

「そろそろ本番みたいだぞ!
みんな気合い入れろよ~」
 俺の号令でみんなは再び戦闘態勢を取る。


『リアルマップ 転記』
『ステータス 転記』を使い情報収集する。

……………………………………………………………………
『サマーリン』 Lv:63

種族:ゴブリン
年齢:5
称号:ゴブリンキング
職業∶階層主
加護∶なし
魔法∶なし


HP:85500/85500(+0)
MP∶0/0
気力∶9500/9500(+0)
魔力:0(+0)
筋力:80000(+30000)
耐久:60000(+50000)
敏捷:43000(+500)
運 ∶0(+0)
スタミナ∶8500(+0)

技能:固有スキル 『王の雄叫び』Lv4
  ∶コモンスキル『剛力』Lv6
         『指揮能力』Lv4
         『斧術』Lv5

装備∶残虐の斧+30000
   残虐の鎧+50000

王の雄叫びの効果
∶この声を聞いたゴブリンは
 身体能力が2倍アップする。
※ただし王を超える能力アップは
 しない。

…………………………………………………………………

 キングと付くだけに強いが倒せない
程ではない。むしろこいつを倒す
難しさは周りにいるゴブリン達に
どう対応して切り崩していくかだな。

『ギャギャギョギョギョェーー」
 ゴブリンキングの声に呼応するように
ゴブリン達が雄叫びをあげる。恐らく
今のが王の雄叫び、つまり他の
ゴブリン共は身体能力が上がっている。

「みんな気をつけろ。ゴブリン達は
パワーアップしている
さっきまでと同じと思うな!」
 
 ゴブリン達は武器を振り上げ走って来た。
 
 
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