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第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚
第108話 それではラジオ体操 デスマーチVer
しおりを挟む「ペトロス大臣、もう一度聞きますね!
やりました?」
そこには青ざめた顔をしてダラダラと
汗を流しているペトロス大臣がいた。
…………▽
ほんの少し時を遡る。
「まずはウォーミングアップしますか、
『操影術(そうえいじゅつ)』」
「は!?え!?お!」等の声が上がる。
ペトロス大臣を除く五人は立ち上がり
等間隔空けて横に広がる。ルビーが
一人ずつに鎖を付ける。
その先には重そうな鉄球が………
「それではラジオ体操 デスマーチVer」
蒼字(そうじ)の笑顔に五人は
顔を引きつらせた。
10分後∶荒い息をなんとか
整えながら体操をしていた。
20分後∶しんどい、無理だ~
などの声が出始める。
30分後∶ギャー助けて~
などの声が出た。
60分後∶腕と足からブチブチと
音が出て気を失う者が現れる。
ただし身体は動いているので
痛みで目を覚まし叫ぶ!
蒼字(そうじ)達は暇なのでお茶を
飲みながら雑談、一応たま~に確認、
国王軍の方々なのでこのくらいは
大丈夫だろうと思っているがもしもの
事を考えて見には行っていた。
パンパンと手を叩き、皆さん
お疲れ様ですと声をかけるが誰も
反応しない。屍のようだとナレーションが
流れてきそうだ。
「皆さん、ウォーミングアップが
終わりましたので本番行きますか!」
その言葉に5人は反応、ギャーとか
助けて~など叫び声が飛び交う。
「な~んだ皆さん元気じゃないですか~
それではルビーくん例のものを」
「了解であります!(´ー`)┌」
ルビーは五人に剣、槍、斧などの
武器を渡す。
「フッフッフ、それでは皆さんには
デスゲームをしてもらいます。
ルールは簡単、生き残って下さいね」
蒼字(そうじ)の一言に絶叫、
しかし身体は勝手に動く、剣が目の前を
通り過ぎて冷や汗をかく。そんな事が
何度も何度も何度も……起きているうちに
五人の精神が朽ちていった。
「あ!皆さんチャンスタイムですよ!
ミネルヴァ姫を襲った件教えてくれた人は
抜けれますよ~ちなみに早い者勝ちで~す」
死にかけていた五人の目に光が戻る。
「おれ、おれはい、い、い」
「助けてくれ、い、い」
ん?五人共同時に口を開き
自供しょうとしているのに
誰もその後が続かない。これはまさか、
「なるほど、そう言うことね!
はぁーやだやだ」
蒼字(そうじ)はイラつきなからも
ため息をして心を落ち着けてから
ペトロス大臣を見る。
「ペトロス大臣もそろそろ参加しますか」
「はぁぁぁあーふ、ふ、ふざけるでない。
私を誰だと思っておるのだ!この国の
大臣だぞ!こんな事をして死刑だ!
死刑にしてくれるわ!」
「でも、ほら、ミネルヴァ姫を
襲ったわけですし」
「襲っておらんわ!このバカどもが!
こやつらも違うと言っておるでは
ないか!」
「ん?言ってないですね~でも次は
言うかもしれませんよ」
蒼字(そうじ)は5人の周りをぐるりと
周り、筆を一振り『解呪』
「皆さんもう一度聞きますね!
悪い奴、ミネルヴァ姫を
襲うように言ったのは誰ですか!」
5人はムクッと立ち上がり指を指し、
「「「「「ペトロス大臣です!」」」」」
声を揃えて言った。
「な、な、何故だ!喋れんはず!」
ペトロスはたじろぎ倒れる。
「呪いとか良くないと思いますよ!
自分あんまり好きじゃないスわ~
自分の都合の悪いことを喋れない
ようにしてたんスね!」
ギクッとした反応をするペトロス大臣、
分かりやす過ぎる。後は何でこんな事を
したかを知る必要があるな!
「ペトロス大臣は何が目的ですか!」
「おい、偉そうに~、私はこの国の
大臣だぞ!お前とそいつ等がいくら
言っても誰も信用せんわ」
「そんな事ありませんわ!」
「ミ゙、ミネルヴァ様?」
キョトンとするペトロス
「その方々は知りませんが、
蒼字(そうじ)の事は信用しています」
「お姉様の言う通りですわ。
それにわたくし、ペトロス大臣の事
あまり信用してませんし」
「あ!私もですわ。同じですわねぇ~」
「……………えぇぇーーー!!そんな~~」
二人の姫様に楽しそうに否定され
ペトロスは愕然とする。
「うぐぐぐ、しかし、それでは
納得いきませんな!証拠もないのに
感情だけでものを言わないで頂きたい」
「確かにそうてすね~どうしましょうか」
余っ程ペトロスがやったとは思うけど
決定打がない。
「トントン」と肩を叩かれ、
一枚の紙を渡される。
「ルビーこれって………おーー!」
渡されたのは写真、襲われた時の
証拠がしっかりと写っている。
十数枚の写真は忍び込んだ瞬間、
襲った瞬間、返り討ちにした瞬間と
完璧だ!取り敢えず返り討ちにして
ぶら下げてる写真は除いておこう。
「ルビー良くやった!しかしこれが
あるならさっきまでのが、ただの
茶番になるんだけど?」
「茶番をしている。私に踊らされて
いる蒼字(そうじ)が
面白かったから良し(๑•̀ㅂ•́)و✧」
「…………ま~良いお手柄だ!
改めてペトロス大臣、証拠も
あった事ですし白状してもらいますよ」
蒼字に続きアルヴィア姫も会話に入る。
「ペトロス大臣、あなたについては
黒い噂を聞いておりました。すでに
いくつかは裏が取れております。
今回の件も含めて事情を聴かせて頂きます」
「うぬぬぬ!良いだろう!話を
させて貰う!」
ペトロス大臣は観念したのか、
特に逆らう事もなく兵士に連れて行かれた。
「なんかあっさり引き下がるな~
………悪いけど風太見といてくれる」
「まったく犬使いが悪いが俺も気になる。
やっておこう」
ペトロスに風太を監視させておけば
逃げられはしない。
…………▽
「それではここからはホワイトと
して行動しますので、呪いの発生源を
探す旅に出れるようになったら
教えてください」
「分かりました。早急に国王に許可を
頂きます!合わせてアルバート団長にも
話を通しておきますので
それでは失礼致します!」
アルヴィア姫はバタバタと慌ただしく
部屋を出ていった。
蒼字(そうじ)もそれに続いて
部屋を出ようとすると
ミネルヴァ姫に呼び止められる。
「蒼字(そうじ)今日は本当に
ありがとう。外の世界を知らない
私にはとても明るく華やかな世界に
見えました。あなたには感謝しか
ありません」
先程までと違いお淑やかな淑女と
しての振る舞いで王女が心のこもった
感謝を述べる。
「私はあなたにこの恩をお返しすれば
良いのか、分かりません!蒼字(そうじ)、
良ければあなたの願いを
教えては頂けないでしょうか?」
「ミネルヴァ姫、それは呪いを解いて
からにしましょうかそれまでに考えて
おきますので、それでは」
蒼字(そうじ)は自然体の笑顔を
ミネルヴァ姫に送り、
すぐに出て行ってしまった。
今日ミネルヴァは不思議なもの
見ていた。私の周りには誰かを蹴落と
してても上がろうと、そしてその為に
誰にすり寄れば良いのかを考え行動
していた者達ばかり、私はそれを
心良くは思ってはいなかったが、それでも
理解は出来た。
だから彼の行動にまるでそれが
なかった事に驚き困惑していた。
私は思う。この世界には彼のような
人間が必要なのだ。
では私には何が出来るのかと!
「うふっ、これでは私も彼らと
同じですわね!」
ミネルヴァ姫は蒼字(そうじ)に
どうアプローチするかを考えていた。
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