書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第120話 獣人の国 ウォールリビア

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 王都を出て数日が経過、特に何事なく
目的地との距離を縮めている。

「このままですと国境を超えます。
少し面倒なことになるかもしれませんね」

 かなりの距離を進んだとは思って
いたけど、初めて別の国に入国する
のか~ちょっとワクワクする。

「キャンベルさん今から行くのは
どんな国なんですか?」

「使徒様は初めてですか、
今から行くのはウォールリビア
獣の王が治める獣人の為の国です」

「へー獣人か~王都でも結構見かけ
たけど、国同士の交流とかあるん
ですか?実は敵対国とか止めて
下さいよ!」

「はい、隣接する国という事もあって
両国共に良好な関係を築けています。
特に農業が盛んで王都に仕入れている
野菜や果物は半分程がウォールリビア
からの物となります」

「ほ~それはすごい!もしかして
俺が良く食べている赤くてうずらの
卵くらいの大きさの実、確か
…いいちこの実も、もしかして
ウォールリビアからの物かも」

 蒼字(そうじ)とキャンベルが
話をしていると
サリーさんが入ってきた。

「いいちこの実はウォールリビアの
名産の一つだよ!あれはあの国が
独自に品種改良をして作っている。
他にもあの国にしかない作物が多く
あるから商売をするなら
なかなか楽しい国だったよ!」

「さすがは商売人、サリーさん
詳しそうですね」

「そうだね~今も続けて商売相手と
しているからね~ちょくちょく行って
いるよ。十年程暮らしていた時期も
あったから大抵の事は分かるよ」

 サリーさんはそれから色々
教えてくれた。
 ウォールリビアには獣人が7割
ヒト族が2割その他の種族が1割と
大半以上が獣人が占めている。獣人は
実力主義社会、力こそすべてと考える
やつが多く話にすらならない奴が
多いから気をつけるよう言われた。
特に冒険者ギルドには無闇に
行かないこと、十中八九絡まれて
ボコられるらしい。その代わり強さを
示せれば歓迎されるので戦闘に
なったらぶっ飛ばせとも言われた。
なんじゃそりゃ~?

 ウォールリビアの国境にある
関所についた。そこにいる門番は
全員獣人、様々な種類が居る。
 前も思ったけど見た目は結構ヒト族と
変わらない。違いと言えば局所的な
違い、犬人、兎人、猫人は耳、象人、
豚人は鼻、蛇人、猫人は目と言った感じで
思っていたより抵抗がないや。

「やはり簡単には通しては頂けませんか」
 事前になんの連絡もなく王族である
ミネルヴァ姫それにアルバート団長
みたいな大物がこれば何かあったん
じゃないけど疑う。簡単に入れられない」

 しばらくして関所にある応接間で
待っていると二人の獣人が部屋に
入って来た。

「申し訳ありませんな~
お待たせしまして」
 二人のうちの一人、3メートル近くの
身長だけではなく強靭な体躯、
ライオンの獣人(猫人)が頭を下げる。

「アルバート団長殿、ずいぶんと
突然だな!それでそちらに居られるのが
ミネルヴァ王女様か、まずは挨拶
しないとな俺はこの街の領主を
やっているボルボフと言う者だ、
後にいるのは息子のボルボ、
宜しく頼む」

 もう一人は領主の息子さん、
領主を一回り小さくした感じだが
ヒト族に比べればかなり大きく迫力の
ある風貌だ。

「ボルボフ殿、突然の事で
申し訳ないが通して貰いたい」

「アルバートそれは出来んな!」

「ん!何故だ。こちらはただ通り
たいだけだぞ警戒し過ぎてはないのか?」

「別に意地悪で言ってるんじゃね~よ!
お前たちの事を思って言ってる。
今この国は戦争の真っ只中何だよ」

「何だと!?どう言う事だ!」
 アルバートを含めた全員が驚愕する。

「国の内情の事だからな~詳しくは
言えんが魔王軍が攻めて来た!
お前達にかまっている暇は無いんだよ。
分かりやすいだろ」

「そうか、なるほど、通りで
苛立っているわけだ、
今から戦場に出るんだな」
 
「そう言う事だ、国内に入る件は、
ま~許可はしてやるが、直ぐに出て
行くんだな!他国の王女に怪我でも
させたら面倒だ!アルバート、
分かるな!」

 ボルボフは何も言わせる
つもりはないと言わんばかりに
威圧しながら部屋を出て行った。
 
 
……………………▽

「それでどう致しますか、進みますか?
戻りますか?」

「もちろん戻るつもりはありませんわ!
このまま進みましょう」
 

 蒼字(そうじ)の質問に
ミネルヴァ姫は迷いなく進む事を
選択するしかしアルバート団長は
良くは思わなかった。

「ミネルヴァ様申し訳ありませんが、
賛成しかねます。ボルボフ殿が戦争と
言うからにはかなりの規模の戦いを
仕掛けられていると思われます。
貴方を守る事を考えれば危険過ぎる
選択をする事になります」

「それではまずは情報かね、
私がまずは集めて来よう。
商業ギルドにいけば大抵の情報は
入ってくる」

「そうですね!それでは私は
冒険者ギルドに行き情報を集めます。
戦争をしているのであれば緊急依頼が
かかっているはずです」

 サリーさんとキャンベルさんが
言うようにこの国の状況を確認
した方が良さそうだ。アルバート団長も
頷いているし、まずはこの国を
散策しますかね。

 その後話し合い、冒険者ギルド
には蒼字(そうじ)とキャンベルさん、
商業ギルドにはサリーさんが行くことに
なった。ミネルヴァ様とアルバート
団長はボルボフさん達に知られると
良い顔はされないと思い自粛して貰う。
ミネルヴァ姫は行きたいと言っていたが、
今回は誤魔化せないから我慢して貰おう。
あとで美味しい物でも買ってこようかな。


………………▽

 蒼字(そうじ)とキャンベルは
冒険者ギルドへ向かう。

 ここでは面倒なので仮面は取り
いつもの格好で冒険者として冒険者
ギルドのドアを開いた。

 開いた瞬間、多数の殺気を感じる。
そう言えばサリーさんが言って
たっけか、ボコられるって、
周りを見渡すと血の気が多そうで
ガタイの良い冒険者がいっぱいいるわ。

「おう、坊主!その女を置いて
さっさと出て行け」
 周りの獣人の中でも一回り
デカくて毛深い……ゴリラ?の獣人に
止められる。しかもキャンベルさんを
ご所望、ま~渡すつもりは無いけど。

「用があるんで通してもらえます」

「あぁ~テメェー聞いてないのか!
出て行けってるんだよ!
女を置いてな~」
 
 やっぱりダメか、仕方ない退かすか!

 蒼字(そうじ)が前になる一歩踏み
出そうとするとキャンベルさんが
手で制止される。

「ここは私が相手をします!認めては
いませんがここの流儀に従いましょう。
強い者は認められる」
 
 キャンベルさんはゴリラの
獣人の前に立つ。

「ウッホホ、良いね!今日はツイてるぜ」

「やれ~」「ズリ~ぞ」「俺と代われ」等
様々な声が周りから飛んで来る。
完全にギルドの中はお祭りムードに
なってしまった。

「注目されたな!俺達が悪い訳
じゃないから怒られないだろ。
キャンベルさん頑張って下さい」

「ウッホホ、その気の強そうな
顔が堪らん!股間の盛り上がりが
ヤバいウホー、今日は楽しい夜が
過ごせそうだウホーー」

 ゴリラさんは勘違いしている
ようだ、キャンベルさんが従って
相手をしてくれると思っている。
ある意味では相手をするのだが
お前が思っているのとは違うぞ。

「ウホホ~俺の胸に飛び込んでおいで~」
 
 キャンベルさんはゴリラさんの
胸に手を当て、

 「バチッ………バチバチバチ~」

 ゴリラさんにハートブレイクショットを
打ったとさ~

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