書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

文字の大きさ
133 / 346
第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第126話 王都で動き出した作戦

しおりを挟む

 開戦してから約半日が経過、
ドラゴンが投入されやや戦局が
押された時もあったが、それぞれの
部隊が的確に対処する事で大きな
被害は出さず膠着状態となった。
現状はお互い睨み合いをしている
だけで戦闘は行われていない。


………………▽

 ここは王都の宿屋の一室
 
 そろそろ時間になるな。ロウの
準備は終わったんだろうな。
あいつはすぐにサボる。
ネウロは………大丈夫だな。

「バロン、ボロスが呼んでいる
早く来い!」

「あ~分かったよ。この一杯を
飲んだら行くから」
 優雅にブランデーを片手に
異世界では珍しいスーツの
ような服装をした男が答える。

「はぁーいい加減にしておけよ!
ロウのイヌが!この作戦にお前が
いないと成立しないから連れて来たが
俺がいつまでも我慢してると思うなよ!」
 
「ま~ま~怒らないで下さい。
仕事はちゃんとやりますから」
 
「当たり前だ!」
 ガンっと音をたてドアが閉まる。

「獣人とはやはり野蛮ですか
……私とは合いません」
 バロンはブランデーを一口飲み、
シルクハットをかぶり
杖を持って外へと出て行った。

…………………▽

「おい、お前ちょっと話がある」

「なんです?姫様」

「姫様とか言うな、今はリリカで良い」

「分かった。リリカ取り敢えず
そこから出ようか」

 ジャンヌに警戒しているのか、
テントの裾に半分顔を
隠してこちらを見ている。

「分かった。今はあいつは居ないんだな」

 オズオズとこちらに歩いてくる。

「さっきはありがとうな!」

「え!?なにが」

「これだよ!これ!」
 見せられたのは絆創膏(ばんそうこう)

「治療の件ですか、気にしなくて
良いですよ」

「一応治して貰ったからな、
感謝を言っておく」

「おう、怪我したらまた言えよ」

「あ~分かった!それであいつは
何者だ?言いたくはないけど勝てる気が
しなかった。私は速さに自信があるけど
攻撃が読まれたのかそれとも私以上に
速いのか分からないけど全く当たら
なかった」

「あ~そうだよな~俺も未だに一本も
取ったこと無いんだよ!俺としては
そもそも経験値の差が大きいと思うんだよ。
手の動き、足の動き、身体の体勢、
目線、色々あると思うんだが先読み
されてるのは間違いないね」

「やっぱりそうか訓練じゃなく
もっと実戦に出ないと、
私も冒険者になって戦の経験値を
積むしかない!」

「リリカは王女だからな~
許してくれるのか?」

「ボルボが冒険者なんだから
私も良いに決まってるだろ」

「それは違うと思うけど
……ま~言ってみないと分からないか
頑張れよ!」

 それからいくつか質問が続き、

「な~蒼字(そうじ)~ジャンヌは
お前の事スゲ~慕ってるけど、
蒼字(そうじ)が命の恩人とかなのか?」
 
 名前で突然呼ばれているが、
質問の中に名前が知りたいの
と顔が見てみたいとあったので
教えて仮面も取っている。

「ジャンヌはもしかしたらそう思ってる
かもしれないけど、そこまで恩感じなくて
良いと思うんだけど」

「何をしたんだ?」

「ご主人様戻りました」
 そこにジャンヌとキャンベルさんが
戻って来た。

「ヒィー」リリカが俺の首纏わり付き、
後に隠れる。さっきの件が相当来ている。
腰は……抜かしてないな。

「また、あなたですか、その腕は
何です!?もしもまたご主人様に手を
出すようなことがあれば!」
 ジャンヌが剣に手をかけ
どんどん威圧が強くなる。

「ヒィーー」

「ジャンヌ待て、今は大丈夫だ!
ただジャンヌの件で
話を聞かれていただけだ」

「ん?私の件ですか、一体何を」

 リリカはびくびくとしながら
俺の肩口から「お前、こいつの事すごく
慕ってるからなんでか~聞いてた
だけだぞ!こいつそんなにすごいのか?」

「なんと!?そう言う事でしたか、
分かりました。ご主人様がどれほど
素晴らしく、そして私がどれ程
お世話になっているかをご説明しましょう」

 それからジャンヌはコンコンと
そして過剰に俺の事を
褒めてリリカに説明した。


……………▽

 それから約一時間が経過

「蒼字(そうじ)今の話は本当ですか」
 キャンベルさんがワナワナと
震えている。しまったな~ギルド職員の
キャンベルさんにダンジョンの
階層が実はもっと下まであると
知られたら、隠していた事を
問われるじゃん。これって罪に
なるんじゃないの?
もしもそうなったら
………レイチェルに振るか……

「まさかそんな事が……本物!
聖女の始祖ジャンヌ・クルス」
 お!そっちか良かった。
そのままダンジョンの件を
気が付かないで欲しい。
 
 リリカは身を震わせ高揚している。

「わ、わ、わ、ワタシ、ファンです!
握手して下さい」

「はい?」意味が分からないながら
握手をするジャンヌ

「やった~もう手を洗わないぜ」
 
 あっちはおかしな状況になっている。
それとリリカ手は洗おうな!

「ジャンヌ様、先程は大変失礼
致しました!」
 リリカは綺麗なお辞儀を深々とする。

「はぁ?私は気にしておりません。
それと私には敬称は不要です。
ご主人様に失礼の無いようにお願いします」

「はい!分かりました」
 人一倍元気で従順なリリカさんの
出来上がり~さっきまでと態度が
変わりすぎて違和感しかない。

…………………▽

 王都にある冒険者ギルド

「ガッガッ、た、助けてくれ
死にたくない」

「お前も戦士だろ!助けを乞うので
はなく。戦え!そしてその中で死ぬ!それが戦士の誉れだと教えられなかったか!」

 片腕で軽々と大男の獣人を
持ち上げる長身の男、その周りは血で
染まり二十人近くの冒険者が倒れ
そばのカウンターに入る受付嬢が
震えて固まっている。

「準備運動くらいにはなるかと
思ったんだかな~
昔に比べての質が下がったか?」

「ボロス様、恐らく主力は戦場に
行っているかと」

「お~そうだったな!忘れていた!
準備の方は良いか」

「あと5分程で、バロンが術を
発動します」

「そうか、それでは取り戻そうで
はないか我が国を
待っておれよ我が弟よ!」

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...