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第八章 リルとの別れ……魔王ガルドとの戦い
第218話 チーちゃんの覚悟!
しおりを挟むネームド、長きに渡りギルドが討伐
出来なかった二つ名を与えられた魔物、
実際高ランクの冒険者が倒されている
あたり強敵なのは間違いないか、はぁー
なにもこんな忙しい時に出なくても
いいのに……
「そのネームドはどこに?」
さくらが困ったような顔になる。
「それが国境の前を陣取ってるみたいで」
「つまり門を通れば鉢合わせは確実なわけか、
ま~それなら倒して行くまでだ!」
「そうだよね!蒼字(そうじ)くんなら
そう言ってくれると思ってたよ!任せて、
蒼字(そうじ)くんばっかりに
負担はかけないから」
さくらがネームドを倒すと気合をいれ、
その言葉に陽菜乃(ひなの)と一花
(いちか)さんが同調していた。
「それで、そのネームドはどんな
ヤツなんだ?」
通常個体とは別物なのがネームド、
何か特殊な力を持っているに違いない。
「大きい事かな、全長が約四十メートルの
ミノタウロスらしいから」
「はぁーなんだそりゃ~デカすぎるだろう。
怪獣じゃないか!なんでそんなやつが
いるんだよ!」
あまりの大きさに突っ込みをいれる。
もうウル◯ラマンでも呼んで来い!
「それがよく分からなくって、二日前に
突然現れて砦の大極門を破壊しようと
しているらしいの、もしも門を破壊
されたら町に甚大な被害が及ぶわ。
なんとしても止めないと」
かなりヤバい状況なわけだが、
この先の戦いに向かうにあたり
それぞれの覚悟が見えるかもな。
「蒼字(そうじ)さん私も参加
させて下さい」
先手を打って来たかチーちゃん。
「私はこの戦いできっと足手まと
いになると思います。
でも皆さんについて来ました。
役に立つためにあがきたいと思います!」
チーちゃんはこの戦いについては来たが、
止められると思って先に宣言したわけか、
さてなんと答えれば良いのか……
「チーちゃんも分かっていると思うけど、
怪獣みたいなミノタウロスだ!
チーちゃん攻撃を受ければ即死
間違いないけど怖くないのか」
「怖いです。でもみんなに見放される方が
もっと怖いから私は戦います!」
う~んこれこそ覚悟が出来た者の発言、
これは断れないな、でも実際に危険なのは
間違いないしどうすっかな~
「お前は正義だ!チーちゃん、
共に戦おう!」
チャラがチーちゃんをガシッと抱きしめ、
正義正義と吠え待っている。何かの
スイッチが入ったな……
「そうよ、蒼字(そうじ)くん、
チーちゃんはこんなに可愛いんだから
いじめたらダメよ」
さらに一花(いちか)さんが
チーちゃんにまとわりつく。
「一花(いちか)さんいじめてない
ですから、変な事言わないで下さい。
仕方がないレイチェル例のやつ
準備は出来ているな!」
「了解だよ!蒼字(そうじ)、
最優先事項だからね!とおの昔に
完成している。あとは微調整で完了さ」
「良くやった。レイチェル隊員!
それでは頼む!」
「了解であります!蒼字(そうじ)
隊長、早速取り掛かります!」
レイチェルは手をワキワキさせながら
チーちゃんに近づく。
「えーっと、蒼字(そうじ)さん、
レイチェルさんなんか説明が欲しいな~
怖いんだけど……」
「チーちゃん、俺はチーちゃんの
覚悟を見たんだ、きっとどんな事
だって乗り越えられるさ」
俺は遠くを見るような眼差しを送った。
「さ~さ~チーちゃんお着替えしようね~」
「キャーいや~レイチェルさんこんな
ところで脱がさないでください!」
レイチェルはチーちゃんの服を引っ張り
脱がそうとしているので、一旦止めて
宿に向かう。
……………▽
「あの~ご主人様チーちゃんは
大丈夫でしょうか……」
あれから一時間チーちゃんと
レイチェルは別室に行ってから戻って
こない。
先程からちょくちょくチーちゃんの
叫び声が聞こえるので
ジャンヌが心配をしている。
「う~ん、ま~大丈夫だろう、
チーちゃんが別人のようになって
帰って来る可能性はあるけどな」
「蒼字(そうじ)くん、それはダメな
やつだよ!」
さくらも心配をしながら俺に
突っ込みをいれる。
「ガチャ」ドアがゆっくりと開き
チーちゃんが現れる。
「チーちゃん!」
さくらはチーちゃんの姿を見て駆け寄る。
「シクシク」チーちゃんは泣いていた。
「レイチェルさん、チーちゃんに
何をしたんですか!」
さくらが怒っている。これはいかん!
仲間同士仲良くやってもらわないと。
「お~いレイチェル上手くいったのか?
やり過ぎてないだろうな?」
「ま~みんな、どんな偉業にも
尊い犠牲はつきものさ!」
おい!お前マジで!チーちゃんに
変な事してないだろうな!
俺はグッと我慢して冷静に確認を取る。
「バワードスーツ出来たで良いんだな!」
「もちろんだよ!チーちゃん変身して!」
「分かりました。恥じらいを捨てて
手に入れた力、失敗してた
らレイチェルさんボコボコにしますから
覚悟して下さいね」
チーちゃんらしからぬどよーんっと
した空気から一気に殺気に変化、
今のチーちゃんはとても怖い。
『魔力充填……………シルバー装甲発動』
チーちゃんがつけていた。
両手のリング、両足首のリング、
首のチョーカーが光りそれぞれが
手甲、足甲、鎧に変化、鈍く光る
シルバーの軽装を付けたチーちゃんに変身!
……………聖闘士◯矢みたい
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