書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

文字の大きさ
281 / 346
第九章 邪神降臨

第261話 ねえさんには勝てない。それがシスコン

しおりを挟む

「実はここに来たのは、蒼字(そうじ)に
お願いがあって来ました。……改めまして
使徒様、どうか我が国聖神国サンス
クリットをお救い下さい」


「え!?……なんかイヤです!」

「あ~良かった!来て頂けるのですね」

「話聞いてます?」

 セレーナ様、俺の話し聞くきないな。

「止めとけねえさん、こいつに頼るなんて
どうかしてるよ!」

 ん?男の声が聴こえたと思ったら二人の
男性が部屋の中に入って来た。確かに
この人達は、セレーナ様の弟の
レットンさんとハーストンさん、
そうか、今回はちゃんとこの二人を
護衛に付けていたのか。

「こら!ハーストン、口を慎みなさい!
今から私が蒼字(そうじ)を口説き落と
すんだから」

 セレーナ様、変な言い方しないで下さい!
この二人はおねさん大好きなんだから怒るで
しょうが!

「はいはい!ねえさんのおふざけには聞き
飽きてるんだよ!ねえさんがどうしてもと
言うから来たが、もう断られたじゃないか、
これで満足だろ!早く国に帰ろう」

「ちょっと待ってよ!レットン、
今来たばかりでしょ、それにリルちゃんの
件が早く片付いたからまだまだ予定より
早いからゆっくりしても問題ないわ!」

「はぁーまたねえさんのワガママが
始まった」
 レットンさんはガクリと肩を落とす。
きっといつもセレーナ様で苦労して
るんだろうな~

「蒼字(そうじ)お願い!
まずは話を聞いて」
 ま~話くらいはちゃんと聞くか。

「一体何があったんですか?」

「聖女が……殺害されました」

「殺害!?どう言うことですか!」

「分かりません、犯人は見つかって
おりません」

 軽い気持ちで聞いたら恐ろしい話が
出て来た。これは真面目に聞かないと
ダメなヤツだ!
 俺はいそいそと姿勢を正す。

「殺害が起きた場所は、聖神教会でも
聖域と言われる特別な場所、入れる者は
限られます。この事から実行したのは
内部の人間の可能性が高く、
今…聖神教会では混乱が起きています。
そしてそれに輪をかける様にある方が
現れました。それが使徒様です!
聖女殺害の事件と新たな使徒の登場に
上層部では連日話し合いを行っています」

「ん…ん~……何かもの凄いことが
起きていますね。でも聖女様の件に
ついては問題でも、使徒については
むしろ喜ぶべきことでは?」

「それがそうもいかねぇ~だわ。これが!」
 レットンさんが苦々しい顔で
不快感を表す。

「レットンさん、そんなに嫌なヤツ
なんですか?」

「ま~な、いけ好かない奴だよ。
女連れだしよ」

「それはレットンの個人的な理由
じゃないの?」

「煩いぞねえさん、俺はアイツが
使徒様なんて認めねぇー」

 レットンさんがセレーナ様に
からかわれている。それはま~良いとして、
大変なのは分かったけど
俺に何をしろと言いたいんだ?

「そんな顔をしないで蒼字(そうじ)、
今は難しく考えずに私達の国に来て
くれないかしら、観光とでも思って」

 そう言われてもな~、面倒事の匂いが
プンプンするんだけど、でも俺を頼って
来てくれている訳だし断れないんだよな
オレって……

「分かりました。お役に立てるか分かんない
ですけど、取り敢えずいきますよ!」

「やったー!さっすが蒼字(そうじ)くん、
頼りになる~」
 セレーナ様は大喜びしてるけど、
だぶんここで変に反応すると
からかわれるな。

「それでいつ頃行きます?」
「そうね~まだアルヴィア姫にも挨拶出来て
ないから、明日城に出向いて、話を
それなりにすることになると思うから
明後日でお願い」

「分かりました。それでは明後日
お待ちしています」

「うふふ、今日泊めて!」

「明後日ってお待ちしております」

「も~う蒼字(そうじ)のいじわる~」
 かわいこぶるセレーナ様、
ここは一言言うべきか!

「ねえさん年を考えろよ!
ゾアっとしたぞ!」
 レットンさんが鋭く突っ込んだー!

「ひどーい!レットンいつから
そんな子になったの!」
 セレーナ様はシクシクと
泣いた振りをする。

「いつの話をしてるんだよ!
俺は子供じゃないぞ」
 レットンさんはごく当然のことを言う。
寧ろ年齢で言えばオッサンの部類である。

「そんなことない!ねえさんはいつまで
経っても美人で可愛い!だからねえさんは
かわいこぶってるんじゃない!
かわいいんだ!」
 
 はぁ?……ハーストンさんが訳の分からない
ことを言っている。何を突然言い出すんだ?

「やっぱりハーストンは素直ね~
ヨシヨシしてあげる。おいで!」

「は~いねえさん~」
 ハーストンさんはセレーナ様に頭を撫でて
もらっている。
 ハーストンさんのイメージが崩れる。

「おい!ズルいぞ!ハーストン、俺も本当は
かわいい…とおもってるぜ」
 レットンさんが照れながら、これまた
訳の分からないことを……

「も~う相変わらず素直じゃないわね
レットンはほらおいで」

「お、おう……」

 レットンさんもセレーナ様に撫でられ
ニヤニヤしている。オッサン達シスコン
こじらせ過ぎだから!
俺は一体何を見せられているんだ?

「蒼字(そうじ)、泊まって良い!」
 セレーナ様は可愛く微笑む。

「いいですよ。もうお腹いっぱいなんで、
好きにして下さいな」
 俺は諦めて泊めることにした。

……………▽
 
 その頃、いつの間にか居なくなっていた
一花(いちか)によって報告を受けていた。

「も~う蒼字(そうじ)くんはすぐに
他の女に振り回されるんだから~」

「なんか面白そう!ワクワク」

「蒼字(そうじ)は婚約者に断りもなく
出掛けるなど許されないことを注意
しなければなりませんね」

「うふふ、そうね!でも蒼字(そうじ)は
私に任せても良いわよアルヴィア」

「チャラッチャラ~正義を呼ぶ声が
聴こえる!」

さくら達も
また準備を始めた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...