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特別編「フィリアとオズベルトは、理想の夫婦」
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ふかふかの大きなベッドは、私が勢いよく飛び込んでもしっかりと受け止めてくれる。マリッサが用意してくれた花風呂のおかげで、体の芯までぽかぽかで良い気分。その後紅茶まで頂いたし、心もお腹も大満足で一日を終えられそうだ。
「ああ、今日も最高だった!子ども達ともたくさん遊んだし、大旦那様とのお喋りは楽しいし、ご飯は何を食べても美味しいし、お風呂だってベッドだって……」
独り言が癖みたいになっている私は、うつ伏せに寝そべったままぱたぱたと足をばたつかせる。明るい声でぺらぺらと喋ってみても、当然ながら独り言に返事が返ってくるわけはない。
「……このベッド、冷たいなぁ」
おかしい、まったくおかしな話だ。あんなにゆったり湯船に浸かったのに。広いベッドは寝返り打ち放題で、なんならこの上で一人かけっこだって出来ちゃいそう。
「そうよ、本当に最高の一日だったのよ……」
嘘なんかじゃない、ブルーメルでの日々が楽しいのは。大げさにはしゃぐのも、常に大きな声を上げるのも、やたらと身振り手振りを付けるのも、全部ただの癖というだけ。
いつの間にか足は止まり、ぱたんと力なくベッドの上に落ちる。指をほんの少し動かせば、それはすぐに手繰り寄せられた。メイドが綺麗にベッドメイクしてくれても、必ず同じ位置に置いてくれるから。
「もう、とっくに匂いなんて消えてるけどね」
私のサイズにはちっとも合わないガウンを、ぎゅうっと抱き締める。もうずっと前から、毎晩の日課。
――オズベルト様、ちゃんと栄養のあるもの食べてるかな。
目を瞑るとすぐに浮かんでくるのは、大好きな私の旦那様の姿。私は忘れっぽいから、想像と現実がちゃんと合っているか確認したいのに、本物がいないからそれも出来ない。
「みんな、本当に優しい人ばっかり」
大旦那様もマリッサも他の使用人達も、私の空元気に合わせてくれる。私から降らない限り旦那様の話を一切しないし、悲しい表情も見せない。それがありがたくて、同時に少し情けなくもあって。
仮にも、留守を任された女主人がこんなにも弱くて良いのかと、もっと筋骨隆々でどんな非常時にもどっしり耐えられるような奥様じゃなくてどうするんだと、そう思ったりもする。
気を遣わせてごめんなさい、だけどこうでもしていないととても耐えられそうにないから。旦那様の居ないこのお屋敷は、まるで灯りの消えた暖炉みたい。どれだけ両手を擦り合わせて待っていても、冷えた身体が暖まることはない。
「フィリアの大馬鹿者、もっとしっかりしなさい!」
言葉ではそう叱ってみるけれど、しっかりと旦那様のバスローブを握って離さないまま。どうしてよりにもよってバスローブなのか、それはその姿を見られるのが、私だけだからって理由。
当然、旦那様は生きている。だけどそれは、遠く離れた他国での話。我が国の第ニ王子の遠征に付き添って、もう何十日も離ればなれのまま。夫婦になってもうすぐ丸二年が来るのに、きっと顔を見てお祝いも出来ない。
戦争とかいざこざとか、そういう物騒な話じゃない。ただ交易拡大の為、今後変な食い違いで他国からつけ込まれない為、他にも色んな理由があるって大旦那様が説明してくれたけれど、私の未発達な脳みそでは覚えられる範囲はたかが知れていた。
――すぐに帰るから、待っていてくれ。
分かってる、十分理解してる、危険じゃない、手紙だってたまに来るし、必ず帰って来るって。それでもどうしても、この感情を消すことは出来ない。
「うう、旦那様……。めちゃくちゃ寂しい、どうすれば良いですかぁ……!」
くたくたのバスローブには、幾つもの染み。涙って流れている時は透明なのに、意外に跡が残るから嫌だ。だってそれを見たら、自分が泣いた回数を数えてまた泣けてくるから。
彼と結婚して恋に落ちるまで、こんな気持ちは知らなかった。良くも悪くも私の世界の中心は私で、マリッサや家族も大好きだけれどそれはまた別の話。能天気、諦めがいい、そもそも適当。そんな感じで、今思い返してみれば何かに執着したり追い縋ったりしたことって、なかったような気がする。
無理なら無理で、仕方ない。蝶がダメなら蜂にしよう、お肉がダメならお魚にしようって。
だから旦那様が旅立ってしまった後も、きっと私はそうやって暮らすんだろうと思ってた。帰って来るんだから、それまで楽しく笑顔で待っていようって。
ところが蓋を開けてみれば、彼を乗せた王家の馬車が見えなくなった瞬間から、世界中の何もかもが色落ちしてしまって、視力がおかしくなったのかと何度も目を擦った。
能天気なフィリアはすっかり鳴りを潜め、旦那様のバスローブに縋り付いては涙と鼻水を擦り付ける日々が続く。誰にも知られたくなくてこっそり寂しがっているつもりだけれど、お屋敷のみんなにはバレバレ。
寂しいのも不安なのも私だけじゃないのに、こんな時にどっしり構えていることも出来ないなんて。嫁いできた二年前から今も、役立たずの穀潰し。
「ああ、いけないわ。ネガティブな妄想ばかりして、ちっとも私らしくない」
いつの間にか私の体は、旦那様との共有物になってしまったらしい。一人じゃ上手く操れなくて、すぐにぷしゅうと根を上げてしまう。
「オズベルト様……、早く帰って来て」
そうじゃなきゃあ、いよいよこのバスローブの寿命が尽きそうだ。
ぶつぶつと旦那様の名前を呟きながら、ドレープたっぷりのカーテンの隙間から明かりが差し込む頃にようやく腫れぼったい瞼が閉じる。夢の中でさえ旦那様に会えないから、私はすっかり眠るのが嫌いになってしまったのだった。
「ああ、今日も最高だった!子ども達ともたくさん遊んだし、大旦那様とのお喋りは楽しいし、ご飯は何を食べても美味しいし、お風呂だってベッドだって……」
独り言が癖みたいになっている私は、うつ伏せに寝そべったままぱたぱたと足をばたつかせる。明るい声でぺらぺらと喋ってみても、当然ながら独り言に返事が返ってくるわけはない。
「……このベッド、冷たいなぁ」
おかしい、まったくおかしな話だ。あんなにゆったり湯船に浸かったのに。広いベッドは寝返り打ち放題で、なんならこの上で一人かけっこだって出来ちゃいそう。
「そうよ、本当に最高の一日だったのよ……」
嘘なんかじゃない、ブルーメルでの日々が楽しいのは。大げさにはしゃぐのも、常に大きな声を上げるのも、やたらと身振り手振りを付けるのも、全部ただの癖というだけ。
いつの間にか足は止まり、ぱたんと力なくベッドの上に落ちる。指をほんの少し動かせば、それはすぐに手繰り寄せられた。メイドが綺麗にベッドメイクしてくれても、必ず同じ位置に置いてくれるから。
「もう、とっくに匂いなんて消えてるけどね」
私のサイズにはちっとも合わないガウンを、ぎゅうっと抱き締める。もうずっと前から、毎晩の日課。
――オズベルト様、ちゃんと栄養のあるもの食べてるかな。
目を瞑るとすぐに浮かんでくるのは、大好きな私の旦那様の姿。私は忘れっぽいから、想像と現実がちゃんと合っているか確認したいのに、本物がいないからそれも出来ない。
「みんな、本当に優しい人ばっかり」
大旦那様もマリッサも他の使用人達も、私の空元気に合わせてくれる。私から降らない限り旦那様の話を一切しないし、悲しい表情も見せない。それがありがたくて、同時に少し情けなくもあって。
仮にも、留守を任された女主人がこんなにも弱くて良いのかと、もっと筋骨隆々でどんな非常時にもどっしり耐えられるような奥様じゃなくてどうするんだと、そう思ったりもする。
気を遣わせてごめんなさい、だけどこうでもしていないととても耐えられそうにないから。旦那様の居ないこのお屋敷は、まるで灯りの消えた暖炉みたい。どれだけ両手を擦り合わせて待っていても、冷えた身体が暖まることはない。
「フィリアの大馬鹿者、もっとしっかりしなさい!」
言葉ではそう叱ってみるけれど、しっかりと旦那様のバスローブを握って離さないまま。どうしてよりにもよってバスローブなのか、それはその姿を見られるのが、私だけだからって理由。
当然、旦那様は生きている。だけどそれは、遠く離れた他国での話。我が国の第ニ王子の遠征に付き添って、もう何十日も離ればなれのまま。夫婦になってもうすぐ丸二年が来るのに、きっと顔を見てお祝いも出来ない。
戦争とかいざこざとか、そういう物騒な話じゃない。ただ交易拡大の為、今後変な食い違いで他国からつけ込まれない為、他にも色んな理由があるって大旦那様が説明してくれたけれど、私の未発達な脳みそでは覚えられる範囲はたかが知れていた。
――すぐに帰るから、待っていてくれ。
分かってる、十分理解してる、危険じゃない、手紙だってたまに来るし、必ず帰って来るって。それでもどうしても、この感情を消すことは出来ない。
「うう、旦那様……。めちゃくちゃ寂しい、どうすれば良いですかぁ……!」
くたくたのバスローブには、幾つもの染み。涙って流れている時は透明なのに、意外に跡が残るから嫌だ。だってそれを見たら、自分が泣いた回数を数えてまた泣けてくるから。
彼と結婚して恋に落ちるまで、こんな気持ちは知らなかった。良くも悪くも私の世界の中心は私で、マリッサや家族も大好きだけれどそれはまた別の話。能天気、諦めがいい、そもそも適当。そんな感じで、今思い返してみれば何かに執着したり追い縋ったりしたことって、なかったような気がする。
無理なら無理で、仕方ない。蝶がダメなら蜂にしよう、お肉がダメならお魚にしようって。
だから旦那様が旅立ってしまった後も、きっと私はそうやって暮らすんだろうと思ってた。帰って来るんだから、それまで楽しく笑顔で待っていようって。
ところが蓋を開けてみれば、彼を乗せた王家の馬車が見えなくなった瞬間から、世界中の何もかもが色落ちしてしまって、視力がおかしくなったのかと何度も目を擦った。
能天気なフィリアはすっかり鳴りを潜め、旦那様のバスローブに縋り付いては涙と鼻水を擦り付ける日々が続く。誰にも知られたくなくてこっそり寂しがっているつもりだけれど、お屋敷のみんなにはバレバレ。
寂しいのも不安なのも私だけじゃないのに、こんな時にどっしり構えていることも出来ないなんて。嫁いできた二年前から今も、役立たずの穀潰し。
「ああ、いけないわ。ネガティブな妄想ばかりして、ちっとも私らしくない」
いつの間にか私の体は、旦那様との共有物になってしまったらしい。一人じゃ上手く操れなくて、すぐにぷしゅうと根を上げてしまう。
「オズベルト様……、早く帰って来て」
そうじゃなきゃあ、いよいよこのバスローブの寿命が尽きそうだ。
ぶつぶつと旦那様の名前を呟きながら、ドレープたっぷりのカーテンの隙間から明かりが差し込む頃にようやく腫れぼったい瞼が閉じる。夢の中でさえ旦那様に会えないから、私はすっかり眠るのが嫌いになってしまったのだった。
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