腐男子ですが何か?

みーやん

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一話 はじまして

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はいはい!はじめまして!田中玲央です!
腐男子やってます!
来ましたやってきました!ついにこの日が!青藍…せいらんへ足を踏み入れるこの時を待ってました!
いや!今日は入学式ではないんですよ~
だから荷物を置きに来ました
うわぁぁぁついにこの日が来ましたかぁ!
なんてすごく興奮気味ではあるのが実は顔はスンッという効果音がに合うほど真顔である。
今日は入学式での一日前。生活するための寮へ荷物を運ぶ日です!
ここ全寮制青藍男子学園に本日晴れて合格することができました!
腐男子として目立つわけにはいかないので通常はこんな感じの顔を貼り付けていこうと決心しておりますが内心すごく暴れております。すみません。

大きな門の前で立ち止まって5分。心臓が爆発しそうなほど鼓動をはやめております。
緊張してきました。嬉しさ100%緊張100%であります。

突っ立っているわけにはいかないので覚悟を決めて初めの~第一歩!

ついにきたんだ。まじ俺頑張った。
涙が出そうになるのを抑えながら一歩一歩を大事に寮へ向かうとしよう。

30分後…

「やっと着いた…」
ねぇ。知ってたけど!知ってたけどさぁ。
流石に広すぎじゃないかい?
もうへとへとだよ。

ロビーへ入るとすぐ左に寮の管理室があった。
早速名前を告げて自分の寮のキーを受け取る。
「田中玲央くんだねぇ。これ寮のキーね。それとここでの注事項ね。」
そう言って書類とキーを受け取り自分の寮部屋へと向かう。注意事項かぁ守らないとなぁなんて思い読んでみると…

「注意事項やばすぎない…?」
そこには性行為のことについてびっしりと書いてあった。
1 深夜の性行為禁止
2 コンドームの着用
3 授業に支障が出ないようにする
etc…

弾ける腐った妄想を抑えながらエレベーター内で一人荒い息をしていると自分の寮の階に到着しチンっという音と共に扉が開いた。
もちろん荒い息を抑え通常運転に戻る。

廊下をテクテクと歩いていくとついに寮部屋に到着した。
扉横の田中玲央の名札の上には三杉蘭という名札がついていた。
そう。二人部屋である。
俺はこのルームメイトに絶対腐男子だってバレないように生活すると心に誓い寮の扉を開けた。さぁいでよ!ルームメイト!
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