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第18話 ティータイムでの申し出
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無事に私とビューホ様の離婚は成立した。
なぜ、あのタイミングでカフェに女性達が現れたかというと、偶然なわけはなく、ジェリー様が手配してくれていたのだった。
ビューホ様と会う時間や場所を教えてくれと言われたのは、その為だった。
やはり2人だけで会うのは危ないものね。
ジェリー様には「あなたは冷静な判断ができていなかった」と後から叱られてしまった。
事が全て終われば、本当にそうだと思ったし猛省もした。
結局は、ジェリー様がくださった調査報告書は離婚に関しての話し合いには役に立たなかったけれど、その場に来ていた女性達が自分以外にどんな女性が被害にあっていたかを知るのには役立った。
そして、晴れて離婚が成立した私は、無事にジェリー様の家のメイドとして雇ってもらえる事になった。
もちろん、ミオナもだ。
別邸とはいえ、公爵家の家に雇われる事になったミオナは、トライト家を辞める際には、同僚達からかなり羨ましがられたらしかった。
ちなみにビューホ様は、私の提案により助かったはずだったのだけれど、慰謝料を払うから殴らせてほしいという令嬢の騎士達の手により、命に別条はなかったものの自慢の顔の形が変わってしまうまで殴られた。
さすがに治療代は女性達の家が負担したそうだけれど、ビューホ様のところには色々なところから慰謝料請求がいき、少しずつ払っていたのだそうだけれど、お金が底をついてしまい、結果、トライト家は没落し、彼はクズだと言っていた平民になった。
噂ではフィナさんを探しに行って、また、恐ろしい目にあったらしく、それからどうなったかはわからない。
自分が平民になっただけでなく、息子が失踪してしまい、シェーラ様は意気消沈していて、今となっては私に謝りたいと言っているらしい。
本心で謝りたいんじゃなくて、助けてほしいから謝りたいんだろうから、そんな話は聞かなかった事にした。
あと、ギル様は私の実家についても調べてくれていた。
私とビューホ様が別れた時は、まだ大丈夫だったのだけれど、日にちが経ち、私が去った後、お金の管理を全くできていなかった実家は、お金が底をついた事を未払いの催促で気付き、慌てて家計管理を始めたけれど時すでに遅しだった。
今は宝石などを売って何とか食いつないでいる様だけれど、私がジェリー様の家にお世話になると聞いた家族は、お金の工面をしてもらう為か、何とか私と連絡を取ろうとしてきた。
もちろん、公爵家の門番が侵入を許すわけもなく、門前払いされているそう。
送られてきた手紙に対しては一通目にだけ返事を返し、二通目以降に関しては受け取り拒否をした。
このままいけば、私の実家も没落してしまうだろうと思われる。
そして、私の方にも色々な変化があった。
日にちが経つということは、それだけ、私とジェリー様が関わる時間も増えたという事。
ジェリー様は私を専属メイドにしてくださり、スイーツの店に連れて行っては私と一緒に食べる事を望まれた。
今までは男性がスイーツだなんて…、と思われるのが嫌で遠慮していたみたいだった。
ただ、専属メイドだからといって、一緒にスイーツを食べたりするのは違うと思っていたけれど、命令なので拒否も出来なかった。
そして、今日のティータイムの時間はチーズケーキが美味しいというカフェにやって来ていた。
「ラノア、君に話したい事がある」
私の立場が平民になった事もあり、ジェリー様は私の事をラノアと呼ぶ様になっていた。
「何でしょう」
「……母上と父上から話をされたんだが」
「……はい」
なぜだか言いにくそうにしてるジェリー様が珍しくて首を傾げると、白い頬を少しだけ赤くして言う。
「君を養女にしたいという人達がいて…」
「私をですか!?」
「ああ。今のままでは君が平民扱いだからと…」
「……私は平民でもかまいませんが…。ジェリー様のおかげで、平民では考えられない暮らしをさせてもらっていますし…」
「いや、だから、その。そのままでは、貴族と結婚できないだろう?」
ああ。
イシュル公爵夫妻は私がまだ若いから、貴族との縁談を考えてくださっているのね。
「有り難い申し出ですが、私はもう結婚するつもりはありま」
「ちょっ、最後まで聞いてくれ」
「……はい」
ジェリー様は視線を彷徨わせた後、小さな声で言う。
「父上と母上は、俺が君と結婚する事を望んでいる」
「は…、はい!?」
思いもよらない発言に、大きな声で聞き返してしまった。
「迷惑だという事はわかっているが、その、俺にとって君は一緒にいて楽で…、その…」
「………」
もしかして、ジェリー様も私との結婚を望んでくださっているの…?
年下にはあまり興味はなかったし、雇い主な上に公爵令息相手に恋愛感情などなかったのだけど、ジェリー様からの申し出を断る、決定的な理由も思い浮かばなかった。
それに、私の事を意識してくれていたから、色々と動いてくれたのだと思えば納得もいく。
何の見返りもなく動くのも優しさだけれど、公爵令息なら多少の狡猾さも必要よね…。
「ジェリー様」
「……ん?」
「私には大した事はできません。それでも、ジェリー様にとって、私は必要な存在ですか?」
同情だと言われてしまうかもしれない。
けれど、どうしても気になって聞いてしまった。
「だから言ってるんだが…。普通、なんとも思ってなかったら、ここまでしないだろ」
照れくさそうにするジェリー様を見て微笑む。
「では、ご迷惑でなければ、よろしくお願い致します」
「迷惑だったら言わない」
「失礼しました」
不機嫌そうな顔をしたジェリー様に謝った後、今度は頭を下げてお願いする。
「本当に光栄です。よろしくお願い致します」
1人で生きていくのも悪くない。
けれど、私の場合はやっぱり、誰かに必要とされていたい。
そして、その誰かがジェリー様であるなら、この上ない幸せだと思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長編でじっくり書くつもりでしたが、上手くまとまらず、短編に変更してしまい申し訳ございませんでした。
もしかすると、引き下げて新たに書き直すやもしれません…。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
そして、本作を完結と共に新作を投稿開始しました。
「ご要望通り幸せになりますね!」
になります。
テンプレ婚約破棄になりますが、外見や噂で判断する人間達が相手の本当の姿を知って悔しがる話を書きたくて書きはじめました。
ご興味ありましたら、読んでいただけると幸せです。
感想、お気に入り登録、しおり、エールなど本当に励みになりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
なぜ、あのタイミングでカフェに女性達が現れたかというと、偶然なわけはなく、ジェリー様が手配してくれていたのだった。
ビューホ様と会う時間や場所を教えてくれと言われたのは、その為だった。
やはり2人だけで会うのは危ないものね。
ジェリー様には「あなたは冷静な判断ができていなかった」と後から叱られてしまった。
事が全て終われば、本当にそうだと思ったし猛省もした。
結局は、ジェリー様がくださった調査報告書は離婚に関しての話し合いには役に立たなかったけれど、その場に来ていた女性達が自分以外にどんな女性が被害にあっていたかを知るのには役立った。
そして、晴れて離婚が成立した私は、無事にジェリー様の家のメイドとして雇ってもらえる事になった。
もちろん、ミオナもだ。
別邸とはいえ、公爵家の家に雇われる事になったミオナは、トライト家を辞める際には、同僚達からかなり羨ましがられたらしかった。
ちなみにビューホ様は、私の提案により助かったはずだったのだけれど、慰謝料を払うから殴らせてほしいという令嬢の騎士達の手により、命に別条はなかったものの自慢の顔の形が変わってしまうまで殴られた。
さすがに治療代は女性達の家が負担したそうだけれど、ビューホ様のところには色々なところから慰謝料請求がいき、少しずつ払っていたのだそうだけれど、お金が底をついてしまい、結果、トライト家は没落し、彼はクズだと言っていた平民になった。
噂ではフィナさんを探しに行って、また、恐ろしい目にあったらしく、それからどうなったかはわからない。
自分が平民になっただけでなく、息子が失踪してしまい、シェーラ様は意気消沈していて、今となっては私に謝りたいと言っているらしい。
本心で謝りたいんじゃなくて、助けてほしいから謝りたいんだろうから、そんな話は聞かなかった事にした。
あと、ギル様は私の実家についても調べてくれていた。
私とビューホ様が別れた時は、まだ大丈夫だったのだけれど、日にちが経ち、私が去った後、お金の管理を全くできていなかった実家は、お金が底をついた事を未払いの催促で気付き、慌てて家計管理を始めたけれど時すでに遅しだった。
今は宝石などを売って何とか食いつないでいる様だけれど、私がジェリー様の家にお世話になると聞いた家族は、お金の工面をしてもらう為か、何とか私と連絡を取ろうとしてきた。
もちろん、公爵家の門番が侵入を許すわけもなく、門前払いされているそう。
送られてきた手紙に対しては一通目にだけ返事を返し、二通目以降に関しては受け取り拒否をした。
このままいけば、私の実家も没落してしまうだろうと思われる。
そして、私の方にも色々な変化があった。
日にちが経つということは、それだけ、私とジェリー様が関わる時間も増えたという事。
ジェリー様は私を専属メイドにしてくださり、スイーツの店に連れて行っては私と一緒に食べる事を望まれた。
今までは男性がスイーツだなんて…、と思われるのが嫌で遠慮していたみたいだった。
ただ、専属メイドだからといって、一緒にスイーツを食べたりするのは違うと思っていたけれど、命令なので拒否も出来なかった。
そして、今日のティータイムの時間はチーズケーキが美味しいというカフェにやって来ていた。
「ラノア、君に話したい事がある」
私の立場が平民になった事もあり、ジェリー様は私の事をラノアと呼ぶ様になっていた。
「何でしょう」
「……母上と父上から話をされたんだが」
「……はい」
なぜだか言いにくそうにしてるジェリー様が珍しくて首を傾げると、白い頬を少しだけ赤くして言う。
「君を養女にしたいという人達がいて…」
「私をですか!?」
「ああ。今のままでは君が平民扱いだからと…」
「……私は平民でもかまいませんが…。ジェリー様のおかげで、平民では考えられない暮らしをさせてもらっていますし…」
「いや、だから、その。そのままでは、貴族と結婚できないだろう?」
ああ。
イシュル公爵夫妻は私がまだ若いから、貴族との縁談を考えてくださっているのね。
「有り難い申し出ですが、私はもう結婚するつもりはありま」
「ちょっ、最後まで聞いてくれ」
「……はい」
ジェリー様は視線を彷徨わせた後、小さな声で言う。
「父上と母上は、俺が君と結婚する事を望んでいる」
「は…、はい!?」
思いもよらない発言に、大きな声で聞き返してしまった。
「迷惑だという事はわかっているが、その、俺にとって君は一緒にいて楽で…、その…」
「………」
もしかして、ジェリー様も私との結婚を望んでくださっているの…?
年下にはあまり興味はなかったし、雇い主な上に公爵令息相手に恋愛感情などなかったのだけど、ジェリー様からの申し出を断る、決定的な理由も思い浮かばなかった。
それに、私の事を意識してくれていたから、色々と動いてくれたのだと思えば納得もいく。
何の見返りもなく動くのも優しさだけれど、公爵令息なら多少の狡猾さも必要よね…。
「ジェリー様」
「……ん?」
「私には大した事はできません。それでも、ジェリー様にとって、私は必要な存在ですか?」
同情だと言われてしまうかもしれない。
けれど、どうしても気になって聞いてしまった。
「だから言ってるんだが…。普通、なんとも思ってなかったら、ここまでしないだろ」
照れくさそうにするジェリー様を見て微笑む。
「では、ご迷惑でなければ、よろしくお願い致します」
「迷惑だったら言わない」
「失礼しました」
不機嫌そうな顔をしたジェリー様に謝った後、今度は頭を下げてお願いする。
「本当に光栄です。よろしくお願い致します」
1人で生きていくのも悪くない。
けれど、私の場合はやっぱり、誰かに必要とされていたい。
そして、その誰かがジェリー様であるなら、この上ない幸せだと思った。
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長編でじっくり書くつもりでしたが、上手くまとまらず、短編に変更してしまい申し訳ございませんでした。
もしかすると、引き下げて新たに書き直すやもしれません…。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
そして、本作を完結と共に新作を投稿開始しました。
「ご要望通り幸せになりますね!」
になります。
テンプレ婚約破棄になりますが、外見や噂で判断する人間達が相手の本当の姿を知って悔しがる話を書きたくて書きはじめました。
ご興味ありましたら、読んでいただけると幸せです。
感想、お気に入り登録、しおり、エールなど本当に励みになりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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