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あれから私は、勉強や刺繍などをして過ごした。
今日はクラウスと王宮に行く日。
比較的、王都に近い領地に住んでいた私達は、日帰りで王宮に向かう。
王都に行くには隣のリーベル領を通過する為、今の私はリーベル公爵家に向かっている。
クラウスと一緒に王都に向かう予定だ。ちなみに、王都はプラメル領から見て北東に位置をしている。
「おはよう、リリアーナ」
「おはよう。クラウス」
馬車の中では、二人とも無言だった。私は、かなり緊張をしていた。
馬車が王宮に着いた。
私達は案内をされて、陛下と王太子殿下が居る室内に通された。中には、陛下と王太子殿下しかいない。
私達も含めて四人だけになった。
サラ達には、廊下で待ってもらった。
私達は陛下達の前まで進む。
クラウスが口を開いた。
「陛下、王太子殿下。私の婚約者のリリアーナ・プラメル嬢を連れて参りました」
陛下が答えた。
「うむ。ご苦労であった。プラメル嬢、名を名乗って良いぞ」
「プラメル伯爵家の長女。リリアーナ・プラメルと申します。よろしくお願いいたします」
「ステファン・ライングドールだ。よろしく頼むのお」
陛下が名を名乗ると続けて隣にいた王太子殿下も名乗った。
「フィリップ・ライングドールと申します。よろしくお願いいたします」
挨拶が終わると、陛下が話を始めた。
「今日来てもらったのは挨拶と、これからクラウスの隣に立つ覚悟を問いたいのじゃ」
私は、陛下の目を見て話を聞く。
「リリアーナ嬢は、この国の初代国王アルバート陛下とその王妃、精霊エミリア様の話を知っているかのお」
「本で読んだことあります。図書室で本を一冊取った時に、たまたま隣にあったものが落ちて来て手に取りました」
陛下の瞳が揺らいだ気がしたが、そのまま陛下は話の続きを話してきた。
「そうか、知っておったか。あれは、実話でのお。この国の王は、金髪青目の者しか王になれんのじゃ。今から、三百年程昔だったかのお。王家に金髪青目の男の子が、一人も生まれ無かったのじゃ。当時の王は仕方なく一人息子で、茶髪で青目の自分の息子に王位を譲った」
陛下は、いったん呼吸を置いてから話を始めた。
「即位してすぐに大地震が起こったのじゃ。たくさんの人々が亡くなった。当時、国の頂点にいた人達は、慌ててリーベル公爵家の長男だった、金髪青目の青年に即位をさせた」
陛下の目が、しっかりと私を捉えた。
「今私の息子は三人居るが、金髪青目の子どもは、フィリップのみじゃ。フィリップの次に王位を継ぐ事が出来るのは、現在のリーベル公爵じゃ。そしてクラウス。それからユリアスになる。現在この国の金髪青目の人間は、私も含め五人しかおらんのじゃ。リーベル公爵は、もしフィリップに何かあっても、王位を継がないと言っておった。となると、クラウスになる可能性もある。そしてフィリップが王になったとしても、フィリップ達に金髪青目の子どもが生まれなければ、君達の子どもがフィリップの次の王となるかもしれん。クラウスの隣に立つ覚悟はあるか」
私は、陛下の方を真っ直ぐ見つめて答えた。
「あります。クラウス様の隣にいたいです」
それを聞いた陛下は、クラウスの方を見て頬を緩ませた。
「良かったのお、クラウス。それからリリアーナ嬢、もう楽にして良い。大事な話は終わったからのお」
私の心臓は、緊張で締め付けられたような感覚をしていたが、心が少し落ち着いた。
今日はクラウスと王宮に行く日。
比較的、王都に近い領地に住んでいた私達は、日帰りで王宮に向かう。
王都に行くには隣のリーベル領を通過する為、今の私はリーベル公爵家に向かっている。
クラウスと一緒に王都に向かう予定だ。ちなみに、王都はプラメル領から見て北東に位置をしている。
「おはよう、リリアーナ」
「おはよう。クラウス」
馬車の中では、二人とも無言だった。私は、かなり緊張をしていた。
馬車が王宮に着いた。
私達は案内をされて、陛下と王太子殿下が居る室内に通された。中には、陛下と王太子殿下しかいない。
私達も含めて四人だけになった。
サラ達には、廊下で待ってもらった。
私達は陛下達の前まで進む。
クラウスが口を開いた。
「陛下、王太子殿下。私の婚約者のリリアーナ・プラメル嬢を連れて参りました」
陛下が答えた。
「うむ。ご苦労であった。プラメル嬢、名を名乗って良いぞ」
「プラメル伯爵家の長女。リリアーナ・プラメルと申します。よろしくお願いいたします」
「ステファン・ライングドールだ。よろしく頼むのお」
陛下が名を名乗ると続けて隣にいた王太子殿下も名乗った。
「フィリップ・ライングドールと申します。よろしくお願いいたします」
挨拶が終わると、陛下が話を始めた。
「今日来てもらったのは挨拶と、これからクラウスの隣に立つ覚悟を問いたいのじゃ」
私は、陛下の目を見て話を聞く。
「リリアーナ嬢は、この国の初代国王アルバート陛下とその王妃、精霊エミリア様の話を知っているかのお」
「本で読んだことあります。図書室で本を一冊取った時に、たまたま隣にあったものが落ちて来て手に取りました」
陛下の瞳が揺らいだ気がしたが、そのまま陛下は話の続きを話してきた。
「そうか、知っておったか。あれは、実話でのお。この国の王は、金髪青目の者しか王になれんのじゃ。今から、三百年程昔だったかのお。王家に金髪青目の男の子が、一人も生まれ無かったのじゃ。当時の王は仕方なく一人息子で、茶髪で青目の自分の息子に王位を譲った」
陛下は、いったん呼吸を置いてから話を始めた。
「即位してすぐに大地震が起こったのじゃ。たくさんの人々が亡くなった。当時、国の頂点にいた人達は、慌ててリーベル公爵家の長男だった、金髪青目の青年に即位をさせた」
陛下の目が、しっかりと私を捉えた。
「今私の息子は三人居るが、金髪青目の子どもは、フィリップのみじゃ。フィリップの次に王位を継ぐ事が出来るのは、現在のリーベル公爵じゃ。そしてクラウス。それからユリアスになる。現在この国の金髪青目の人間は、私も含め五人しかおらんのじゃ。リーベル公爵は、もしフィリップに何かあっても、王位を継がないと言っておった。となると、クラウスになる可能性もある。そしてフィリップが王になったとしても、フィリップ達に金髪青目の子どもが生まれなければ、君達の子どもがフィリップの次の王となるかもしれん。クラウスの隣に立つ覚悟はあるか」
私は、陛下の方を真っ直ぐ見つめて答えた。
「あります。クラウス様の隣にいたいです」
それを聞いた陛下は、クラウスの方を見て頬を緩ませた。
「良かったのお、クラウス。それからリリアーナ嬢、もう楽にして良い。大事な話は終わったからのお」
私の心臓は、緊張で締め付けられたような感覚をしていたが、心が少し落ち着いた。
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