俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛

ラヴ KAZU

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第十二章 お前を取り戻す

みゆ、俺についてこい

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「海綺麗だな、東京じゃあ、絶対見れない景色だよな」

「そうですね」

廉也さんは私の方に振り向くと、私の手を引き寄せた。

「みゆ、俺はお前を諦められない、みゆの気持ちは北山にあるのは知ってる」

「えっ?」

「俺が東京に連れて帰ろうと手を差し伸べた時、北山の後ろに隠れたみゆを見て、すげえショックだった。一旦は諦めようとしたんだが、駄目だった。
俺の人生にみゆがいないなんてありえねえから」

私も廉也さんが好き、北山先生は尊敬してるし、いつも助けてくれて感謝はしているけど、恋愛対象ではない。

「みゆ、俺に惚れろ、俺についてこい」

廉也さんは私を抱き寄せ、そして唇が重なった。

久しぶりの廉也さんとのキス。

舌が絡み合い、お互いに相手を求め合った。

濃厚なキスは何度も何度も、離れては求めあい続いた。

その時廉也さんのスマホが鳴った。

「はい、桂木です」

「廉也、お父様が容態急変で、早く東京に戻って」

慌てた様子で連絡してきたのはゆかりだった。

「わかった、すぐ戻る」

廉也はスマホを切った。

「みゆ、親父の容態が急変したらしい、取り敢えず俺一人で東京に戻る、落ち着いたら必ず迎えに来るから、健志の側に居させて貰ってくれ」

「わかりました」

二人で北山先生の元に向かった。

「健志、親父の容態が急変した、今、ゆかりが連絡をくれた、俺はすぐ東京へ戻る」

「わかった」

「みゆにやり直す許可を貰った、だが、今は俺が一人で東京へもどる、だから、みゆを頼む、必ず迎えに来るから」

「みゆちゃんは大丈夫なの?」

「はい、今の私の精神状態や体調だと廉也さんと一緒に東京へ戻っても、迷惑になると思うので、もうしばらくここに居させてください」

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