俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

ラヴ KAZU

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第十九章 佐伯龍が好き

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私が祐志さんと知り合った時、ちょっと強引な部分に惹かれて、好きになった。

でもそのあと極道である工藤さんに巡り合って、私は工藤さんを選んでしまった。

それなのに、工藤さんは私を助けるためにこの世を去った。

祐志さんはそんな私を側においてくれて、いつでも守ってくれた。

そんな矢先、私を守るために祐志さんは大怪我を負った。

この時、祐志さんが元極道である佐伯龍であると知った。

祐志さんは私の前では時折佐伯龍が出て、気を許してくれていた。

そんな佐伯龍に密かに惹かれ始めていた。

そんな時、極道である仁さんが現れた。

祐志さんは私が工藤さんを愛し、仁さんにも心惹かれていると思い込んでいた。

でも私は祐志さんの妻で、お腹の子供の母親の責任から、祐志さんへの気持ちを、

貫き通す覚悟をしていたのに……




祐志さんとの子供はこの世に生まれてくることはなかった。

私の中で何かが弾けて飛び散った。

祐志さんの我慢していた気持ち、堪えていた思い、極道佐伯龍が見え隠れした瞬間、

私は佐伯龍に対する気持ちが大きくなった。

でも、祐志さんは子供を無くした私に対して、服部祐志としての人生を歩んでいく決意を固めた。

佐伯龍と服部祐志は同じ人物なのに、性格も私に対する気持ちも全てが違う。

私のために服部祐志として生きてくれているのに、私は気づき始めていた、佐伯龍を愛し始めていることを……

私は祐志さんの抱擁に感じている。

でも身体が求めている、佐伯龍を……

私は祐志さんに抱かれているのに「龍」と口にしてしまった。

「まゆ」

私は溢れる思いを口にした。

「龍が好き」

祐志さんの子供を無くした今、龍への封印していた思いが爆発した。

私は言ってはいけないことを言ってしまった。

「佐伯龍に戻って」

「まゆ」


「あっ、ごめんなさい、私、なんてことを、わすれて」

でも次の瞬間、祐志さんは上半身裸になり、私を抱いた。

激しく、野獣のように、もとめられた。

「まゆ、後ろから抱かせろ」

今までにない体位で私を求めた。

「俺の名前を呼べ」

「祐志さん」

「俺は佐伯龍だ」

「龍、龍」

私は龍の名前を呼び続けた。




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