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22 初めての相棒
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「あのね、私、〈鑑定〉のスキルを持っているの……」
「お、お嬢様っ!」
プラムは、私の言葉に驚いて、大男の腕に抱かれた私を取り返そうと手を伸ばした。
髭のゲンクは、しかつめらしい顔でそっと私をプラムの腕に返すと、小さなため息を吐いた。
「やっぱりそうだったか……。お前さんがこの杖を見るとき、魔力が流れているのを感じたから、まさかとは思ったが……つまり、この杖は、お前さんから見ると良いモノなんだな?」
私は頷いて言った。
「うん。この杖はね、魔力が90以下の人には、扱えないの。たぶん、魔力操作が難しそうだから、魔力が高い人でも、扱いにくいでしょうね。でも、〈連弾〉っていう特殊能力を持っているの。これって、一回の魔法で、連続攻撃ができるんでしょう?」
ゲンクさんは、呆れたような顔で思わず頭を抱えてしまった。
「そ、そんなことまで見えるのか……おい、おい、それって、鑑定の能力を超えているんじゃねえか?」
ゲンクさんにそう言われて、私はハッとした。
そういえば、私の鑑定の能力って、ステータス画面には表記されていないのよね。今考えると、これは少し、いや、かなりおかしい。そもそも鑑定って、どの魔法に属しているの?かなり魔法の知識が増えてきた今では、なんとなく無属性魔法の〈魔力感知〉に近いように思えるんだけど……。後で調べてみなくては。
「……あのね、他の人の鑑定がどんなものか知らないから、よく分からないわ。でも、私がさっき言ったことはちゃんと書いてあったから、間違いはないよ」
私は、そう答えるのが精いっぱいだった。
「そうか……いや、いいんだ、ありがとうよ。しかし、驚いたな。お嬢ちゃん、この能力は絶対人に言っちゃだめだぞ。特に、商人や貴族にはな」
「うん。おじさんも言わないでね」
「ああ、約束する。ただ、これはお願いだから、嫌なら断って良いが、たまにここに来て、俺が作ったものを鑑定してくれないか? もちろん、代金はちゃんと払う」
私は髭面を見上げて、にっこり微笑んだ。
「いいよ。見てあげる」
髭面がメロメロになって溶けていった。そして、思わず私に手を伸ばそうとしたが、プラムが鬼のような顔で私を抱き寄せるのを見て、諦めた。
「ありがとうよ。じゃあ、約束だ、この杖はお前さんにやる」
「わあ、やったあ、ありがとう。私、千グルしか持ってないけど、それでいい?」
ゲンクさんはニコニコしながら首を振った。
「代金はいらねえ。あんなすごい能力を見せてもらったんだ。それに、これからもときどきアドバイスをもらえるからな、そのお礼だ」
おお、髭面のいかついおじさんは、とっても良い人でした。この店に来てよかったね。
♢♢♢
その後、私たちはおばあちゃんへのお土産を探したんだけど、市場の近くにある小さなお菓子屋さんで思いがけないものを見つけた。
「あれ? これって……」
「お嬢様、どうしました? この茶色い板のようなものが何か……?」
「あの、すみません、これ一つください」
私は、ドキドキしながらプラムに返事をするのも忘れて、店員のおばさんに言った。
「はいはい、ブランメルね。これは、うちのオリジナルなのよ。とっても甘くておいしいわよ。二十グルね」
おばさんはそう言いながら、一辺七センチほどの正方形で、厚さが一センチの薄茶色で固い板のようなものを紙袋に入れて手渡した。私は、銀貨を一枚渡してお釣りをもらうと、すぐにその板を取り出して、パキッと半分に割った。
「はい、プラム、食べてみて……すぐに嚙むんじゃなくて、しばらく口の中に入れていると柔らかくなると思うから……」
プラムは不思議そうにその板状のものを受け取って、恐る恐る口に入れた。
「あら、お嬢ちゃん、ブランメルを食べたことがあるのかい?」
「ううん、このせか、じゃなくてこの街では初めてよ。でも、これに似たイチゴ飴は食べたことがあるわ」
私は、その板状のお菓子が〝キャラメルもどき〟だとにらんだのだ。そして、自分も半分を口に入れてみて確信した。間違いなくキャラメルもどきだった。
もどきって言ったのは、前世で食べたキャラメルは砂糖と生クリームと蜂蜜を混ぜて火にかけて溶かし、練り上げたものが基本だが、今食べているのは、おそらく砂糖と牛乳を混ぜて溶かし、あまり練らずに冷やしたものだと思われるからだ、タフィーに近いかもしれない。
「あ、やわらきゃくなっへきまひた」
プラムが口いっぱいの状態でそう報告してきた。
「ふふふ……うん、おいしいね。おばあちゃんのお土産、これにしようか」
プラムも賛成したので、おばあちゃん用に三枚、自分用に二枚買った。プラムも自分用に三枚買った。
その後、私たちは古着屋さんに行った。この世界は新しい服を買うとバカ高い(まあ、全部手作りだから仕方ないけどね)。ましてや、オーダーメイドなど貴族か金持ちの商人くらいしか利用しない。一般市民は、おもに古着を補正したり、修繕したりして普段着にしているのだ。
「う~ん、どっちがいいかな…ねえ、プラム、どっちがいいと思う?」
私は、ほぼ同じデザインで、色違いの子ども用のポンチョ二つを手にして迷っていた。おそらく雨具として作られたのだろう。でも、私はそれを〝魔法使いのローブ〟に見立てた。本物のローブは、高くてまだ買えないから、せめて気分だけでも味わいたかったのだ。
「お嬢様には青の方がお似合いだと思います」
プラムの答えに、私は頷いて空色のポンチョに決めた。私が羽織ると、丈はちょうど膝の下くらいまでになるから、フード付きのローブに見えないこともないだろう。
「あ、これ、プラムに着てほしい。絶対似合うから、ね?」
私は、プラム用に大人用の服を見ていたが、ふと、あるパンツに目が留まった。それは、黒い木綿地で、おそらく乗馬用に作られたと思われる裾が膨らんで膝下くらいの丈のパンツだった。
どうしてそれが気に入ったって? ふふん、だってこれを履いたら、きっと忍者みたいに見えると思うのよ。上着も黒にすれば、〝くノ一プラム〟の出来上がり、ってわけ、かっこいいと思わない? え、プラムがかわいそう? あ……うん、そうだね……私、ちょっと調子に乗りすぎてた。ごめんね、プラム。
「なるほど、これは作業着にいいかもしれませんね」
「あ、あの、プラム、気に入らないなら買わなくていいからね」
私の言葉に、プラムはきょとんとした顔で私を見た。
「いいえ、気に入りました。やはりメイド服で畑仕事や、馬の世話をするのは汚れが気になりますから。これなら、上にブラウスとエプロンを着ければ、普段のメイド服としても使えると思います」
さすが、プラム。頭脳明晰で柔軟な考え方もできる、私にとってこれ以上望めない優秀なメイドだ。
それから、私たちは下着類をたくさん買って店を出た。そろそろ約束の時間になる。急いで宿に戻ろう。
♢♢♢
宿の戻ってみると、すでにお父さんたちは帰っていて、部屋で待っていた。
「おお、お帰り」
「お帰りなさい。あら、その顔だと良い買い物ができたみたいね」
「ただいま。うん、すごく良かった、ね、プラム。お父さんたちはどうだったの?」
そんなわけで、部屋の中では、お互いの今日の戦利品の品評会が始まった。お父さんたちも、それぞれほしいと思っていた物が買えたようだ。お父さんは、探索用のポーチやナイフケースが付いた革のベルト。お母さんは、畑仕事用の古着のサロペットと鍬だ。
「それとね、ふふふ……リーリエちゃんとプラムが一番喜ぶものも買っちゃった。明日の朝、出発前に取りに行く予定よ」
「え、何? ま、まさか、ベッドとか……」
「大当たりぃ! ふふ……雑貨屋さんに寄ってみたら、ちょうど古くなって在庫処分にする予定のベッドがあったのよ、ラッキーよね。だから、迷わず買ったの」
「すごく嬉しいけど、高かったんじゃない?」
「それが、値引きもしてくれて、なんと三千グルで買えたのよ」
(おお、それはお買い得だよ。やったね、これで冬になっても凍えることはないね)
そして、その日の一番の話題は、やはり、私がタダで手に入れた《スノーディアワンド》だった。手に入れた経緯を正直に話したら、お父さんもお母さんも微妙な顔になっていたけどね。
ともあれ、こうしてイルクスの街への初めての旅は、とても楽しく有意義なものになった。そして、私は初めての相棒となる杖を手に入れたのだった。
「お、お嬢様っ!」
プラムは、私の言葉に驚いて、大男の腕に抱かれた私を取り返そうと手を伸ばした。
髭のゲンクは、しかつめらしい顔でそっと私をプラムの腕に返すと、小さなため息を吐いた。
「やっぱりそうだったか……。お前さんがこの杖を見るとき、魔力が流れているのを感じたから、まさかとは思ったが……つまり、この杖は、お前さんから見ると良いモノなんだな?」
私は頷いて言った。
「うん。この杖はね、魔力が90以下の人には、扱えないの。たぶん、魔力操作が難しそうだから、魔力が高い人でも、扱いにくいでしょうね。でも、〈連弾〉っていう特殊能力を持っているの。これって、一回の魔法で、連続攻撃ができるんでしょう?」
ゲンクさんは、呆れたような顔で思わず頭を抱えてしまった。
「そ、そんなことまで見えるのか……おい、おい、それって、鑑定の能力を超えているんじゃねえか?」
ゲンクさんにそう言われて、私はハッとした。
そういえば、私の鑑定の能力って、ステータス画面には表記されていないのよね。今考えると、これは少し、いや、かなりおかしい。そもそも鑑定って、どの魔法に属しているの?かなり魔法の知識が増えてきた今では、なんとなく無属性魔法の〈魔力感知〉に近いように思えるんだけど……。後で調べてみなくては。
「……あのね、他の人の鑑定がどんなものか知らないから、よく分からないわ。でも、私がさっき言ったことはちゃんと書いてあったから、間違いはないよ」
私は、そう答えるのが精いっぱいだった。
「そうか……いや、いいんだ、ありがとうよ。しかし、驚いたな。お嬢ちゃん、この能力は絶対人に言っちゃだめだぞ。特に、商人や貴族にはな」
「うん。おじさんも言わないでね」
「ああ、約束する。ただ、これはお願いだから、嫌なら断って良いが、たまにここに来て、俺が作ったものを鑑定してくれないか? もちろん、代金はちゃんと払う」
私は髭面を見上げて、にっこり微笑んだ。
「いいよ。見てあげる」
髭面がメロメロになって溶けていった。そして、思わず私に手を伸ばそうとしたが、プラムが鬼のような顔で私を抱き寄せるのを見て、諦めた。
「ありがとうよ。じゃあ、約束だ、この杖はお前さんにやる」
「わあ、やったあ、ありがとう。私、千グルしか持ってないけど、それでいい?」
ゲンクさんはニコニコしながら首を振った。
「代金はいらねえ。あんなすごい能力を見せてもらったんだ。それに、これからもときどきアドバイスをもらえるからな、そのお礼だ」
おお、髭面のいかついおじさんは、とっても良い人でした。この店に来てよかったね。
♢♢♢
その後、私たちはおばあちゃんへのお土産を探したんだけど、市場の近くにある小さなお菓子屋さんで思いがけないものを見つけた。
「あれ? これって……」
「お嬢様、どうしました? この茶色い板のようなものが何か……?」
「あの、すみません、これ一つください」
私は、ドキドキしながらプラムに返事をするのも忘れて、店員のおばさんに言った。
「はいはい、ブランメルね。これは、うちのオリジナルなのよ。とっても甘くておいしいわよ。二十グルね」
おばさんはそう言いながら、一辺七センチほどの正方形で、厚さが一センチの薄茶色で固い板のようなものを紙袋に入れて手渡した。私は、銀貨を一枚渡してお釣りをもらうと、すぐにその板を取り出して、パキッと半分に割った。
「はい、プラム、食べてみて……すぐに嚙むんじゃなくて、しばらく口の中に入れていると柔らかくなると思うから……」
プラムは不思議そうにその板状のものを受け取って、恐る恐る口に入れた。
「あら、お嬢ちゃん、ブランメルを食べたことがあるのかい?」
「ううん、このせか、じゃなくてこの街では初めてよ。でも、これに似たイチゴ飴は食べたことがあるわ」
私は、その板状のお菓子が〝キャラメルもどき〟だとにらんだのだ。そして、自分も半分を口に入れてみて確信した。間違いなくキャラメルもどきだった。
もどきって言ったのは、前世で食べたキャラメルは砂糖と生クリームと蜂蜜を混ぜて火にかけて溶かし、練り上げたものが基本だが、今食べているのは、おそらく砂糖と牛乳を混ぜて溶かし、あまり練らずに冷やしたものだと思われるからだ、タフィーに近いかもしれない。
「あ、やわらきゃくなっへきまひた」
プラムが口いっぱいの状態でそう報告してきた。
「ふふふ……うん、おいしいね。おばあちゃんのお土産、これにしようか」
プラムも賛成したので、おばあちゃん用に三枚、自分用に二枚買った。プラムも自分用に三枚買った。
その後、私たちは古着屋さんに行った。この世界は新しい服を買うとバカ高い(まあ、全部手作りだから仕方ないけどね)。ましてや、オーダーメイドなど貴族か金持ちの商人くらいしか利用しない。一般市民は、おもに古着を補正したり、修繕したりして普段着にしているのだ。
「う~ん、どっちがいいかな…ねえ、プラム、どっちがいいと思う?」
私は、ほぼ同じデザインで、色違いの子ども用のポンチョ二つを手にして迷っていた。おそらく雨具として作られたのだろう。でも、私はそれを〝魔法使いのローブ〟に見立てた。本物のローブは、高くてまだ買えないから、せめて気分だけでも味わいたかったのだ。
「お嬢様には青の方がお似合いだと思います」
プラムの答えに、私は頷いて空色のポンチョに決めた。私が羽織ると、丈はちょうど膝の下くらいまでになるから、フード付きのローブに見えないこともないだろう。
「あ、これ、プラムに着てほしい。絶対似合うから、ね?」
私は、プラム用に大人用の服を見ていたが、ふと、あるパンツに目が留まった。それは、黒い木綿地で、おそらく乗馬用に作られたと思われる裾が膨らんで膝下くらいの丈のパンツだった。
どうしてそれが気に入ったって? ふふん、だってこれを履いたら、きっと忍者みたいに見えると思うのよ。上着も黒にすれば、〝くノ一プラム〟の出来上がり、ってわけ、かっこいいと思わない? え、プラムがかわいそう? あ……うん、そうだね……私、ちょっと調子に乗りすぎてた。ごめんね、プラム。
「なるほど、これは作業着にいいかもしれませんね」
「あ、あの、プラム、気に入らないなら買わなくていいからね」
私の言葉に、プラムはきょとんとした顔で私を見た。
「いいえ、気に入りました。やはりメイド服で畑仕事や、馬の世話をするのは汚れが気になりますから。これなら、上にブラウスとエプロンを着ければ、普段のメイド服としても使えると思います」
さすが、プラム。頭脳明晰で柔軟な考え方もできる、私にとってこれ以上望めない優秀なメイドだ。
それから、私たちは下着類をたくさん買って店を出た。そろそろ約束の時間になる。急いで宿に戻ろう。
♢♢♢
宿の戻ってみると、すでにお父さんたちは帰っていて、部屋で待っていた。
「おお、お帰り」
「お帰りなさい。あら、その顔だと良い買い物ができたみたいね」
「ただいま。うん、すごく良かった、ね、プラム。お父さんたちはどうだったの?」
そんなわけで、部屋の中では、お互いの今日の戦利品の品評会が始まった。お父さんたちも、それぞれほしいと思っていた物が買えたようだ。お父さんは、探索用のポーチやナイフケースが付いた革のベルト。お母さんは、畑仕事用の古着のサロペットと鍬だ。
「それとね、ふふふ……リーリエちゃんとプラムが一番喜ぶものも買っちゃった。明日の朝、出発前に取りに行く予定よ」
「え、何? ま、まさか、ベッドとか……」
「大当たりぃ! ふふ……雑貨屋さんに寄ってみたら、ちょうど古くなって在庫処分にする予定のベッドがあったのよ、ラッキーよね。だから、迷わず買ったの」
「すごく嬉しいけど、高かったんじゃない?」
「それが、値引きもしてくれて、なんと三千グルで買えたのよ」
(おお、それはお買い得だよ。やったね、これで冬になっても凍えることはないね)
そして、その日の一番の話題は、やはり、私がタダで手に入れた《スノーディアワンド》だった。手に入れた経緯を正直に話したら、お父さんもお母さんも微妙な顔になっていたけどね。
ともあれ、こうしてイルクスの街への初めての旅は、とても楽しく有意義なものになった。そして、私は初めての相棒となる杖を手に入れたのだった。
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