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66 勇者パーティ決定
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「ふむ、わしらはここに出てくるつもりはなかったのだ。二階の部屋から眺めておったのだが、もう、試験は終わったようだし、どうするかのう」
ボーゼス王国のオルセン侯爵が、とぼけた様子で言った。
「まだ、終わってはおりません、侯爵様」
ブレンダ・ボーグがそう言ってリオンとロナンに目を向けた。
「ロナン殿のあの攻撃を防げなければ、私も勇者パーティに加わる資格はありません。ロナン殿、お願いいたす」
「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」
「うむ、それでこそ、ブレンダだ。健闘を祈るぞ」
侯爵はそう言うと、セドル伯爵とともに二階の部屋へ去っていった。一人残ったガーランド王国第二王子トーラスは、リオンに問いかけた。
「リオン殿、妹のイリスにも何か試験があるのか? イリスがこの場に呼ばれた理由が分からぬのだが……」
王子の問いにリオンは頷いて答えた。
「はい、あります。もちろん戦闘ではありません。試験というより、課題と言った方が良いでしょうか。ブレンダさんの試験の後、お話します」
「分かりました。お兄様、心配なさらないで。私は大丈夫です」
「うむ、そうか。では、また後でな」
トーラス王子は、安心したように微笑むと、侯爵たちの後を追って去っていった。
♢♢♢
「では、始めます。内容はガーネットさんの時と同じです。ブレンダさん、よろしいですか?」
鍛錬場の中央で向かい合った二人の間で、リオンが問いかける。
「うむ、相分かった」
ブレンダ・ボーグは頷いて、携えていた奇妙な形の盾を前に出した。その盾は、大きなX字型の金属の板の中央に丸く膨らんだ盾を取り付けたものだった。
(なるほど…よく考えられた盾だな。槍や飛んでくる岩、矢などは、あの中央の膨らんだ部分で受け流し、剣はV字の部分で受けてひねるのか。もしかしたら、あの盾を回転させて武器にするのかもしれない……厄介だな)
ロナンは、ブレンダの盾を見て心の中で感心していた。
「では、双方、構えっ……始めっ!」
リオンの声とともに戦いは始まった。だが、ガーネットの時のように、ロナンはいきなり動き出すことはしなかった。まずは、ブレンダの出方を見ようと思ったのである。
「ふ…来ないか……ならば……」
ブレンダは、ロナンの動きを見ながら小さくつぶやいた。そして、一瞬その長身の体を深く沈めると、次の瞬間、信じられない身軽さで高く跳躍したのである。
「うわっ」
片手で軽々と振り下ろされた木製の大剣を、ロナンは危うくかわして横に移動した。ズドンッ、という音とともに、ロナンがいた場所の土が大きくえぐられ、穴が開いた。恐らく、剣に何か〝闘気〟のようなものを纏(まと)わせていたのだろう、普通なら木剣が折れてしまうほどの威力だった。
(なんという身体能力とパワーだ……これがS級冒険者の力か)
審判役のリオンは、驚くとともに、心が沸き立つような喜びも感じていた。
ロナンも同じ気持ちなのか、楽しげな顔で再び動き出した。右に左に、上に下に、得意のスピードと身体能力で動き回り、ブレンダの防御の隙を狙って木剣をふるった。しかし、ブレンダの反射神経も、やはり人間の能力を超えていた。体勢を崩されながらも、何とかロナンの剣を間一髪でかわし、盾で弾いていた。
(くっ……なんという速さだ…いかん、このままでは、そのうちやられる)
ブレンダも必死だった。これほど動きの速い敵に対したのは初めてだった。ブレンダは、ここで、とっておきの防御兼攻撃の必殺技を繰り出した。これこそが、彼女を十年間闘技場のチャンピオンとして君臨させ、S級冒険者たらしめたオリジナル技だった。
ブレンダの盾がゆっくりと回転を始める。やがて、それは彼女の体の周囲を囲うように回り始め、彼女自身も大剣を横に突き出したまま回り始めたのである。そして、その危険な回転体は鍛錬場の中を縦横無尽に移動し始めたのだ。
これには、リオンも逃げ惑うしかなかった。当然、ロナンも手の出しようがなく、ただぶつからないように逃げるのが精いっぱいだった。
「勝負ありっ!」
リオンは、鍛錬場の施設が破壊される前に、大きな声で宣言した。
回転していたブレンダが動きを止め、その場に片膝をついてハアハアと肩で息をし始める。彼女にとっても、スタミナ勝負、やるかやられるかという一か八かの技だったのである。
「すごいや……手も足も出なかった。ブレンダさん、僕の完敗です」
ロナンの言葉に、ブレンダは汗の滴る顔を上げて嬉し気に微笑んだ。
「いや、こちらこそ、礼を言わせてもらおう。ここまで追い詰められたのは、まだ剣闘士になって間もない頃以来だ。勝ちを譲ってもらったが、あのままだったら、私が先に体力を使い果たして負けていたはずだ……」
ロナンはその言葉を肯定も否定もせず、微笑むだけだった。
「……もう一つ訊いてもよいか?」
「え、あ、はい、何でもどうぞ」
「そなたは、私の〝盾(シールド)スクランブル〟を止める手段を持っているのではないか?」
ブレンダの真剣な目に射すくめられたように、ロナンは逃げることができず、小さく頷いた。
「はい。止められるかどうかは分かりませんが、もし、実戦であったなら、水魔法で対抗していたと思います」
ブレンダは、あっと小さく叫んで目を見開いたが、すぐに額に手を置いて苦笑し始めた。
「あはは……やれやれ、魔法まで使えるのか。適うはずがないな」
「いや、そんなことはありませんよ……」
リオンが歩み寄りながらブレンダの言葉を否定した。
「……ブレンダさん、あなたも何か魔法のようなものを使っていましたね? あれで攻撃されたら、たぶんロナンは負けていたと思います」
ブレンダはますます楽し気に笑いながら、右手に持った木製の大剣を肩に担いだ。
「あははは……そこまで見抜かれていたか。ああ、あれは魔法じゃないと自分では思っているんだが……いつの間にか身についていたものなのだ。私は〝闘気〟と呼んでいるがね」
「闘気……不思議な感じですね。もっと調べて見たくなりました」
「うん、リオンも教えてもらいなよ。同じ大剣使いだから、きっとできるようになるよ」
三人がそうやって和気あいあいと話をしていると、二階からセドル伯爵たちが降りてきて、三人のそばに歩み寄った。
「見事な戦いであった。ブレンダ、誇りに思うぞ」
オルセン侯爵の言葉に、ブレンダは片膝をついて頭を下げ礼を言った。他の二人は拍手をしてそれを讃えた。
「リオン、これでメンバーの一人は決まったな?」
父親の問いに、リオンはしっかりと頷いてこう言った。
「はい。ブレンダさん、あなたを正式に勇者パーティの一人としてお迎えします。あなたには、主にイリスさんの護衛をしていただきます」
リオンの言葉に、ロナン以外の者たちは、少なからず驚きの表情を浮かべた。当のブレンダが戸惑ったようにリオンに尋ねた。
「リオン殿…イリス殿の護衛はもちろんやるつもりだが、私は主に勇者殿の護衛役だと思っていたぞ」
「ええ、その理由は、今は詳しくは話せませんが、後でお話します。簡単に言うと、私とロナンは〝もう一つの防御法〟を持っているということです。そしてそれは、あなたもイリスさんも鍛錬で使えるようになるかもしれない、ということです。今はこれだけしか話せません。どうか、お許しください」
セドル伯爵以外の二人の要人たちは、その理由を聞きたがったが、ある人物の命を守るためだと言われて、仕方なく引き下がった。
「そして、イリスさん……」
「は、はい、何でしょう?」
リオンは、微笑みながら続けた。
「あなたには、戦闘の試験はしませんでしたが、これから言う《課題》を三日以内にクリアしていただきます」
イリスは、初めて真剣な表情を見せて頷いた。
「分かりました」
リオンは微笑んだまま、こう告げた。
「その《課題》とは、《無詠唱魔法》の習得です」
ボーゼス王国のオルセン侯爵が、とぼけた様子で言った。
「まだ、終わってはおりません、侯爵様」
ブレンダ・ボーグがそう言ってリオンとロナンに目を向けた。
「ロナン殿のあの攻撃を防げなければ、私も勇者パーティに加わる資格はありません。ロナン殿、お願いいたす」
「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」
「うむ、それでこそ、ブレンダだ。健闘を祈るぞ」
侯爵はそう言うと、セドル伯爵とともに二階の部屋へ去っていった。一人残ったガーランド王国第二王子トーラスは、リオンに問いかけた。
「リオン殿、妹のイリスにも何か試験があるのか? イリスがこの場に呼ばれた理由が分からぬのだが……」
王子の問いにリオンは頷いて答えた。
「はい、あります。もちろん戦闘ではありません。試験というより、課題と言った方が良いでしょうか。ブレンダさんの試験の後、お話します」
「分かりました。お兄様、心配なさらないで。私は大丈夫です」
「うむ、そうか。では、また後でな」
トーラス王子は、安心したように微笑むと、侯爵たちの後を追って去っていった。
♢♢♢
「では、始めます。内容はガーネットさんの時と同じです。ブレンダさん、よろしいですか?」
鍛錬場の中央で向かい合った二人の間で、リオンが問いかける。
「うむ、相分かった」
ブレンダ・ボーグは頷いて、携えていた奇妙な形の盾を前に出した。その盾は、大きなX字型の金属の板の中央に丸く膨らんだ盾を取り付けたものだった。
(なるほど…よく考えられた盾だな。槍や飛んでくる岩、矢などは、あの中央の膨らんだ部分で受け流し、剣はV字の部分で受けてひねるのか。もしかしたら、あの盾を回転させて武器にするのかもしれない……厄介だな)
ロナンは、ブレンダの盾を見て心の中で感心していた。
「では、双方、構えっ……始めっ!」
リオンの声とともに戦いは始まった。だが、ガーネットの時のように、ロナンはいきなり動き出すことはしなかった。まずは、ブレンダの出方を見ようと思ったのである。
「ふ…来ないか……ならば……」
ブレンダは、ロナンの動きを見ながら小さくつぶやいた。そして、一瞬その長身の体を深く沈めると、次の瞬間、信じられない身軽さで高く跳躍したのである。
「うわっ」
片手で軽々と振り下ろされた木製の大剣を、ロナンは危うくかわして横に移動した。ズドンッ、という音とともに、ロナンがいた場所の土が大きくえぐられ、穴が開いた。恐らく、剣に何か〝闘気〟のようなものを纏(まと)わせていたのだろう、普通なら木剣が折れてしまうほどの威力だった。
(なんという身体能力とパワーだ……これがS級冒険者の力か)
審判役のリオンは、驚くとともに、心が沸き立つような喜びも感じていた。
ロナンも同じ気持ちなのか、楽しげな顔で再び動き出した。右に左に、上に下に、得意のスピードと身体能力で動き回り、ブレンダの防御の隙を狙って木剣をふるった。しかし、ブレンダの反射神経も、やはり人間の能力を超えていた。体勢を崩されながらも、何とかロナンの剣を間一髪でかわし、盾で弾いていた。
(くっ……なんという速さだ…いかん、このままでは、そのうちやられる)
ブレンダも必死だった。これほど動きの速い敵に対したのは初めてだった。ブレンダは、ここで、とっておきの防御兼攻撃の必殺技を繰り出した。これこそが、彼女を十年間闘技場のチャンピオンとして君臨させ、S級冒険者たらしめたオリジナル技だった。
ブレンダの盾がゆっくりと回転を始める。やがて、それは彼女の体の周囲を囲うように回り始め、彼女自身も大剣を横に突き出したまま回り始めたのである。そして、その危険な回転体は鍛錬場の中を縦横無尽に移動し始めたのだ。
これには、リオンも逃げ惑うしかなかった。当然、ロナンも手の出しようがなく、ただぶつからないように逃げるのが精いっぱいだった。
「勝負ありっ!」
リオンは、鍛錬場の施設が破壊される前に、大きな声で宣言した。
回転していたブレンダが動きを止め、その場に片膝をついてハアハアと肩で息をし始める。彼女にとっても、スタミナ勝負、やるかやられるかという一か八かの技だったのである。
「すごいや……手も足も出なかった。ブレンダさん、僕の完敗です」
ロナンの言葉に、ブレンダは汗の滴る顔を上げて嬉し気に微笑んだ。
「いや、こちらこそ、礼を言わせてもらおう。ここまで追い詰められたのは、まだ剣闘士になって間もない頃以来だ。勝ちを譲ってもらったが、あのままだったら、私が先に体力を使い果たして負けていたはずだ……」
ロナンはその言葉を肯定も否定もせず、微笑むだけだった。
「……もう一つ訊いてもよいか?」
「え、あ、はい、何でもどうぞ」
「そなたは、私の〝盾(シールド)スクランブル〟を止める手段を持っているのではないか?」
ブレンダの真剣な目に射すくめられたように、ロナンは逃げることができず、小さく頷いた。
「はい。止められるかどうかは分かりませんが、もし、実戦であったなら、水魔法で対抗していたと思います」
ブレンダは、あっと小さく叫んで目を見開いたが、すぐに額に手を置いて苦笑し始めた。
「あはは……やれやれ、魔法まで使えるのか。適うはずがないな」
「いや、そんなことはありませんよ……」
リオンが歩み寄りながらブレンダの言葉を否定した。
「……ブレンダさん、あなたも何か魔法のようなものを使っていましたね? あれで攻撃されたら、たぶんロナンは負けていたと思います」
ブレンダはますます楽し気に笑いながら、右手に持った木製の大剣を肩に担いだ。
「あははは……そこまで見抜かれていたか。ああ、あれは魔法じゃないと自分では思っているんだが……いつの間にか身についていたものなのだ。私は〝闘気〟と呼んでいるがね」
「闘気……不思議な感じですね。もっと調べて見たくなりました」
「うん、リオンも教えてもらいなよ。同じ大剣使いだから、きっとできるようになるよ」
三人がそうやって和気あいあいと話をしていると、二階からセドル伯爵たちが降りてきて、三人のそばに歩み寄った。
「見事な戦いであった。ブレンダ、誇りに思うぞ」
オルセン侯爵の言葉に、ブレンダは片膝をついて頭を下げ礼を言った。他の二人は拍手をしてそれを讃えた。
「リオン、これでメンバーの一人は決まったな?」
父親の問いに、リオンはしっかりと頷いてこう言った。
「はい。ブレンダさん、あなたを正式に勇者パーティの一人としてお迎えします。あなたには、主にイリスさんの護衛をしていただきます」
リオンの言葉に、ロナン以外の者たちは、少なからず驚きの表情を浮かべた。当のブレンダが戸惑ったようにリオンに尋ねた。
「リオン殿…イリス殿の護衛はもちろんやるつもりだが、私は主に勇者殿の護衛役だと思っていたぞ」
「ええ、その理由は、今は詳しくは話せませんが、後でお話します。簡単に言うと、私とロナンは〝もう一つの防御法〟を持っているということです。そしてそれは、あなたもイリスさんも鍛錬で使えるようになるかもしれない、ということです。今はこれだけしか話せません。どうか、お許しください」
セドル伯爵以外の二人の要人たちは、その理由を聞きたがったが、ある人物の命を守るためだと言われて、仕方なく引き下がった。
「そして、イリスさん……」
「は、はい、何でしょう?」
リオンは、微笑みながら続けた。
「あなたには、戦闘の試験はしませんでしたが、これから言う《課題》を三日以内にクリアしていただきます」
イリスは、初めて真剣な表情を見せて頷いた。
「分かりました」
リオンは微笑んだまま、こう告げた。
「その《課題》とは、《無詠唱魔法》の習得です」
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