72 / 84
71 魔王ザメロスの策略
しおりを挟む
《第三者視点》
新魔王になったオーガ・エンペラー、ザメロスは、ようやく魔物の各種族の中でうごめいていた反乱の芽をすべて摘み取り終えて、次の人間界への侵攻、そして世界征服への準備段階に入っていた。
元来、彼は頭で考えるタイプではない。圧倒的な力で、他を従えながらここまで伸(の)し上ってきた。
だから、側近には頭を使うタイプの者たちをそろえ、いろいろな段階での作戦を奏上させてきたのだ。これまではそれが功を奏して、順調に進んできた。
ところが、ここにきて、側近たちの意見の対立が目立ってきた。いや、もともと彼らはあまり仲が良くなかった。魔王のためという共通認識によって、何とか協力し合ってきたのである。
中でも、対立の中心になっているのは二人の魔族のリーダーだった。一人は、アンデッドの軍団を率いるネクロマンシーのべリシアで、彼女にはゴブリン軍団の長ブコが側近として付いていた。もう一人は、リザードマンの族長ガルスで、盟友はオーク軍を率いるラグロだった。
この日も、デッドエンドの魔王の城である巨大な洞窟の中の一室で、魔王軍の幹部が集まり、今後の計画について話し合いが行われていた。
武闘派のガルスは、すぐにでも、長年の宿敵であるガーランド王国に攻め込み、これを滅ぼしてから一気にオルドア大陸全土に侵攻するべきであると主張した。
「……もはや、我々に逆らえる人間の国などありません。魔法様、今こそご決断を」
ガルスのいつもの威勢のいい主張に、賛同する幹部たちが気勢を上げた。
「お待ちください。これまで何度も申しておりますが、勢いに任せた無謀な突進は、必ずや小賢(こざか)しい人間どもが掘った落とし穴に足元をすくわれます。まずは、人間どもを弱体化させ、抵抗する力をそぐことが急務。魔王様、どうか賢明なるご決断を」
策謀派のべリシアが声を上げ、少数派ながら、ゴブリン、コボルトなどの代表が甲高い賛成の声を上げた。
魔王ザメロスとしては、心情的には武闘派の意見に賛同していた。虫けらのような人間たちなど、力と恐怖で蹂躙すれば、ひとたまりもないだろうと高をくくっていた。だが、これまで、魔王になる過程で、べリシアの策略には何度も助けられてきた。だから、彼女の意見をむげに退けるわけにもいかなかったのである。
「それに、昨日、私の手下が気になる情報を掴んでまいりました……」
「ほお、どんな情報だ?」
「はい…プロリア公国に、〝勇者〟がうまれたという神託が下ったそうでございます」
べリシアの言葉に、部屋の中は騒然となった。
「何っ、勇者だと? それは確かな情報だろうな?」
片肘を突いて半分眠りかけていたザメロスは、体を起こしてべリシアに問うた。
「はい。ガーランドの国中にその旨が公布されていたそうでございます」
「魔王様、ご心配には及びません……」
ガルスが、べリシアを憎々し気に睨みながら言った。
「勇者と言えど、たかが人間一匹。おびき出してもらえれば、我らリザード族が必ずや討ち果たして御覧に入れましょう」
「愚かな……」
べリシアが小さな声で吐き捨てるようにつぶやいた。
「ふうむ……では、こうしようではないか。その勇者とやらがどれほどの者か、一度、ガルスの言う通りにおびき出して、戦わせてみよう。それ次第で、次の作戦を考える。それでどうだ?」
「ヒヒヒヒ……御意にございます」
「は……承知いたしました」
ガルスは自分の意見を採用されて上機嫌で、対照的にべリシアは失望したようにうなだれながら了承した。
♢♢♢
「べリシア様、いかがなさいます?」
会議が終わって、それぞれの居城へ帰る道すがら、ゴブリン族の長老ブコがべリシアに問いかけた。
「ふん…脳筋のバカは放っておいても、いずれ自滅するだろうさ……ただね、心配なのは魔王様の方さ……」
「ザメロス様が? それは、なぜでございますか?」
ベルシアはため息を吐いて口ごもっていたが、やがて低い声でこう言った。
「ブコ……これは口が裂けても漏らすんじゃないよ。あたしらは、次の魔王候補を見つけておくべきだと思うよ」
それを聞いて、ブコは驚いて立ち止まり、辺りを見回しながら声を潜めた。
「め、めったなことを言わないで下され……ふう、心臓が止まるかと思いましたわい。しかし、ベルシア様の予想は、これまで外れたことがありませんからな……ふむ、新しい魔王候補か……それこそ、ベルシア様がふさわしいのでは?」
「あはは…よしとくれ……あたしは上に立つより、裏で魔王を操る方が好きなのさ。それが、長生きのコツというものなのさ」
「フヒヒヒ……確かに、その通りでございますな」
「まあ、とりあえずは、こっちはこっちで動くしかないね」
「了解しました」
魔王軍の中の唯一の知能派の二人は、夕暮れの赤い光の中を、暗い森を目指してゆっくりと歩いていった。
そんな二人が、ヒューイット公国に姿を見せたのは、それから三日後のことだった。彼らはヒューイット伯爵の城を訪れ、伯爵と面会した。
「今日はやけに早かったな」
伯爵は窓を閉じ、ランプの穏やかな光に照らされた応接室で、不快さを隠そうともせずにそう言った。
「ふふ……前回の轍(てつ)は踏みませんわ。それなのに、伯爵様は相変わらずご機嫌がよろしくないようですわね」
「……いや、特に機嫌が悪いわけではない。私は普段からこうした顔でな。その証拠に、ちゃんとそれなりのワインを出しただろう? それで、用件は何だ?」
「ほらほら、そんなところですよ。ふふ……せっかく仲間になったのですから、もっと和やかにまいりましょうよ」
伯爵は〝仲間になったつもりはない〟と怒鳴りたくて、喉まで出かかったが、ぐっと飲みこんで言った。
「これでも和やかに話しているつもりだが? 忙しい身でな、この後も予定があるのだ」
「それは失礼しました。では、今日お伺いした理由をお話ししましょう。伯爵様は、わが主ザメロス様がオーガ・エンペラー、つまり魔王になられたことはご存じですわよね?」
「ああ、風の噂で聞いた……」
伯爵はうそをついた。本当は、使い魔を使って入念に情報を調べさせており、魔王の誕生もかなり前から知っていたのだ。
ベルシアは微笑みは浮かべたまま、真剣な目になり背筋を伸ばした。
「では、盟約通り、魔王様のために協力していただけますわね?」
「中身次第だな。協力はするが、全面的な服従は、魔王が世界を征服した後、と言ったはずだ。リスクが大きすぎる協力はできかねる」
「はい、承知しております。なに、簡単な仕事ですわ。ふふ……」
ベルシアはそう言うと、伯爵への依頼を説明した。
「……近々、魔王軍の幹部の一人、リザード族のガルスがガーランド王国に攻め込みます。これには、他の魔王軍もかなりの数助成するはずです。狙いは、プロリアに生まれたという勇者をおびき出すこと……」
ヒューイット伯爵は内心動揺した。それは、魔王軍が早くも勇者の誕生を聞きつけていたことと、勇者をおびき出してどんな策を用いるのか、不安を覚えたからである。
ベルシアは、伯爵の心の動揺を見透かすように、少し口元に笑みを浮かべながら続けた。
「……ガルスは、おびき出した勇者と戦って勝つつもりですけど、そう簡単にはいかないと私は見ております。そこで、伯爵様には、その場に行っていただき、遠くからその戦いを見守っていただきたいのです……」
「ほお、それだけでいいのか?」
「はい。そして、勇者の弱点を報告していただきたいのです。ふふ……もちろんチャンスがあれば、背後から勇者を暗殺していただけるなら、なおさら結構ですわ。そうなれば、あなたは一躍、魔王軍の最高幹部に昇進されるでしょう」
伯爵は唾を吐きたくなったが、ぐっとこらえてゆっくりと頷いた。
「分かった。やってみよう。その時が来たら連絡してくれ」
ベルシアとブコは満足の笑みを浮かべて立ち上がった。
「お忙しい時にお邪魔して、申し訳ございませんでした。でも、とても有意義な時間でしたわ。では、ごきげんよう」
二人は、伯爵との約束を取り付けると、そそくさと帰路に就いた。
伯爵は、窓から二人が去っていくのを見つめながら、ギリッと牙を噛みしめた。いよいよ、自分もこの国を、そして世界を守るために何かする時が来たという思いが沸き上がってきた。それは、これまで永らえてきた命が尽きる可能性も考えねばならないことだった。
「ふ……私は何を恐れているのだ……神に背いた日から、よくぞ今日まで生かしてもらった……もう十分だ。せめて、最後は神のためにこの命を使おうではないか」
真祖吸血鬼の男は、かつての愛する家族の姿をおぼろげな記憶の中に追い求めながら、赤い瞳を空へ向けた。
新魔王になったオーガ・エンペラー、ザメロスは、ようやく魔物の各種族の中でうごめいていた反乱の芽をすべて摘み取り終えて、次の人間界への侵攻、そして世界征服への準備段階に入っていた。
元来、彼は頭で考えるタイプではない。圧倒的な力で、他を従えながらここまで伸(の)し上ってきた。
だから、側近には頭を使うタイプの者たちをそろえ、いろいろな段階での作戦を奏上させてきたのだ。これまではそれが功を奏して、順調に進んできた。
ところが、ここにきて、側近たちの意見の対立が目立ってきた。いや、もともと彼らはあまり仲が良くなかった。魔王のためという共通認識によって、何とか協力し合ってきたのである。
中でも、対立の中心になっているのは二人の魔族のリーダーだった。一人は、アンデッドの軍団を率いるネクロマンシーのべリシアで、彼女にはゴブリン軍団の長ブコが側近として付いていた。もう一人は、リザードマンの族長ガルスで、盟友はオーク軍を率いるラグロだった。
この日も、デッドエンドの魔王の城である巨大な洞窟の中の一室で、魔王軍の幹部が集まり、今後の計画について話し合いが行われていた。
武闘派のガルスは、すぐにでも、長年の宿敵であるガーランド王国に攻め込み、これを滅ぼしてから一気にオルドア大陸全土に侵攻するべきであると主張した。
「……もはや、我々に逆らえる人間の国などありません。魔法様、今こそご決断を」
ガルスのいつもの威勢のいい主張に、賛同する幹部たちが気勢を上げた。
「お待ちください。これまで何度も申しておりますが、勢いに任せた無謀な突進は、必ずや小賢(こざか)しい人間どもが掘った落とし穴に足元をすくわれます。まずは、人間どもを弱体化させ、抵抗する力をそぐことが急務。魔王様、どうか賢明なるご決断を」
策謀派のべリシアが声を上げ、少数派ながら、ゴブリン、コボルトなどの代表が甲高い賛成の声を上げた。
魔王ザメロスとしては、心情的には武闘派の意見に賛同していた。虫けらのような人間たちなど、力と恐怖で蹂躙すれば、ひとたまりもないだろうと高をくくっていた。だが、これまで、魔王になる過程で、べリシアの策略には何度も助けられてきた。だから、彼女の意見をむげに退けるわけにもいかなかったのである。
「それに、昨日、私の手下が気になる情報を掴んでまいりました……」
「ほお、どんな情報だ?」
「はい…プロリア公国に、〝勇者〟がうまれたという神託が下ったそうでございます」
べリシアの言葉に、部屋の中は騒然となった。
「何っ、勇者だと? それは確かな情報だろうな?」
片肘を突いて半分眠りかけていたザメロスは、体を起こしてべリシアに問うた。
「はい。ガーランドの国中にその旨が公布されていたそうでございます」
「魔王様、ご心配には及びません……」
ガルスが、べリシアを憎々し気に睨みながら言った。
「勇者と言えど、たかが人間一匹。おびき出してもらえれば、我らリザード族が必ずや討ち果たして御覧に入れましょう」
「愚かな……」
べリシアが小さな声で吐き捨てるようにつぶやいた。
「ふうむ……では、こうしようではないか。その勇者とやらがどれほどの者か、一度、ガルスの言う通りにおびき出して、戦わせてみよう。それ次第で、次の作戦を考える。それでどうだ?」
「ヒヒヒヒ……御意にございます」
「は……承知いたしました」
ガルスは自分の意見を採用されて上機嫌で、対照的にべリシアは失望したようにうなだれながら了承した。
♢♢♢
「べリシア様、いかがなさいます?」
会議が終わって、それぞれの居城へ帰る道すがら、ゴブリン族の長老ブコがべリシアに問いかけた。
「ふん…脳筋のバカは放っておいても、いずれ自滅するだろうさ……ただね、心配なのは魔王様の方さ……」
「ザメロス様が? それは、なぜでございますか?」
ベルシアはため息を吐いて口ごもっていたが、やがて低い声でこう言った。
「ブコ……これは口が裂けても漏らすんじゃないよ。あたしらは、次の魔王候補を見つけておくべきだと思うよ」
それを聞いて、ブコは驚いて立ち止まり、辺りを見回しながら声を潜めた。
「め、めったなことを言わないで下され……ふう、心臓が止まるかと思いましたわい。しかし、ベルシア様の予想は、これまで外れたことがありませんからな……ふむ、新しい魔王候補か……それこそ、ベルシア様がふさわしいのでは?」
「あはは…よしとくれ……あたしは上に立つより、裏で魔王を操る方が好きなのさ。それが、長生きのコツというものなのさ」
「フヒヒヒ……確かに、その通りでございますな」
「まあ、とりあえずは、こっちはこっちで動くしかないね」
「了解しました」
魔王軍の中の唯一の知能派の二人は、夕暮れの赤い光の中を、暗い森を目指してゆっくりと歩いていった。
そんな二人が、ヒューイット公国に姿を見せたのは、それから三日後のことだった。彼らはヒューイット伯爵の城を訪れ、伯爵と面会した。
「今日はやけに早かったな」
伯爵は窓を閉じ、ランプの穏やかな光に照らされた応接室で、不快さを隠そうともせずにそう言った。
「ふふ……前回の轍(てつ)は踏みませんわ。それなのに、伯爵様は相変わらずご機嫌がよろしくないようですわね」
「……いや、特に機嫌が悪いわけではない。私は普段からこうした顔でな。その証拠に、ちゃんとそれなりのワインを出しただろう? それで、用件は何だ?」
「ほらほら、そんなところですよ。ふふ……せっかく仲間になったのですから、もっと和やかにまいりましょうよ」
伯爵は〝仲間になったつもりはない〟と怒鳴りたくて、喉まで出かかったが、ぐっと飲みこんで言った。
「これでも和やかに話しているつもりだが? 忙しい身でな、この後も予定があるのだ」
「それは失礼しました。では、今日お伺いした理由をお話ししましょう。伯爵様は、わが主ザメロス様がオーガ・エンペラー、つまり魔王になられたことはご存じですわよね?」
「ああ、風の噂で聞いた……」
伯爵はうそをついた。本当は、使い魔を使って入念に情報を調べさせており、魔王の誕生もかなり前から知っていたのだ。
ベルシアは微笑みは浮かべたまま、真剣な目になり背筋を伸ばした。
「では、盟約通り、魔王様のために協力していただけますわね?」
「中身次第だな。協力はするが、全面的な服従は、魔王が世界を征服した後、と言ったはずだ。リスクが大きすぎる協力はできかねる」
「はい、承知しております。なに、簡単な仕事ですわ。ふふ……」
ベルシアはそう言うと、伯爵への依頼を説明した。
「……近々、魔王軍の幹部の一人、リザード族のガルスがガーランド王国に攻め込みます。これには、他の魔王軍もかなりの数助成するはずです。狙いは、プロリアに生まれたという勇者をおびき出すこと……」
ヒューイット伯爵は内心動揺した。それは、魔王軍が早くも勇者の誕生を聞きつけていたことと、勇者をおびき出してどんな策を用いるのか、不安を覚えたからである。
ベルシアは、伯爵の心の動揺を見透かすように、少し口元に笑みを浮かべながら続けた。
「……ガルスは、おびき出した勇者と戦って勝つつもりですけど、そう簡単にはいかないと私は見ております。そこで、伯爵様には、その場に行っていただき、遠くからその戦いを見守っていただきたいのです……」
「ほお、それだけでいいのか?」
「はい。そして、勇者の弱点を報告していただきたいのです。ふふ……もちろんチャンスがあれば、背後から勇者を暗殺していただけるなら、なおさら結構ですわ。そうなれば、あなたは一躍、魔王軍の最高幹部に昇進されるでしょう」
伯爵は唾を吐きたくなったが、ぐっとこらえてゆっくりと頷いた。
「分かった。やってみよう。その時が来たら連絡してくれ」
ベルシアとブコは満足の笑みを浮かべて立ち上がった。
「お忙しい時にお邪魔して、申し訳ございませんでした。でも、とても有意義な時間でしたわ。では、ごきげんよう」
二人は、伯爵との約束を取り付けると、そそくさと帰路に就いた。
伯爵は、窓から二人が去っていくのを見つめながら、ギリッと牙を噛みしめた。いよいよ、自分もこの国を、そして世界を守るために何かする時が来たという思いが沸き上がってきた。それは、これまで永らえてきた命が尽きる可能性も考えねばならないことだった。
「ふ……私は何を恐れているのだ……神に背いた日から、よくぞ今日まで生かしてもらった……もう十分だ。せめて、最後は神のためにこの命を使おうではないか」
真祖吸血鬼の男は、かつての愛する家族の姿をおぼろげな記憶の中に追い求めながら、赤い瞳を空へ向けた。
185
あなたにおすすめの小説
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる