推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる

ケイちゃん

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旅立ち編

第八話 奴隷

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 城内には他国からのお客人を接待する部屋がある、中央には机、人数分の椅子だけが設置されており、近い間隔で対談出来るような部屋作りになっている。
 その場所にパーティーの三人が座っており、クロムとテレサ女王の到着を待っていた。不安と心配が積もり誰も言葉を発しない状態が続き、誰もが心の中で「重たい…」と口にした。

「あの…皆さん。」

 初めてこの場で口を開いたのはコハクだった、彼女はその勢いまかせに淡々と話を始めた。

「クロムさんと旅…続けられるんでしょうか?」
「わからない…今回ばかりは。生かすかあのままか、女王が決める事だ。」
「そうですね、今は女王の判断に従うしかないです。」

 アルノアとレズリィには少し心配な部分があった。クロムと女王の最初の対面であんな事があった以上、友好的に済ましてくれるとは思えない。もしクロムに何かあれば即刻ルカラン王国に帰還だろう、それだけは避けたかった。

「ああ…ロゼッタ女王になんて報告するんだよ。クロムがルーナ城でやらかして拘留されましたなんて、ルカラン王国の恥さらしだぞこれ。」
「せめてクロムさんとテレサ女王の関係が友好的になってくれたら…」

 頭を抱えながら天を仰ぐアルノアと祈るように手を合わせてうつむくレズリィ、二人はクロムが無事に戻って来れればとそう考えていたが、過去のクロムの行動を思い返していると同時に心の中で同じ考えがよぎった。

「「嫌な予感しかしない…。」」

 ガチャ…
「待たせたなお前達。」

 部屋の重い空気を吹き飛ばすかのようにテレサ女王がクロムの胸ぐらを掴みながら入ってきた。後ろから息を切らした苦しい表情をしたクロムを見る限り、ここまでこんな姿勢で歩かされたのだと三人は理解し困惑したような表情を見せた。

「女王、まさかこれ縛られた状態で皆と話すんですか?なかなかしんどいんですけど…」
「駄目だ、お前はまだ危険である可能性が0になった訳ではないからな。そのまま話せ、さっきもやっていただろう。」
「だからそれがしんどいって言ってるんですけど…。」

 俺はため息混じりに呟き、諦めたかのような困り顔を全員に見せた。
 そんな他愛もない会話によりアルノアとレズリィが心配していた関係性の問題がどんどん薄れていったが、逆に妙な緊張感が湧き出てきた。

「なんだか…遠い感じだと思ってましたが、いつの間にか近しい関係になってますね。」
「あっ…ああ。頼むからこれ以上刺激しないでくれ、こっちの胃がもたない…。」

 結局、クロムが女王に処罰される可能性を持ったまま女王との会談が始まる。
 俺は身動きが制限されてる身体で必死に椅子を出し手前の席に座る、片側にはパーティーの三人、もう片方には独りテレサ女王が座る。女王は足を組みながらこちらに目を合わせて話題を告げた。

「さて、それじゃあ聞かせてもらうか?帝国の情報を入手するという事が、これからの事と私達の国の歪さにどう繋がってくるのか。」

 長い話になる…俺は息を整えて頭の中で話の整理をした。悪魔のことや奴隷売買、これからの事まで言いたい事はいっぱいだ、でもまず伝えなきゃいけないのはこの話題だろう。
 俺は女王が座っている場所に首を傾け話題を切り出した。

「まず言いたい事は、なぜ俺が商人の鍵を盗んだかですが、俺はここで奴隷となる人間を売り飛ばして金にしているのを知っていました。」
「奴隷を売り飛ばすって!?」

 突然の衝撃発言に驚いて、レズリィは説明を求めるよう目を見開いた表情で訴えてきた。

「落ち着けレズリィ、別にこれは悪い事じゃない。そうですよねテレサ女王?」
「勇者の言う通り、私達が言う奴隷とはここで重犯罪を犯した者達の事を言うのだ。ずっと檻の中に閉じ込めていても奴らが反省するとは思わない、だから私達はそいつらを利用することにした。他国に売って肉体労働をするための労働者としてな。」

 俺が突然振った奴隷売買の話をすらすら答える女王、絶対的な自信を持ってるような話し方で身じろぎもしない。
 レズリィはそんな女王を見て奴隷の待遇について質問をした。

「それって、重犯罪者達を更生するために働く場所を与えてるという事ですか?」
「お前は優しいな、奴隷達がそんな待遇を受けられると思うか?一度その烙印を押された者に安寧の日など訪れない。人間より下に見られるというのがどれほどの屈辱か、どれほどの苦痛か、普通に暮らしている者にはわからないだろうな。」
「そう…ですよね。」

 わかりきっていたような返答に、レズリィは悲哀な声色を出し自身の勢いを失いながら座り込んだ。
 女王は感傷せずに話題の続きを切り出した。

「話がずれたな、鍵を盗んだ事とこの話にはなんの関係がある?」
「女王、俺は奴隷達を商品として売り飛ばすことを防ぐために鍵を盗んだんじゃないです。商人達にこれ以上好き勝手させないように盗んだんです。」
「なんだと?」

 女王の表情に少し変化が表れた、少し眉をひそめ自分の解釈とは違う疑問をぶつけるかのように圧を出してきた。

「少し例え話をします、奴隷売買での取引額が1000エルカとしましょう。これを三人売ると手元に入ってくるのは3000エルカ。そこに商人達とこの国で報酬金が分割される、大体3対7ってところですか。」
「そこまで知ってるのか…さすが未…予知魔法の効果だ。」

 女王の発言に少し戸惑ったが、どうも…と震えた笑みで返答した後、続きを話した。

「報酬金の分割は必ずこの国で行われる、だから途中で盗みなんかで騙して多く得る事はできない。必ずこの国が受け取れる利益は一定、それが皆が思う奴隷売買の表の話。だけど本当はそうじゃない、最近になってから利益が商人のほうに多く受け取れるよう移り変わっているんです。」

 その話に女王は待ったをかけるよう手のひらをこちらに向けて伸ばした。

「そんな事はない、私自ら売買国との取引交渉に、報酬の分配にも目配りしている。私の無許可では売買交渉はできない、だから現在に至るまで商人がより多く報酬を貰うことも、この国の利益が一切ズレる事はなかった。」
「そうです何もなかった、逆にそれを利用されたんですよ。この国が手に入れる利益分だけ渡せばいいと奴らは考えたんだ。」

 俺の説明にアルノア達は首を傾げる。

「この国の利益分だけ渡す?別に規定通りの利益分もらってれば何も問題は…」

 アルノアの話を遮るかのように女王は話を切り出した。

「なるほど…お前が言いたいのは密売だな?」

 密売…その衝撃の単語に全員が女王に注目した。

「私達に内密で奴隷達を売ったとなればその分の利益はすべて商人がもらうことができる。だが証拠もそういった動向もない、私達も衛兵に見張り役としてついているが商人達に怪しい行動は見られなかった。」

 女王は目を閉じながら考えるよう口元に手を添えた、アルノア達もその話に注目し色々な予想が挙げられた。

「もしかして騙されてるっていうのは、衛兵達がそちら側についたという事では?内緒で嘘の報告をしていたのなら秘密裏に動く事は出来るはずです。」
「それは多分無理だ、女王もこれに関わってるのなら怪しい怪しくない関係なしに思考を透視されれば見つかるのは必然だろ。」

 女王は三人の予想に耳を傾けず、これまでの商人との行動を思い返していた。

「衛兵達の頭の中にはそういう怪しい行動を考えている奴はいなかった。誰かに唆されたりここに来るまでに何か起こった事があるようなら自身の記憶に鮮明に残るはずだ、私の前では嘘偽りは効かない。」

 衛兵達は潔白だと確信する女王だが、まだ根本的な疑問が残っている、どうやって何を密売していたかだ。
 女王は予想で話を膨らませる三人を落ち着かせ、クロムに密売の内容を切り出した。

「お前が密売だと思う根拠はなんだ?商人達は何をどうやってこの国から運んでいる?それも知っているのか。」

 皆が俺の方に注目する。俺は密売の方法を商人達の目線で話をした。

「奴隷達といっても数に限りがある、密売をするために多く人間を取ってしまえば管理している衛兵達にバレてしまう。それに商人達も無断で売買する事は出来ない、ルーナ城との交渉なしで取引すれば必ず話の矛盾が生じる、捕まって終わりってことだ。ここから当てはめられるものをまとめると、商人達が行っている密売というのは…」

 一呼吸おいた後、俺は人生で言うことがないような非道な言葉を口にした。

「使える人材を捕まえて売買交渉の際に一緒に売り飛ばすという事です。」

ガタッと目の前の机をぶつける音を立てながらパーティーの三人は驚きのあまり立ってしまった。

「なんて事を…!」
「じゃあ…じゃあ…!もともと犯罪者でもない一般市民が奴隷にされて売り飛ばされてるって事ですか!?」
「ちょっと待て、人を売るとはいえどうやって他国に運び出すというんだ?当然馬車の中には衛兵が見張りでついている、無許可で追加の一人を乗せる事などできるはずがないだろ?」

三人は驚きの勢いで幾つもの疑問をぶつけてきた。無理もない…水面下で誰かが拉致られて売り飛ばされているなんて考えたくもないだろう。

「アルノアの言うとおり、見張り役がいる中で人間を隠すなんて無謀だ。でも衛兵達が見ているのは奴隷だけだとしたらどうだ?木箱の中に捕えた市民を入れて、食料が入ってると嘘をついて乗せる事だって出来る。」
「でも木箱なんて大の大人が入る大きさとなったら逆に怪しまれませんか?食料だけでそんなに大きな箱は必要ないだろうって。」

そう、犯罪者だろうが一般市民だろうが人間を箱に運べばその奇妙な大きさでバレてしまうのは必然。だから奴らは人間じゃなく別なモノをそこに入れたんだ。

「子供のような小柄な体型なら小さな箱で容易に済む。中に縛られて眠らされているのなら隠して持ち込む事だって出来る。」
「馬鹿な、子供を売るだと?何の知識も持ち合わせていない幼い者を売っても何の得にも金にもならないぞ。」

子供という単語に食いつきすぐに反論した女王、彼女の表情が最初の時と比べて余裕のある笑みから焦りと憤りの感情へと少しずつ変化しているように感じた。

「いますよ…小柄な体型で、大人と同じくらいの知識と力を持っている人が…」
「それは…」

場の空気が一気に静かになった、密売されてる人間の特徴など聞きたくないけど知りたいという感情がひしひしと伝わってくる。
俺はそんな空気の中で奥にいるコハクに目を合わせてこう告げた。

「例えば…獣人族とか。」
「えっ…。」

驚きのあまりコハクは豆鉄砲を食らった鳩のように棒立ちになった。他の皆も合わせてコハクの方を振り向いた、アルノアとレズリィは何故という単語が頭の中を巡り、コハクにかける言葉が出なかった。

「私のような…仲間が…売り飛ばされ…。」

呆然としているコハクは意識の中で、過去の記憶がぽつりぽつりと泡のように浮かび出てきた。
彼女がここの国に来て、冒険者達の手伝いで働いていたこと。派遣で活動していた獣人が私以外にもいたこと。その獣人の仲間は冒険者と旅に出たという理由で派遣仕事を退職する人が多かったこと。
その刹那、彼女の全身を血の気が凍るような戦慄が貫いた。気にもしなかったあの言葉がふと違和感を感じクロムに尋ねた。

「クロム…さん。私と商人が揉め合う時…ありましたよね…。」
「あっ…ああ。いかにも殺しかねない状況だったからかなり危なかったよな。」

違う…コハクはあの時の商人に対する怒りを表している顔じゃない、何かを思い出し、すぐに口に出したいような切羽詰まった緊張感を持った顔だ。彼女は口をぱくぱくさせ、乾いた掠れ声で俺に伝えた。

「あの時…あの商人…私に向かって聞いてきたんです。お前…なんでここにって、おかしいじゃないですか。お互い初対面なはずなのにまるで私を初めから知ってるみたいに…。」
「……!」

俺はコハクの証言に恐怖心を感じた、ゲームのシナリオではそんな話はなかった、コハクも商人達に目をつけられていたという事に驚きを隠せなかった。だったら話すのは早かったのかもしれない、俺は彼女に恐怖心を植え付けてしまったのかもしれない…。
言葉も表せない俺とは対照的に、隣に座っている女王は顔を少し下に向けながら獣人族の密売について淡々と語っていた。

「ふむ…そうか、獣人族なら人間よりも力がある、一人だけでも私達が取引する奴らの何倍にも稼ぎがでる。体型も10~15歳程度の小柄も多い、隠して運び出すならうってつけということか。」
「あなた…!コハクさんの…」

 コハクが置かれている絶望に同情することなく、ただ合致する点をまとめ上げ理解する女王。人の心も無い女王にレズリィが叱ろうと彼女が座る場所を振り向くが…
ギリッギリッ…
女王は手の甲を額にのせながらうつむいていた。口元からは歯をギリギリと音を立て悔しさの表れを見せた。
女王はようやくあの言葉の意味を理解した、玉座の間でクロムが彼女に言い放った無礼な言葉…

(あなたとその下で働いている商人、ほんとうに同じものを見ているんですか?)

何度もその言葉が頭の中でこだまする。今までこんな経験をしたのは初めてだった。誰かに自分が見落としていたものを指摘されてしまったことは。いくら未来人と言った正体不明の人物から口にする話を信用しないと思っても、判断材料があるため完全に嘘だという根拠もない。

「ぐっ…こんな事が…」
「テレサ女王、まだそうだと決めるのは早いです。」

俺はうつむく彼女にこれはまだ予想の範囲だという事を伝えた。実際、これが本当に起きているという事を今の彼女に伝えればトドメを刺すような形になってしまうだろう。

「俺は予知魔法を使ってこのルーナ城の歴史を見ただけです、実際本当に起きているかどうか俺には判断出来ません。証拠がないんですから。」
「ぐっ…わかっている…私だってわかっているんだ!」

そう叫ぶと、彼女は拳を机に叩きつけた。彼女の悔しさは皆に伝わるが、一番この話に悔しさを共感出来ないコハクが両手を机に叩きつけ、女王にその理由を話した。

「どうして…どうして悩む必要があるんですか!?私の仲間が売り飛ばされているんですよ!あの商人からは私達同族の匂いがしました、この話の信憑性はかなり高いです、だったら即刻この制度を廃止すべきなんじゃないんですか!」

自身の同族が危険な状態にある事、そんな状態でも女王は奴隷売買を廃止しない事に怒りを感じるコハクだが、そんな彼女に待ったをかけたのは隣で腕を組みながら現状を整理するアルノアだった。

「コハク…世の中そう上手くいかないんだ。」
「何故ですか!?」
「犯罪を犯した人間の更生という目的で始めたこの奴隷制度、悪も滅べば金も手に入る、そして他国でもその奴隷の働きによる成果も挙がっている。今ここでその制度を廃止したらどうなる?」

アルノアの質問に俺は答えた。

「稼ぎも無くなれば、制度を廃止した理由に他国からの信頼も無くなる。国ぐるみで起こってるんだ、悪手だけじゃ治まらなくなるだろうな。」

成果も挙がっている中で急に廃止なんてすればその国との関係性は悪化する、しかもその原因がこっちの不始末だなんて知られればルーナ城の格が落ちる。いや、もっと最悪な場合だと…

「このまま俺達がこの奴隷売買の核心を突けば、ルーナ城は衰退する。」





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